立命館大学文学部ゼミナールIII・IVI SA (テーマリサーチゼミ)・心理学専攻の北岡明佳担当
このテーマは2014〜2015年度一回限り(募集終了、11名?)

2014/4/23より
<月曜2限、尽心館地階・情報語学演習室>


目的 「錯覚」をテーマとして、各自自由にテーマを設定し、卒業研究を行います。


参考 2010〜2011年度の北岡担当のテーマリサーチゼミ 「京都のトリックデザインと心理学」


ゼミの記録

 内容 その他 
1
(2015年4月13日)
説明・クラス会議等
2
(4/20)
説明・クラス会議等
3
(4/27)
北岡によるネタ提供・その1 「クレーター錯視」
北岡明佳 (2014) 「錯覚トークショー『だまされる視覚 −なぜ目の錯覚は起きるのか−」 (講演・2014年4月20日(日)13:30〜14:30・静岡科学館る・く・る) 発表に使用したウェブページ

クレーター錯視
クレーター錯視2

足跡錯視




4
(5/11)

北岡によるネタ提供・その2 「奥行き知覚に依存した錯視群」
「大きさの恒常性」と呼ばれる錯視(回廊錯視)



道路の角度錯視

斜塔錯視

北岡明佳 (2012) 錯視とS3Dが活かされる世界 (R-GIRO & 三次元映像のフォーラム共催 The Symposium & Exhibition of Visual Illusion +S3D World 2012: Invitation to Visual Science 〜錯視とS3Dが活かされる世界:視覚科学への誘(いざな)い〜・立命館大学以学館1号ホール・2012年3月17日(土) 13:00-14:00) 発表に使用したウェブページ


5
(5/18)

北岡によるネタ提供・その3 「逆遠近法作品の制作」
逆遠近法



錯視工作


6
(5/25)

北岡によるネタ提供・その4 「斜塔作品の制作」
斜塔錯視作品




7
(6/1)

北岡によるネタ提供・その5 「きらめき格子錯視の制作」

ヘルマン格子錯視


ヘルマン格子錯視にして、きらめき格子錯視の元(クリックで高解像度ファイルをダウンロード)


きらめき格子錯視


Schrauf, M., Lingelbach, B., Wist, E.R. (1997) The scintillating grid illusion. Vision Research, 37, 1033-1038.

8
(6/6)
 土曜だが月曜日の授業

北岡によるネタ提供・その6 「脳内処理速度依存の動いて見える錯視」 -

9
(6/8)

北岡によるネタ提供・その6 「脳内処理速度依存の動いて見える錯視」


delayedmotion-rits.docx


10
(6/15)

北岡によるネタ提供・その7 「フットステップ錯視」
フットステップ錯視



フットステップ錯視にならない動画(背景黒)

フットステップ錯視にならない動画(背景白)

長方形も白黒のフットステップ錯視

縞模様が青黄のフットステップ錯視

長方形は灰色のフットステップ錯視


Anstis, S. M. (2001). Footsteps and inchworms: Illusions show that contrast modulates motion salience. Perception, 30(7), 785-94.



11
(6/22)

北岡によるネタ提供・その8 「ムンカー錯視」
ムンカー錯視のグループ(色の錯視)



錯視工作2


12
(6/29)

北岡によるネタ提供・その9 「エイムズの部屋」と形の恒常性
エイムズの部屋など(形の恒常性の話)

●形の恒常性




エイムズの部屋の内部

エイムズの部屋の外観



大きさの恒常性

エイムズの部屋



shape_constancy2015.doc



エイムズの部屋の作り方の例


13
(7/6)
北岡によるネタ提供・その10 「輝度勾配による明るさ錯視」


錯視的階段状ゲルプ効果など



錯視工作2

14
(7/13)
 北岡によるネタ提供・その11 「(最適化した)フレーザー・ウィルコックス錯視」




錯視工作2


 
15
(7/20)

北岡によるネタ提供・その12 「オオウチ錯視」




錯視工作2

 
2015/12/21  -
北岡明佳 (2009) 錯視と視覚表現 (朝日カルチャーセンター名古屋 栄教室・2009年3月8日(日) 10:00-12:00) 発表に使用したウェブページ


<静止画が動いて見える錯視デザインを京都風の画像にする>



「お抹茶」

ドットの列が動いて見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (August 12)




「傘」

(サッカード直後に)拡大・縮小方向にガクガクして見える。中心を見ながら目を近づけたり遠ざけたりすると、傘が回転して見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (February 27)



「月の運行」

月の列が左右に動いて見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (January 13)


<有名な多義図形に京都風の画像を使う>


「和風の妻と義母」

向こうを向いた若い女性と、こちらを見ている年齢の高い女性という見え方が反転する。「妻と義母」の和風改変版である。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (August 13)

<妻と義母>
(My wife and mother-in-law)

Either of a young girl or an old woman ("wife" and "mother in law") appears.

This image was copied from mathworld.wolfram.com, which shows that this image was drawn by British cartoonist W. E. Hill in 1915 in Puck humor magazine, an American magazine inspired by the British magazine Punch. However, there had been such figures before him. It is said that the original was a post card produced in 1888 in Germany.


<色の恒常性のデモ画像に京都風の画像を入れる>


「青い金閣」

金閣の金箔部分は物理的には青みがかった灰色なのであるが、金色に見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (May 1)




元の写真


<ハイブリッド画像に京都風の画像を入れる>


「高知城と金閣」

この図を近くで見ると高知城が見え、遠くから見ると金閣が見える。視力が低くてメガネで矯正している人は、メガネを取ると、近くでも金閣が見える。このような画像を、ハイブリッド画像(hybrid image)という(Oliva, Torralba and Schyns, 2006)。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (October 25)

Oliva, A., Torralba, A., and Schyns, P. G. (2006) Hybrid Images. ACM Transactions on Graphics, ACM Siggraph, 25(3), 527-532.




図が小さければ、近くで見ても金閣が見える。




 

金閣さんと高知城さん


+





「立命館大学と金閣」

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (October 25)

京都の風景「今日の京都」2009
(北岡の撮った風景写真)


<斜塔錯視画像として寺院の塔を使用する>

「仁和寺五重塔」

左の塔がより左に傾いているように見えるが、同じ写真である。

写真は2009年9月20日

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (September 20)

にんなじ、おんなじ

References

Kingdom F A A, Yoonessi A, Gheorghiu E, 2007, "The Leaning Tower illusion: a new illusion of perspective" Perception 36(3) 475-477


「桜の嵐電」

この嵐電は北野白梅町行きなので、後ろから撮影している。左の嵐電は右に比べてより左の方向に向かっているように見えるが、同じ写真である。

写真は2003年4月10日

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (April 30)

References

Kingdom F A A, Yoonessi A, Gheorghiu E, 2007, "The Leaning Tower illusion: a new illusion of perspective" Perception 36(3) 475-477


<視覚トリックを使った京都の寺社の研究>




上賀茂神社バス停側の鳥居(一ノ鳥居)から広場(?)とその向こうの上賀茂神社を見たところ。神社側の鳥居(二ノ鳥居)が遠く見える。

上賀茂神社側から見た2つの鳥居とその間の広場。バス停側の鳥居(一ノ鳥居)が左の写真に比較して、より近くに見える。

上賀茂神社の立砂(たてずな)

紅葉の上賀茂神社

静粛な境内

「上賀茂神社の錯視」

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (May 18)

上賀茂神社のホームページ







立教大学・新座キャンパス(埼玉県)の正門側から見た生垣錯視。向こうの出口が近く見える。

左の生垣通路を反対側から見たところ。正門側が遠く見える。人物(C大学のI先生)が見えるから、仕掛けはわかりやすい。

「立教大学の生垣錯視」

Photo by Akiyoshi Kitaoka 2008 (May 18)

このアイデアは増田知尋研究員によるとのことである。なお、生垣の上にアーチを付けるというアイデアも提案したが、事務方に却下されたとのことである。また、この錯視にとって大いに邪魔である横の建物を撤去するという案は、実現していない。 <2008年5月25日>

立教大学現代心理学部


教員連絡先 akitaoka@lt.ritsumei.ac.jp

教員のオフィス 尽心館1階718号室 内線3718


2015年度の北岡の講義のページ

北岡明佳の錯視のページ