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上り坂が下りに見えたり、下り坂が上りに見えたりする坂、あるいはその錯視のこと。これらの錯視は、俗に、おばけ坂、幽霊坂あるいはミステリー坂という(例:カナダにある「磁石の丘」Wikipedia)。学術的には、縦断勾配錯視という(今井省吾 (1971) 道路の縦断勾配の錯視 東京都立大学人文学報, 83, 13-28)。坂道錯視は、さらに、左右方向の傾き錯視も含む。実例はたくさんありそうであまりない。 <坂道錯視の写真募集中>

2014年9月6日より


屋島のミステリーゾーン再訪

調査日:2014年7月19日(土)  調査員:北岡明佳  研究資金: 立命館大学 2014年度 研究推進プログラム「科研費連動型」


手前は下り坂に見えるが上り坂(1º、2%)である。奥の坂は急な上り坂(5º、9%)である。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (July 19) 香川県高松市・屋島ドライブウェイにて。撮影日は 2014年7月19日(土)。以下同様



バスは下っているのではない。


下から見ると、クレスト、サグの順番に構成されている。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (September 10)



停車してギアをニュートラルにするとバックすることを確かめているクルマ



上り坂に見えるが緩い下り坂(1º、2%)である。



赤いクルマはこれから下り坂にさしかかるのではない。


奥の坂は上り坂に見えるが下り坂(1º、2%)である。手前は急な下り坂(5º、9%)である。







クルマが、




消えた!





横にするとデフォルトの視線の先はサグのあたりかそれより手前に落ちるように北岡には見えるが、




縦にするとデフォルトの視線の先は奥の坂の破線のセンターラインの中ほどにあるように北岡には見える。


横にするとデフォルトの視線の先はサグのあたりに来るように北岡には見えるが、


縦にするとデフォルトの視線の先は奥の坂の橙色のセンターラインの中ほどかクレストにあるように北岡には見える。



以下、周辺の景色

五剣山(八栗山


庵治の町、稲毛島、小豆島


屋島


男木島、豊島


瀬戸大橋遠望


高松市

さすがは NIKON D800E。細部までくっきり撮影できました。



坂道錯視17 (北海道尻別国道の坂道錯視)

坂道錯視16 (北海道美瑛町の坂道錯視)

坂道錯視15 (北海道上富良野町のジェットコースターの路)

坂道錯視14 (新潟県中魚沼郡津南町の連続した坂道錯視)

坂道錯視13 (新潟県中魚沼郡津南町の坂上りの水)

坂道錯視12 (京都府綴喜郡宇治田原町の坂上りの水)

坂道錯視11 (滋賀県甲賀市、滋賀県立陶芸の森の階段錯視)

坂道錯視10 (埼玉県飯能市、正丸駅の階段錯視)

坂道錯視9 (種子島、南種子町河内の錯視の坂)

坂道錯視8 (種子島、中種子町納官深久保の錯視の坂)

坂道錯視7 (熊本県天草郡苓北町志岐山の木山弾正無念坂とお京坂)

坂道錯視6 (京都府南丹市美山町田歌の坂上りの川)

坂道錯視5 (福岡県遠賀郡岡垣町内浦のゆうれい坂)

坂道錯視4 (福岡県久留米市田主丸の坂上りの水)

坂道錯視3 (青森県三戸郡階上町の後戻り坂)

坂道錯視2 (岩手県花巻市東和町のミステリー坂)

坂道錯視1 (いろいろ)


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