第4回 錯視コンテスト 2012
上の左右の画像は第3回錯視コンテスト・グランプリ 「大隈錯視」
2012年5月1日より 第1回(2009) 第2回(2010) 第3回(2011) 英語版(2009-2012) cf. Best Illusion of the Year Contest
錯視コンテストの入賞作品です! 授賞式は2012年11月5日(土)の日本基礎心理学会第31回大会(九州大学医学部百年講堂)の懇親会にて行なわれました。
賞の種類 作品名 作者名 作者所属 作品 作品の説明 Visiome*
サムネールをクリックして下さい。グランプリ 天秤錯視 坂野雄一・安藤広志 情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所 多感覚・評価研究室 作品1
(MOV)
作品2
(MOV)
作品3
(MOV)説明
(PDF)入賞 有色無色置換 高橋康介1・山田舜也2・小野史典3・渡邊克巳4 1 東京大学先端科学技術研究センター
2 東京大学理学部
3 山口大学教育学部
4 東京大学先端科学技術研究センター作品1
(MOV)
作品2
(MOV)
作品3
(MOV)
作品4
(MOV)説明
(PDF)入賞 インスタント・フェーディング 田谷修一郎 大正大学人間学部人間科学科 作品1
(GIF)
作品2
(GIF)
作品3
(GIF)
作品4
(GIF)説明
(DOC)入賞 Ultra Energetic Contour (UEC) 中嶋豊 電気通信大学 大学院情報システム学研究科 情報メディアシステム学専攻 人間情報学講座 作品1
(MOV)
作品2
(MOV)説明
(DOC)入賞 “寄り目/離れ目”表情錯視 小泉 愛1.2・白間 綾1.2・北川智利1 1 NTTコミュニケーション科学基礎研究所
2 戦略的創造研究推進事業(JST Crest)作品
(AVI)説明
(DOC)
資料
(JPEG)
入賞 満月のこうもり 小野 隼1・ 友枝明保2,3、 杉原厚吉1,3 1 明治大学大学院先端数理科学研究科
2 明治大学先端数理科学インスティテュート
3 JST, CREST作品
(MOV)説明
(DOC)入賞 頭の大きさ錯視 森川和則 大阪大学 人間科学研究科 作品
(PDF)説明
(作品と同じ)入賞 蛇の回転錯視バリエーション ‐ 双方向回転 見てくれだぜ~ - トミーとゆかいな仲間たち(遠藤・松原・藍原・吉田・阿部・西山・佐々木:いわき明星大学心理学科富田ゼミ一同) いわき明星大学人文学部心理学科 作品
(PPTX)説明
(作品と同じ)入賞 キング・クィーン・ジャック錯視 森川和則 大阪大学 人間科学研究科 作品
(MPEG)説明
(TXT)入賞 目の位置の錯視 遠藤光男 琉球大学法文学部 作品
(JPEG)
作品
(PDF)
説明
(docx)
各作品の著作権は各作者にございます。各作品の中のデザインに第三者の著作物が明示的に含まれている場合もあります。
受賞10作品すべてに、副賞として一川誠先生の新著「錯覚学―知覚の謎を解く」(集英社新書、2012年)とUSBを進呈致しました*。
*日本基礎心理学会から頂いた研究活動助成の一部を使用しました。日本基礎心理学会に感謝致します。
<2012年11月8日>
*Visiome とは、INCF日本ノード(理化学研究所)が運営している視覚コンテンツの電子図書館(アーカイブ)です。皆様も登録できます。
第3回グランプリの 「大隈錯視」 (安田孝・上田卓司・椎名乾平) が論文になった。 <2012年12月21日>
The Okuma illusion: a new illusion of leaning
Yasuda T, Ueda T, Shiina K, 2012, "The Okuma illusion: a new illusion of leaning" Perception 41(10) 1277 – 1280
トミーとゆかいな仲間たち(遠藤・松原・藍原・吉田・阿部・西山・佐々木:いわき明星大学心理学科富田ゼミ一同)の入賞作品 「蛇の回転錯視バリエーション ‐ 双方向回転 見てくれだぜ~ -」 については、受賞者は遠方のため式に参加できなかったが、後日、いわき明星大学の学長より、あらためて賞状と副賞が授与されたとのことである。 そのニュースページ
<2012年11月26日>
第3回入賞の "Wriggle Motion Illusion" (四本裕子・桑原明栄子) が論文になったと聞いた。 <2012年11月3日>
Kuwahara, M., Sato, T., and Yotsumoto, Y. (2012) Wriggling motion trajectory illusion. Journal of Vision (2012) 12(12):4, 1–14.
<2012年11月9日>
四本先生から、Wriggle Motion Illusion の日本語訳は 「にょろにょろ錯視」 であると連絡があった。 <2012年11月10日>
第4回錯視コンテストのご案内
概要: 日本基礎心理学会第31回大会(九州大学)の開催に合わせまして、第4回錯視コンテストを実施いたします。錯視をモチーフとした力作・珍作・大作を、学会員だけではなく一般の方からも広く募集いたします。今回の錯視コンテストの受賞作品の紹介および授賞式は2012年11月3日の第31回日本基礎心理学会における懇親会にて実施の予定です。トップ10の作品には、視覚刺激の「国立電子図書館」であるVisiome Platformに登録することをお手伝い致します。
<2012年8月20日・開催予定場所を明示>
応募条件: 日本基礎心理学会の会員の方、一般(非会員)の方どなたでも。なお、審査委員は応募できません(連名でセカンドオーサー以下でも不可)。
※授賞式は学会大会内にて行われる予定です。非会員でも大会参加は可能です(大会参加費が必要となります)。応募そのものには費用はかかりません。
応募方法: 2012年9月16日(日)が締め切りです。作品はデジタル情報のみとし、電子メールにてこちら(2012illusion(at mark)gmail.com) ((at mark) を @ に変えて下さい)までお送りください。応募の際には、氏名、所属、連絡先(メールアドレス)、作品のタイトルと解説(400字程度、長くてもよい)を明記した文書ファイルも添付するようにお願いします。通常のパーソナルコンピューターで再現可能であれば、錯聴や動画による作品もOKです。
※応募者が連名で、連絡先を筆頭の方以外の方に指定する場合は、その旨を明記してください。
※錯視コンテストに応募された作品に関しましては、受付確認メールを送付しております。万が一受付確認メールが届かない場合は、お手数ですが、再度お問い合わせ下さい。また、添付ファイルの容量には制限がございますので、5MB程度よりも大きいサイズの作品をお送りになる場合は、ご相談ください。
※お一人につき3作品までの応募可とします。 <この項目は2012年8月23日に追記>
審査方法:
1. 応募錯視作品の審査は学術面と表現面の「総合点方式」で行ないます。
2. 総合点とは各審査委員が各作品につき20点を満点として評価することであり、各審査委員から提出された得点(総合点)を合計し、合計得点が高い順に入賞者を決定致します。
3. 「学術面」はその作品に含まれる錯視や知覚効果の学問的意義を評価するものとし、「表現面」はその作品に含まれる錯視や知覚効果をいかにわかりやすく、あるいは美しく、あるいは楽しく表現しているかを評価するものとします。
審査委員: 北岡明佳(委員長)、蘆田宏、羽倉弘之、原島博、一川誠、椎名健、高島翠
<2012年5月11日>
お一人につき3作品まで応募可です。 <2012年8月23日> 宣伝用PDF
<2012年8月23日>
右目は水色に描かれているように見え、左目は灰色に描かれているように見える。しかし、両者は物理的に同じ色である。物理的には灰色なので、右目の水色が錯視ということになる。同様に、一番上の「第4回錯視コンテ」は水色に見えるが、続く「スト作品募集中!」と同じ灰色である。 <2012年7月20日>
著作権について:
1. 応募者の作品(著作物)の著作権は、作者である応募者が保持します。著作権の譲渡等はございません。なお、作品中に他者の著作物の一部あるいは全部を含む場合は、その著作権者による使用許諾を応募に先立ち得ていることが必要です。
2.
錯視コンテストで入賞された方の作品を、錯視コンテスト(授賞式とウェブページ)において公開すること(作品の使用)を、あらかじめ応募者にはご了承頂きます。入賞ではないが特別な賞を差し上げる場合がございますが、この場合は授賞式のみにおいて公開することをご了承頂きます。それら以外の作品につきましては、錯視コンテストとして使用させて頂くことはございません。
3.
今回の錯視コンテストで入賞された方の作品を、次回以降の錯視コンテストの参考資料および宣伝資料として使用させて頂くことがあることをご了解頂きます。これは、錯視コンテスト運営者による使用だけではなく、錯視コンテストを引用・紹介する学術論文、新聞雑誌等の記事、テレビ・インターネット等の媒体での紹介(錯視コンテスト運営者が認めた場合に限ります。しかし、応募者が使用希望者に直接使用許諾を与えた場合はこの限りではありません)を含みます。
4.
応募作品の錯視コンテスト以外での使用につきましては、使用を希望する個人・団体は、応募者(作者)の使用許諾を取ることが、有償無償にかかわらず必要です。応募者(作者)自身は、自分の応募作品を自由に使用できます。
5.
応募作品は著作権の保護対象ですが、「新しく発見された錯視」を応募作品に含んでいましても、それ自体は科学上の発見であって、著作物ではありませんから、著作権は発生しません。学問的プライオリティーは錯視コンテストで公開されることによってある程度は認められるであろうと期待できますが、科学上の発見につきましては、やはり論文や学会で発表して下さい。
<2012年5月11日>
その他:
1. 本コンテストに入選した作品を他のコンテスト等に応募されても結構です。他のコンテストの主催者がOKならの話ですが。
2. 他のコンテスト等で入賞した作品を本コンテストにご応募頂いても結構です。他のコンテストの主催者がOKならの話ですが。
3. 本コンテストで落選された作品を次回以降の本コンテストにご応募頂いても結構です。入選された作品の重複応募につきましてはご遠慮下さい(そんな人いないか)。
4. 現在のところ、当コンテストは北岡をチーフとする任意団体が運営しております。日本基礎心理学会とは研究活動助成金の補助を受ける可能性がある(2010年度と2011年度に受給)という関係にございます。
<2012年5月11日>
歴代の錯視コンテスト一覧
北岡明佳 (2012) 会報 第3回錯視コンテスト授賞式 基礎心理学研究, 30, 243-244. PDF
北岡明佳 (2011) 会報 第2回錯視コンテスト 基礎心理学研究, 29, 214-215. PDF
北岡明佳 (2010) 第1回錯視コンテストの報告 基礎心理学研究, 29, 63-67. PDF
審査委員長撰の高島翠氏(審査員、いわき明星大学)の作品
(審査員は応募できないのでちょっと紹介)
「踊るフラガール」
図を動かすとフラガールが踊って見える。
Copyright
Midori Takashima 2012 (February 21)
高島翠, いわき明星大学, February 21, 2012