最新作28
2007年10月1日より
このページには、静止画だけではなく、動画も含まれています。
「目も顔も体も動かさずに視線方向を変える人」
目も顔も体も固定してまぶただけ動かすと(実際にそんなことはできないが)、視線が動いて見える。特に不自然な感じがしないことが不思議と言えば不思議。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (December 18)
「スリムな人の背丈の過大視」
すべての人物の上半身の高さは同じであるが、右にいくほど、すなわちスリムな方ほど、背が高く見える。逆に言えば、太った人は実際より背が低く見える。なんということだああ。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (December 17)
実はこの錯視は「頭の高さの錯視」として、私は顔の錯視と考えていたのであるが、顔知覚に特有ではなく、一般的な幾何学的錯視であることがわかった(下図)。
「楕円の長軸の過大視」
すべての円と楕円の高さは同じであるが、右にいくほど、つぶれた楕円ほど、長軸が長く見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (December 17)
「『顔ガクガク錯視』はさかさま顔では弱い」
左図を見ると、4つ目で口が2つの女性というよりは、観察者の目が落ちつかないかのように、図がガクガクして見える。 すみませーん、この錯視、名前はありますか? 知っている方は文献を教えて下さい。 →北岡にメールする この「顔ガクガク」錯視は、さかさま顔では弱い(右図)ので、顔特有の錯視であろう。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (December 10)
上下で目の大きさが違って見えるのは、ジャストロー錯視。なお、上下で口の大きさが違って見える錯視は、ジャストロー錯視とは言いにくい。 サッチャー錯視のページはこちら
さらに分析: 「顔ガクガク錯視」は目だけでは起こらないようであるが、口を正しい位置につければ起こるようである。さらに顔の輪郭をつけると錯視量が増大するようである(下図参照)。
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「顔ガクガク錯視」については、double vision と呼んでいる充実したサイトがあるという報告がありました(Sさん、ありがとう)。double vision あるいは diplopia は日本語では複視と訳され、ものが二重に見える病気のことです。
しかし、顔ガクガク錯視は病気ではないので、複視ではありません。複視ではなく、複視的錯視(illusion of double vision)とか呼ぶのなら、OKと思います。複視的錯視は、オオウチ錯視や蛇の回転などと同様の静止画が動いて見える錯視の一種です。
いずれにしましても、だれが最初にこの現象を発見したのかを知りたいので、さらに情報を求めます。よろしくお願い致します。 <2008年1月12日>
オオウチ錯視
「蛇の回転」(一部)
「武田信玄の顔色変化」
この動画は、2枚の静止画から成っている。1枚目(下図「風林火山」)は6秒間提示され、2枚目(下図「武田信玄」)は1秒だけ提示される。どちらの画像も、左側は白と黒の渦巻きで、右側は黄と青の渦巻きである。どこか同じ場所を見つめながら眺めていると、6秒間提示される1枚目は「正しく」見えるが、1秒間だけ提示される2枚目は、左側は黄と青の渦巻きで、右側は白と黒の渦巻きに見える。この錯視は、「錯視残効」 というものに違いない(そんなカテゴリーは今までなかったと思うが)。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (November 27)
下図は6秒間提示
「風林火山」
渦巻きの色は、下図「武田信玄」の白黒黄青と同じであるが、この図では違いがはっきりわかる。
Copyright Akiyoshi .Kitaoka 2007 (March 12)
↓↑
下図は1秒間提示
「武田信玄」
薄い黄色と濃い青色の渦巻きがあるように見えるが、左半分は白(R=255, G=255, B=255)と黒(R=0, G=0, B=0)であるのに対し、右半分は黄(R=255, G=255, B=0)と青(R=0, G=0, B=255)である。
Copyright Akiyoshi .Kitaoka 2007 (March 12)
「武田信玄」と「風林火山」が最初に掲載されたページ(最新作24)
「サッチャー化した視線方向の錯視」
目は絵としては同じで左右でさかさまになっているだけなのだが、左の顔の目はこちらを向いて見え、右の顔の目は下を向いて見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (November 16)
サッチャー錯視のページはこちら
「日の丸錯視」
日の丸の外側にうっすらと水色のリングが見える。マッハの帯の色の錯視版かもしれない。日の丸を見つめながら図から目を遠ざけると、その水色のリングが強調されて見える(陰性残像でその錯視が増強?)。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (November 9)
「日の丸錯視 2」
日の丸の外周の少し内側に赤みの強いリングが見える。これもマッハの帯の色の錯視版かもしれない。日の丸を見つめながら図から目を近づけると、その赤色のリングが強調されて見える(陰性残像でその錯視が増強?)。ただし、目を遠ざける時もリングは強調されて見えるのであるが、色味としては筆者はオレンジ色を感じる。「日の丸錯視」も観察できる。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (November 9)
「サイコロジカルな図形」
(リメーク、というか着色版)
縦線、横線はそれぞれ垂直・水平であるが、曲がって見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (November 6)
基本図形は市松模様錯視(checkered illusion)(Kitaoka, 1998, 2007)
水平線が右に傾いて見える。
「エビングハウスの太さ錯視」
より小さくてより細い円に囲まれた左の円は、より大きくてより太い円に囲まれた右の円と物理的には同じであるが、より大きく見える。これは、エビングハウスの大きさ錯視、あるいは単にエビングハウス錯視、あるいはティチェナー錯視、あるいはティチェナー円と呼ばれる。さらに、左の円の輪郭は右の円の輪郭よりも太く見える。これが「太さ錯視」で、新しい発見である可能性がある。
Discovered by Akiyoshi Kitaoka 2007 (November 3)
「サイコロ羊羹」
ABCDのひし形同士は同じ輝度(グラデーション付き)で、abcdのひし形同士も同じ輝度であるが、奥にいくほど明るく見える。ひし形は同じ大きさであるが、一番奥の羊羹が大きく見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (October 19)
「カラスの畑」
内側の正方形領域が動いて見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (October 1)
左京区岩倉の畑に烏が群がっているのを目撃
最新作27 (2007年8月 - 2007年9月)
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