since December 12, 2007


2024年12月18日(水) 14:00-15:30 ミニ講演・錯視研究の紹介 青年会議所様御一行歓迎トーク 立命館大学大阪いばらきキャンパスにて
2025年1月21日(火)13:00~16:10 錯視のデザイン 芸術工学特別講義 名古屋市立大学芸術工学部
2025年1月か2月? 北陸方面
2025年3月初旬 錯覚ワークショップ
2025年3月8日(土)13:30~16:00 錯視いろいろ 奈良方面 (世界脳週間2024・奈良イベント)(予定)
錯視は種類が多い。幾何学的錯視(形の次元の錯視)をはじめ、明るさの錯視、色の錯視、運動視の錯視(実際に動く刺激の錯視と静止画が動いて見える錯視)についていろいろ紹介し、説明を試みる。
色の錯視(そのうち使おう)

色の錯視にはいろいろあるが、色の対比的な錯視と色の同化的な錯視の2系統がある。前者の代表例として、加算的色変換による色の錯視を取り上げる。一方、後者の代表例として、並置混色を解説し、ムンカー錯視を取り上げる。さらに、オストワルト表色系を並置混色に適用する新しい技法を紹介し、色の錯視を検討するとともに、さまざまな応用を考える。

(ファイル送付後、スケジュールの連絡のあったものなど)

共催展「ミュージアムde イリュージョン」 【前期】令和7年1月25日(土)~3月2日(日)、【後期】同年3月15日(土)~5月6日(火・祝)) 福井県立こども歴史文化館

 ナシ



 (発表に使った各ウェブページはこちら

2024年11月30日(土) ジャストローのジャストロー錯視について  日本基礎心理学会第43回大会(ポスター発表) 
同じ大きさのかまぼこ形(厚みのある弧)を2つ平行に並べると、弧の中心側に置かれたかまぼこ形が大きく見える。この現象はジャストロー錯視(Jastrow illusion)と呼ばれる。実際にはこれはジャストロー(Jastrow, 1892)が発表した錯視ではなく、ミュラー=リヤー(Müller-Lyer, 1889)が発表した錯視である。ミュラー=リヤー錯視(Müller-Lyer illusion)で有名なそのミュラー=リヤーなのである。今となってはその名称の修正は難しいだろうが、一方でジャストローがその錯視に名前を残すきっかけとなった類似の大きさの錯視(ジャストローのジャストロー錯視)も錯視研究においては重要な錯視であると考えられるので、本発表ではこの点について論じる。
2024年10⽉20日(日) 10時~16時 ポスター提示 AsiaWeek2024イベント
2024年10月28日(月)4限 並置混色とオストワルト表色系の融合 総合心理学コロキウム・立命館大学大阪いばらきキャンパス・AN110(たぶん)
本発表では、オストワルト表色系の考え方を適用した並置混色の新技法を紹介する。並置混色とは、適切な原色を空間的に並列に配置することで視覚的に混色を起こさせ、観察者にフルカラー画像を知覚させる手法である。今日のカラーディスプレーの大半はRGBを原色とした加法混色の並置混色を色表現の手段として採用している。本研究においては、オストワルト表色系の考え方を適用した新技法を並置混色に導入する。オストワルト表色系の考え方とは、あらゆる色は「白色量」「黒色量」「純色量」の合成比で記述できると考えるものである。具体的には、各色相における白色、黒色、純色をsRGBに準拠して定義した上で、それぞれの量の比を面積比として表示する。本技法の有用性について考察する。
2024年9月15日(日)13:45-15:15 「アクティブ・アウトリーチで知覚心理学を世に放つ!!」
日本視覚学会2024年夏季大会 プログラム
期 日:2024年9月14日(土)~2024年9月16日(月・祝)
場 所:日本女子大学 目白キャンパス 百二十年館B1,1F
2日目 (2024年9月15日日曜日)
13:45–15:15 セッション6(シンポジウム「実験室の外の知覚心理学」) 会場:12001教室
企画・司会:藤崎和香(日本女子大学)
アクティブ・アウトリーチで知覚心理学を世に放つ!!
北岡明佳(立命館大学)
漫画は視覚のワンダーランドォォォ!
上田彩子(日本女子大学)
2024年8月21日(水)14:30-16:00 いろいろな錯視とそのつくり方 はびきの市民大学 LICはびきの・3階・視聴覚室
錯視(さくし)とはいわゆる目の錯覚のことである。ある人が、対象の見えが「本当の」対象の性質とは異なっていることに気づき、それを興味深く感じた時、その現象を他の知覚とは区別して指し示すための概念・言葉である。錯視の見かけは人にやさしいのであるが、単なる知覚の誤りではなく、そのメカニズムも理解しやすいものとは言えない。本講座では、ある特定の錯視についてそのデザインをつくるということを通じて、錯視とは何かということの理解を深める。
(白鳥のイラストは、いらすとやのイラスト(https://www.irasutoya.com/2014/12/blog-post_605.html)を並置混色したものである。)
2024年8月6日(火)13:00-15:30 リビング子ども大学2024「5つの実験で錯視の世界へ フットステップ錯視からカードの奥行知覚まで」 立命館大学大阪いばらきキャンパス B棟2階 B275・276
2024年 坂井市龍翔博物館 「ミュージアム de イリュージョン 錯視とトリックアートの世界」 福井県立こども歴史文化館との共催
2024年7月28日(日)14:00-15:30 錯視の世界 坂井市龍翔博物館
2024年6月29日(土)か30日(日) オストワルト表色系の考え方を適用した並置混色の新技法 日本色彩学会第55回全国大会 九州大学大橋キャンパス
本発表では、オストワルト表色系の考え方を適用した並置混色の新技法を紹介する。並置混色とは、適切な原色を空間的に並列に配置することで視覚的に混色を起こさせ、観察者にフルカラー画像を知覚させる手法である。今日のカラーディスプレーの大半はRGBを原色とした加法混色の並置混色を色表現の手段として採用している。それらのカラーディスプレーでは原色のサブピクセルは肉眼では弁別できないほど小さいが、サブピクセルを弁別できるほどの大きさで表示しても、一定の範囲内でフルカラー画像は知覚できる。本研究においては、オストワルト表色系の考え方を適用した新技法を並置混色に導入する。オストワルト表色系の考え方とは、あらゆる色は「白色量」「黒色量」「純色量」の合成比で記述できると考えるものである。オストワルト表色系は回転混色盤を用いた継時混色で実現する色を想定しているが、本研究においてはこの考え方を並置混色に適用する。具体的には、各色相における白色、黒色、純色をsRGBに準拠して定義した上で、それぞれの量の比を面積比として表示する。本技法の有用性について考察する。
オストワルト表色系的並置混色による色の錯視の制作技法 オープンカラーラボ 日本色彩学会第55回全国大会 九州大学大橋キャンパス
2024年5月21日 19:00-20:30 色の錯視をデザインする 立命館アカデミックセンター講座
色の錯視をウェブ上で作る実習を通して、色の科学を講義します。たとえば、黒と白の縞模様から、どんな色でも作ることができます。それだけでも十分面白いと思って頂けると思いますし、その技術からいろいろな応用も考えられるところですが、本講座ではこの実習を通して色の知覚のメカニズムに迫ります。
2024年4月21日(日) 静岡科学館る・く・る
2024年 静岡科学館る・く・る 「20周年企画展「世界は『回る』でできている! みる・きく・さわるでグルグル展」
日 時 3月20日(水・祝)~5月6日(月・休)
    9:30~17:00(最終入館16:30)
場 所 9階 企画展示室
対 象 どなたでも
参加費 無料(別途入館料がかかります)
※企画展期間中はすべての小・中学生入館料無料!
申 込 当日直接会場へ
2024年3月26日(火)11:00-11:30 並置混色における加算的色変換の色の錯視 第53回知覚コロキウム 道後友輪荘・愛媛県身体障がい者福祉センター(松山市)
並置混色とは、適切な原色を空間的に並列に配置することで視覚的に混色を起こさせ、観察者にフルカラー画像を知覚させる手法である。今日のカラーディスプレーの大半はRGBを原色とした加法混色の並置混色を色表現の手段として採用している。それらのカラーディスプレーでは原色のサブピクセルは肉眼では弁別できないほど小さいが、サブピクセルを弁別できるほどの大きさで表示しても、一定の範囲内でフルカラー画像は知覚できる。本研究の発表者は、色や明るさの錯視の研究における必要性から、CMYを原色とした並置混色と、RGBCMYを原色とした並置混色を区別してきた。それらは、RGBを原色とした並置混色の加算的色変換で得られる。本研究においては、同様の加算的色変換によって色の錯視を作ることができることを示すとともに、ムンカー錯視やネオンカラー色拡散などの現象を考察する。
マクスウェルのスポット錯視とハイディンガーのブラシ 錯覚の創作・モデリング・解明とその応用展開 第18回錯覚ワークショップ 2024年3月5日(火)13:30-14:10 明治大学中野キャンパス 6階研究セミナー室 (講演に関連する自主展示の予定あり
http://cmma.mims.meiji.ac.jp/events/jointresearch_seminars/index_2023.html#008
マクスウェルのスポット(Maxwell’s spot)は、青いものが中心視では暗く見える現象である。黄斑が短波長光を吸収するために起こると考えられている。マクスウェルのスポットは青色LEDで容易に観察できるが、本発表ではPCディスプレーで観察しやすい刺激を報告する。特に、有機ELディスプレー(OLED)で観察しやすい。刺激は青と暗い緑の領域から成り、中心視で青は暗く見え、暗い緑は明るく見える。黄斑が青色光を吸収することだけがマクスウェルのスポットの原因であるなら、青が暗く見えるだけのはずであるが、暗い緑は明るく見えることから、何らかの反対色的な過程が関与していることが示唆される。
2024年2月4日(日)15:00-16:20 主観色研究の現在 (オンライントーク) ワークショップ「色独楽で遊ぶ --回転混色の研究史と新たな色彩教育の可能性(第二弾)」 日本色彩学会・色彩教材研究会
タイムスケジュール:
13:00開場
13:30開始 ワークショップ『色彩論のための回転盤』(ドレスデン工科大学「色彩論コレクション」創設者エクハルト・ベンディン作、2010年)体験(山根千明副主査)・「主観色」体験(北畠耀名誉顧問)
14:40-15:00 休憩 
15:00-16:20 オンライン講演「主観色研究の現在」(北岡明佳氏・立命館大学総合心理学部教授)
16:30-17:00 オンライン質疑、のち挨拶・閉会
2024年1月17日頃 マクスウェルのスポットの錯視 日本視覚学会2024年冬季大会
マクスウェルのスポット(Maxwell’s spot)は、青いものが中心視では暗く見える現象である。黄斑が短波長光を吸収するために起こると考えられている。マクスウェルのスポットは青色LEDで容易に観察できるが、本発表ではPCディスプレーで観察しやすい刺激を報告する。刺激は青と暗い緑の領域から成り、中心視で青は暗く見え、暗い緑は明るく見える。黄斑が青色光を吸収することだけがマクスウェルのスポットの原因であるなら、青が暗く見えるだけのはずであるが、暗い緑は明るく見えることから、何らかの反対色的な過程が関与していることが示唆される。ハイディンガーのブラシ(Haidinger’s brush)についても考察する。
2023年10月31日(火)19:30-21:30 現実科学レクチャーシリーズ・Vol. 40 「北岡明佳先生レクチャー」 (オンライン)
2023年9月20日(水) 色空間における色の錯視画像の画素の分布の検討 日本視覚学会2023夏季大会・あわぎんホール(徳島市)
色の錯視には色の対比的なものと同化的なものがある。本発表では、色の対比的な錯視(ターゲットの色が周囲の色の反対の色に色づいて見える現象)について取り上げる。強力な色の対比錯視としては、加算的色変換による色の錯視と、二色法による色の錯視がある。いずれも、色の恒常性現象として位置づけることができるが、透明視という観点から考えると、前者は半透明視的画像であり、後者は透明視的画像である。自然な画像の画素は、sRGBの色立体の全体に(偏りはあっても)分布しているが、これら2種類の色の錯視の画像の分布は、それぞれ特定の領域に押し込められているかのような形状となる。これらの知見の意味するところを検討する。
2023年9月20日(水) 蘆田宏・北岡明佳 ズームレンズによる速度知覚と錯視の錯覚 日本視覚学会2023夏季大会・あわぎんホール(徳島市)
2023年4日・5日 アドバイザー YPS2023
2023年8月11日(金)10:00~11:00 Research on visual illusions and its applications (invited as a Keynote speaker) 14th Biennial meeting in Nagoya of th Society for Applied Research in Memory and Cognition (SARMAC XIV)  名古屋ガーデンバレス・明倫
An illusion is a perception that is recognized to be different from the true nature of the object. In other words, illusion is a concept that involves the matching of perception and memory. If observers do not notice the discrepancy, any illusory perception is not an illusion. There is not enough research on when this matching process is triggered and the perception is recognized as an illusion, and when it is not triggered and overlooked as a mere perception. Moreover, illusions are often regarded as misperceptions, but they are not always functionally wrong. For example, some color illusions are manifestations of color constancy. In this talk, I will show a variety of visual illusions and discuss their potential applications.
2023年8月5日(土)13:00-13:40・8月6日(日)13:00-13:40 錯視で学ぶ見るしくみ 立命館大学オープンキャンパス・総合心理学部模擬講義 AN310教室
ものを見るしくみについて、お話しいたします。その手がかりとして、錯視を取り上げます。デモや工作をまじえて、わかりやすく説明します。
1. 古典的な錯視いろいろ
2. 静止画が動いて見える錯視
3. 乗り物のスピードが違って見える錯視
4. 白と黒の縞模様に色が見える錯視
5. 消える錯視
6. エイムズの部屋とベタ踏み坂
7. 明るさ変化による動きの錯視
8. 日常の役に立つかもしれない錯視
令和5年度文部科学省情報ひろば新庁舎2階エントランスにおける広報企画展示
タイトル「新しい錯視の発見と研究の進展」
企画組織名 立命館大学(組織窓口:研究部OICリサーチオフィス)
担当者 北岡明佳・高橋康介(ともに立命館大学総合心理学部教授)
場 所:文部科学省新庁舎2階 エントランス【Aゾーン】
期 間:5月29日(月)~7月11日(火)
設置日:5月23日(火)~5月25日(木)
報道発表:5月29日(月)14:00~
撤収日:7月12日(水)~7月13日(木)
企画展示の概要
 見て、聴いて、触れて、味わう。私たちはさまざまな感覚を通して世界を知覚し、認識しています。知覚心理学は、ものを見る仕組み、音を聴く仕組みなど、知覚と認識のありかたを研究する心理学の一分野です。立命館大学グラスルーツ・イノベーションプログラム(GRIP)の下、2022年度に始まった「知覚心理学 × 街づくり」プロジェクトでは、知覚心理学のノウハウを活用して、街なかのあそびゴコロを生み出すデザインの考案、検討、実証を行っています。具体的には、錯視や錯覚を含む知覚現象を使ったデザインを街なか(公園、食堂、カフェ)に設置し、そこで過ごす人々を対象とした調査、実証研究を実施しています。
 今回の企画展示においては、本プロジェクトに参画している錯視の大家・北岡明佳教授とプロジェクトリーダーの高橋康介教授による新しい錯視デザインを展示する予定としています。
<展示予定の錯視デザインについて>
 19世紀中葉に始まった科学的な錯視の研究は、IT技術の進展に伴い、20世紀末から再び新たな発見と発展の時代に入りました。今回の企画展示では、新しい錯視の発見とその研究の進展について、立命館大学の貢献を展示します。

2023年3月25日(土)10:00-11:30 錯視はかせの講演会 サイエンスセミナー 錯覚いろいろ ~錯視工作+錯視講演会~ 旭川市科学館 学習研修室 (定員 78人)

2023年3月3日(金)13:30~14:10 並置混色による色の錯視 第17回錯覚ワークショップ
色は適切な3色を選べば、混色によって多彩な色を表現できる。PC、スマホ、テレビ等のディスプレイでは、赤・緑・青(RGB)の3色を原色として、空間的に並置されたサブピクセルとして採用している(並置混色)。これらのサブピクセルは弁別閾以下の細かさで実装されているが、要素がわかるような大きさで表現しても、一定の範囲内であれば元の画像を知覚できる。この条件で、サブピクセルに他の原色を加法混色させるという新しい技法を導入することで、色の錯視のいくつかが説明できることを、本研究では明らかにする。
 2023年3月4日(土)10:05~10:55 Spatial color mixing and color illusions "The 4th International Symposium 2023 by the International Research Center for Color Science and Art" 東京工芸大学
Any color can be made from black and white stripes. In this talk, I will explain the principle of the color illusion based upon spatial color mixing and show how to make instances.
3月6日(月) sRGBで定義する色相・明度・彩度の色空間 (非公開)
2022年10月26日(水)20:00-22:00 Color illusions and others (not open to the public) on line
2022年9月26日(月)18:15~19:00 色空間と色の錯視 立命館大学認知科学研究センター第41回研究会
色の錯視は、文字通りいろいろある。それらの錯視画像の画素を色空間にプロットすれば、何か特徴的なことが見られるのであろうか。あるいは、色空間内の画素の分布だけから、その画像がどのような錯視を内包しているかを推定できるのであろうか。そういった問題を検討するために、本話題提供においては、色空間として、CIE Yxy、L*a*b*、MacLeod-Boynton、DKL、HSL、HSV、u'v'、L*u*v*を検討する。さらに、「輝度から計算する彩度」を定義し、新しい色空間「HCV」を提案する。この研究は途上であるが、暫定的結論としては、色空間を調べるだけでは、色の錯視の全貌は明らかにならないと考える。各種の色空間については、下記サイトを参照されたい。
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/color_samples.html
2022年6月4日(土)14:00~ 北岡明佳 先生 オンライン講座〜錯視の楽しみ方入門〜 化学同人 
2022年5月9日(月)18:00~19:30 色度図いろいろと色の錯視研究への応用可能性 北岡ラボ研究会2022年春学期・第1回
 2022年3月19日(土)13:30~15:00 錯視と色彩 日本色彩学会・第5回 色彩教材研究会オンライン講座
本講演では、色の錯視を検討することで、色彩を考える。通常、混色を錯視とは言わないが、並置混色であればいくらか錯視的であろうか。並置混色は加法混色だけであると考える人が多いと思うが、減法混色もあるし、それと加法混色を接続する中間的な並置混色もあることを示す。さらに、それらとムンカー錯視との関係を明らかにし、並置混色の中に加算的色変換による色の錯視(強力な色の対比の錯視あるいは色の恒常性の錯視)を実装できることを示す。
2022年3月2日(水)15:20-16:00 傾き錯視と同居する静止画が動いて見える錯視の探求 明治大学「現象数理学」研究拠点共同研究集会『第16回錯覚ワークショップ
ツェルナー錯視、ミュンスターベルク錯視(カフェウォール錯視)、フレーザー錯視といった傾き錯視には、静止画が動いて見える錯視が同居している。このことには、筆者は比較的初期に気づき、そのデモをいくつか作成したが、先行研究にそのような記述があることを未だ知らない。筆者は2000年頃までには、市松模様の角に星や丸を置くことで傾き錯視と静止画が動いて見える錯視が同居する錯視画像の作成手法を確立した。その静止画が動いて見える錯視の格段の強さゆえ、その系統の錯視(四色錯視、トゲトゲドリフト錯視、エンボスドリフト錯視等)ばかり注目してきたが、「古典的な傾き錯視の画像に、そこまで強力な静止画が動いて見える錯視は観察できないのはなぜか」という問いを置き去りにしてきた。この点を問い直すことで、筆者がシマシマガクガク錯視と呼ぶ別系統の静止画が動いて見える錯視の関与が見えてくるようになった。
2022年1月28日(金)12:30~13:40 パンダがかわいいのはなぜか―「縦長の目」におけるタレ目の研究・他 第39回コロイド・界面技術シンポジウム「感性を揺るがす界面化学:感覚の視覚化、感性工学の最先端」
錯視研究のおもしろネタを、いろいろ紹介する。タイトルにある「パンダがかわいいのはなぜか―「縦長の目」におけるタレ目の研究」は、2020年の日本顔学会で発表した顔の錯視の考察である。そのほか、色の錯視、運動の錯視、幾何学的錯視(形の次元の錯視)、立体視の錯視などを幅広く紹介する。自分で作れる錯視のウェブプログラムの解説も行う。
2021年10月5日(火) 14:00-17:00 「錯覚の科学」 品質評価技術研修「ヒューマンエラーをさまざまな視点から学ぶ」 地方独立行政法人 北海道立総合研究機構 ものづくり支援センター(工業試験場 産業システム部 人間情報応用 神生様ご担当)
2021年7月~9月 立命館大学・研究技術紹介「新しい並置混色とその応用」(その他、錯視の展示) グランフロント大阪・The Lab. みんなで世界一研究所 アクティブラボ 3階 「The Labアクティブラボ立命館大学ブース」(主催はOIC地域連携課)
 色は適切な3色を選べば、混色によって多彩な色を表現できる。PC、スマホ、テレビ等のディスプレイでは、赤・緑・青(RGB)の3色が原色として採用されている。それらを混色して色を作り出すことを加法混色と呼ぶ。一方、印刷では、シアン・マゼンタ・イエロー(CMY)の3色が原色として採用され、それらを混色して色を作り出すことを減法混色と呼ぶ。ディスプレイは、色を直接混ぜ合わせることはせず、微細なRGBの画素を空間的に並べることで、混色を実現している。このやり方を、並置混色と呼ぶ。一方、減法混色の並置混色については、あまり認知されていない。当研究室においては、減法混色の並置混色を明らかに示すとともに、加法混色と減法混色をシームレスに接続する中間混色とでも呼ぶべき新しい並置混色を実現している。これらを検討することで、既知の色の錯視の多くを説明することができるとともに、新しい錯視を導き出すことができる。
 ここでは、JR西日本の特急電車「パンダくろしお」の写真を用いたデモで説明する。一番左はRGB加法混色の並置混色の適用例で、黒い部分は黒一色、白い部分はRGBの縞模様となる。一番右はCMY減法混色の並置混色の適用例で、白い部分は白一色、黒い部分はCMYの縞模様となる。中央は新しい並置混色で、命名するなら「中間混色」といったところである。黒い部分はRGBの縞模様、白い部分はCMYの縞模様となる。これらのことから、同じRGBの縞模様でも、混色系の選び方次第で、白となったり黒となったりすることがわかる(CMYの縞模様も同様である)。このことは、「黒とは何か。白とは何か」といった問題を考える手がかりとなる。
 トマトのデモは「中間混色」の一変種である。トマトは青・黄・白(あるいはシアン色)の縞模様でできているが、遠くから見れば赤を知覚できる。これは色の恒常性(照明やフィルターに色味があっても、ある程度であれば元の色が知覚できること)の表れの一つである。
 これらの多様な並置混色の産業的応用については、鋭意検討中である。たとえば、明るい照明下で見る反射型ディスプレイにニーズがあった場合、減法混色の並置混色を採用すると輝度の高い見やすいディスプレイとなる可能性がある。これらの混色系は、継時混色(時間的に分割して原色画像を提示するフィールドシーケンシャル方式による混色。一部のプロジェクタのカラーシステム)においてもそのままあてはまることが確認されており、継時混色においても本研究の成果は応用できる。

2021年9月 フォーラム顔学2021 を立命館大学が主催(オンサイト開催を断念)

2021年9月 「「縦長の目」における表情」 フォーラム顔学2021 立命館大学
August 22, 17:00-(CEST) (August 23, 0:00-(JST)) "A Javascript program to create images of color illusion by histogram compression in RGB" ECVP2021 Showtime on line
An electronic image is made up of pixels whose sub-pixels are RGB. Each of RGB has a value of 256 gradations, where '0' means the darkest and '255' means the brightest. In most cases, an image of an object or landscape contains all gradations from 0 to 255 for each of RGB. When the range of those gradations is narrowed, color illusion is likely to occur. My demo is a Javascript program that creates color illusion by manipulating the range of gradations of each of RGB. Here I name this manipulation 'histogram compression.' Suppose you have an image of red strawberries. The R gradations of the image are compressed downward, say from 0 to 128, and the G and B gradations are compressed upward, say from 128 to 255. Then, pixels of red hue disappear, but the strawberries will continue to look red. This is a kind of color constancy phenomenon, but it is also a color illusion in the sense that objects appear to be reddish even though there are no red hue pixels. In my demo, I designed it so that you can try images of various colors. The demo (shown below) is available to anyone who has access to the web. Enjoy!
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/histogram_compression03b.html
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/histogram_compression-ECVP2021-ShowTime.html(本番用)
 2021年9月12日(日) 「新しい並置混色による錯視とVRへの応用」 第26回日本バーチャルリアリティ学会大会 立命館大学 online
2021年6月28日(月)4限(14:40~16:10) 「並置混色と色の錯視」 総合心理学コロキウム(オンライン?)
色は適切な3色を選べば、混色によって多彩な色を表現できることがわかっている。ディスプレーでは、赤・緑・青(RGB)の3色が原色として採用されている。それらを混色して色を作り出すことを加法混色と呼ぶ。一方、印刷では、シアン・マゼンタ・イエロー(CMY)の3色が原色として採用され、それらを混色して色を作り出すことを減法混色と呼ぶ。ディスプレーは、色を直接混ぜ合わせることはせず、細かいRGBの画素を空間的に並べることで、混色を実現している。このやり方を、並置混色と呼ぶ。一方、減法混色の並置混色は注目されてきておらず、心理学や色彩学の書籍に記述がない。本トークでは、減法混色の並置混色を明らかにするとともに、加法混色と減法混色をシームレスに接続する中間混色とでも呼ぶべき新しい並置混色を紹介する。これらを比較検討することで、既知の色の錯視の多くを説明することができるとともに、新しい錯視を導き出すことができることを明らかにする。
2021年6月27日(日) 「「肌色変換」による色の錯視」(Color illusion produced with ‘skin-colored transformation’) 日本色彩学会第52回全国大会'21カラーデザイン作品発表(CD-01, room B ポスターショートプレゼン:Bグループ) (オンライン発表)
任意の画像を適切に「肌色変換」すると、青い対象の全画素を黄色あるいはオレンジ色の色相に変換できるが、それでもその対象は青く見える。色の恒常性とも言えるし、色の錯視とも言える。静脈錯視(静脈は青く見えるが画素は青いわけではないという錯視)と原理は同じである。「肌色変換」のサイエンスと技術については、国際学会の講演および著書で既に発表しているが、一般にはもちろん、日本色彩学会の会員にも十分知られているとは言えないので、作品発表ではあるが、ある程度の分量の説明を付ける。 抄録のPDF
2021年3月26日(金)10:30~12:00 「色の錯視から見た色彩」 講座3:色覚とデザイン 『色覚を知ってデザインに活かす』・《日本色彩学会関西支部主催》 実践色彩講座2021 <大学の研究室から学ぶ色彩学の基礎と実践>(オンライン)・第1報 
「錯視は知覚の誤りにすぎないものなのか、あるいは何か機能的な(役に立っている)知覚の副産物なのか」という古くからある問題がある。どちらのものもあると考えるべきであろうが、後者を主張する場合は、実例を示す必要がある。本講座では、色彩の知覚システムにも加法混色系と減法混色系があり、それらの働きの副産物として、ムンカー錯視をはじめとする強力な色の錯視が観察できるという考え方を提示するとともに、それらの色の錯視の実践的応用の可能性を考察する。
2021年3月2日(火)15:40~16:20 「輝度変化による運動錯視(リバースファイなど)の再検討」 第15回錯覚ワークショップ(Zoom Webinar)
視覚刺激の一部の輝度が変化することで運動知覚が生じる現象がある。リバースファイ、ファイ、それらの組み合わせである4ストローク運動が知られている。4ストローク運動は、4コマの静止画の繰り返しであるにもかかわらず、刺激が一定方向に無限に運動するように知覚される錯視デモという感じのものである。本トークでは、4ストローク運動には3種類あることを示した Kitaoka (2010) の研究を紹介するとともに、輝度変化による運動錯視を再検討する。 アブストラクト(PDF)
2020年1月13日(水)13:20~ 「錯視の芸術工学」(予定) 名古屋方面
抄録: 錯視は単なる知覚の誤りではない。誤った(とされる)知覚のうち、特定のものが錯視と呼ばれる。特定のものとは、美しいものやおもしろいもののことである。このことは、錯視研究の黎明期から研究者の間では暗黙のうちに了解されていたと想像されるが、錯視研究はこころを「客観的」に科学する志向を持つ心理学とともにあったので、「美しい」とか「おもしろい」といった「主観的」な特性を前面に押し出して錯視を議論するという企画は多くなかったと思われる。これまで、錯視をテーマとする講演において、講演者は、錯視のもつ美的特性やエンターテインメント特性に触れつつも、錯視の現象とメカニズムの推定の話題を中心に喋ってきたが、本講演ではそれらの役割を逆転させてみたい。すなわち、本講演では、錯視のもつ美的特性やエンターテインメント特性およびその実践的応用可能性について論じてみたい。
 日本理論心理学会第66回大会(2020年12月7日(月)-12月20日(日)・オンライン) <理事会企画> 心理学理論の楽しみと有用性 講演1.「錯視とはなにか
錯視は知覚の単なる誤りなのか、あるいは何か意味があるものの副産物なのかを考察した。プレゼンに使用したウェブサイトはこちら → http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/rironshin2020.html
2020年12月10日(木) 「錯視から見た視覚のシステム」 東京大学大学院情報学環・エグゼクティブ・プログラム21(EP21)「新たな価値創造と社会的責任」
2020年11月26日(木) 「フットステップ錯視のレビュー」
フットステップ錯視(footstep illusion)とは、一定速度で動いている刺激の速度が、背景の縞模様と相互作用して、速く見えたり遅く見えたりする運動視の錯視(Anstis, 2001)である。フットステップ錯視は、運動する対象のエッジのコントラストに依存して知覚される速度が異なって見える現象であるという説明(Thompson, 1982)が有力である。それに加えて、Gregory and Heard (1983) が提案した幾何学的錯視、およびWade (1990) の隠し絵(hidden image)に類似した消失錯視によるポジションキャプチャとモーションキャプチャが重要な役割を演じていることを、本レビューでは指摘する。関連する錯視、たとえばキックバック錯視(kickback illusion: Howe, Thompson, Anstis, Sagreiya & Livingstone, 2006)、キックフォーワード錯視(kick-forward illusion)、でこぼこ道ドライブ錯視(driving-on-a-bumpy-road illusion)、リバーストファイによるフットステップ錯視(the footstep illusion based upon reversed phi motion)などを考察する。
2020年11月8日(日)13:00~15:00 「第12回錯視・錯聴コンテスト授賞式」 日本基礎心理学会第39回大会(オンライン)
概要:錯視・錯聴コンテストが始まって以来、初のオンライン授賞式を開催致します。錯視作品・錯聴作品の鑑賞とディスカッションは、オンラインとの相性はよさそうな気はしますが、やってみなければわかりません。皆様、お楽しみに。
「第12回錯視・錯聴コンテスト授賞式」の案内が、基礎心理学会から 出ました。 <October 28, 2020>
1. 参加費は、会員・非会員を問わず、無料です。
2. 参加には、会員・非会員を問わず、登録が必要です。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_DyLJ0p-RTU-0Yd9ZTVWvXQ
2020年10月3日(土)、4日(日) 「パンダはかわいいのはなぜか―「縦長の目」におけるタレ目の研究」 フォーラム顔学2020(日本顔学会大会)(オンライン発表
2020年7月9日(木)16:50-18:20 「錯視の心理学」 九州方面 (オンライントーク) 
リアルな開催は中止になりました。一定の条件のもと、学会発表等は成立とする予定とのことです。2020年6月27日(土)か28日(日) 「2種類の黄色誘導錯視とそれらを用いた錯視デザイン」 日本色彩学会第51回全国大会[京都]’20・京都工芸繊維大学松ヶ崎キャンパス
中止(延期)になりました。2020年6月25日(木) 「錯視から見た視覚のシステム」(仮) 東京方面
中止(延期)になりました。2020年4月4日(土) 日本顔学会25周年記念シンポジウム 「FACE 顔を知る・顔を楽しむ・顔で遊ぶ!」 東京大学大学院 情報学環 福武ホール
プロフィール: 専門は知覚心理学、特に錯視を研究している。錯視は単なる視覚性の錯覚(対象に対する知識と対象の知覚に齟齬のある知覚)というだけでなく、人々はおもしろいもの、ぐっとくるもの、美しいものを選択して「錯視」と呼ぶのだという信念から、錯視量の最大化と、よいデモの作成に、研究のリソースをつぎこみ続けている。その制作活動は研究用途であり、芸術を目指していないが、人に見せられるレベルまで錯視量およびデモの品質を上昇させたデザインに、芸術作品のような雰囲気が出てくるのは、この理由による。
中止(延期)になりました。 2020年3月3日(火) 「望遠画像において観察される錯視」 第14回錯覚ワークショップ 明治大学
奥行きのある風景の知覚の研究は、一般的には空間知覚・空間認知の研究分野であるが、錯視という認識の枠組みでのアプローチも可能である。本発表では、望遠あるいはズームによる撮影において見られる写真や動画に見られる様々な錯視(図1)を紹介し、そのメカニズムについて考察を行なう。それらの錯視として認識できる理由の一つは、観察者が奥行きのある風景をいわばフラクタルのように(画像を拡大しても自己相似形をしているように)認識する傾向にあることであると推察する。
中止になりました。 2020年2月29日(土) 午前 「Facebookの3D写真機能を用いた視覚効果」 第52回知覚コロキウム 新大阪ユースホステル
SNSの一種であるFacebookには、iPhoneのポートレートモード等で撮った写真を立体的に表示する機能が装備されている(facebook360, 2018)。この機能は、写真に適切な深度マップ(depth map)を適用することで、その写真を疑似的に(両眼立体視ではなく、運動視差による奥行き知覚を用いて)3D写真として見せる技法である。本発表では、いろいろな写真や錯視図形に、任意の深度マップを適用した時の視覚効果と、それらの応用について考察する。

文献
facebook360 (2018). 3D Photos Now Rolling out on Facebook and in VR.
https://facebook360.fb.com/2018/10/11/3d-photos-now-rolling-out-on-facebook-and-in-vr/ (2020年2月14日アクセス)
2020年2月23日(日)8:30-12:30 「錯視の工作」 愛媛大学ジュニアドクター育成塾(愛媛大学教育学部)
2020年2月20日(木)15:10~15:50 「錯視の産業応用への可能性」 ライフサイエンス分野課題解決型研究会 BIO×HARD tech Square アカデミックセミナー 「脳科学のビジネス応用」 京都リサーチパーク 西地区 9号館 5階 「Canopy」
錯視とは視覚性の錯覚のことである。錯視には、「おもしろい」という長所(?)があるが、「所詮は視覚の間違いである」として、その知見の応用可能性については、ほとんど検討されてこなかった。化粧などに錯視が応用されているという主張を聞くことはあるが、それらは既存の錯視の知見が応用された例というよりは、それぞれのアーティストが開発した視覚効果の後付け的説明であるように思う。本講演においては、錯視の知見を産業に真に応用する可能性を切り開くため、有望と思われるいくつかの錯視の情報を提供する。たとえば、色の錯視の研究の蓄積からは、限られた色の素材から、豊かな色を表現する技法について語ることができる。
"A variety of visual illusions"(仮) 第26回ディスプレイ国際ワークショップ(The International Display Workshops (IDW ' 19)) 特別講演(Special Talks)及び特別展示(Special Exhibition)
11月27日より29日までの3日間、札幌コンベンションセンター
1.Special Talks
・日時: 2019年11月27日(水) 18:30(予定)
・講演内容: Variety of Visual Illusionsについて 英語で20分間 (予定)

2.Special Exhibition 「Sensory Illusion」
・展示期間:2019年11月27日(水)~11月29日(金) (IDW '19の開催期間)
展示方法等、具体的な内容については別途。
錯視(さくし)は、字義的には視覚性の錯覚のことで、研究の歴史も古く、数多くの錯視が知られております。「錯視」の英語訳は "visual illusion" あるいは "optical illusion" ですが、英語の方はだまし絵(trompe l'oeil)を含むことのある広い概念です。本展示では、クラシックな幾何学的錯視(形の錯視)だけでなく、色や明るさの錯視、静止画が動いて見える錯視、消える錯視などを、作品展示という形式で、広く紹介致します。
2019年12月1日(日)15:00-16:00 第11回錯視・錯聴コンテスト授賞式 日本基礎心理学会第38回大会・神戸大学百年記念館
 2009年に「錯視コンテスト」として始まった錯視・錯聴コンテストも、今回で11回目となった。干支ならまだ一周していないが、10年で区切るなら2周目に入ったわけである。こうなったら、「水戸黄門」(若い人への注:勧善懲悪ものの時代劇のテレビ番組で、20世紀後半の全国のお茶の間において絶大な人気があった)よろしく、「偉大なるマンネリズム」(死語?)を目指したいと思う。ただし、錯視・錯聴コンテストは、新しい錯視、新しい錯聴、新しい現象、新しいデモでないことには入賞はおぼつかないので、内容は常に新しいものとなる。もっとも、水戸黄門も、内容は毎回新しかったと思うので(何億回見たことだろうか)、形式が変わらないので常連が安心して視聴することができるということが、偉大なるマンネリズムの条件であろう。
 錯視・錯聴コンテストの形式は、錯視や錯聴を含んだ応募作品あるいはデモの鑑賞である。鑑賞と言っても、作品をただ見たり聞いたりするだけではなく、その作品を通して作者がどのような学術的な主張あるいは表現上の工夫をアピールしたいのかを聞いた上で、聴衆が参加してディスカッションをすることに特徴がある。すなわち、「拡張型シンポジウム」という感じのカテゴリーである。と言っても、シンポジウムというほど畏まったものではなく、いわば学術的娯楽である。娯楽であるところは、水戸黄門と共通している。
 錯視・錯聴コンテストの授賞式は、初回以来、日本基礎心理学会の大会本体の中に組み込んで頂いてきた。酒入りの回(懇親会内で開催する場合)と酒なしの回(シンポジウムとして開催する場合)があるが、今回は後者である。お楽しみに。
2019年10月27日(日)14:00-15:30 博士が教える科学教室 「北岡明佳 錯視工作教室」 大垣市スイトピアセンター・学習館館5階・創作実習室2
2019年10月16日(水)15:30~16:30 「錯視について」 大阪府立富田林中学校・高等学校 岸本記念館アゴラ
錯視とは、いわゆる目の錯覚のことである。錯視はわかりやすく、おもしろいものであるが、錯視は心理現象であり、高校までは学校で心理学を扱うことがほとんどないため、馴染みが薄い。本講義では、錯視についていくつか紹介し、その自然科学的な(理科的な)解説を行なう。
2019年9月1日(日)15:00~17:00 スクリーミング・マッド・ジョージ先生との対談(「スクリーミング・マッド・ジョージ展」トークショー) 大阪芸術大学スカイキャンパス(あべのハルカス24階)
2019年8月25日(日)13:30~14:45 「なぜ動いて見える!?~最新錯視研究~」 静岡科学館る・く・る
2019年8月7日 「おもしろアート講演会 目から見る不思議~錯視とアート~」 子ども体験塾 羽村市生涯学習センターゆとろぎ
 2019年7月31日(水) "The effect of color temperature on the color-dependent Fraser-Wilcox illusion" APCV2019 (Oral presentation)
2019年6月23日(日)12:45-13:35 「ものの動きや色を見るしくみ」 2019年度立命館大学1日キャンパス アカデミック講演会 ANAクラウンプラザホテル米子 飛鳥の間(2階)
わたしたちは、なにげなく、ものの動きを見ることができるし、ものには色がついていることがわかる。本講演会では、そのしくみを解説する。実は、わたしたちの脳のしくみは、ビデオやカメラとはかなり異なるのだ。
2019年4月22日(月)14:40-16:10のうちの15分トーク・10分質疑 "Two types of spatial color mixtures and color illusions" 立命館大学総合心理学部・第1回総合心理学コロキウム OIC C棟 273教室
私は知覚心理学が専門で、特に錯視を研究しています。今回の発表は、先月セルビアで行なわれた実験心理学の学会の招待講演と同じです。新しい色の錯視の話題です。錯視ネタですから、デモは見ただけでわかりますが、短時間のトークなので、背後にあるロジックを深く理解して頂くためには、色の恒常性および混色・点描についての基礎知識があることが望ましいです。
2019年3月末頃 "Two types of spatial color mixtures and color illusions" EIP19 (Empirical Research in Psychology), Belgrade, Serbia.
Abstract: There are two types of spatial color mixures in vision as well as in displays. The additive color mixture follows the highest luminance rule whereas the subtractive one conforms to the lowest luminance rule. A close relationship to a variety of color illusions including the Munker illusion is pointed out. The histgram equalization hypothesis (Shapiro, Hedjar, Dixon and Kitaoka 2018) on the color illusion depending on the additive color change is also discussed.
Kitaoka, A. (2019) "A demo of a variety of illusions I study" (March 29, 2019, JTI, Belgrade, Serbia) Presentation (html)
2019年3月17日(日) 錯視のおはなしと錯視のワークショップ 神戸アイセンター・NEXT VISION
2019年3月4日(月)17:20-18:20 「動物心理学から錯視の研究へ」 異分野間恊働懇話会(主催:日本心理学会若手の会) アピカルイン京都
現在、私は立命館大学総合心理学部の知覚心理学の教員として、錯視の研究を進めている。錯視の研究だけでなく、錯視をデザインして、インターネットも活用して広報しているから、どこかで私の作品を見たことがある人は少なくないだろう。特に、静止画が動いて見える錯視と色の錯視の種類を増やし(要するにウケる錯視を増やし)、それらの作品を多く公開してきたことから、一般の人の錯視に対する関心を高めることに貢献できているのではないかと自己評価している。このように、私の仕事はうまいこといっているわけであるが、もともと私は知覚心理学の研究者だったわけではない。大学院では動物心理学だったのである。ネズミの研究である。ラット(大きい方)とマウス(小さい方)の両方である。ちなみに、パソコンのマウスは、ラットとマウスの中間くらいの大きさである。研究テーマは、ネズミの穴掘り行動(burrowing behavior)であった。穴掘り行動は巣作りの一種のように思われていて、実際にメスがよく穴を掘るのであるが、オスも穴を掘ることを見出した。私は(というか藤田統先生の研究室は)、この穴掘り行動と情動性(emotionality)(臆病さ)が正に相関することを見出した(北岡, 1991; Kitaoka, 1994; Fujita, Annen and Kitaoka, 1994)。すなわち、パーソナリティの動物実験研究だったのである。このように、なかなか筋のよさげな研究からスタートしたにもかかわらず、今は錯視研究の人として昔から知覚をやっているような顔をしているのはなぜなのかということを、錯視研究の試行錯誤の話などを織り交ぜつつ、ぼちぼち語ってみたい。

北岡明佳 (1991) 生態場面と実験室場面におけるラットの情動性の研究 教育学博士号取得論文(筑波大学) http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/3093297(国会図書館デジタルコレクション)
Kitaoka, A. (1994). Defensive aspects of burrowing behavior in rats (Rattus norvegicus): A descriptive and correlational study. Behavioural Processes, 31, 13-28.
Fujita, O., Annen, Y., and Kitaoka, A. (1994). Tsukuba High- and Low-Emotional strains of rats (Rattus norvegicus): An overview. Behavior Genetics, 24, 389-415.
2019月3月3日(日) 14:00-17:00のどこか 「知られざる知覚研究の応用可能性」 公益社団法人日本心理学会 認定心理士の会 「近畿支部会」 2018 年度公開セミナー 「心理学の基礎から社会への応用を考える」 立命館大学大阪いばらきキャンパス・AN211
2019年2月26日(火)16:30-17:00 Color illusion and histogram equalization 第13回錯覚ワークショップ 明治大学中野キャンパス6階セミナー室3
The color illusion produced by additive color change can be explained with the histogram equalization model proposed by Shapiro, Hedjar, Dixon and Kitaoka (2018, i-Perception). Here I apply this model to the two different types of spatial color mixture (additive color mixture and subtractive one) and related color illusions (Munker illusion, neon color spreading, etc.) and discuss color perception.
 2019年2月25日(月)16:20-17:30 錯視・錯聴コンテスト・10周年記念総合グランプリ決定コンテスト 第13回錯覚ワークショップ 明治大学中野キャンパス6階セミナー室3
2019年2月17日(日) 14:20 ~ 15:05 「錯視を含む閾上視覚の知見を応用した視野欠損を発見する新しい方法の模索」 第 4回視覚生理学基礎セミナー ~ 視野と視覚生理学のコラボレーション ~ (主催 日本視野画像学会) ユニコムプラザさがみはら
2018年9月22日(土)13:30~15:00 【科学教室】目の錯覚を楽しもう 高知みらい科学館 オーテピア (定員40名)
2018年9月21日(金)18:30~20:00 「【サイエンスカフェ】目の錯覚をカガクする」  高知みらい科学館 オーテピア (定員30名)
2018年9月19日(水)9:00-9:30 「フットステップ錯視は停止/粘着錯視と同じ錯視なのか?」 YPS2018
フットステップ錯視(footstep illusion)は、白黒の縞模様の上を、適切な大きさの青と黄の長方形を滑らせた時、それらは一体となって動いていても、あたかも歩行動作のように運動・静止を繰り返すように見える現象である(Anstis, 2001)。一方、停止/粘着錯視(pausing/sticking illusion)は、ドットがすれ違う時、一瞬停止し、再び動き出して見える時に「タメ」があるように見える効果である(Goldberg and Pomerantz, 1982)。Pomerantz(2018, facebookを介した私信)の主張によれば、フットステップ錯視は停止/粘着錯視の一種である。これらの錯視の異同について検討する。
2018年9月5日(水)17:30-17:45 色依存の速度錯視/A color-dependent motion illusion based upon speed differences 視覚科学フォーラム第22回研究会 立命館大学大阪いばらきキャンパス
静止画が動いて見える錯視にはいろいろ種類がある。本研究では、網膜像の滑らかな動きに依存して、その方位に沿って動いて見える錯視の新型について報告する。これまでは、その種の錯視の原因は、ターゲットの知覚の時間的遅れであった。今回報告するものは、ターゲットの動きが周囲の動きより速く見える現象である。刺激の条件としては、色の組み合わせが重要であると考えられる。Takahashi et al. (2010) のblurry heart illusionとの関係について考察する。

There are a variety of motion illusion in stationary images. Here I report a new type depending on color. Blurred red/blue edges appear to move faster than black/white random dots. A close relationship to Takahashi et al.’s (2010) blurry heart illusion is discussed.
2018年8月27日(月) ワークショップ 「錯視のふしぎ ~世界一美しい錯視の世界~」 11:00-12:00 第71回ロービジョンの集い  神戸アイセンター病院 2階 ビジョンパーク
2018年8月25日(土) 11:30-12:30 ワークショップ 「錯視アート体験で、クラクラしよう。」  梅田蔦屋書店 ガーデンラウンジ
2018年8月6日(月) 「錯視の世界」 12:30-13:30 神戸アイセンター病院
2018年8月5日(土)・6日(日) 総合心理学部企画「錯視体験」 立命館大学オープンキャンパス・立命館大学大阪いばらきキャンパス A棟6階・ここらぼ & A620 
2018年8月2日(木)9:30-9:45 「色陰現象、静脈が青く見える錯視、および加算的色変換による色の錯視の同一性」 日本視覚学会2018年夏季大会 つくば市 文部科学省研究交流センター
色陰現象を観察するには、2つの照明で物体を異なる方向から照らす。一つは色の照明光で、もう一つは白色光(蛍光灯や野外の明かり)である。こうすると、色の照明光が物体に遮られてできた影の部分が反対色に色づいて見える。影の部分といっても白色光で照らされているので真っ暗ではなく、無彩色であるか、あるいは色の照明光がわずかに回り込んで色の照明と同じ色相となる。すなわち、色陰現象が観察されるのは、照明色の彩度が低い部分である。一方、皮下静脈は青く見えるが、多くの写真画像ではいわゆる肌色の色相(オレンジ色の色相)で、かつ彩度が低い。さらに、赤いイチゴの画像に反対色であるシアン色を加算的色変換して作成する色の錯視画像では、画素としては赤くないのに赤いイチゴが知覚される。それらの画素はシアン色で、かつ彩度が低い領域である。これらの符合は偶然ではないと考える。
2018年7月25日(水)16:30-17:30 「知覚心理学(錯視)を利用した商品開発」 京都ものづくり協力会・地方独立行政法人京都市産業技術研究所
2018年7月7日(土) 「錯視いろいろ2」 関西若手実験心理学研究会 立命館大学大阪いばらきキャンパス(→大阪大学に変更)
2018年6月9日(土) 不思議の世界へようこそ 錯視ワークショップ 第二早翠幼稚園(敦賀市)
2018年6月2日(土) 16:00-16:40 70周年特別企画「Future of Color design」・第1部基調講演 「2つの視覚的文法から見た色の知覚の再検討」 日本色彩学会第49回全国大会[大阪]'18 大阪市立大学
2018年4月28日(土)~5月6日(日) 博士が教える科学教室「北岡明佳 錯視工作教室」 大垣市スイトピアセンター・こどもサイエンスプラザ2F工作室他
2018年5月4日(金) 博士が教える科学教室「北岡明佳 錯視工作教室」・科学の不思議を体験しよう! 大垣市スイトピアセンター・ 学習館5階 創作実習室2
2018年3月17日(土)~4月8日(日)  「光と色のファンタジア」 栃木県子ども総合科学館(宇都宮市)
2018年4月28日(土)~5月6日(日) 「ゴールデンウィーク特別展」 フェライト子ども科学館(秋田県にかほ市)
2018年4月28日~ 稚内市青少年科学館
3月26日(月)15:00-15:30? 「色の恒常性という視点から見た色の対比の実験的研究」 第51回知覚コロキウム 金沢市湯涌温泉かなや/湯涌創作の森,金沢21世紀美術館
4月2日(月)14:00~15:00 「色と動きの錯視」 三菱みなとみらい技術館 チラシ1 チラシ2
同じ色でも異なる色に見える色の錯視や、動画ではないのに動いて見える錯視などを、いろいろ紹介します。
 2018年3月24日(土)~4月9日(月) 「シカクノフシギ展」 三菱みなとみらい技術館 チラシ1 チラシ2
3月15日(木)18:00~19:00 「錯視とだまし絵」 千里ライフサイエンスフォーラム(2017年度3月) 千里ライフセンタービル 801-802号室、701号室
2017年11月?~3月?「ももちゃん芸術祭2017」 北海道立釧路芸術館
2018年3月3日(土) 「加算的色変換・乗算的色変換・二色法変換とそれらの逆変換のデモ」 オープンカラーラボ2018・平成29年度日本色彩学会関西支部大会 大阪電気通信大学 駅前キャンパス
2018年2月28日(水) 「「オプ効果」の錯視」 第12回錯覚ワークショップ 明治大学中野キャンパス
画像がギラギラ、ガクガクして見えるような場合、その普通でない見え方を「オプ効果」と呼ぶ。一般的には、オプアートに表現された効果がオプ効果であるが、オプ効果も単体の錯視として、知覚心理学的に研究されることがある。本発表では、筆者が調べたオプ効果について、いくつか紹介したい。

<抄録> ギラギラ・ガクガクした視覚効果は「オプ効果」(op effect)と呼ばれ、クラシックな錯視とは一線を画してきたが、だまし絵も含めて広義の錯視(visual illusion)には違いない。オプ効果は視覚研究者の興味を引いて、多くの研究成果があるが、筆者は現象重視の錯視の研究者であるものの、オプ効果にはあまりなじみがない。そこで、今回はオプ効果に少し取り組んでみたい。下図は新型のデモと思われるもので、眼が左右にサッカードすると、白いギャップ部分に暗いブロッブが「閃る」ように見える。これは、きらめき格子錯視(scintillating grid illusion)とは異なる現象である。本発表では、いろいろなオプ効果を概観する。
2018年1月27日(土) 15:30~16:30 「錯視と画像」 第51回光学五学会関西支部連合講演会 「進化する視覚と行動の理解と応用 ー 拡張現実(AR)と錯視の最先端研究 ー」  大阪駅前第3ビル19階 大阪産業大学 梅田サテライトキャンパス レクチャールームAB
錯視にはいろいろ種類がある。説明できない不思議な錯視もあれば、視覚のメカニズムを表現したものの場合もある。これらのうち、光学五学会の皆さまに面白いと思って頂けそうな錯視を紹介する。
2017年12月16日(土)~2018年1月14日(日) 冬の企画展「まよう?だまされる! 巨大(きょだい)迷路(めいろ) と ふしぎな絵」 バンドー神戸青少年科学館・新館4階 特別展示室
2017年7月22日(土)~9月10日(日) 夏の特別展「イリュージョン-先人ゆかりのトリック&マジック-」 福井県立こども歴史文化館
2017年9月6日(水)11:00-11:20 「加法的色変換による変換画像の色の恒常性」 日本視覚学会 2017年 夏季大会@島根大学松江キャンパス
加法的色変換(アルファブレンディング)による変換画像は、元の画像の色に対して頑健な色の恒常性を示す。変換画像の画素のすべてが反対色の色度になっていても、元の画像の色の恒常性を示すことがわかっている。この現象については、定量的な測定はなされていないと思われる。そこで、アルファ値をパラメーターとして、色の恒常性の強さをその閾値で測定した。刺激として、イチゴの画像を用いた。オリジナルの画像は赤いイチゴであるが、色相の変換を行ない、黄・緑・シアン・青・緑のイチゴの画像も作成し、それぞれの反対色の一様な面とアルファブレンディングを行なった。結果としては、いずれの色の画像でも強い色の恒常性を示した。たとえば、赤のイチゴの画像では、閾値はアルファ値で約15%であった。これは、全画素においてかなり彩度の高いシアン色の色度の画像でも、赤いイチゴが知覚されることを示す。一方、緑のイチゴの画像の閾値が最も高く、アルファ値で約38%であった。それでも、全画素においてマゼンタ色の色度の画像であった。これらの知見を、色の対比や記憶色の視点において考察する。
2017年年9月3日(日) 14:00~15:30 「ワークショップ 北岡明佳さんと錯視であそぼう!」 福井県立こども歴史文化館・2階 交流ひろば
8月30日(木)10:00~ 「急速明順応による色依存のフレーザー・ウィルコックス錯視の反転」 (トークとポスター) システム視覚科学研究センター 夏のワークショップ2017 立命館大学BKC クリエーションコア CC101 & ラウンジ 
2017年8月5日(土)~6日(日) 10:45-11:30 14:15-15:00 「施設見学・錯視体験」 立命館大学総合心理学部のオープンキャンパス 立命館大学大阪いばらきキャンパス A棟6階 ここらぼスクエア・AC620
「イリュージョンの科学とアート展」 (星加民雄先生ご企画)
  展覧会期:2017年7月15日〜23日 
  会場:熊本県立美術館・本館(熊本城内)
2017年7月16日(日) 「錯視いろいろ」 イリュージョンの科学とアート展シンポジウム (星加民雄錯視芸術研究グループ) 熊本県立美術館・本館(熊本城内)
展覧会概要: 錯視(視覚における錯覚)をキーワードとし、視点位置と視覚の変化など視点位置と見る角度によって視覚が変化する視覚芸術作品や視点移動、眼球運動に伴う錯視効果を表現の特長とする錯視アート、コンピュータやテクノロジーを活用した様々な角度から追及するイリュージョンの展示を行います。
2017年6月17日(土) "Color constancy and the vein color illusion" 日本認知科学会 知覚と行動モデリング(P&P)研究分科会研究会 立命館大学大阪いばらきキャンパス
I propose a hypothesis that the vein illusion is not only a color-contrast illusion but reflects an erroneous expression of color constancy based upon the inverse transformation of the additive color change.
2017年3月25日(土)15:30-15:50 「色依存のフレーザー・ウィルコックス錯視の眼特異性」 第50回知覚コロキウム 慶應義塾大学日吉キャンパス
色依存のフレーザー・ウィルコックス錯視は静止画が動いて見える錯視の仲間である(Kitaoka, 2014)。特定の色の配置に依存するとともに、照明あるいは刺激の物理的な明るさに応じて錯視の方向が反転する。これは、明るい条件で観察される錯視と暗い条件で観察される錯視の2つの錯視が、同じ刺激図形の中に同居していることを意味している。さらに、筆者は最近になって、明るい条件下でありながら暗い条件の錯視を観察できる方法を発見した。さらに、この方法を片方の眼だけに適用したところ、眼特異性が見いだされた。すなわち、その方法が適用された眼ではその錯視が起こるが、適用されていない眼では起こらない。錯視としては珍しい現象と考えられる。これらの発見をデモするとともに、それらのメカニズムを考察する。
 『デモナイト/ナイトセッション』(2017年3月26日(日)21:00-24:00)
(1)展示発表者氏名 北岡明佳
(2)デモの名称 色依存のフレーザー・ウィルコックス錯視図
(3)持ち込む機材 でかいポスター
(4)簡単な説明文 
色依存のフレーザー・ウィルコックス錯視は照明が明るい時の錯視と暗い時の錯視から成っているが、ディスプレー等では後者のデモは難しい。本セッションでは、暗い照明(50ルクス以下)で確認できる後者の錯視と、新しい知見をデモする。
2017年3月10日(金)午後 「錯視をシステム視覚科学にする試み」 シンポジウム「錯視のシステム視覚科学」 立命館大学システム視覚科学研究センター主催 立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)
2017年3月6日(月)16:10-17:00 「並置混色と錯視」 第11回錯覚ワークショップ 明治大学
2017年2月26日(日)15:30-16:40 「錯視の話題」 立命化友会特別企画セミナー 京都タワーホテル (関係者のみ)
2017年2月17日(金)15:00-17:00 「錯視とだまし絵の仕組み」 リコー (関係者のみ)
2016年11月21日(月)14:00-15:00 「錯視技術に関する講演」 国立印刷局 (関係者のみ)
2016年11月13日(日)10:30-12:00 「ふしぎでおもしろい錯視の世界」 豊川堂(豊橋市)
2016年9月18日(日)13:35-14:25 「錯視と視機能」 第27回日本緑内障学会・パシフィコ横浜
2016年9月12日(月) 15:00-17:00 「RGBを原色とする減法混色とCMYを原色とする加法混色」 システム視覚科学研究センター・夏のワークショップ 立命館大学びわこ・くさつキャンパス クリエーションコア1階(CC101とラウンジ)
2016年9月10日(土) 16:30-18:30 錯視の不思議な世界にようこそ!」 JAGDA Kanagawa 横浜国立大学教育人間科学部 6号館 6-101講義室
2016年8月20日(土) 「錯視のはなし」 大津市科学館
2016年8月18日(木) 「RGBを原色とする減法混色の並置混色のアルゴリズムとその応用」 日本視覚学会2016年夏季大会 朱鷺メッセ・新潟子コンベンションセンター(新潟市)
並置混色においても加法混色と減法混色は区別でき、加法混色の原色はRGB(赤・緑・青)、減法混色の原色はCMY(シアン・マゼンタ・イエロー)である。今回開発したアルゴリズムでは、減法混色の原色としてRGBを用いることを実現した。本発表では、このアルゴリズムの明るさの錯視への応用をデモする。同様に、加法混色の原色としてCMYを用いるアルゴリズムも開発した。
2016年8月10日(水) 筑波大学人間学群集中講義・心理学特講III 「錯視について」
2016年8月6日(土)14:15-15:00 「源氏物語絵巻の錯覚から、若冲、エッシャー、錯視まで」 オープンキャンパス@大阪いばらきキャンパス
 2016年8月8日(月) 子ども科学大学「だまし絵(錯視)体験」 @大阪いばらきキャンパス
2016年7月25日(月) 14:30-16:00 "Visual phantoms and perceptual transparency" Talk at "The visual phantom illusion revisited" (Thematic Session, Abstract ID: 3000226), Exhibition Hall E204, 31st International Congress of Psychology (ICP2016), Yokohama, Japan (talk)
Thematic Session
TS25-10 Sensation and Perception
Monday, July 25, 14:30 – 16:00
Exhibition Hall E204
The visual phantom illusion revisited
Organizer: Gyoba, Jiro (Japan)
Phantom induced blindness
Gyoba, Jiro (Japan)
Visual phantoms induced by second-order components
Sakurai, Kenzo (Japan)
Visual phantoms and perceptual transparency
Kitaoka, Akiyoshi (Japan)
 2016年7月26日(火) 16:30-18:30 Tai, T. and Kitaoka, A. "The Bogart Illusion Inverted" Conference Center 3F 313, 31st International Congress of Psychology (ICP2016), Yokohama, Japan (talk)
Tuesday, July 26, 16:30 – 18:00
Conference Center 3F 313
The Bogart Illusion Inverted
Tai, Tzuyao (Japan); Kitaoka, Akiyoshi
OR26-66-4
2016年7月27日(水) 8:30–9:30 Matsushita,S. and Kitaoka, A. "The role of blur in the motion illusion induced by the luminanc e gradient in stationary images" Poster (Abstract ID: 4006129), Exhibition Hall Poster2, 31st International Congress of Psychology (ICP2016), Yokohama, Japan (poster)
Wednesday, July 27, 08:30 – 09:30
Exhibition Hall Poster2
PS27A-02-150 The role of blur in the
motion illusion induced by the luminance
gradient in stationary images
Matsushita, Soyogu (Japan); Kitaoka,
Akiyoshi
2016年7月27日(水) 8:30–9:30 Mitsuhiro, K. and Kitaoka, A. "The role of eye characteristics in facial beauty, likability and attractiveness"Poster (Abstract ID: 4005132), Exhibition Hall Poster2, 31st International Congress of Psychology (ICP2016), Yokohama, Japan (poster)
Wednesday, July 27, 08:30 – 09:30
Exhibition Hall Poster2
PS27A-02-175 The role of eye characteristics
in facial beauty, likability and
attractiveness
Mitsuhiro, Kanako (Japan); Kitaoka,
Akiyoshi
 2016年7月28日(木) 11:30–12:10 "Motion illusions in stationary images" Invited Address, Conference Center 4F 419, 31st International Congress of Psychology (ICP2016), Yokohama, Japan (talk)
Motion illusions in stationary images are classified into three major categories depending on whether the illusory motion is rendered (1) by retinal motion of the image, (2) along particular repetitive patterns, or (3) by other factors. The first category consists of two subcategories, one showing illusory motion in the same direction as retinal motion (e.g., fluttering heart illusion) and the other displaying it in different directions (e.g., drifting spines illusion). The second category includes the extended family of the Fraser-Wilcox illusion that is characterized by strong illusion in the peripheral vision and no illusion in the central vision (e.g., Rotating snakes illusion). There are other types that show illusion in the central vision as well (e.g., drifting arrows illusion). The third category includes a variety of op effects (e.g., scintillating grid illusion). The roles of color, eye movements or adaptation levels in these illusions are discussed.
IA28-12 Sensation and Perception
Thursday, July 28, 11:30 – 12:10
Conference Center 4F 419
Motion illusions in stationary images
Kitaoka, Akiyoshi (Japan)
Introduction by Sakurai, Kenzo
光波・視覚 @gallery COEXIST TOKYO
会期: 2016.6.4 sat - 7.3 sun オープニングレセプション : 6.4 sat 18:00-20:00
企画: 監修:高橋士郎、企画制作:莇貴彦
主催: 株式会社アースプラス
時間: 11:00 - 19:00(月曜休廊)
2016年6月18日(土) 14:00-15:30 「錯視とエッシャー」 茨城県近代美術館
2016年6月9日(木)16:30-17:20 特別講演 「色関係の錯視について」 第41回日本香粧品学会・有楽町朝日ホール・2016年6月9日~10日
2016年5月23日(月)14:40-16:10 第2回総合心理学コロキウム・立命館大学 大阪いばらきキャンパスA棟1F AN110
岡本直子 『臨床場面における表現に関する論考-「ドラマ」という観点から-』
北岡明佳 『フレーザー錯視族と静止画が動いて見える錯視の同居のメカニズム』 配布プリント
土田宣明 『運動抑制からみた加齢効果』
髙松里江 『だれが非正規雇用になりやすいか?-専攻分野と性別に着目して』
若林宏輔 『模擬裁判員裁判:裁判官有罪支持の場合における市民の判断変化』
2016年5月15日(日) 「いばらき錯視体験」 いばらき立命館デー@立命館大学大阪いばらきキャンパス
2016年2月27日(土)~4月10日(日) 「カガクのトビラ 錯視展」 大垣市スイトピアセンター・アートギャラリー
2016年3月15日(火)14:30-15:00 「二種類の並置混色とホワイト効果」 第49回知覚コロキウム(一般発表) 
並置混色は点描とカラーディスプレーの原理として知られている。点描はCMYを原色とする減法混色、ディスプレーはRGBを原色とする加法混色という違いがある。これらの混色による画像の知覚と、強力な明るさの錯視として知られるホワイト効果との関係を考察する。ホワイト効果および逆ホワイト効果は並置混色のメカニズムから説明できるという仮説を提唱する。
2016年2月27日(土) 14:00-15:30 「博士が教える科学教室 錯視工作」 大垣市スイトピアセンター・創作実習室
 2015年2月24日(水)15:00~16:00 「錯視のニューロサイエンス」 立体協ラウンドテーブル~錯視と視覚質感~ 立体映像産業推進協議会 東京工芸大学 中野キャンパス 1号館2階1201教室
2016年2月20日(土)(大阪)・21日(日)(東京)いずれも14:00-16:30 「ふしぎな錯視 ―錯視をデザインに活かす―」 2016年色彩検定協会セミナー 大阪(色彩検定協会 新大阪研修室)・東京(TKP東京日本橋カンファレンスセンター) 色彩検定協会(元 A・F・T)
2015年12月10日(木) 15:10-17:10 「錯視・色彩・脳の話」 模擬講義@立命館大学衣笠キャンパス 大阪市立東高校様
2015年11月29日(日) 日本基礎心理学会第34回大会 シンポジウム 「錯視と発達」 指定討論 大阪樟蔭女子大学小阪キャンパス
2015年11月19日(木)17:30-18:20 全体基調講演 「画像と錯視」 画像関連学会連合会第2回秋期大会 京都工芸繊維大学 
並置混色は点描とカラーディスプレーの原理として知られている。点描はCMYを原色とする減法混色、ディスプレーはRGBを原色とする加法混色という違いがある。これらの混色による画像の知覚と、関連する錯視について考察する。
*画像関連学会連合会は日本画像学会、日本写真学会、日本印刷学会、画像電子学会の画像関連4学会が共同で運営する連合会
2015年11月17日(火 )14:40~15:40 「だまし絵と錯視の心理学」 模擬講義@立命館大学衣笠キャンパス・創思館カンファレンスルーム (鹿児島県立国分高等学校対象、一般には非公開)
だまし絵と錯視はともに心理現象なので、取り扱う学問は心理学です。心理学と聞くと、臨床心理学、発達心理学、教育心理学、あるいは超心理学(超常現象の科学的研究)や精神分析(フロイト派やユング派の精神医学)を思い浮かべる人が多いと思いますが、だまし絵と錯視の心理学は知覚心理学あるいは認知心理学と言います。この講義では、だまし絵と錯視について科学的に考察します。
2015年10月23日(金)13:40-15:10 「錯視について」 毛髪科学技術者協会(MGK)・第140回学術大会 熱海ニューさがみや
2015年10月16日(金)16:30-18:30 「トリックアートに役立つ錯視」 株式会社エス・デー内の講演
2015年9月12日(土) 10:10-10:25 「視線方向知覚の左方向優位性の個人差」 フォーラム顔学2015(第20回日本顔学会大会) 中京大学
2015年9月14日(月) 「色依存のフレーザー・ウィルコックス錯視」 立命館大学・システム視覚科学研究センター(center for systems vision science)合同発表会(キックオフワークショップ) 立命館大学 BKC
静止画が動いて見える錯視のうちフレーザー・ウィルコックス錯視にはいろいろなサブタイプがある。多くのサブタイプが明所視状態で起こり、刺激の輝度が高いことが錯視に有利であるのに対し、色依存のサブタイプは薄明視状態で輝度の低い刺激でも起こるだけでなく、明所視状態の観察時と錯視の方向が逆転することが知られている。このサブタイプについて考察する。

The Fraser-Wilcox illusion family, which is one of motion illusions observed in a stationary image, can be classified into several subtypes. Most of them occur in the photopic vision and their effects are strong with stimuli of high luminance. However, the color-dependent subtype appears in the mesopic vision with stimuli of low luminance, too. Moreover, the direction of illusory motion viewed in the mesopic vision is just the reversal of that observed in the photopic vision. These observations are discussed.
2015年7月18日~9月13日 「脳がびっくり! 錯覚・錯視ふしぎ博物館」 おかざき世界こども美術博物館
2015年9月7日(月) 16:10-17:00(予定) 「乗算的および加算的色変換による色の錯視」 錯覚と数理の融合研究ワークショップ(第9回錯覚ワークショップ・2015年9月7日(月)~8日(火)) 明治大学中野キャンパス
色の恒常性(color constancy)とは、知覚される物体の色は、照明やフィルターに色味があっても、補正されてある程度「本当の色」を保って見えるという現象である。これを錯覚の視点から見れば、色の錯視である。色の恒常性が生じる色変換には乗法的色変換と加法的色変換の2種類がある。本研究ではそれらの変換式を明らかにするとともに、それらの逆変換のアルゴリズムを開発した。乗法的色変換あるいは加法的色変換によって一見してかなり劣化した画像でも、逆変換のアルゴリズムは元の画像を頑健に復元できる。それらと同等のアルゴリズムが人間の視覚にも実装されていて色の恒常性が成立しているものと推測される。本発表では、並置混色には2種類あり、加法混色と減法混色が区別できることを指摘するとともに、それらがそれぞれ乗法的色変換と加法的色変換に対応づけられることも考察する。名称は似ているが、加法混色と加法的色変換が対応するわけではない。並置混色とムンカー錯視系統の色の錯視の連続性について指摘し、これらの数学的処理と色の錯視の関係を考察する。
 2015年7月18日~8月31日 「錯覚体験ふしぎワールド」 名古屋市科学館
2015年7月18日~8月31日 「視覚・錯覚・トリックアート展」 上越科学館
 2015年8月25日(火) 15:00-16:00 "Color constancy and the vein color illusion" ECVP2015, Session 14 (Visual Attention / Colour, Lighting & Surfaces / The Oculomotor System) @Mountford Hall
Color constancy refers to a phenomenon that the color of an object appears to be constant to some extent when the object is viewed through a chromatic transparent filter or when it is illuminated by a colored light. There are two different types of color changes that induce color constancy: one being the multiplicative color change and the other being the additive one (Kitaoka, 2011). It was pointed out that veins appear to be bluish but are actually of yellow or orange hue (Kitaoka, 2014), though this fact had been reported in the literature on the study of skin color. Here I propose a hypothesis that the vein illusion is not only a color-contrast illusion but reflects an erroneous expression of color constancy based upon the inverse transformation of the additive color change.
2015年8月25日(火) 18:00-21:00 "Spatial color mixture and its relevance to the Munker illusion" @ECVP2015 Illusion Parade
Abstract: Spatial color mixture is known as the principle of pointillism or of RGB displays. First, I classify two types of spatial color mixture. One is additive color mixture and the other is subtractive one. The former consists of red, green and blue on the black background, while the latter is made up of cyan, magenta and yellow on the white background. For both types, it is possible to reduce three elemental colors to two colors, e.g. a combination of red and cyan. In this condition, a red object is represented with red and black for the additive color mixture or with red and white for the subtractive color mixture. Spatial color mixture is observed even if patterns of elemental colors are distinguishable. Here I will demonstrate its possible relevance to a strong color illusion called the Munker illusion because of similarity of images or spatial frequency responses.
2015年7月18日~8月30日 「トリックアートとふしぎな視覚展」 浜松科学館
2015年8月9日(日)14:00-15:00 「体験ワークショップ 錯視の世界を体験してみよう!」 おかざき世界子ども美術博物館
7月25日(土) 14:00-15:00 「ようこそ錯視アートの世界へ」(オカザえもんとの対談) 名古屋市科学館
2015年7月20日(月)15:00-15:45  「錯視・だまし絵の心理学」  京阪神地区 6大学フェスティバル2015 河合塾大阪校
2015年3月21日~6月28日 「ビジュアル・イリュージョンの世界」 博物館明治村 http://www.meijimura.com/spring2015/#cont01_area
 2015年3月28日(土) 「錯視の個人差について」 第10回日本感性工学会春季大会・視覚感性研究部会・企画セッション3(15:45-17:15) 京都女子大学
第1日目3月28日(土) 企画セッション 15:45~17:15
E会場(Y202)
企画セッション3 [視覚・知覚の個人差]
座長:金子寛彦
E3-01 立体視の個人差
金子寛彦
E3-02 色覚異常サルが示す優れた色弁別能力
鯉田孝和(豊橋技術科学大学エレクトロニクス先端融合研究所)
E3-03 錯視の個人差について
北岡明佳(立命館大学文学部)
2015年3月5日 15:10-16:10 "Color-dependent motion illusions in stationary images: What causes illusory motion?" Talk at @International Symposium on Psychological vs Mathematical Approaches to Optical Illusion, Nakano Campus, Meiji University.
Fraser and Wilcox (1979) presented a motion illusion in a stationary image and Kitaoka and Ashida (2003) devised a new pattern to enhance the illusion. “Rotating snakes” is one of the applied works. Although the Fraser-Wilcox illusion chiefly depends on luminance, its color-dependent variant was suggested by Kitaoka (2010). The color-dependent Fraser-Wilcox illusion is produced with a combination of four elemental parts: long-wavelength part, short-wavelength part, dark part, and bright part. Kitaoka and Yanaka (2013) reported that the direction of illusory motion is reversed under a dim or dark illumination, suggesting a critical role of rods. These studies were published and discussed in Kitaoka (2014). The present talk reports further progress in the study on the color-dependent motion illusion.
 デモ展示 "Color illusions accompanied by color constancy phenomena" 2015年3月4日~6日・明治大学中野キャンパス
2014年10月26日(日)~2015年2月1日(日) 企画展 「え!? 何でだろう 錯視・錯覚ふしぎ体験館」 さいたま市青少年宇宙科学館
2014年11月16日(日)14:00-15:30 「だまし絵と錯視」 兵庫県立美術館・ミュージアムホール だまし絵II
2014年11月15日(土) 「あのレディ・ガガも驚いた「錯視」について」(仮題) 京都タワーホテル(予定) 茗渓会 <一般の参加不可>
2014年11月9日(日)13:40-14:20 「あなたと創るこれからの錯視の科学」 第11回JST数学キャラバン in サイエンスアゴラ2014 東京国際交流館 3階 メディアホール
錯視は人工物に見られることが多く、数学で取り扱うことが適した現象も多い。たとえば、渦巻き錯視(同心円が渦巻きに見える錯視)は、傾き錯視のパターンを同心円状に配置することでできるのであるが、これはベルヌーイの渦巻きをニューロンが検出するメカニズムを想定することで、その誤動作として容易に理解できるモデルが提案されている。そのほか、最新の色と明暗順応に依存する静止画が動いて見える錯視などを紹介する。
2014年10月3日(金) 9:30-11:30 「錯視を創る」 資生堂ビューティークリエーション研究センター <一般の参加不可>
2014年9月29日(月)13:00~14:30 「大学の学びの魅力を感じる錯覚の授業」 立命館慶祥高等学校模擬授業(ゼミナールII SA と合併)・立命館大学衣笠キャンパス・洋洋館962号教室
2014年9月19日(金)14:00~16:00 「錯視はなぜ起こるのか ~錯覚の心理学とトリックアートの世界~」 アスニーセミナー・京都市生涯学習総合センター(京都アスニー)
何かものを見た時に、実際とは見え方が異なる場合、それは錯視と呼ばれます。「目がだまされる」というキャッチフレーズをしばしば耳にしますが、別段だまされているわけではなく、そういうものなのです。錯視にもいろいろ種類がありますので、わかりやすく紹介したいと思います。
2014年7月11日(金)~9月3日(水)(9月30日まで延長)  NEOPASA清水(新東名高速の清水PA上下線共用)での錯視展。静岡科学館るくるからの出張展示です。
2014年7月12日(土)~9月15日(月) 「大トリックアート展」 愛媛県総合科学博物館
2014年7月19日(土)~8月31日(日) 「夏休み企画展 なにがミエル?ナニにみえる?」 大垣市スイトピアセンター(生涯学習、複合施設) 内、アートギャラリーでの夏休の展覧会
2014年8月25日(月) "A new type of the color-dependent Fraser-Wilcox illusion" 37th European Conference on Visual Perception (ECVP), Belgrade, Serbia. <ILLUSIONS 1, #17>
Fraser and Wilcox (1979) presented a motion illusion in a stationary image and Kitaoka and Ashida (2003) devised a new pattern to enhance the illusion. “Rotating snakes” is one of the applied works. Although the Fraser-Wilcox illusion chiefly depends on luminance, its color-dependent variant was proposed by Kitaoka (2010). The color-dependent Fraser-Wilcox illusion is produced with a combination of four elemental parts: long-wavelength part, short-wavelength part, dark part, and bright part. Kitaoka and Yanaka (2013) reported that the direction of illusory motion is reversed under a dim or dark illumination, suggesting a critical role of rods. The present study reports a new type of the color-dependent Fraser-Wilcox illusion, which is obtained when low-pass filtering is applied to an image of the color-dependent Fraser-Wilcox illusion. The main feature is that the illusion is fully observed in the central vision as well as the peripheral vision. Possible mechanisms are discussed.
2014年8月25日(月) "Is age related to the color-dependent Fraser-Wilcox illusion?" Illusion Night, 37th European Conference on Visual Perception (ECVP), Belgrade, Serbia
The color-dependent Fraser-Wilcox illusion is a mysterious phenomenon that shows dimorphism of illusory motion depending on luminance or illuminance. I will distribute images of highest quality to visitors asking how they perceive them and their ages because informal observations suggested a possible correlation.
2014年8月9日(土)13:00-16:00 「錯視とだまし絵と三次元の知覚」(仮題)  飛騨アカデミー「夢のたまご塾」・夏のセミナー 流葉山荘(飛騨市神岡町)  <一般の参加不可>
2014年8月3日(日)13:30-14:30 「回って・揺らして・酔わせちゃう?!目の錯覚を作り出す錯視アートのひみつ」 夏の特別展 岐阜市科学館
2014年7月20日(日) "Motion illusion induced by color changes" (P2-16) 10th Asia-Pacific Conference on Vision (APCV) 高松市
A motion illusion in a stationary image was proposed by Fraser and Wilcox (1979). This illusion was enhanced with a new pattern produced by Kitaoka and Ashida (2003): “Rotating snakes” is one of the applied works. Although the Fraser-Wilcox illusion chiefly depends on luminance, its color-dependent variant was proposed by Kitaoka (2010). The color-dependent Fraser-Wilcox illusion is produced with a combination of four elemental parts: long-wavelength part, short-wavelength part, dark part, and bright part. The present study reports a new motion illusion induced by color changes, a strong effect that occurs when an image of the color-dependent Fraser-Wilcox illusion is smoothly alternated with a homogeneously colored blank. The direction of illusory motion depends on whether the blank color is a long-wavelength or short-wavelength one. Moreover, the illusion is fully observed in the central vision as well as the peripheral vision. Possible mechanisms are discussed.
2014年6月28日(土)14:00-15:00  「色の錯視と色覚および神経活動」 日本色彩学会第20回視覚情報基礎研究会 産業技術総合研究所(臨海副都心センター)別館11階 会議室1~2 (聴講資格:研究会会員)
2014年6月14日(土)16:00-17:00くらい 「錯視のニューロサイエンス」 第15回山形ニューロサイエンス・医工学研究会 山形市蔵王温泉 ホテル樹林 2階 「フローレンス」
2014年5月24日(土)・25日(日) 「色依存の静止画が動いて見える錯視のデザイン」 日本色彩学会第45回全国大会[福岡]'14(2014年5月23日~25日)・九州大学大橋キャンパス・ポスター発表 (D-26) 説明用のサイト ハンドアウト
色依存の静止画が動いて見える錯視の作品を展示する。この錯視の最大の特徴である「明所視と薄暮視では錯視の方向が逆転する」ことはPCのディスプレー等ではなかなかわからないため、印刷した作品でデモを行なう。さらに、そのほかの性質を考察する。
2014年5月24日(土)・25日(日) 松田博子・北岡明佳 「新しい彩度同化と建築における事例」 日本色彩学会第45回全国大会[福岡]'14(2014年5月23日~25日)・九州大学大橋キャンパス・ポスター発表 (D-25)
日本基礎心理学会・平成26年度第1回基礎心理学フォーラム 「アートと感覚の接点」 指定討論 説明用のサイト
【日時】
2014年5月25日(日) 14時 ~ 16時30分

【場所】
東京大学本郷キャンパス文学部1番大教室
アクセスマップ:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map01_02_j.html
キャンパスマップ: http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_02_j.html

【趣旨】
アートやデザインは私たちの“感覚”の延長線上にあります。今回の2014年度第 1回フォーラムでは,日本を代表するグラフィックデザイナーである勝井三雄さんをお迎えして,ご自身の作品やこれまでの経験を通して,アートやデザインを創作する立場から,色彩や形など,視覚造形から見えてくる感覚(sensation)の諸相と,デザイナーの内なる感覚(sense)によってもたらされる表現の諸相について,お話し頂く予定です。物の見え方の不思議を追求し,アートやデザインに応用することから見えてくる,アートと感覚の接点について,勝井三雄さんのご講演とご参加の皆さんとのディスカッションを通して考えてみたいと思います。

【講演】
勝井三雄(グラフィック・デザイナー)
 「ヴィジュアルデザイナー勝井三雄にとっての色彩」
佐藤雅彦(メディアクリエーター,東京芸術大学)
 「認知科学と表現」(ビデオ出演)
佐藤隆夫(東京大学)
 「ボケの機能とアートの関係」

【指定討論】
北岡明佳(立命館大学)

【参加資格等】
参加費無料・参加申込不要。
どなたでも聴講できます。

2014年4月19日(土)~5月18日(日) 「みる・きく・さわるのふしぎ展」 静岡科学館る・く・る チラシ1 チラシ2

2014年4月20日(日)13:30~14:30 「錯覚トークショー『だまされる視覚 -なぜ目の錯覚は起きるのか-』」 静岡科学館る・く・る チラシ1 チラシ2
 2014年3月15日(土)~4月13日(日) 出雲科学館 企画展「発見!感覚のふしぎ」
? 2014年3月21日(金)~4月6日(日) 栃木県子ども総合科学館 第64回企画展「ふしぎいっぱい!感覚ワールド -みる・きく・さわる大冒険-」
大阪科学技術館特別展「錯視(さくし)の世界」開催中 期 間:平成26年2月1日(土)~平成26年3月30日(日) 場 所:大阪科学技術館 多目的コーナー
2014年3月29日(土) 13:30~15:00 「錯視のお話&体験工作」 大阪科学技術センター 地下1階 多目的ホール
2014年3月28日(金) 「色変化依存の運動錯視」 第47回知覚コロキウム あいち健康プラザ
静止画が動いて見える錯視のうち、フレーザー・ウィルコックス錯視系統の錯視群は、特定の繰り返しパターンの方向にパターンが動いて見える錯視である。その一種として色に依存した錯視があり、明所視か薄明視かで錯視の方向が逆転するということがわかっている。この錯視は、明所視では、例えば黒→青→白→赤→黒という繰り返しパターンの方向に動いて見えるが、この錯視図を一様な青あるいは一様な赤とフェードイン・フェードアウトで交替させると、その色と変化の組み合わせに応じて、パターンがダイナミックに動いて見える。本発表では、この現象は色依存のフレーザー・ウィルコックス錯視ではなく、新たな運動錯視であるという可能性を提案する。
2014年3月12日(水)15:20-16:20 「色依存で照明依存の静止画が動いて見える錯視」 第7回錯覚ワークショップ 明治大学中野キャンパス 6階セミナー室3
静止画が動いて見える錯視のうち、フレーザー・ウィルコックス錯視系統の錯視群は、特定の繰り返しパターンに沿ってパターンが動いて見える錯視である。これまでは、「オリジナル」のフレーザー・ウィルコックス錯視も、その「最適化」バージョンも、輝度とコントラストが高い方が錯視量が多く、色は若干の促進的効果を持つが、本質的には輝度が重要な役割を果たすと考えられてきた。ところが、近年になって、刺激が暗い方が錯視量が多いという亜種が発見され、さらに色が重要であるという錯視が発見された。色が重要であるという錯視についても実は輝度の役割は重要なのであるが、これまで錯視の方向は「黒→濃い灰色→白→薄い灰色→黒、その繰り返し」という記述表現が「最適化型」フレーザー・ウィルコックス錯視の本質であったが、色依存性の錯視は、濃い灰色の代わりに短波長色、薄い灰色の代わりに長波長色を置くという特徴とともに、それらの色の間で輝度差は必要ではないという点がこれまでのフレーザー・ウィルコックス錯視群とは異なる。さらに、この色依存性のフレーザー・ウィルコックス錯視は、明るい条件と暗い条件では錯視の方向が逆転するということがわかった。明るい時には錯視の方向は「暗→短波長色→明→長波長色→暗、その繰り返し」であるが、暗い時には「暗→長波長色→明→短波長色→暗、その繰り返し」となる。暗い時というのは物陰程度でも十分であるが、杆体が働くような薄明視の時に強い錯視を得る。これまではフレーザー・ウィルコックス錯視系統の錯視群のメカニズムは大脳のレベルと想定されていたが、網膜の関与も検討する必要が出てきた。その上で、この錯視は「輝度変調誘導性の運動錯視」に帰することができるのではないかという仮説を検討する。
2014年3月1日(土)13:00-17:00 『第一回応用錯視学研究会』 (R-GIRO「応用錯視学のフロンティア」自主的研究成果発表会) 立命館大学衣笠キャンパス・創思館1階カンファレンスルーム (入場無料・参加連絡不要)
13:00-13:05 開会の辞 北岡明佳
13:05-13:20 口頭発表「幼稚園の長期色彩計画と建築現場での彩度同化の応用」 松田博子
13:20-13:40 口頭発表「写真の中の三次元性の錯視とその画像表現への応用」 竹澤(破田野)智美
13:40-13:55 口頭発表「写真空間の知覚的性質:写真が語る”真”とは?」 松田隆夫
13:55-14:25 口頭発表「顔知覚における錯視とその応用」 松下戦具
14:25-15:15 ポスター発表と展示の説明 & 休憩   ポスター発表「顔の大きさ錯視の原因の検討」 蘭悠久  展示は北岡明佳、竹澤(破田野)智美
15:15-15:45 口頭発表「物理と心理の狭間から生まれる新しいマーケット」 篠田博之
15:45-16:25 口頭発表「坂道の縦断勾配錯視の調査および交通渋滞への応用」 對梨成一
16:25-16:55 口頭発表「応用錯視学の展望」 北岡明佳
16:55-17:00 閉会の辞 北岡明佳
2月19日(水)午後 「工業製品における錯視」 新日鐵住金(株) 技術開発本部(千葉県富津市)
2014年1月25日(土)15:00~16:00  オカザえもん 十番勝負!! 第三弾 「北岡明佳教授に聞く錯視の楽しみ方」 愛知県岡崎市 岡崎公園内 岡崎城二の丸能楽堂 (入場無料) チラシのPDF
伊丹市立こども文化科学館 錯視の展示 展示期間は、2013年9月14日(土)~2014年1月19日(日)
2013年12月15日(日) 15:00-17:00 「色の錯視いろいろ」 日本色彩学会東海支部講演会 名古屋大学東山キャンパス・環境総合館1F レクチャーホール <有料>
色の錯視は、多種多様な色相の錯視を始めとして、色の補完現象、色依存の運動視の錯視や色依存の両眼立体視など、バリエーション豊かに知られている。それぞれ色彩の問題であったり、色覚の問題であったり、光学の問題であったりするが、これらのレビューを試みる。
2013年11月22日(金)16:00~17:30 「街角錯視」 建築学会:建築空間における色彩・質感の視覚効果定量化WG キャンパスプラザ京都 5F 第4演習室
2013年11月16日(土) 13:00-17:00 日本心理学会公開シンポジウム 「錯視の科学」 (オルガナイザー: 杉山尚子・北岡明佳)  主婦会館プラザエフ 9F スズラン
 錯視(さくし)とは、いわゆる目の錯覚のことである。3Dやだまし絵なども錯視の仲間である。錯覚が字義通りの「だまし」であれば認知的な錯覚ということになるが、認知的錯覚は訂正できる(たとえば、勘違いは指摘すれば直る)のに対して、錯視は知覚的な錯覚であり、「だまし」を訂正できない。たとえば、静止画が動いて見える錯視図を静止画であると知っても、やはり動いて見える。錯視にはこの訂正不可能性以外に、美的特性とエンターテインメント性があるため、一種妖しげな学問に見えるかもしれないが、錯視研究は視覚科学における地道かつ重要な基礎研究の一つであり、現在注目を集めている異種感覚相互作用の研究においても重要な役割を果たしている。これらのことを、デモを交えつつ、わかりやすく読み解きたい。
話題提供者
北岡明佳 (立命館大学) 「錯視とは何か」
伊藤裕之 (九州大学) 「錯視と順応」
一川誠 (千葉大学) 「時間に関わる錯視」
和田有史 (農研機構 食品総合研究所) 「食と錯覚」
デモ展示あり
2013年11月1日(土)13:10-14:10 Invited Talk II "Mechanisms and functions of visual illusions" Joint Workshop on Machine Perception and Robotics 立命館大学朱雀キャンバス
Visual illusion refers to a phenomenon that the perception of an object or its properties is different from what it should ‘objectively’ be. There are a variety of visual illusions including the geometrical illusion (shape illusion), color illusion, lightness illusion, motion illusion etc., depending on visual attributes. Mechanisms and functions are fairly understood for some illusions while not for others.

The ‘functional’ illusion should be distinguished from the ‘not-functional’ illusion. To put it simply, the former is called trompe l’oeil or ‘damashie’ in Japanese, while the latter is called ‘sakushi’ in Japanese. For example, the Ames room, a kind of trompe l’oeil, can be understood in terms of competition between shape constancy and size constancy. Both pieces of constancy are functional. On the other hand, the ‘Rotating snakes’ illusion created by Kitaoka in 2003 shows illusory motion in a static image but cannot be accounted for in terms of any function. Actually sakushi is translated to visual illusion or optical illusion, but they are not identical. Moreover, mechanisms of sakushi tend to be less distinct than those of trompe l’oeil.

In this workshop, I will talk about mechanisms and functions of some illusions. One is the spiral illusion, in which concentric circles appear to be spirals. This illusion is explained with cooperation between orientation-selective neurons in V1 and spiral pattern-responding neurons in V4 (Kitaoka et al., 2001). Another is a motion illusion in a static image, in which the inset of low contrast appears to move in the same direction as the image motion that observers make. This illusion is explained in terms of the difference in visual latency between a high-contrast region and a low-contrast one (Kitaoka and Ashida, 2007). The former gives a shorter latency than the latter, giving apparent displacement within the image.

The latest issue I have been studying for a couple of years is the Fraser-Wilcox illusion group. The Fraser-Wilcox illusion was proposed in 1979. However, it was not followed by subsequent research for no less than twenty years because of difficulty of reproduction. This problem was solved by Kitaoka and Ashida (2003) who separated one illusion from another. Since these two illusions cancel each other in the original Fraser-Wilcox illusion image, rearranging them so as to work together makes a strong illusion. I call it the ‘optimized’ Fraser-Wilcox illusion.

At present, there are five types of the ‘optimized’ Fraser-Wilcox illusion, each including two subtypes. Then, ten basic illusions constitute this group. These illusions are strong in the peripheral vision as well as in bright stimuli or in bright illumination. The ‘Rotating snakes’ illusion is a product of this group. In fMRI studies, it was revealed that the ‘Rotating snakes’ illusion image activates hMT+ as well as lower visual areas such as V1 or V2 (Ashida, 2012; Kuriki et al., 2008). Yet the mechanism of this illusion remains indistinct.


Moreover, Kitaoka (2012) proposed a novel variant, in which illusion is strong in dark stimuli. This variant is strong in bright illumination like the previous variants. Furthermore, another novel illusion, which depends on color and is strong in dark illumination, has subsequently been revealed (Kitaoka, 2013). This color-dependent illusion shows a reversal in the direction of illusory motion depending on illumination. Here I will discuss this paradoxical illusion mentioning possible involvement of rod activity..
References
Ashida, H., Kuriki, I., Murakami, I., Hisakata, R. and Kitaoka, A. (2012). Direction-specific fMRI adaptation reveals the visual cortical network underlying the "Rotating Snakes" illusion. NeuroImage, 61, 1143–1152.
Kitaoka, A. (2012). The Fraser-Wilcox illusion and its extension. Perception 41 ECVP Abstract Supplement, page 91.
Kitaoka, A. and Ashida, H. (2003). Phenomenal characteristics of the peripheral drift illusion. VISION (Journal of the Vision Society of Japan), 15, 261-262.
Kitaoka, A. and Ashida, H. (2007). A variant of the anomalous motion illusion based upon contrast and visual latency. Perception, 36, 1019-1035.
Kitaoka, A. and Yanaka, H. (2013). Reversal of the color-dependent Fraser-Wilcox illusion under a dark condition. Perception 42 ECVP Abstract Supplement, page 97.
Kitaoka, A., Pinna, B., and Brelstaff, G. (2001). New variations of spiral illusions. Perception, 30, 637-646.
Kuriki, I., Ashida, H., Murakami, I., and Kitaoka, A. (2008). Functional brain imaging of the Rotating Snakes illusion by fMRI. Journal of Vision, 8(10):16, 1-10.
2013年10月25日(金) 「錯視の感覚認知メカニズム」("Visual Illusion: Its Mechanisms of Perception and Cognition") 生理研大学院「感覚認知機構論」(小松英彦先生)の1コマ
9月29日(日) 「錯視と脳と視覚心理学」 京都産業大学コンピュータ理工学部シンポジウム・京都産業大学・むすびわざ館
2013年9月12日(木)16:20-16:55 「色依存性の静止画が動いて見える錯視」 in 「視知覚の現象・機能・メカニズム ― 生理学的、心理物理学的、計算論的アプローチ」にて 自然科学研究機構岡崎コンファレンスセンター中会議室(愛知県岡崎市)
静止画が動いて見える錯視のうち、フレーザー・ウィルコックス錯視系統の錯視群は、特定の繰り返しパターンに沿ってパターンが動いて見える錯視である。これまでは、フレーザー・ウィルコックス錯視も、その「最適化」バージョンも、輝度とコントラストが高い方が錯視量が多く、色は若干の促進的効果を持つが、本質的には輝度が重要な役割を果たすと考えられてきた。ところが、近年になって、刺激が暗い方が錯視量が多いという亜種が発見され、さらに色が重要であるという錯視が発見された。後者についても輝度の役割は重要なのであるが、これまで錯視の方向は「黒→濃い灰色→白→薄い灰色→黒、その繰り返し」という記述表現が「最適化型」フレーザー・ウィルコックス錯視の本質であったが、色依存性の錯視は、濃い灰色の代わりに短波長色、薄い灰色の代わりに長波長色を置くという特徴とともに、それらの色の間で輝度差は必要ではないという点がこれまでのフレーザー・ウィルコックス錯視群とは異なる。さらに、この色依存性のフレーザー・ウィルコックス錯視は、明るい条件と暗い条件では錯視の方向が逆転するということがわかった。明るい時には錯視の方向は「暗→短波長色→明→長波長色→暗、その繰り返し」であるが、暗い時には「暗→長波長色→明→短波長色→暗、その繰り返し」となる。暗い時というのは物陰程度でも十分であるが、杆体が働くような薄明視の時に強い錯視を得る。これまではフレーザー・ウィルコックス錯視系統の錯視群のメカニズムは大脳のレベルと想定されていたが、網膜の関与も検討する必要が出てきた。これらの問題を考察する。
「視知覚の現象・機能・メカニズム - 生理学的、心理物理学的、計算論的アプローチ」
時期: 平成25年9月12日(木)、13日(金)
期間: 1泊2日(12日午後から13日午前)
場所: 自然科学研究機構岡崎コンファレンスセンター

特集展示 「TRICK WORLDフシギフシギノクニ」展
1 会  期 平成25年7月20日(土)~9月1日(日)(会期中無休)
        <7月13日(土)より受付開始>

2 会  場 福井県立こども歴史文化館 特集ひろば・体験ルーム2
(福井県福井市城東1-18-21)

3 開館時間 午前9時から午後5時まで(入館は4時半まで)

4 観覧料金 無料

5 概  要
今年は、エッセル生誕170周年です。エッセルのメモリアルイヤーである本年、こども歴史文化館では「TRICK WORLDフシギフシギノクニ」展を開催し、子どもたちにエッセル、エッシャー二人の業績をわかりやすく紹介していきます。さらにそこから視野を広げ、エッシャーに代表される視覚トリックを用いた作品も紹介し、おもしろさやおどろきを実感してもらいます。
オランダの技術者だったG.A.エッセルは、いわゆるお雇い外国人として三国に赴任し、三国港突堤や龍翔小学校を設計し、この地域の近代化に貢献しました。そしてエッセルの息子、M.C.エッシャーは、版画・絵画写実的ながらも現実には存在しえない不思議な世界をうみだし、その作品は世界中で愛好されています。エッセル・エッシャーのコーナーでは、三国に残るエッセルの資料をもとにその活動をたどるとともに、息子エッシャーの数多くのグッズやポスターを展示し、二人の業績を紹介していきます。
あわせて、作品視覚トリックの専門家による「錯視」や「だまし絵」、「手づくりアニメーション」なども展示していきます。これらの作品を通して、子どもたちや多くの人々に、ものの見方の多様性、新しい一面を発見する楽しさを提示していきたいと考えています。また、各ワークショップを通して、来場者にものづくりの楽しさを体感してもらいます。

6 主な展示内容

・オランダ出身の技師エッセルの紹介
G.A.エッセルは西暦1876年(明治9年)オランダからお雇い外国人として三国に来港しました。龍翔小学校の模型のほか、エッセルの手記、三国突堤(エッセル堤)の資料などを展示し、彼の業績をわかりやすく展示します。

・エッシャーのフシギ
G.A.エッセルの息子で画家・版画家のM.C.エッシャー作品のポスターを展示いたします。また、手にとって遊べるパズル、ネクタイ、フィギュアなどエッシャー作品をモチーフとしたグッズも展示いたします。

・フシギな手づくりアニメーション
こども歴史文化館オリジナル大型作品、「ゾートロープ」、「スリットアニメーション」の二点を展示いたします。初期アニメーション技術が用いられたこれらの作品は、静止したイメージにもかかわらずまるで動いているように見える装置です。子どもたちには、目線を変えたり動かしたりすることで、静止イメージが動き出す不思議を体感してもらいます。

・めくるめく錯視の世界
だまし絵の一分野である錯視は「目と脳でおこる錯覚」のことです。今回は錯視研究の第一人者北岡明佳先生監修のもと、錯視の事例を数多く展示します。説明よりもまずは体験!カラフルで幾何学的な画像の数々を楽しんでください。

・日本のフシギコーナー
視覚トリックを用いただまし絵は江戸時代の日本にも存在していました。ここでは日本を代表する歴史的だまし絵作家、歌川国芳の作品を展示します。また、日本ならではのだまし絵グッズも紹介します。

・フシギストリートinコレキ
子ども歴史文化館の各箇所に巨大な「ストリート3Dアート」を設置します。室内に設置したアートは、ある一点から見ると明快なイメージとして出現します。また、入ってびっくり!巨大なだまし絵が室内に登場する「フシギフシギノクニ分室」もご覧ください。

・その他、ピープショー、不可能立体など多数の作品を展示予定です。


7 関連イベント(都合によりは変更になる場合がございます。)
特集展示「TRICK WORLD フシギフシギノクニ」関連イベント

・くどう博士の手づくり科学おもちゃ教室「だまし絵立体をつくろう」
 7月27日(土)14時~14時30分 講師:工藤清さん(これきワイワイズ)
定員20名・要申込み


・音のフシギマジック
 8月3日(土)14時~15時 講師:市橋政信さん(株式会社テクニカフクイ、これ   
きワイワイズ)
定員20名・要申込み

・くどう博士の手づくり科学おもちゃ教室「だまし絵を描いてみよう」
 8月10日(土)14時~14時30分 講師:工藤清さん(これきワイワイズ)
定員20名・要申込み

・「ヘンな立体」をつくろう-ビー玉がのぼる!?フシギすべり台-
 8月11日(日)11時~、14時~ 講師:杉原厚吉さん(明治大学特任教授)
各回定員30名・要申込み

視覚トリックシアター-みんなで見よう!フシギ絵の世界-
 8月17日(土)14時~ 講師:北岡明佳さん(立命館大学教授)
定員:親子で100名・要申込み


・手づくりアニメーションを楽しもう-ゾートロープ-
8月18日(日)14時~、15時~、 講師:内藤秀信氏(ペーパークラフトモデラー、これきワイワイズ)
定員20名・要申込み

・くどう博士の手づくり科学おもちゃ教室「水中で消える絵」
 8月24日(土)14時~14時30分 講師:工藤清さん(これきワイワイズ)
定員20名・要申込み

・「つくって食べよう トリック料理」
 あなたの常識を裏切るおいしさ!
8月24日(土)14時30分~16時30分 
講師:畑和也さん(2012世界料理オリンピック銅メダリスト)
定員20名・要申込み


「特集展示で過去最大の、2万2千人の方にお越しいただきました。」

長野市少年科学センター 錯視の企画展
期間 7月27日(土)~8月25日(日)
場所 長野市少年科学センター第二展示室

平成25年7月27日(土)~8月25日(日) 30日間
入館者数 16,157人
内訳 大人7,295人 高校生73人 小学生4,522人 幼児4,267人

The color-dependent Fraser-Wilcox illusion: motion direction is reversed depending on luminance. "Illusions and delusions" in the Barn, Leinroden, Germany, August 23-24, 2013
Kitaoka, A. and Yanaka, K. (2013). Reversal of the color-dependent Fraser-Wilcox illusion under a dark condition. 36th European Conference on Visual Perception (ECVP) (Tuesday August 27: August 25-29, 2013), Bremen, Germany, August 27, 2013
Tomoeda, A., Tsuinashi, S., Kitaoka, A., and Sugihara, K. (2013). Traffic jam: a new method to reduce drivers' illusion of the road slope by drawing stripe patterns on the side walls. 36th European Conference on Visual Perception (ECVP) (August 25-29, 2013), Bremen, Germany, August 27, 2013
?Yanaka, K., Hilano, T., and Kitaoka, A. (2013). Drifting triangles illusion and its enhancement by shaking or blinking. 36th European Conference on Visual Perception (ECVP) (August 25-29, 2013), Bremen, Germany, August 27, 2013
?Matsushita, S., Muramatsu, S., and Kitaoka, A. (2013). Influence of saccade direction on illusory motion. 36th European Conference on Visual Perception (ECVP), Bremen, Germany, August 25-29, 2013
?Stevanov, J., Uesaki, M., Kitaoka, A., Ashida, H., and Hecht, H. (2013). ‘Face inversion effect’ on perception of the vertical gaze direction. 36th European Conference on Visual Perception (ECVP), Bremen, Germany, August 25-29, 2013
A new demonstration of the fluttering heart illusion. "Show Time" at the 36th ECVP in Bremen, Germany, August 27, 2013.
The fluttering heart illusion is a color-dependent motion illusion that a red heart appears to move in front of the blue background when the image is moved by the observer. Although this illusion was first described by Helmholtz (1867) and has been well-known among vision scientists, few standard demonstrations are available. One reason may be that this illusion is hard to see in the daytime because the illusion is strong in mesopic vision. Here I propose a new demonstration of the fluttering heart illusion by applying the technique to produce the contrast-dependent visual-latency illusion (Kitaoka and Ashida, 2007). This new demonstration allows observers to see the illusion in the photopic vision as well as in the mesopic vision.
2013年8月17日(土) 14:00~15:00 北岡明佳先生おはなし会 「視覚トリックシアター みんなで見よう!フシギ絵の世界」 エッセル生誕170周年記念特集展示「TRICK WORLD フシギフシギノクニ」関連イベント 福井県立こども歴史文化館2階 交流ひろば
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エッセル生誕170周年記念特集展示「TRICK WORLD フシギフシギノクニ」関連イベント

北岡明佳先生おはなし会
「視覚トリックシアター~みんなで見ようフシギ絵の世界~」

日時:平成25年8月17日(土) 14:00~15:00
場所:こども歴史文化館2階 交流ひろば
   (福井市城東1-18-21 TEL0776-21-1500)
対象:親子100人程(どなた様でもご参加いただけます)
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8月5日(月)16:50-17:50 特別講演 「錯視の視覚科学」 視覚科学フォーラム第17回研究会 立命館大学BKC ローム記念館5階大会議室
錯視の研究は19世紀半ばに始まり、その直後に成立した心理学の中心的話題の一つとして、おもに知覚心理学的に研究が進められてきた。ところが近年に至り、情報通信革命と同期して、量的にも質的にも急速に進歩を遂げつつある。情報通信革命が錯視研究になした最大の貢献は、質のよい錯視刺激の供給と、それらを誰でも見られる環境が用意されたことである。これは、錯視の評価を厳しく決める実践的な環境が用意されたということでもある。この錯視の大衆化によるいわば評価能力の向上以外の学術的なところでは、脳研究や数理科学との協調が挙げられる。本講演では、いくつかの具体的な錯視の例を挙げ、現在の総合的な錯視研究の現状と、将来の発展の方向について考察を深めたい。錯視の例としては、静止画が動いて見える錯視の代表例であるフレーザー・ウィルコックス錯視群、幾何学的錯視のうち神経生理学的にも数理的にも興味深い渦巻き錯視、色の恒常性に関連していると考えられる色の錯視などを取り上げる。
大学院キャリアパス支援プログラム 研究者のイ・ロ・ハ 基礎認識編 第2回 ガッツリ上げよう研究業績
【日時】 2013年5月21日(火) 14:40~16:10
【会場】 衣笠キャンパス 以学館 4階 46教室
【対象】 本学大学院生および専門研究員
【定員】 30名(先着順)
【講師】 北岡 明佳 (立命館大学 文学部教授)
<ミニトーク> 2013年3月18日(月) 「錯視のミニトーク@鹿児島大学」 鹿児島大学工学部
<一般発表> 2013年3月13日(金) 「明るさによって動きの方向が反転する色依存の錯視」 第46回知覚コロキウム かんぽの宿・青梅(東京都青梅市)
静止画が動いて見える錯視の一つにフレーザー・ウィルコックス錯視群がある。名称に「群」を付けている理由は、現象は類似しているが複数の異なる錯視から構成されている可能性があるからである。この錯視群の最新型として、色に強く依存した錯視がある。この錯視には、「印刷物で観察すると、照明が明るい場合と暗い場合で錯視的運動方向が反転する」という性質がある。このパラドックス的現象について考察する。
「明るさによって動きの方向が反転する色依存の錯視のデモ」 デモセッション
2013年2月27日(水) 13:30- 「色依存のフレーザー・ウィルコックス錯視におけるプルキンエシフト様の現象」 NTTコミュニケーション科学基礎研究所内(厚木市)
静止画が動いて見える錯視の一つにフレーザー・ウィルコックス錯視群がある。名称に「群」を付けている理由は、現象は類似しているが複数の異なる錯視から構成されている可能性があるからである。この錯視群の最新型として、色に強く依存した錯視がある。この錯視には、「印刷物で観察すると、照明が明るい場合と暗い場合で錯視的運動方向が反転する」という性質がある。このパラドックス的現象について、プルキンエシフトおよび踊るハート錯視と比較することで考察する。
2013年1月12日(土)~2月17日(日) かがくの色あそび展 静岡科学館る・く・る の展示に協力 (「目の色の恒常性」など加法的フィルタリングの色の恒常性にこれだけ力を入れた展示は初めてである)
2013年2月4日(月) 18:30-20:30 「錯視のデザイン」 メディアデザインウィーク2013 静岡文化芸術大学(静岡県浜松市)南279中講義室
 2013年1月23日(水) 1o01 「色依存の静止が動いて見える錯視と逆錯視」 日本視覚学会2013年冬季大会(2013年1月23日~25日) 
2013年1月13日(日) 13:30-14:30 講演会「見えない色、見えてしまう色 ~脳が感じる色のふしぎ~」 静岡科学館る・く・る
2012年12月25日(火)・26日(水)  「3ストローク・フリッカー呈示による色・明るさ・コントラスト・動きの錯視」 質感・色覚研究会@東北大通研
2012年12月14日(金) 13:00-14:30 「錯視とだまし絵の科学」 崇城大学・本館6階学術講演会場 <崇城大学の学生と社会人聴講生対象>
2012年11月24日(土)15:50~17:10  「色の錯視」 日本色彩学会関西支部 九州色彩ネットワーク 「研究会 in 福岡 2012 および総会」 福岡工業大学 B棟3階 B38講義室
色の錯視はまさにいろいろあります。すべて対比や同化に還元できると言えばその通りでもありますが、最近の色の錯視の「品揃え」はなかなかに多彩で、広く紹介してみたいと思います。 
 平成24年10月6日(土)〜11月11日(日) 愛媛県総合科学博物館 企画展「錯視のふしぎ」 
2012年10月30日(火) "Archive of visual illusion images", Poster of Visiome Platform team, INCF Japan Node International Symposium Advances in Neuroinformatics 2012 (INCF日本ノードシンポジウム), Ohkouchi Hall, RIKEN, Wako-shi, Saitama, JAPAN
INCF Japan Node International Symposium "Advances in Neuroinformatics 2012"

日時; 2012年10月30日(火)
    10:00~18:00 シンポジウム
    18:10~    懇親会
場所: 独立行政法人理化学研究所 和光大河内ホール
2012年10月13日(土))16:20~17:20 特別講演1 「顔の錯視」 第17回日本顔学会大会(フォーラム顔学2012)特別講演 東京電機大学東京千住キャンパス・丹羽ホール(1号館2階) プログラム
錯視には、形の錯視、色の錯視、明るさの錯視、運動視の錯視などがある。顔は人間にとって特別なものであり、特別なモジュールで処理されていると考えるのであれば、顔にも錯視があるということになる。本講演では、顔の錯視を、視線方向の錯視、倒立効果の錯視、顔特有の幾何学的錯視、化粧による錯視、その他の錯視に分けてレビューする。図は「アイシャドーの錯視」と筆者が呼んでいる新型錯視で、アイシャドーを付けた側と反対方向に視線が変位して見える現象である。なお、肌より明るいアイシャドーを付けると、付けた側に視線が変位して見える。
2012年9月29日(土) 14:00~16:00 「錯覚の心理学」 心理学科特別講演会 いわき明星大学 AV大講義室
2012年9月21日(金) 14:40-15:40 「色の錯視」 色材協会創立85周年記念大会・茂木記念講演(司会 石川裕之様) 大阪府立大学 中百舌鳥キャンパス C会場(学術交流会館 多目的ホール) プログラム 抄録
2012年9月15日(土)午後3時半頃~ 「錯視の心理学」 シンポジウム「目と脳」 第36回日本神経心理学会総会 「神経心理学はこのままでいいのか いけないのか」 学術総合センター・A会場 プログラム
 錯視(visual illusion)とは、一般的には「間違った視知覚」のことである。しかし、あまり厳密に言うと、どんな対象もその物理学的性質を完璧に捉えるということはできないので、視知覚なら何でも錯視ということになってしまう。そこで、錯視は「目立って間違った視知覚」に限定することが普通である。そうなると、錯視はいかにも駄目な知覚で、たとえばリハビリテーションで「改善」が期待できるような相手にも見える。しかし、実際には錯視は健常な現象であり、かつ頑健で、一貫して起こり続ける。
 一方、錯視の個人差はたいへん大きく、特定の錯視が見えない人は、一貫してその錯視は見えない。例えば、筆者はポンゾ錯視の正立図形で錯視がほとんど起きず、トロクスラー効果は弱く、マッカイ図形のオプ効果もほとんど観察できない。それらの錯視図を描く時は、それらの錯視についての研究データに基づいてデザインを決めたり、他者の意見に従って描いたりしている。
 錯視の個人差のメカニズムを明らかにする手がかりは少ない。希少な手がかりの一つに、「蛇の回転」という錯視作品の錯視の強さと年齢の間に、統計学的に有意な逆相関がある、という知見がある。これは弱い相関であり、年齢が高くなると錯視が起こらなくなる観察者の割合が増加するものの、老眼とは異なり、過半数の高齢者には錯視は見え続け、一方で錯視が起きない高校生も少数ではあるが存在する。これらの知見は、この錯視には世代を超えて個人差の一貫性がある可能性を示唆するとともに、年齢との弱い逆相関という独特な手がかりから未知のものが明らかになる可能性がある。もちろん、その研究は縦断的方法による調査ではないから、「実は錯視の個人差には一貫性がなく、交替で見えるようになったり見えないようになったりする」という可能性も残るが、それならそれで興味深いことである。
 脳損傷の患者に錯視がどう見えるのか、ということは興味深いところであるが、特にまとまったレビューは知られていない。脳損傷によって特定の錯視が見えなくなるという可能性と、未知の錯視あるいはこれまで見えなかった錯視が見えるようになるという可能性の2つを追求することが、錯視の神経心理学的研究であると思われる。
 その逆に、錯視研究の知見を神経心理学に応用するというアイデアは、今まであまり検討されてこなかったことでもあり、実り多い可能性がある。講演では、図をみるだけで眼振の方向がわかるという錯視図を紹介したいと考えている。
2012年9月3日(月) Kitaoka, A. "The Fraser-Wilcox illusion and its extension", Poster #70, ECVP2012, および IllusoriaMente Exhibition, Carlos V Hotel, Alghero, Italy <国際学会>
 2012年8月23日(木)14:30-15:15 「錯視のはなし」 豊川高校ご一行様への模擬講義・立命館大学末川記念館講義室 <豊川高校ご一行様向け>
 2012年8月4日(土) 14:30-15:15 「心理学域紹介とミニ講義」 オープンキャンパス 文学部企画 立命館大学衣笠キャンパス・明学館93(2F)

2012年8月6日~8日 (一般発表) 「視線方向の知覚における左右の異方性」 日本視覚学会2012年夏季大会・山形大学工学部(米沢市)
顔は概ね左右対称なので、視線方向の知覚もおおむね左右対称であると考えるところであろう。しかしながら、左右の異方性があると考えられる顔画像が見つかったので、実験データとともに報告・考察する。その顔画像は筆者が描いた人物イラストであり、その人物は筆者を見ているように描いたつもりであった。ところがこの画像を左右反転すると、視線方向は正面ではなく、向かって左を見ているように筆者には見える。そこで、大学生146名に8種類の画像(オリジナル、左右反転させたもの、目のみ左右反転させたもの、目以外を左右反転させたもの、およびそれぞれの倒立画像)を見せ、画像の人物の視線の方向を評定させた。その結果、視線方向の知覚において、左右の異方性が見られた。この異方性は正立画像に見られ、倒立画像には見られなかった。キメラ顔の研究知見との関係などを考察する。
2012年7月30日(月) 16:45 - 17:35 「[招待講演]フレーザー・ウィルコックス錯視族の現象とモデル」 電子情報通信学会・ニューロコンピューティング研究会・立命館大学情報理工学部(BKC) <会場は京都の衣笠キャンパスではありません。びわこ・くさつキャンパスです>
筆者の作品「蛇の回転」はフレーザー・ウルコックス錯視を最適化した(と筆者が考えた)錯視を応用したものである。ところが、「最適化したフレーザー・ウルコックス錯視」にはいろいろなサブタイプが見つかり、色が重要な役割を果たすことや、高輝度が重要と思われていたら低輝度の時に錯視量の多いタイプも見つかるなど、単一の錯視であるという考え方が研究の当初から揺ぎ続けている。本講演では、この「フレーザー・ウィルコックス錯視族」について、これまでにわかった現象的性質を明らかにし、可能なモデルを考察する。
2012年6月23日(土)10:00-11:30 「知覚心理学」 日本心理学会「高校生のための心理学講座」(関西地区)・同志社大学新町校舎 予定表 <入場無料・高校生向け>
2012年5月26日(土) 9:00-15:50 (作品展示)・11:05-11:20 (ショートプレゼン)・15:10-15:50 (カラーデザイン発表) 赤いフレーザー・ウィルコックス錯視を用いたデザイン 京都大学吉田南キャンパス 抄録原稿(PDF) 日本色彩学会第43回全国大会[京都]'12 プログラム <日本色彩学会大会参加要>
碧南市哲学たいけん村無我苑の錯視の展示会に協力 ~2012年5月
千葉市科学館春の企画展「錯覚展“見える”のふしぎ」 2012年3月2日~4月8日 来場者数9542名 <ノート: これ以前の展示協力については、ファイル送付後スケジュール等の連絡があったものに限られているので、実際にはもっと多くの企画展に協力している。>
2012年3月30日(金) 「オオウチ錯視の市松模様で重要なのは短辺?」 第45回知覚コロキウム 清里 清泉寮 (世話人会代表 長田佳久(立教大学)) <知覚コロキウム参加費要>
オオウチ錯視の説明としては、市松模様の長辺と短辺から得られる信号の相互作用の中に錯視の原因を求めるモデルがいくつか提案されているが、本研究ではオオウチ錯視の長辺は不要であり、短辺の輝度コントラスト極性の反転が重要であることを、複数の新しい錯視図形を用いて検討する。
2012年3月22日(木)11:00- 「網膜説が有力な錯視の検討」 「網膜回路と視覚応答のシステムダイナミクス解明プロジェクト」セミナー 立命館大学びわこ・くさつキャンパス サイエンスコア5F大会議室 <入場無料・予約不要>
錯視研究においては、錯視の発生部位と想定される場所については、概して網膜から脳に移行する歴史的経過をたどってきていると思われる。しかし、たとえ大きい受容野を仮定しなければ説明できない錯視でも、最初に刺激が入力されるところは網膜なので、網膜が何の影響も与えないということは考えにくい。本セミナーでは、網膜説が有力な錯視を検討するとともに、網膜説があまり検討されてこなかった錯視についても網膜の関与を考察する。
2012年3月17日(土) 「錯視とS3Dが活かされる世界」 The Symposium &amp; Exhibition of Visual Illusion +S3D World 2012: Invitation to Visual Science ~錯視とS3Dが活かされる世界:視覚科学への誘(いざな)い~ (R-GIRO と 3Dフォーラム共催) 立命館大学衣笠キャンパス・以学館1号ホール <入場無料・予約不要> プログラム ポスター
2012年3月14日(水) 「計算可能な錯視の探索的検討」 第4回錯覚ワークショップ 明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン9階 講義室309A プログラム <入場無料・予約不要>
2012年1月18日(水) 18:00-20:00 「静止画が動いて見える錯視の検討」 計算錯覚学第5回チーム会議 錯覚美術館 <関係者のみ>
2011年12月3日(土) 18:00~18:30 第3回錯視コンテスト授賞式 日本基礎心理学会懇親会にて
2011年11月19日(土) 15:45~16:45 「『錯覚』について考える」 立命館大学文学部 <文学部協定校(16校)の高校2年生 約100名> 抄録
2011年11月4日(金) 「可視化画像と錯視」 可視化情報学会主催・第17 回ビジュアリゼーションカンファレンス タイム24 ビル(東京都江東区青海;臨海副都心線ゆりかもめ・テレコムセンター駅下車徒歩1分) 抄録 
2011年9月18日(日) 13:00~15:00 「錯視の世界~脳はだまされる」 朝日カルチャーセンター名古屋 栄教室 <予約制・有料>
2011年9月7日(水)10:00~17:45 「フレーザー錯視族とそれらに同期する静止画が動いて見える錯視群」 JST 第2回数学領域シンポジウム 越境する数学・アキバプラザ5階 アキバホール 抄録 <予約不要で無料>
2011年8月27日(土) 13:00~15:00 「錯視とだまし絵の話」 文京学院大学女子中学校・SPP(サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト)事業 <生徒さんのみ受講可と思われる>
仙台市科学館特別展 2011年7月17日(日)~8月24日(水)
出展作品・・・「蛇の回転」「ワープ」(リメーク)「秘密基地」「光る菊」「ぶどうの波」「タイムトンネルショー」「秋の沼」「蛇の詰め合わせ」「サクラソウの畑」「光るフジツボの詰め合わせ」「ウニ」「ルビンの盃」「膨らみの錯視」「渦巻きアンパン」「ローラー」「日本の動揺」「不安定な肖像画」「金網UFO」「不可能立方体列」「夜のタコ」「脳の回転」「夜の金属蛇の回転」「オーロラ」
2011年8月7日(日) 14:30~15:15 「心理学域紹介とミニ講義」 2011年度夏季オープンキャンパス・文学部企画 立命館大学衣笠キャンパス <入場無料>
2011年6月15日(水) 14:30~16:00 「色の錯視いろいろ」 京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科 大学院の特別講義 <院生さんのみ受講可と思われる>
 伊藤若冲の絵画の中には錯視が隠されていたことが明かされる!
■「プロローグ 大野智 meets  若冲」
45分バージョン   
  4月16日(土)【BSプレミアム】午後6:00~6:45
再)4月23日(土)【BSプレミアム】午後1:30~2:15
 
30分バージョン   
    4月18日(月)【BSプレミアム】午後7:30~8:00
  再)4月20日(水)【BSプレミアム】午前11:00~11:30(追加)
  再)4月21日(木)【BSプレミアム】午前9:00~ 9:30(追加)
  再)4月23日(土)【総 合】     午後5:30~6:00

本放送
   4月26日(火)【BSプレミアム】午後9:00~10:30
2011年4月24日 14:00-15:30 「錯視の楽しみ」 トリックアートの世界展 視覚の迷宮へようこそ!・高松市美術館 <要入場料>
記念講演会1「錯視の楽しみ」
絵が動いて見える,線がゆがんで見える…錯視(目の錯覚)デザイン研究の第一人者・北岡先生による楽しい「錯視」の話です。
日時 4月24日(日)14:00~15:30(開場13:30)
場所 1階講堂
料金 無料
講師 北岡明佳氏(立命館大学教授) 北岡明佳の錯視のページ
定員 150人
2011年4月15日(金)~5月29日(日) 錯視デザイン十数点展示 トリックアートの世界展 視覚の迷宮へようこそ!・高松市美術館 <要入場料>
 2011年3月14日 14:30 – 15:20  「計算可能な錯視の探索的検討」 抄録 第4回錯覚ワークショップ ~CREST研究「計算錯覚学の構築」キックオフワークショップ~(2011年3月14日・15日) 明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン 309B講義室 <入場無料・予約不要> <東日本大震災のため中止>
2011年3月12日(土) 運営・司会・講演 「3Dと錯視」 3Dフォーラム&R-GIRO講演会 立命館大学 <入場無料・予約不要> ポスター・チラシ <東日本大震災の影響でスケジュール変更をしつつつも実施>
 2011年2月18日(金) 「錯視いろいろ」  画像・映像エンジニアのための視覚メカニズム・錯視講習会 (映像情報メディア講習会) 映像情報メディア学会 機械振興会館 地下3階 研修2号室 <定員 スクール形式:110名> 案内チラシ
 2011年2月5日(土)13時~14時30分(講演80分+質疑応答10分) 立命館大学大阪キャンパス講座・2012年度 立命館大学文学部 学域・専攻制度導入記念講演 「だまし絵・錯視・3D体験 ~脳はなぜだまされるのか? 文学部的解釈!~」  立命館大学大阪キャンパス  案内チラシ 大学の広報ページ <一般向け・入場無料・90名定員>
 2010年12月23日(木)16:10-16:30 「顔の錯視の探索的研究―新しい視線方向の錯視―」 新学術領域研究「学際的研究による顔認知メカニズムの解明」 第2回領域班会議 A04班(心理学)認知科学的研究による顔認知機能の解明 平成22年12月23日(木)~24日(金)・沖縄県市町村自治会館(口演:2階ホール、ポスター:4階第4~6会議室) 科研・新学術「顔認知」  <学会・研究者向け・入場無料>
 2010年10月9日~11月28日・千葉県立現代産業科学館「平成22年度企画展 みる!みえる! ―錯視から探る視覚の仕組み―」

東京大学・新井仁之先生撮影

"Experimental aesthetics and vision research" (実験美学と視覚の研究)
日時: 2010年10月29日午後1時15分~5時
会場: 立命館大学衣笠キャンパス衣笠セミナーハウス(西園寺記念館)1階カンファレンスルーム2
入場無料
2010年7月17日~9月26日・北九州イノベーションギャラリー立体の夢 3D大集合展」 
2010年9月20日(月)・15:30-17:30 「Face Illusions(顔の錯視)」 日本心理学会第74回大会シンポジウムS007「顔知覚への多面的アプローチ」(Multifaceted Approaches to Understanding Face Perception)(森川和則先生ご主催)の話題提供 大阪大学・基礎工大講義室 <日本心理学会大会参加費要>
2010年9月22日(水)・9:30-11:30 日本心理学会第74回大会ワークショップWS081「色彩心理学の展開: 若手研究者からの提言 」(企画:木村敦・高橋晋也・坂田勝亮、話題提供者:筒井亜湖・牧野暁世・若田忠之)の指定討論 大阪大学・大学教育実践センターA102 <日本心理学会大会参加費要>
藤沢市湘南台文化センターこども館夏休み企画 入場者は1万4千人超。
2010年9月3日 「yPS細胞と錯視(仮称)」(公演内容未定) 第38回YPS (Young Perceptionists' Seminar) 大宰府のどこか、改め、国民宿舎めかり山荘(北九州市) 九州大学大学院・芸術工学府主催 <YPS参加費要>
第38回 Young Perceptionists' Seminar
・日 時: 2010年9月2日(木),3日(金),4日(土)
・テーマ: 知覚一般、その他、妄想を含む
・場 所:国民宿舎 めかり山荘(予定) ※会場が変更となる可能性があります.
・参加費:有職者30,000円,非有職者20,000円(人数により変動あり)

特別講演
 佐藤隆夫先生(東京大学) (演題未定)
 北岡明佳先生(立命館大学)(「yPS細胞と錯視」)
 河邉隆弘先生(九州大学) (演題未定)
2010年9月5日 「3Dと錯視」 北九州イノベーションギャラリー立体の夢 3D大集合展」シンポジウム <『立体の夢:3D大集合展』の入場に、大人500円、子供250円>
2010年7月~8月? 湘南台文化センターこども館夏休み特別企画展
2010年7月~8月・シャープ歴史・技術ホール(奈良県)「夏休み親子見学会」 PDF
2010年6月~8月・静岡福祉大学図書館企画展「心理学に親しんでみよう~錯視と色の世界」
2010年8月2日(月) 13:10-14:10 「『錯覚』について考える」 高大連携協定校プログラム 文学部アカデミック・プログラム 夏期セミナー <高大連携協定校プログラム受講生のみ>
2010年6月8日~7月11日・大阪府立大型児童館ビッグバン 「『錯覚のふしぎ』展」
<展示期間中の来館者数の合計は19,455人>
2010年7月2日(金) 15:00-16:30 "Tilt illusions and anomalous motion illusions" 理化学研究所・BSI にて ご案内 <一般OK? 理研に入るのは大変>
 2010年6月25日(金) 「錯視と注意と脳」 京都大学・こころの未来研究センター・第11回注意研究会 講演要旨 <一般OK?>
2010年5月29日(土) 「錯視を用いた知覚心理学 ~見る仕組みの不思議~」(「初芝立命館高校で錯視の講演」) 初芝立命館高等学校にて <初芝立命館さんのみと思われる>
2010年1月16日~3月22日・広島市江波山気象館 「不思議な実験室2 光と視覚のミステリー」 
 2010年1月25日(月) 5限 「錯視と脳」 大学院特別講義 日本大学大学院文学研究科心理学専攻主催
2009年10月10日(土)~2010年1月11日(月) 錯視デザインを数点展示 3D! 脳と目のびっくり展 はまぎんこども宇宙科学館 横浜市 
2009年12月13日(日) 13:00~ 文部科学省科研費新学術領域「学際的研究による顔認知メカニズムの解明」・2009年度第1回心理班研究会・「錯視と顔認知」 立命館大学衣笠キャンパス 恒心館 729教室 <参加費は無料です。講演者は基本的に招待者および班員ですが、「私の研究はすばらしいので聞いて欲しい」という押しかけ発表希望の方は北岡までご連絡下さい。>
2009年11月14日(土)(予定) 「色の恒常性による色の錯視」 色覚研究会@仙台 東北大学電気通信研究所 <参加費は不要と思いますが、内容は思いっきりディープなので、シロウトさんの参加は無理です>
相棒 (season 8) 第4話 「錯覚の殺人」 (2009年11月11日21:00~21:52テレビ朝日系放送) に錯視デザインが使われました(北岡の錯視本も出た)。
2009年10月30日~11月8日 錯視ブースを出展 大学サイエンスフェスタ 「発見!体験!先端研究@上野の山」 STAGE-1 (秋田大学、東京農工大学、福井大学、立命館大学) 国立科学博物館
2009年11月8日(日) 10:00~11:30 「脳はなぜだまされる?錯視の世界」 こどものための科学講演会 伊丹市立こども文化科学館・プラネタリウム室 <小学生3年生以上とその家族・一般、定員150人(事前申込、先着順、10月7日(水)10時より来館または電話にて受付)、入場料は1家族あたり500円らしい>
2009年9月29日(火) "A brief classification of colour illusions" 11th Congress of the International Colour Association (AIC) 2009, Sydney, Australia <AIC大会参加費要>
2009年9月10日(木) 「錯視・錯覚のオーバービュー」 ワークショップ「錯覚ワークショップ ― 横断的錯覚科学は成立するか」 (明治大学先端数理科学インスティテュート・プロジェクト研究 「錯覚の数理モデリングとその応用」 主催) 明治大学駿河台キャンパス紫紺館3階会議室 ポスター 北岡の抄録 <無料>
2009年8月27日(木) 「遠近法的錯視を考える」 シンポジウム「遠近法的錯視を考える」 日本心理学会第73回大会 立命館大学衣笠キャンパス <日本心理学会大会参加費要>
2009年8月19日(水)か20日(木) 顔の錯視 新学術領域研究「学際的研究による顔認知メカニズムの解明」】・平成21年度第1回領域班会議 ウェルシティ札幌 <無料らしい>
2009年8月7日(金) 「錯視のつくり方」 夢のたまご塾 飛騨アカデミー <高校生対象 参加費要>
 2009年8月2日(日) 科学講演会「錯視について」 夏の特別展「ブラック城の大冒険~おばけ城のふしぎ体験!~」 福岡県青少年科学館・3階集会室 (福岡県久留米市) 14:00-15:00 <小・中学生、一般(150名)対象 参加費不明>
 2009年7月12日(日) 「錯視を起こす脳のメカニズムを考える」 東北大学脳科学グローバルCOE・第3回脳カフェ 杜の都で脳を語る・せんだいメディアテーク 抄録 <20-40代の仙台市民(一般)対象 参加費不明>
広島市こども文化科学館 視覚・錯覚のふしぎ展 5月14日(木)~6月28日(日)
 第8回産学官連携推進会議 「錯視(visual illusion)の実験心理学的研究」 立命館大学研究シーズのブース 京都国際会館 6月20日(土)、21日(日) ポスターの説明 --- ポスターのPPTファイル
ArtBoom Festival in Crakow 2009年6月 (クラコフ、ポーランド)
 2009年5月18日(月)  「錯視の作り方」 色彩学会イルージョン研究会講演会 15:00-16:30 女子美術大学・女子美アートミュージアム <おそらく無料ながら、色彩学会と女子美術大学と関係があることが入場の条件らしい>
2009年3月28日(土) 「色の錯視と残効」 日本色彩学会関西支部2009シンポジウム 大阪市立大学文化交流センターホール シンポジウムのご案内 <学会会員向き、一般の方はおそらく有料>
2008年4月5日(土)~毎週土曜日 ミニコーナー「さっかく君」 NHK教育「科学大好き土よう塾」 10:30~11:14 (錯視デザインを提供) → 2009年3月14日スペシャル版で最終! 「さっかく君」のページ
2009年3月8日(日) 「錯視と視覚表現」 朝日カルチャーセンター名古屋 栄教室 <一般向き有料>
2009年3月6日(金) 「錯視の不思議について」 視覚科学技術コンソーシアム(Vision Science & Technology: VSAT)・第1回オープンセミナー 東洋インキ製造株式会社・本社9階会議室 13:30-17:30 <申込事前登録制・有料> ご案内
開催期間:2008年11月20日(木)~12月24日(水)
タイトル:錯視の科学(楽しい錯視の発見)
「止まっているものが動いて見えたり、回転して見えるってほんとかな?自分の目で確かめてみよう!」
場所:大洗わくわく科学館1階コミュニティホール
科学館へのアクセス:http://www.jaea.go.jp/09/wakuwaku/access/index.html
2008年12月8日(月) "An Overview of Illusions of Brightness" in Professor Mark McCourt's talk in Ritsumeikan 立命館大学衣笠キャンパス・創思館1階カンファレンスルーム・15:45~17:45 (科学研究補助金による講演会・企画者は北岡) プログラム <研究会、無料>
2008年11月22日(土) A new type of the optimized Fraser-Wilcox illusion in a 3D-like 2D image with highlight or shade (陰影によって立体的に見える図形における動きの錯視) 3Dフォーラム・第86回研究会「視覚と錯視:Vision & Illusion」 電気通信大学 プログラム <研究会、無料>
2008年11月22日(土) ロレアル色の科学と芸術賞と「蛇の回転」「緑の渦巻き」など 日本テレビ「絶対知っておきたい10人」 13:30~14:30 (北岡出演)
2008年11月15日(土) 「踊るハート達」「シェパード錯視」「ミュラー・リヤー錯視」「視覚的補完」など テレビ大阪「かがくdeムチャミタス!」 9:30~9:45 (北岡出演)
2008年10月4日(土) 「視覚表現と錯視」 立命館大学土曜講座・「視覚の想像力」 午後2時~4時 立命館大学末川記念会館講義室(1階) <一般向き・無料> 
2008年9月19日(金) 「Optimized Fraser-Wilcox illusions: A pictorial classification by Akiyoshi Kitaoka」 日本心理学会第72回大会ワークショップ・WS005・静止画が動いて見える錯視に関する実験的研究 北海道大学
2008年9月10日(水) 「錯視・数学・美」 明治大学・各研究科横断型カリキュラム・プロジェクト系科目・先端数理科学I「芸術の中の数理」 明治大学秋葉原キャンパス <明治大学の講義内> 案内のポスター
2008年8月9日(土)~8月31日(日) 錯視作品展示 ふしぎで楽しい目の錯覚 '08ドリーム21夏休み特別展 ドリーム21地階・多目的文化ホール(東大阪市立児童文化スポーツセンター) <一般向き・無料>
2008年8月1日(金)~8月31日(日) 錯視作品展示 目にも不思議な科学の世界 夏休み特別イベント きっづ光科学館ふぉとん・エントランスホール <一般向き・無料>
2008年8月28日(木) 錯視とそのデザイン【作図実習付】 10:30~16:30 NTSセミナー エヌ・ティー・エス セミナールーム(東京都文京区本郷2-27-16) <一般向き・有料> お知らせ
2008年8月15日(金)~8月16日(土) 錯視作品展示 NHK「夏休みフェア」 NHK『爆笑問題のニッポンの教養』のブース NHK渋谷放送センター <一般向き・おそらく無料>
2008年8月9日(土) 目にも不思議な錯視の世界 きっづ光科学館ふぉとん「夏休みイベント」特別講演・日本原子力研究開発機構関西光研究所 多目的棟 大ホール <一般向き・無料・事前申込制>
2008年7月24日(木) ファジィ知覚と錯視  日本知能情報ファジィ学会・脳と知覚研究部会 第10回 研究講演会・平成20年度 第1回 関西支部例会 関西大学 千里山キャンパス 先端科学技術推進機構 2F 会議室 <研究者向き・無料> 案内文
   
2008年7月8日(火) 色の錯視いろいろ 京都工芸繊維大学・大学院・講演 京都工芸繊維大学 <京都工芸繊維大学の大学院の講義内講演です> 案内文
2008年7月5日(土) 錯視いろいろ 関西若手研究会・招待講演 立命館大学・衣笠キャンパス <若手の心理屋向き・無料>
2008年5月17日(土) ギャンブリング*ゲーミング学会 第5回シンポジウム 大阪商業大学 「錯視絵」 <学会内での講演です>
2008年4月10日(木) ようこそ!視覚の不思議ワールドへ! ABC(朝日放送)「ビーバップ!ハイヒール」 23:32~24:32 (録画) (関西ローカル)
2008年3月5日(水) 立命館大学初等中等教育課(一貫教育推進本部)扱い 「立命館で錯覚を研究する」 立命館慶祥中学校1年生への講演 立命館大学衣笠キャンパス・以学館5号教室 <付属中学生対象の講演会です> 
2008年3月4日(火) 立体協主催 シンポジウム(2007年度第3回)「錯視・視覚心理と立体」 T's東宝ビル別館 ホール304 「奥行知覚における動く錯視の現象観察的散策」 立体映像産業推進協議会(立体協) <一般向き・有料>
2008年2月18日(月) 東京大学(医学部) 「錯視と脳」 医学共通講義Ⅲ 機能生物学入門 <大学院の講義での講演です>
2008年2月10日(日) 静岡科学館る・く・る 9階 イベントホール 「錯視デザイン第一人者教授による だまされる視覚~錯視の楽しみ方~」 錯覚展 <一般向き>
2008年2月2日(土) 東京大学(数理研究科) 「錯視の数学」 非線形数理東京フォーラム・東大COE共催 「人と自然の数理」・イリュージョンの世界 <数学の研究会内での講演です。どなたでも入場できます>
2008年1月9日(水) 東北大学(情報科学研究科)  「情報処理から見た錯視」 <大学院の講義での講演です>
2007年12月1日(土) 立教大学 「錯視と芸術」 RARC公開講演会 <一般向き>
2007年10月27日(土) 東北学院大学 「錯覚の心理学」 東北学院大学教養学部特別講演会 <一般向き>

 

 北岡明佳の錯視のページ 

東北学院大学の講演の帰りに、ミニ鉄っちゃんしたところ。