最新作41

2009年9月5日より

「黒猫」

猫の目は垂直の棒なのだが、左に傾いて見えるものと右に傾いて見えるものがある。

「六角氏の動揺」

列が左右に動いて見える。

ちなみに、戦国時代の近江の六角氏の家紋は六角形ではなく、菱形4つの「隅立て四つ目結」とのこと。

「あめあられ」

メガネを上下させると、内側の領域が左右に動いて見える。

「ニセフレーザー渦巻き」

同心円が渦巻きに見える。

フレーザー錯視の渦巻き錯視に似たニセモノ

「胃炎の不動明王」

顔の部分が動いて見える。

「ピロリ菌消失錯視」

目を自由にして眺めていると、水色の錯視的同心円が見えるが、中央の赤の十字を見ていると、それらが消えて見える。

追伸　めがねをかけている人は、めがねを上下すると、胃が動いて見える。

「クロアゲハ」

水色のドット4つを同時に知覚することは困難な図形。

「周辺チラチラ錯視」

円内のプラッドパターンがチラチラして見えるが、中心視で見るとチラチラして見えない。

「宇宙から見たオーストラリアと赤い砂嵐のオーストラリア」

オーストラリア部分は物理的には同じであるが、左のオーストラリアは赤く、右のオーストラリアは青く見える。色のアンダーソン錯視による。

Anderson, B. L. and Winawer, J. (2005) Image segmentation and lightness perception. Nature, 434, 79-83.

Wollschläger, D. and Anderson, B.L. (2009) The role of layered scene representations in color appearance. Current Biology, 19, 430-435.

ひとりごと　2009年9月23日、シドニー周辺を赤い砂嵐が覆いかぶさったという（ニュースの例）。北岡は学会（AIC2009）のため9月27日にシドニー入りの予定である。着陸できるのだろうか。観光予定のブルーマウンテンズはレッドマウンテンズ？ <2009年9月25日>

「ベン図」

黄色い部分を周辺視で見ると小さく見える。

ベン（Ben）が他の画像でこの効果を指摘したので、わかりやすい図形を作成して、本人の了解を得てこのタイトルにした。

「はらぺこあかむし」

各円盤は時計回りに回転して見える。

「うつぼ」

一番上と一番下のうつぼは右に、中間の2匹は右に動いて見える。