文学研究科 学特殊問題 II

後期開講・月曜5限@ 敬学館219(地階) 登録者数8名?

注 : このページは大学の公式ページではありません。本講義のオンラインシラバスはこちらです。

受講生で質問がある方はこちらにご連絡下さい。 → 北岡明佳(本講義の担当者)に電子メールを出す

2014年9月29日より


錯視・錯覚・だまし絵等を講義します。できる場合は実習形式も取り入れます。


シラバス (2007年の心理学特殊講義VIIIを順次改変)

 週  内容
 1  
北岡明佳 (2014) 「大学の学びの魅力を感じる錯覚の授業」 (立命館慶祥高等学校模擬授業(ゼミナールII SA と合併)・9月29日(月)13:00~14:30・立命館大学衣笠キャンパス・洋洋館962号教室) 発表に使用したウェブページ



メモ: 「屋島のミステリーゾーン再訪」の前まで講義・ディスカッション。ハンドアウトを配布。

 2
北岡明佳 (2014) 「錯視を創る」 (ビューティークリエーション研究センター 講演・2014年10月3日(金) 9:30-11:30・資生堂五反田ビル 4階会議室) 発表に使用したウェブページ



明るさの錯視一覧色の恒常性図ARTPOPのプリント視線方向の錯視のプリントを配布

 3
 台風で休講。

 4
北岡明佳 (2012) 顔の錯視のレビュー BRAIN and NERVE 神経研究の進歩, 64 (7) (増大特集 顔認知の脳内機構), 779-791. PDF(スキャンコピー) 図の一覧

顔の錯視10

顔の錯視9

顔の錯視8

顔の錯視7

顔の錯視6

顔の錯視5

顔の錯視4

顔の錯視3

顔の錯視2

顔の錯視

 

 5
最適化型フレーザー・ウィルコックス錯視


Kitaoka, A. (2014). Color-dependent motion illusions in stationary images and their phenomenal dimorphism. Perception, 43(9), 914-925.
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/Kitaoka2004-p7706-highres.pdf

その論文の図一覧
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/CFW-paper-figures.html

Oxford錯視本の論文の図一覧(Kitaoka, A. (forthcoming). The Fraser-Wilcox illusion and its extension. A. Shapiro and D. Todorović (Eds.), Oxford Compendium of Visual Illusions, Oxford University Press
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/OUPfigures.html


北岡明佳 (2014) 「回って・揺らして・酔わせちゃう?!目の錯覚を作り出す錯視アートのひみつ」 (錯覚教室・岐阜市科学館夏の特別展・2014年8月3日(日)13:30-14:30・岐阜市科学館) 発表に使用したウェブページ

Kitaoka, A. (2014). A new type of the color-dependent Fraser-Wilcox illusion. Perception 43 (37th) ECVP (Belgrade) Abstract Supplement, page 20 (Poster #17 August 25, 2014). Presentation (html) --- Poster (doc) --- Handout (doc)

Kitaoka, A. (2014). Motion illusion induced by color changes. 10th Asia-Pacific Conference on Vision (APCV), Sunport Takamatsu, Takamatsu, Japan, (Poster July 20, 2014 (P2-16)). Poster MS-Word doc file --- Movie demos

 6
幾何学的錯視一覧

錯視のカタログのページ



ニニオ先生の幾何学的錯視のレビュー

Review ARTICLE

Front. Hum. Neurosci., 28 October 2014 | doi: 10.3389/fnhum.2014.00856
Geometrical illusions are not always where you think they are: a review of some classical and less classical illusions, and ways to describe them
Jacques Ninio

Laboratoire de Physique Statistique, Physics Department, Ecole Normale Supérieure/PSL Research University, Paris, France


 7
北岡明佳 (2014) 「あなたと創るこれからの錯視の科学」 (第11回JST数学キャラバン in サイエンスアゴラ2014・2014年11月9日(日)13:40-14:20・東京国際交流館 3階 メディアホール) 発表に使用したウェブページ

 8
北岡明佳 (2014) 「だまし絵と錯視」 (だまし絵II 関連の講演・2014年11月16日(日)14:00-15:30・兵庫県立美術館 ミュージアムホール) 発表に使用したウェブページ

 9
北岡明佳 (2014) 「星加科研プロジェクト研究に関係しそうな錯視や現象」 (星加研究グループ科研第一回プロジェクト会議・2014年11月23日(日)午後・崇城大学J号館7階大学院講義室) 発表に使用したウェブページ

<坂道錯視>
20 セルビアのマグネティック・ヒル
19 鳴門スカイラインの四方見橋
18 屋島のミステリーゾーン
17 尻別国道の坂道錯視
16 美瑛町の坂道錯視
15 上富良野町のジェットコースターの路
14 津南町の連続した坂道錯視
13 津南町の坂上りの水
12 宇治田原町の坂上りの水
11 滋賀県立陶芸の森の階段錯視
10 正丸駅の階段錯視
9 種子島・南種子町河内の錯視の坂
8 種子島・中種子町納官深久保の錯視の坂
7 天草下島・木山弾正無念坂とお京坂
6 美山町田歌の坂上りの川
5 岡垣町のゆうれい坂
4 田主丸の坂上りの水
3 階上町の後戻り坂
2 東和町のミステリー坂
1 いろいろ

 10
明るさの錯視

錯視的階段状ゲルプ効果など

明るさの錯視一覧・英語(BrightnessIllusionCatalogue2012b.doc)

明るさの錯視一覧・日本語(akarusa4.doc)

 11
色の錯視

Kitaoka, A. (2009) A brief classification of colour illusions. Proceedings of the 11th Congress of the International Colour Association (AIC) 2009 (CD-ROM). (talk on September 29, 2009) Presentation (html) --- PDF --- Manuscript


色の知覚と錯覚


 
 12
視覚的補完

北岡明佳(編著) (2011) いちばんはじめに読む心理学の本⑤ 知覚心理学 ―心の入り口を科学する― ミネルヴァ書房 (2011年4月刊、総ページ数は297ページ) 北岡執筆部分の図一覧

視覚的補完(visual completion)のプリント

Kitaoka, A. (2009) Memories of the two excellent Gestalt psychologists Professors Kaoru Noguchi and Walter Ehrenstein by Akiyoshi Kitaoka. Talk in a session (Memories of Professor Kaoru Noguchi) in the 42nd Annual Convention of the Chikaku Colloquium (Perception Colloquium), hosted by the Kyushu University, Shikanoshima, Fukuoka, March 22, 2009. 発表に使用したウェブページ (html)

 13
幾何学的錯視と静止画が動いて見える錯視の同居

Kitaoka, A. (2010) Tilt illusions and anomalous motion illusions. (talk in the RIKEN BSI on July 2, 2010) Presentation (html)



Kitaoka, A. (2010). The Fraser illusion family and the corresponding motion illusions. 33rd European Conference on Visual Perception (ECVP 2010), EPFL, Lausanne, Switzerland, 2010/8/22-26, 8/26 poster publication. Poster(Kitaoka, A. (2010) The Fraser illusion family and the corresponding motion illusions. Perception, 39, Supplement, #61, p. 178)


 14
透明視







北岡明佳(編著) (2011) いちばんはじめに読む心理学の本⑤ 知覚心理学 ―心の入り口を科学する― ミネルヴァ書房 (2011年4月刊、総ページ数は297ページ) 北岡執筆部分の図一覧

透明視のプリント

色の恒常性3

MA_color_change01b.exe (色変換のプログラム、乗算型と加算型)

redcyan_change.exe (ランドの二色法近似的作成プログラム)

  


サンプル画像  serbia24-DSC_9787.bmp


 15
ランドの二色法

two_color_image03.exe (ランドの二色法近似的作成プログラム万能版)


錯視コンテスト






時限 講義内容 配布資料とリンク その他
1 ガイダンス

錯視、錯覚、だまし絵とは何か

<サクラの錯視デザイン>
北岡明佳 (2007) 色の錯視 (東北大学電気通信研究所共同プロジェクト研究「視覚の統合処理過程の解明とその応用」・打ち合わせ講演会、2007年3月5日(月)17:00-18:00) 発表に使用したウェブページ



北岡明佳の錯視のページ
Akiyoshi's illusion pages


<最新刊紹介>
北岡明佳(監修)・ワード(構成・文) (2012) 錯覚の大研究 PHP研究所

北岡の錯視本出版情報



<再演>
北岡明佳 (2010) 「錯視を用いた知覚心理学~見る仕組みの不思議」 (初芝立命館高校・2010年5月29日(土)) 発表に使用したウェブページ


<だまし絵の例>
情報処理心理学Ⅰ(2009年度)のページ
だまし絵のページ





<認知レベルの錯覚の例>
「見えないゴリラ」のデモ

受講予定人数の把握


教科書は「錯視入門」(朝倉書店、2010年)


さらに情報



初版第2刷に印刷がよくないところが3箇所(扉、p.30、p.37)発見された。第1刷は問題なし。修正用シールはこちら → sakushinyumon-correction2012.docx <2012年5月21日>

2 静止画が動いて見える錯視 その1

(教科書は第4章)

運動残効(motion aftereffect)

床屋のポールの錯視(barber-pole illusion)

リバースファイ(reverse phi)
Kitaoka, A. (2006). Configurational coincidence among six phenomena: A comment on van Lier and Csathó (2006). Perception, 35, 799-806.



トゲトゲドリフト錯視(配布プリント)


Kitaoka, A. (2010) Tilt illusions and anomalous motion illusions. (talk in the RIKEN BSI on July 2, 2010) Presentation (html)


Kitaoka, A. and Murakami, I. (2007) Rotating Ouchi illusion. Poster presentation in VSS2007, Sarasota, Florida, USA, May 15, 2007. Abstract (MS-Word)  VSS2007 Abstract (including all) (PDF)

(Kitaoka, A., & Murakami, I. (2007). Rotating Ouchi illusion [Abstract]. Journal of Vision, 7(9):984, 984a, http://journalofvision.org/7/9/984/ doi:10.1167/7.9.984.)
(配布プリント)
ベルヌーイの螺旋


北岡明佳 (2012) オオウチ錯視の市松模様で重要なのは短辺? 第45回知覚コロキウム・清里 清泉寮・2012年3月30日(金) 発表に使用したウェブページ ハンドアウト(配布プリント)





オオウチ錯視(シュピルマン錯視)


Bridget Riley (1961)
"Movement in Squares"

が一番最初のオオウチ錯視のデモと考えられる。



3
静止画が動いて見える錯視 その2

(教科書は第4章)



北岡明佳 (2005) 目の冒険・錯視の話⑤ 自分で作って「傾く」「動く」 朝日新聞, 2005年7月31日発行 be on Sunday, p7. PDF(スキャンコピー) (配布プリント)


バインジョ・ピンナ(Baingio Pinna)先生(イタリア・サッサリ大学)


-

4
静止画が動いて見える錯視 その3

(教科書は第4章)




(配布プリント)


(配布プリント)


(配布プリント)


Otero-Millan, J.,Macknik, S. L., and Martinez-Conde, S. (2012). Microsaccades and Blinks Trigger Illusory Rotation in the “Rotating Snakes” Illusion. Journal of Neuroscience, 32, 6043-6051.PDF

「蛇の回転」の文献のリスト

-
5
静止画が動いて見える錯視 その4

(教科書は第4章)

Kitaoka, A. (2008) Optimized Fraser-Wilcox illusions: A pictorial classification by Akiyoshi Kitaoka. Talk in a workshop (WS005) in the 72nd Annual Convention of the Japanese Psychological Association, Hokkaido University, Sapporo, September 19, 2008. 発表に使用したウェブページ


蛇の回転錯視と年齢との関係
(について記載のあるページ)



rotonishibari.jpg

(配布プリント)


並行運動
回転運動
拡大・縮小運動
波運動



ricewave2011ver3titleL.jpg

(配布プリント)


エニグマ錯視のオリジナル画像
(が掲載されているページ)


北岡明佳(監修) ニュートン別冊 脳はなぜだまされるのか? 錯視 完全図解 (2007年10月刊行)
 



北岡明佳著 人はなぜ錯視にだまされるのか? トリック・アイズ メカニズム カンゼン (2008年7月刊行)



6
色の錯視と明るさの錯視・その1

(教科書は第4章と第3章)


北岡明佳 (2011) 「色の錯視いろいろ」 (京都工芸繊維大学・大学院・講演・2011年6月15日(水)) 発表に使用したウェブページ



明るさの錯視の一覧

(配布プリント)

北岡明佳 (2012) 色の錯視いろいろ (4) 「簡単で錯視量の多い色相の錯視図形の作り方」 日本色彩学会誌, 36(1), 45-46. PDF(スキャンコピー)
(配布プリント)



(配布プリント)

色相環
(1) マンセル・カラー・システムにおける色相環
(2) PCCSにおける色相環
(3) NCSの色相環
パソコンディスプレーの色相環(下図)


加法混色と減法混色の図

7
色の錯視と明るさの錯視・その2

(教科書は第4章と第3章)

- 彩度対比はあるのか?
8
色の錯視と明るさの錯視・その3

(教科書は第4章と第3章)

-
<(_ _)> 初版第2刷に印刷がよくないところが3箇所(扉、p.30、p.37)発見された。第1刷は問題なし。修正用シールはこちら → sakushinyumon-correction2012.docx <2012年5月21日>

p.47 も若干薄い。錯視そのものには本質的な影響はないが、刷によって不揃いなのはよくないので、出版社に連絡します。 <2012年5月28日>

9
色の錯視と明るさの錯視・その4

(教科書は第3章)

Kitaoka, A. (2009) A brief classification of colour illusions. Proceedings of the 11th Congress of the International Colour Association (AIC) 2009 (CD-ROM). (talk on September 29, 2009) Presentation (html) --- PDF --- Manuscript

-
10
だまし絵・その1
(教科書はいろいろな章)

北岡明佳 (2007) だまし絵のつくり方教室 現代のエスプリ(仁平義明(編)「嘘の臨床・嘘の現場」), 481(2007年8月号), 141-155. PDF(スキャンコピー) (配布プリント)
アルチンボルド(1527 - 1593)
だまし絵展(兵庫県立美術館、11月3日まで)

フェルメール(1632-1675)

伊藤若冲(1716-1800)
葛飾北斎(1760-1849)
歌川国芳(1798-1861)

セザンヌ(1839-1906)(近代絵画の父)とそれ以降の画家達


マグリット(1898-1967)
ダリ(1904-1989)
マルセル・デュシャン


エッシャー(1898-1972)
エッシャーの宇宙

ロイテルスヴァルト(1915-2002)(不可能図形の父)


<オプアート>
アルバース(1888-1976)
ヴァザルリ(1908-1997)
ライリー(1931-)

勝井三雄(1931-)

福田繁雄(1932-2009)
伊藤文人

トリックアート美術館(那須トリックアートピア)
剣重和宗(けんじゅうかずむね)(1940-1997)

情報: 株式会社 エス・デー広報担当によると、剣重氏は、1997年11月、那須とりっくあーとぴあ ミケランジェロ館のシスティーナ礼拝堂を描いている中での不幸な事故で亡くなった。享年 57歳。)
<2012年6月11日>

11 だまし絵・その2
(教科書はいろいろな章)
-
クレーター錯視の新しいバージョンのあるページ

12
だまし絵・その3
(教科書はいろいろな章)

テーマリサーチゼミナール 「京都のトリックデザインと心理学」
(2010-2011)
ゼミ論集回覧

ハイブリッド画像(Aude Oliva先生のサイト)

「信長と西郷さん」

「高知城と金閣」


よい連続の要因の例(埋没図形)



1. よい連続の要因を用いた隠し絵
2. 変化の見落とし(change blindness)
3. 結合探索を用いた隠し絵
4. ムーニーフェースと2値化画像(グレゴリーの犬*)
*インテリジェント・アイより
5. 隠し字
5. ハイブリッド画像(MITのOliva先生のページ)
6. ダブルイメージ → だまし絵展(名古屋市美術館)

13
幾何学的錯視・その1
(1章)

-
14
幾何学的錯視・その2
(1章)

幾何学的錯視(形の錯視)一覧
(配布プリント)
-
15
顔の錯視
(9章)

北岡明佳 (2012) 顔の錯視のレビュー BRAIN and NERVE 神経研究の進歩, 64 (7) (増大特集 顔認知の脳内機構), 779-791. PDF(スキャンコピー) (配布プリント) -
4 ドローソフト(Adobe Illustrator)に慣れる

1. グラデーション
2. べベル

実習予定

クレーター錯視

ラヴァトリーウォール錯視(モンタルヴォ錯視)

ウインドウボタン

最適化型フレーザー・ウィルコックス錯視・タイプI (グラデーションタイプ)



ラヴァトリーウォール錯視(モンタルヴォ錯視)

色の錯視(東北大学での講演)

5 作品作り演習
-


酒井の色対比

皆様からの錯視デザイン4
(2006年7月~現在)

皆様からの錯視デザイン3
(2005年10月~2006年5月)

皆様からの錯視デザイン2
(2004年11月~2005年10月)

皆様からの錯視デザイン1

(2002年~2004年10月)

6 文献購読1
-


購読用の論文の候補

フレーザー錯視渦巻き錯視
Fraser, J. (1908) A new visual illusion of direction. British Journal of Psychology, 2, 307-320.

カフェウォール錯視
Gregory, R. L. and Heard, P. (1979) Border locking and the Café Wall illusion. Perception, 8, 365-380.

きらめき格子錯視
Schrauf, M., Lingelbach, B., Wist, E.R. (1997) The scintillating grid illusion. Vision Research, 37, 1033-1038.

ジター錯視
Murakami, I. and Cavanagh, P. (1998) A jitter after-effect reveals motion-based stabilization of vision. Nature, 395, 798-801.

ログヴィネンコ錯視
Logvinenko, A. D. (1999) Lightness induction revisited. Perception, 28, 803-816.

水彩効果
Pinna, B., Brelstaff, G., and Spillmann, L. (2001) Surface color from boundaries: a new ‘watercolor’ illusion. Vision Research, 41, 2669-2676.

7
渦巻き錯視と

恒常性や空間視による錯視


錯視のデザイン学・渦巻き錯視

錯視の世界・「ヘビ」

月の錯視


フレーザー渦巻き錯視のページ

山が大きく見える錯視

錯覚の分類

図地反転の例

エイムズの部屋(内)
エイムズの部屋(外)

8 色の錯視
色の錯視


表面色にかかわる色の錯視


ロレアル賞連続ワークショップ2005

色の恒常性の例(1)

色の恒常性の例(2)

9 運動視の錯覚
立命館の錯視

錯視のデザイン学・動く錯視

静止画が動いて見える錯視

自分で作る動く錯視


仮現運動・運動残効など

静止画が動いて見える錯視の分類

YPSの発表原稿

視覚学会の発表原稿

10 立体視
両眼立体視


ステレオグラムは修行?

透明視


北岡作のステレオグラムのページ

お奨めステレオ本

ランダムドットステレオグラム作成ソフト

ランダムドットステレオグラム作成ソフト2

透明視作品のページ

11 明るさの錯覚 明るさの錯視
エーデルソン先生の有名な図

明るさの錯視の作品のページ

12 視覚的補完 視覚的補完
視覚的ファントムのECVP2005発表

視覚的ファントムと縞誘導

13 その他の錯視 -
錯視いろいろ

14 まとめ - -
15 作品発表会 - -

関連講義 放送大学・面接授業・錯覚の心理学(2005年度)、心理学特殊講義VIII(2007年度) 



教科書


北岡明佳著 錯視入門 朝倉書店 2010年 \3500 ISBN978-4-254-10226-0

初版第2刷に印刷がよくないところが3箇所(扉、p.30、p.37)発見された。第1刷は問題なし。修正用シールはこちら → sakushinyumon-correction2012.docx <2012年5月21日>



参考書


北岡明佳(編著) (2011) いちばんはじめに読む心理学の本⑤ 知覚心理学 ―心の入り口を科学する― ミネルヴァ書房 
(2011年4月刊、総ページ数は297ページ) 北岡執筆部分の図一覧

第1章 恒常性 (立命館大学・北岡明佳)
第2章 錯視 (立命館大学・北岡明佳)
第3章 色覚 (東北大学・栗木一郎)
第4章 明るさの知覚 (立命館大学・篠田博之)
第5章 運動視 (京都大学・蘆田宏)
第6章 立体視 (九州大学・伊藤裕之)
第7章 顔の知覚 (中央大学・山口真美)
第8章 眼球運動 (東京大学・村上郁也)
第9章 聴覚 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所・柏野牧夫)
第10章 嗅覚 (筑波大学・綾部早穂)
第11章 多感覚相互作用:五感による世界の認識 (食品総合研究所・和田有史)
第12章 バーチャルリアリティ (豊橋技術科学大学・北崎充晃)
第13章 時間と注意の知覚 (千葉大学・一川誠)
第14章 赤ちゃんの知覚 (日本女子大学・金沢創)
第15章 美の知覚 (慶應義塾大学・川畑秀明)
(かつてなかったおいしそうな章立てと、編集者を除いて執筆陣がそうそうたる顔ぶれだなあ)

北岡明佳 (2011) 第1章 恒常性 北岡明佳(編著)、いちばんはじめに読む心理学の本⑤ 知覚心理学 ―心の入り口を科学する― ミネルヴァ書房 (pp.1-19)
北岡明佳 (2012) 第2章 錯視 北岡明佳(編著)、いちばんはじめに読む心理学の本⑤ 知覚心理学 ―心の入り口を科学する― ミネルヴァ書房 (pp.20-37)
書評

クリストファー・チャブリス&ダニエル・シモンズ(著) 木村博江(訳) (2011) 錯覚の科学 文藝春秋 \ 1571 ISBN 978-4-16-373670-9

(Chabris, C. and Simons, D. (2010) The Invisible Gorilla: And Other Ways Our Intuitions Deceive Us. New York: Crown Publishers)


北岡明佳(監修) (2010) 別冊日経サイエンス174 知覚は幻 ラマチャンドランが語る錯覚の脳科学 日経サイエンス社 (2010年10月) (総ページ数は128ページ。北岡の著書ではないが、前文執筆あり)

 表紙を拡大


北岡明佳著 人はなぜ錯視にだまされるのか? トリック・アイズ メカニズム カンゼン (2008年7月刊行)

 もっと情報


太田光・田中裕二・北岡明佳共著 爆笑問題のニッポンの教養 この世はすべて錯覚だ 知覚心理学 講談社 (2008年5月刊行)

表紙のピカピカ光って見える錯視は、きらめき格子錯視(scintillating grid illusion)(Schrauf et al., 1997)である。裏表紙の動く錯視は、コントラスト依存の時間遅れ錯視(Kitaoka and Ashida, 2006)である。

実際には、この本の基本線は、AさんとTさんの構成による。ごくろうさまでした。

NHK「爆笑問題のニッポンの教養」の錯視のページ


アル・セッケル(著) 坂根厳夫(訳) (2008) 錯視芸術の巨匠たち \4800円 ISBN978-4-422-70044-1


ブルーノ・エルンスト(著) 坂根厳夫(訳) (1983) エッシャーの宇宙 朝日新聞社 \2913+税 ISBN4-02-255088-0


大山正・今井省吾・和氣典ニ・菊地正(編) 新編感覚・知覚心理学ハンドブック Part 2 誠信書房 (2007年10月刊行)

執筆箇所 「3. 錯視」 pp.198-228

(クリックして拡大) チラシのPDF ISBN978-4-414-30504-3 \18,000+税   


北岡明佳(監修) ニュートン別冊 脳はなぜだまされるのか? 錯視 完全図解 (2007年10月刊行) 

 もっと情報


北岡明佳 (2007) だまされる視覚―錯視の楽しみ方 化学同人

 B6・196頁・定価1470円(本体1400円+税)  ISBN978-4-7598-1301-2


後藤倬男・田中平八編 錯視の科学ハンドブック 東京大学出版会 2005 (ISBN 4-13-11115-9) 13000円

 もっと情報

日本の錯視研究の総力を結集して2005年に突然出版した快書。内容はやや幾何学的錯視に寄っている。


北岡明佳著 トリック・アイズ グラフィックス カンゼン 2005年

錯視デザインの本であるが、幾何学的錯視、明るさの錯視、色の錯視、動く錯視のカタログがある。

もっと情報

拙著トリックアイズ  拙著トリックアイズ2


北岡明佳著 現代を読み解く心理学 丸善出版 2005 (ISBN4-621-07544-6) 定価2100円

もっと情報

通読できます。知覚心理学の内容は、知覚心理学(第6章)、感覚心理学(第7章)、心理統計学(第8章)、芸術心理学(第15章)に分かれて書かれています。ですから、この本は、心理学概論の仮面をかぶった知覚心理学の本と言えましょう。

インターネット購入


今井省吾先生の錯視の本と椎名健先生の錯視の本

なぜこのいい本が本屋で手に入らない??

今井先生のこの著書のHP  椎名先生のHP


知覚心理学の辞書

新編 感覚・知覚心理学ハンドブック
編者 大山 正・今井省吾・和氣典二
判型・頁数 菊判・1784頁・挿図1000葉
本体価格 50000円
刊行年月日 1994年1月20日
ISBNコード ISBN4-414-30503-9

立命館大学の図書館で見る


松田先生の「視知覚」と大山先生の「視覚心理学への招待」

このくらいは読みたい。

大山先生のHP


北岡の「トリックアイズ」(もう入手困難)

いきなり応用図形が並ぶので、基礎の勉強には向かないかも。


Gregory先生のベストセラーとNinio先生の錯視の本

外国では錯視の好きな人が多く、書物も多いです。

グレゴリー先生のHP  ニニオ先生の記事のあるページ


大山先生の色の本と金子先生の色の本

なぜこのいい本が本屋で手に入らない??

金子先生の記事のあるページ


下條先生の立体視の本と中溝先生の立体視の本

なんでこんな専門的な本が売れるのだかわからない。

下條先生のHP  中溝先生のHP


松田隆夫著 知覚心理学の基礎 培風館 2000 (ISBN4-563-05643-X) 定価3500円  正誤表


心理学の辞書

中島義明・子安増生・繁桝算男・箱田裕司・安藤清志・坂野雄二・立花政夫 心理学辞典 有斐閣 1999年 (ISBN4-641-00259-2)  定価7140円

最新の用語もしっかり網羅した心理学の辞典の定番です。心理学の辞書・辞典にはいろいろありますが、迷わずこれを選びましょう。できれば購入していつも手にしておくのが望ましいです。7000円を超える値段は決して高くない。パラパラと眺めるだけでも勉強になります。文献まで完備していて、将来専門家になるようなことがあっても使い続けられます。


 

参考書
著者 タイトル 出版社
2006年以降は上記を参照されたい。
北岡明佳 現代を読み解く心理学 丸善出版 2005
後藤倬男・田中平八(編) 錯視の科学ハンドブック 東京大学出版会 2005
北岡明佳 トリック・アイズ グラフィックス カンゼン 2005
北岡明佳 トリック・アイズ2 カンゼン 2003
北岡明佳 トリック・アイズ カンゼン 2002
北岡明佳(監修) 動く!作れる!マジカル・アイ (絶版?) 宝島社 2002
宮本敏夫 図解雑学・脳のはたらき・知覚と錯覚 ナツメ社 2002
リタ・L・アトキンソン、リチャード・C・アトキンソン、エドワード・E・スミス、ダリル・J・べム、スーザン・ノーレン=ホークセマ(著)、内山一成(監訳) ヒルガードの心理学 ブレーン出版 2002
リチャード・L・グレゴリー 脳と視覚・グレゴリーの視覚心理学(近藤倫明・中溝幸夫・三浦佳代訳)(Eye and Brain, the fifth edition) ブレーン出版 2001
松田隆夫 知覚心理学の基礎 培風館 2000
大山正 視覚心理学への招待・見えの世界へのアプローチ サイエンス社 2000
相場覚・鳥居修晃 知覚心理学(放送大学教材) 大蔵省印刷局 1997
Howard, I. P. & Rogers, B. J. Binocular vision and stereopsis Oxford 1995
松田隆夫 視知覚 培風館 1995
椎名健 錯覚の心理学 講談社現代新書 1995
下條信輔 視覚の冒険・イリュージョンから認知科学へ 産業図書 1995
Gilchrist, A. L. (ed.) Lightness, brightness, and transparency Lawrence Erlbaum Associates 1994
大山正 色彩心理学入門 中公新書 1994
乾敏郎 Q&Aでわかる脳と視覚・人間からロボットまで サイエンス社 1993
池田光男・芦澤昌子 どうして色は見えるのか・色彩の科学と異常 平凡社 1992
金子隆芳 色彩の心理学 岩波新書 1990
今井省吾 錯視図形・見え方の心理学 サイエンス社 1984
Robinson, J. O. The psychology of visual illusion Dover 1972, 1998

資料の印刷はエプソンのインクジェットプリンタで最も適正に仕上がります。欲を言いますと、スーパーファイン紙以上の上質の紙(スーパーファイン紙・マット紙・フォト紙・写真用紙等)を使いますと、きれいに印刷できます(紙に合った印刷モードで印刷しましょう)。白黒モードかカラーモードかで仕上がりが異なる場合があります。レーザープリンタはトナーのむらが出ますし、紙が反りますのであまり良くないです(昔はレーザープリンタと言えば最高品質の代名詞でしたのにね)。




「立命館湖」

立命館大学衣笠キャンパスが水没したように見える。

Copyright A.Kitaoka 2004 (August 14)

ここが水没するようでは京都市街全域水没で~す。もちろん大阪も、神戸も。




実際の風景↓

「『実際の風景』と言っても本物ではないから錯視図だ」、と頑張ることもできる。

例 ルネ・マグリット「これはパイプではない」


だまし絵 (トロンプルイユ Trompe l'oeil)


本物


本物


高尾山トリックアート美術館のホームページの作品の1つ



「隠されたジャストローの台形錯視」

上の図の台形が下の図の台形よりも大きく見える(ジャストローの台形錯視)がこれにすぐには気づかないのは、影が物体の空間位置の知覚に及ぼす効果のデモンストレーション(影の位置が違うだけなのだが上図では球が浮いて見える)に注意が取られてしまうためであろう。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2006 (June 29)


形の恒常性(シアー変換とパース変換)

シアー変換↓

「視線方向が変わって見えない画像変換」

顔画像を横長・縦長あるいは平行四辺形の形に変換しても、視線方向はあまり変わって見えない。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (December 19)


パース変換↓

「視線方向が変わって見える画像変換」

顔画像を平行四辺形以外の形(たとえば台形)に変換すると、視線方向はその奥行き手がかり示す方向に変わって見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (December 19)

(下辺が上辺より短い台形の場合は例外かも)


変化の見落とし








「変わったのはどこ?」

2枚の画像が切り替わるたびに、1箇所だけ変化する。

Copyright Akiyoshi .Kitaoka 2006 (May 24)




ステレオフューズすれば一発でわかる(該当部分が視野闘争する)。




それでもわからない人向けの動画


「不変化」の見落とし







「変わらないのはどこ?」

Only one image does not change. Which is it?

2枚の画像が切り替わるたびに、8つのうち1つだけ変化しない。それはどこ?

Copyright Akiyoshi .Kitaoka 2007 (May 26)










ブランクなしならすぐわかる。
No change is readily detected without blank.



ムーニーフェース(Mooney face) (Mooney, 1957)

この図は北岡作


上は隠し字


上は隠し字


2012年度の北岡の知覚心理学のページ


2012年度の北岡の講義のページ


北岡明佳の錯視のページ