北岡ゼミ
(心理学演習T・U O0クラス)
2011年度 <月曜2限・敬学館222>
since 2011年4月5日
各自の発表と全体での討論が中心です。プレゼンテーションの腕を磨きます。今年度は、実験装置やいろいろな話題を紹介したいと考えています。卒業論文の指導もこちらで行ないます。北岡の専門は知覚心理学ですが、ゼミ生の皆様は、心理学ならどの分野の研究をしてもOKです。
今年度は、卒論発表会(1月末の予定)をゼミの取り組みの対象とします。発表のためのポスター作りの指導もします。発表会は2〜3週分に読み替える予定です。
評価の基準は、前期・後期それぞれ発表が1回合格していること(レポート代替が措置ないとは言わない)と出席数で判断します。概ね半分以上欠席しますと不合格とします(あくまで目安です)。出席数が多いほど、発表が上手なほど、討論に積極的に参加しているほど、成績が上がります。なお、連絡があれば、葬式、人命救助活動、大学が公欠と認めた活動などについては、出席扱いとします。病気や就職活動による欠席もある程度成績に配慮しますが(風邪や突然の腹痛などは十分配慮しますので、無理しないように)、連絡なしなら何の配慮も致しません。就職活動だから休んで当然だ、とは思わないように(メールでどこの面接に行くとか連絡しておくとよい)。
ゼミ(心理学演習T・U)は3回生以上の小集団クラスです。北岡ゼミは、どちらかというと、自主独立・独創評価路線です。特に卒論のテーマに決まった課題は与えませんが、今年度は実験装置や面白い話題を積極的に提供して、ゼミ生に知覚心理学の面白さに気づいてもらうよう努力しようと考えています。
今年度は、ゼミ生の発表は1人20分で、1回に2人ずつやって頂きます。そのほか、私の「装置紹介・話題提供」が20分です。残りの30分はどうするんだ、と心配されるかもしれませんが、それぞれの発表が20分ですんなり終るとは考えにくいので、ご心配なく。
2008、2009、2010年度のactiveシラバスを順次改変
週 | 内容 | 北岡による装置や話題の紹介 | ||
11 | ヘヒト先生の講演とミニ実験 | ヘヒト先生のサイト |
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7-10 | - | ごめん、とりあえず省略 |
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6 | Aさんの発表 (透明視) Cさんの発表 (色彩調和) |
著作権の話(使わず) | ||
5 | N君の発表 (自己愛的性格) |
ポッゲンドルフ錯視の話 | ||
4 | Tさんの発表 (乳児・顔) |
出澤先生の wagon-wheel illusion のコマの回覧 「ストレスと錯視は関係がある」という流言の研究 |
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3 | Kさんの発表 (知覚的表象) Tさんの発表 (色) |
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2 | 北岡のトーク | 文献の探し方 CiNii (サイニイ)(国立情報学研究所) ・・・日本語の論文や研究抄録を探す。 クズ文献を拾う可能性に注意。 PsychINFO (心理学専攻が購入) ・・・ 英語論文を探す。英語アブストラクトのある日本語論文も探せる。 学外からはアクセスできない(と思う)。 PubMed (パブメド)(NIH) ・・・知覚心理学や神経生理学の英語論文を探す。研究者には必須。 ただし、高次の心理現象を扱う論文は検索に引っかからない。 もちろん、日本語論文も検索されない。 Find e-Journal (立命館大学) ・・・立命館大学が契約していてダウンロードできる論文を ジャーナル名から探す。日本語ジャーナルもOK。 心理学関連リンク (心理学専攻) ・・・ いろいろなリンクがあって便利。 Webcat (ウェブキャット)(国立情報学研究所) ・・・ 全国の図書館のジャーナルや本の所蔵状況がわかる。 RUNNERS (ランナーズ)(立命館大学図書館) ・・・ 学内の蔵書がわかる。 Google (グーグル) ・・・ かなりレベルの高い検索をしてくれる。ただし、クズ文献を拾う可能性も高い。 Google Scholar ・・・以前私が使ってみたところでは、まだまだ完成度が低い。Google検索の方がマシ。 北岡ゼミの人ならよく利用しそうなジャーナル 日本語ジャーナル 心理学研究 (図書館1F雑誌コーナーに冊子体がある) 心理学評論 (図書館1F雑誌コーナーなどに冊子体がある) 基礎心理学研究 (文献資料室に冊子体がある) 認知心理学研究 (文献資料室に冊子体がある) (上の4誌は、PDFのダウンロードはできないようである) VISION(視覚学会誌)(論文PDFをこのページからダウンロードできる) 英語ジャーナル Perception Vision Research Journal of Vision (上の3誌は論文を各サイトからダウンロードできる) Perception & Psychophysics Nature Science (この3誌は論文がわかっていればダウンロードできる) 「蛇の回転」の話 Kitaoka, A. (2010) Tilt illusions and anomalous motion illusions. (talk in the RIKEN BSI on July 2, 2010) Presentation (html) |
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1 | ゼミ発表のやり方 |
2011/4/11 | ||
2010年10月11日 | K君の発表について | amodal expansion と amodal shrinkage 等輝度(一番下がそれに近い)だと、amodal expansion はなくなるが amodal shrinkage は失われない? |
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1 | ゼミ発表のやり方 |
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2 | 北岡の発表 | 北岡明佳 (2010) 「フレーザー錯視は2種類あった!」 (第43回知覚コロキウム・2010年3月25日(木)〜27日(土)・発表日は27日、弥彦グランドホテル) 発表に使用したウェブページ 幾何学的錯視(形の錯視)一覧 (配布プリント) 「未来を拓く―ようこそ立命館へ」のカバー裏の「わだつみ」の語源は朝鮮語ではなくてポリネシア語ではないかという意見についての情報 http://www2.odn.ne.jp/~nov.hechima/watatopata.html |
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3 | ゼミ生の発表 | 4回生のTさんが発表したもの Hamburger, K., Prior, H., Sarris, V., & Spillmann, L. (2006). Filling-in with colour: Different modes of surface completion. Vision Research, 46, 1129-1138. PDFはこちらから(立命館大学内のみダウンロード可) トロクスラー効果のデモ クレイク・オブライエン・コーンスイート効果のデモ |
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4〜6 | ゼミ生の発表 | - | ||
7 | ゼミ生の発表 | Kitaoka, A. (2008) Optimized Fraser-Wilcox illusions: A pictorial classification by Akiyoshi Kitaoka. Talk in a workshop (WS005) in the 72nd Annual Convention of the Japanese Psychological Association, Hokkaido University, Sapporo, September 19, 2008. 発表に使用したウェブページ 最適化型フレーザー・ウィルコックス錯視・タイプV NTT CS研の錯視・錯聴のページ(イリュージョンフォーラム) |
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4 | ゼミ生の発表 | 色の恒常性のデモを配布 錯視カレンダーのゲラ(校正刷)を回覧 |
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2 | 北岡のみ発表 |
1. 「物理的」な「明るさ」の測定 → 輝度計と照度計 |
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3 | ゼミ生の発表 | 文献の探し方 CiNii (サイニイ)(国立情報学研究所) ・・・日本語の論文や研究抄録を探す。 クズ文献を拾う可能性に注意。 PsychINFO (心理学専攻が購入) ・・・ 英語論文を探す。英語アブストラクトのある日本語論文も探せる。 学外からはアクセスできない(と思う)。 PubMed (パブメド)(NIH) ・・・知覚心理学や神経生理学の英語論文を探す。研究者には必須。 ただし、高次の心理現象を扱う論文は検索に引っかからない。 もちろん、日本語論文も検索されない。 Find e-Journal (立命館大学) ・・・立命館大学が契約していてダウンロードできる論文を ジャーナル名から探す。日本語ジャーナルもOK。 心理学関連リンク (心理学専攻) ・・・ いろいろなリンクがあって便利。 Webcat (ウェブキャット)(国立情報学研究所) ・・・ 全国の図書館のジャーナルや本の所蔵状況がわかる。 RUNNERS (ランナーズ)(立命館大学図書館) ・・・ 学内の蔵書がわかる。 Google (グーグル) ・・・ かなりレベルの高い検索をしてくれる。ただし、クズ文献を拾う可能性も高い。 Google Scholar ・・・私が使ってみたところでは、まだまだ完成度が低い。Google検索の方がマシ。 北岡ゼミの人ならよく利用しそうなジャーナル 日本語ジャーナル 心理学研究 (図書館1F雑誌コーナーに冊子体がある) 心理学評論 (図書館1F雑誌コーナーなどに冊子体がある) 基礎心理学研究 (文献資料室に冊子体がある) 認知心理学研究 (文献資料室に冊子体がある) (上の4誌は、PDFのダウンロードはできないようである) VISION(視覚学会誌)(論文PDFをこのページからダウンロードできる) 英語ジャーナル Perception Vision Research Journal of Vision (上の3誌は論文を各サイトからダウンロードできる) Perception & Psychophysics Nature Science (この3誌は論文がわかっていればダウンロードできる) |
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4 | ゼミ生の発表 | - |
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5 | ゼミ生の発表 | 配布物: 北岡明佳 (2002) 錯視のアウェアネスとクオリアを考える 基礎心理学研究, 21, 69-73. PDF(スキャンコピー) 日経サイエンス 2006年5月号 茂木健一郎と楽しむ科学のクオリア(1) 「現在は錯視のルネサンス」 ゲスト 北岡明佳(立命館大学助教授) pp. 24-29 PDF(スキャンコピー) (97MB) |
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6 | ゼミ生の発表 | 色彩輝度計 配布物: CIE色度図 |
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7 | ゼミ生の発表 | Hさんの仮現運動 さらに仮現運動いろいろ |
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8 | ゼミ生の発表 | JIS 標準色票 (JIS Z 8721) 例: あざやかな赤なら、5R 4/14 と表す。 配布物: 鉄道ジャーナル2005年461号 pp. 48-51 ゲーテ著 「色彩論」(工作舎・日本語訳版) を回覧 |
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9 | ゼミ生の発表 | 配布物: PCCS トーンの図 (大井義雄・川崎秀昭 「カラーコーディネーター入門 色彩」 日本色研 1996年 pp.12-15) |
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10 | ゼミ生の発表 | fMRI (機能的磁気共鳴画像法) ATR-BAIC |
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11 | ゼミ生の発表 | ステレオスコープ 立体視(知覚心理学の講義のプリント) ノニウス付きステレオグラム 平行法なら、おねえさんはタヌキより奥。円盤はタヌキより少し手前。 交差法なら、おねえさんはタヌキより奥。円盤はタヌキより少し手前。 平行法なら、おねえさんはタヌキより手前。この場合、円盤はおねえさんの体が透明になったように見え、タヌキより少し奥に見える。 |
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12 | ゼミ生の発表 | 医学博士 湖崎克 選 「最新式実体鏡」 半田屋商店 これはステレオスコープです。 |
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13 | ゼミ生の発表 | 線運動錯視とおばけ |
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14 | ゼミ生の発表 | 「ビフィズス菌」の話 配布資料 Kitaoka, A. (2007) Tilt illusions after Oyama (1960): A review. Japanese Psychological Research, 49, 7-19. PDF |
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15 | ゼミ生の発表 | - |
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16 | 對梨成一先生と蘭悠久先生の発表 | 卒論のタイトルの指導など | ||
17 | 北岡の発表 | AIC2009(色彩研究の国際の学会) オーストラリア出張の写真 AICでの北岡の発表 →色彩輝度計、標準色票 色彩輝度計 JIS 標準色票 (JIS Z 8721) 配布プリント→ |
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18 | ゼミ生の発表 | 錯視マグカップの紹介 |
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19 | ゼミ生の発表 | Kさん用 色合成プログラム makecolor.exe (ウインドウズプログラム) |
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20 | ゼミ生の発表 | - | ||
21 | ゼミ生の発表 | 百円ショップの老眼鏡を用いてステレオグラムを簡単に見る方法 | ||
22 | ゼミ生の発表 | - | ||
23 | ゼミ生の発表 | Nさん用卒論実験の刺激図 |
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24 | ゼミ生の発表 | |||
25 | ゼミ生の発表 | |||
26 | ゼミ生の発表 | |||
27 | 卒論ポスター発表準備 | |||
28 | 卒論ポスター発表準備 | |||
29 | 卒論のポスター発表(読み替え) | |||
30 | 卒論のポスター発表(読み替え) | - |
北岡明佳の連絡先
電子メール akitaoka@lt.ritsumei.ac.jp (電子メールは出勤中は必ずチェックしております)
電話 075-466-3402 (外線) 3718 (内線)
オフィス 尽心館1階718号室 (訪問に予約は不要ですが、電子メールでの予約を薦めます)
北岡は月曜から金曜まで出勤しております(土曜も結構出勤している)。ただし、学会等で出張した時だけは、電子メールのチェックはしませんので、その間は連絡が取れません。
参考書いろいろ
三浦先生の本(2007年) 大変よい。お薦め。
北岡明佳著 錯視入門 朝倉書店 (2010年7月)
北岡明佳 (2007) だまされる視覚―錯視の楽しみ方 化学同人
B6・196頁・定価1470円(本体1400円+税) ISBN978-4-7598-1301-2
北岡明佳著 トリック・アイズ グラフィックス カンゼン 2005年
北岡明佳著 現代を読み解く心理学 丸善出版 2005
後藤倬男・田中平八編 錯視の科学ハンドブック 東京大学出版会 2005
後藤先生のこの本のHP 田中先生のHP(実物はもっと男前)
松田隆夫著 知覚心理学の基礎 培風館 2000 正誤表
まずはお薦め。
松田隆夫編 心理学概説 培風館 1997
心理学の概論書ですが、これでもOK。
長谷川寿一・東條正城・大島尚・丹野義彦・廣中直行(著) はじめて出会う心理学 改訂版 有斐閣 2008年 (ISBN978-4-641-12345-8) 定価は本体2000円+税
北岡の錯視図形が口絵に載っている。
松田先生の「視知覚」と大山先生の「視覚心理学への招待」
このくらいは読みたい。
北岡の「トリックアイズ」
いきなり応用図形が並ぶので、基礎の勉強には向かないかも。
今井先生の錯視の本と椎名先生の錯視の本
なぜこのいい本が本屋で手に入らない??
Gregory先生のベストセラーとNinio先生の錯視の本
外国では錯視の好きな人が多く、書物も多いです。
大山先生の色の本と金子先生の色の本
なぜこのいい本が本屋で手に入らない??
下條先生の立体視の本と中溝先生の立体視の本
なんでこんな専門的な本が売れるのだかわからない。
北岡の研究業績一覧 (日本語文献を含む)
北岡の研究発表のダウンロード (英語論文のみ)
最初に作った動画
仮現運動
円が左右に行ったり来たりして見える。
「仮現運動」は心理学の専門用語で、「かげんうんどう」と読む。"apparent movement"の日本語の訳である。直訳すると「みかけの運動」である。
The eye appears to shift laterally.
目が行ったり来たりする仮現運動が減少する。
Decrease in apparent movement
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2006 (March 21)
1フレーム 200ms
「仮現運動・その3」
1回あたりの回転角が小さくなると(この動画では22.5º)、回転が優位になり、往復運動は見えにくくなる(北岡は500msの方は往復運動優位である)。回転は自動的に反転して見えるとともに、好きな方向に転換させることもできる。
Copyright Akiyoshi .Kitaoka 2006 (July 26)
1フレーム 500ms
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