知覚心理学
2007年度 前期開講・金曜3限・清心館507
注・このページは大学の公式ページではありません。公式ページはオンラインシラバスです。
2007年4月12日より
シラバス
週 | 講義内容 | ダウンロード資料 | その他 |
1 | ガイダンス | 「立命館の錯視」 視覚学会の発表原稿 |
動く錯視の分類 立命館心理学の傾き錯視 配布プリント 北岡明佳 (2007) 文字列が傾いて見える錯視 言語, 36(2), 4-5 トリビアの泉に出てきた錯視 立命館湖 この講義のオンラインシラバス |
2 | 幾何学的錯視(形の錯視) | 幾何学的錯視(形の錯視)一覧 錯視いろいろ |
錯視の科学ハンドブック |
3 | 幾何学的錯視(形の錯視) 明るさの錯視 |
明るさの錯視の一覧 | DoCoMoのフィック錯視を考える。 お墓錯視 |
4 | 恒常性 | 山が大きく見える錯視 | 明るさの恒常性の例(北岡の錯視クイズ) 明るさの恒常性の例(Adelson先生のページ) 錯視的階段状ゲルプ効果 色の恒常性の例(Purves先生のページ) 色の恒常性の例?(酒井の色対比) 色の恒常性の例?(北岡作「ドラゴン」) 色の恒常性の例?(北岡作「馬」) |
5 | 恒常性 |
透明視 |
「投稿論文の書き方」講演会のお知らせ 心理学研究編集委員長を務められた大山先生に、投稿論文の書き方についての簡単な講習をしていただきます。 5月31日(木)午後4時半から 立命館大学 敬学館 263 にて 元東京大学・日本大学教授 大山 正(ただす)先生 (当講義の参考書の著者です) 当日は資料配付をいたしますので、参加者の方は事前に連絡してください。また、終了後、18:30くらいから懇親会を行いたいと思います。事前予約のため参加者のかたは 都賀美有紀さん gr 012051@lt.ritsumei.ac.jp (grと012051の間のスペース(全角で1つある)を取って送って下さい。迷惑メールが都賀さんに行かないよう、皆様にはこのような面倒をおかけしております。) まで以下の内容をご連絡ください。 5/31の会 講演会に参加する しない 懇親会に参加する しない |
6 | ゲシュタルト心理学 |
- |
よい連続の要因の例 図地反転の例 透明視の参考文献 Kitaoka, A. (2005) A new explanation of perceptual transparency connecting the X-junction contrast-polarity model with the luminance-based arithmetic model. Japanese Psychological Research, 47, 175-187. |
7 | ゲシュタルト心理学 図と地 |
- | 配布プリント 木村敦・大森馨子・車貞ミン・野口薫 (2007) Paul Klee におけるゲシュタルト知覚論と視覚芸術論の理論的類似性 日本大学心理学研究, 28, 7-20 の p.12 |
8 | 立体視 | 立体視 | ステレオグラムのページ お奨めステレオ本 ランダムドットステレオグラム簡易作成ソフト ランダムドットステレオグラム簡易作成ソフト2 |
9 | 色の知覚 | 色の知覚と錯覚 加法混色・減法混色 |
色立体視・進出色・後退色・膨張色・収縮色 |
10 | 色の知覚 2 |
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11 | 運動視とフーリエモデル | 静止画が動いて見える錯視 フーリエモデルの配布プリント |
仮現運動・運動残効など 静止画が動いて見える錯視の分類 空間周波数のプログラム |
12 | 統一補講日(7月7日) 「錯視の認知心理学」 試験範囲外です。 |
- | 認知心理学会独創賞受賞記念講演 |
13 | 聴覚の基礎 | - | - |
14 | 音声の知覚 | - | - |
15 | その他、まとめ | - | - |
教科書・・・松田隆夫著 知覚心理学の基礎 培風館 2000 (ISBN4-563-05643-X) 定価3500円 正誤表
以下、参考書・・・北岡明佳著 現代を読み解く心理学 丸善出版 2005 (ISBN4-621-07544-6) 定価2100円
通読できます。知覚心理学の内容は、知覚心理学(第6章)、感覚心理学(第7章)、心理統計学(第8章)、芸術心理学(第15章)に分かれて書かれています。ですから、この本は、心理学概論の仮面をかぶった知覚心理学の本と言えましょう。
北岡明佳 (2007) だまされる視覚―錯視の楽しみ方 化学同人
B6・196頁・定価1470円(本体1400円+税) ISBN978-4-7598-1301-2
脳科学の本ながら、知覚のことがしっかり出てくる参考書
藤田一郎 (2007) 「見る」とはどういうことか 脳と心の関係をさぐる 化学同人 ISBN978-4-7598-1307-4
藤田一郎先生(大阪大学教授)が、化学同人から好著を出版! 視覚について知りたければこれ、というべき書。 今までどうしてこのようなすばらしい本がなかったのだろう。 錯視の話題も多く、さらに「蛇の回転」のカラー図版入り(印刷がよくて、錯視量が多い)。 <2007年5月30日>
右は拙著
知覚心理学の辞書
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新編 感覚・知覚心理学ハンドブック | |
編者 | 大山 正・今井省吾・和氣典二 | |
判型・頁数 | 菊判・1784頁・挿図1000葉 | |
本体価格 | 50000円 | |
刊行年月日 | 1994年1月20日 | |
ISBNコード | ISBN4-414-30503-9 |
松田先生の「視知覚」と大山先生の「視覚心理学への招待」
このくらいは読みたい。
北岡明佳著 トリック・アイズ グラフィックス カンゼン 2005年
後藤倬男・田中平八編 錯視の科学ハンドブック 東京大学出版会 2005
後藤先生のこの本のHP 田中先生のHP(実物はもっと男前)
参考書 |
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資料の印刷はエプソンのインクジェットプリンタで最も適正に仕上がります。欲を言いますと、スーパーファイン紙以上の上質の紙(スーパーファイン紙・マット紙・フォト紙・写真用紙等)を使いますと、きれいに印刷できます(紙に合った印刷モードで印刷しましょう)。白黒モードかカラーモードかで仕上がりが異なる場合があります。レーザープリンタはトナーのむらが出ますし、紙が反りますのであまり良くないです(昔はレーザープリンタと言えば最高品質の代名詞でしたのにね)。
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