立命館大学文学部テーマリサーチゼミナール(TRS)・心理学専攻の北岡明佳担当・LKクラス
このテーマは2010〜2011年度一回限り(募集終了、23名)

2010/4/5より改め2010/6/15より
<水曜2限、前期は敬学館221・後期は敬学館220>


目的 「京都」 and/or 「トリックデザイン」 and/or 「心理学」 という組み合わせで各自自由にテーマを設定し、卒業研究を行います。


卒論タイトル一覧
京都の風景を使ったトリックアート
エイムズの部屋の錯視に及ぼす床のテクスチャの効果
生け花にみる京都らしさの考察
小学生が1番面白いと感じる錯視の研究
コピーアンドペーストで作る顔のさかさ絵
木島神社パンフレット―その由緒と三柱鳥居を識る―
京町家の質感における心理的効果
京都の新しい歩き方-京都市内のトリックアート集-
食の彩〜京都の食べ物における色の研究〜
京都三条通りにおける西洋近代建築の空間利用とその意義
天龍寺に潜む錯覚-新発見と模型による再現-
京都の限定商品におけるカラーマーケティング
京都駅ビルにおける風景錯視
食べ物における錯視デザインの研究
だまし絵における視覚的変容
歌川国芳のだまし絵と天保の改革
“Nipple Eyes” 〜ルネ・マグリットのLe Viol考〜
「京都」から生み出す錯視アート制作
北山・上賀茂界隈における地域アイデンティティと景観の比較研究
さかさ言葉のさかさ絵―その実践と展開
京都の借景庭園写真集
京都の道で作る長錯視
上り勾配のカーブが引き起こす不思議

<2011/12/20>


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口頭試問は、2012年1月31日(火・午前)、2月1日(水)、2日(木) のいずれかとなります。場所は 敬学館236 です


2011年・activeシラバス、というかゼミの記録 → 文学部の2011年度の正式のシラバスはこちら

 内容 その他 
12
Mさん(教育実習報告など)

M君(ゆうれい坂)

Yさん(京都の観光)

-
11
Yさん(就活報告)

Tさん(飛び石)

Kさん(就活)

-
10
Hさん(日常の中の錯視いろいろ)

Nさん(京都+錯視)

Yさん(人間行動学、豊年祭)

-
9
T君(長錯視)

Yさん(京都のデザインで錯視を示す)

錯覚美術館見学(2011年6月3日(金)、Kさん、S君、Tさん)報告
8
Oさん(ホロウマスク錯視
I君(錯覚モノの京都観光ガイドブック)
Tさん(京都の色彩)

-
7
Kさん(不可能立体)

錯覚美術館
6
Tさん(歌川国芳)
Yさん(そうだ、京都、行こう)

-
5 グラフィックス実習
 5/14(土) 水曜日授業 TRS LKクラス
 2時限
 有心館3階 432教室(定員35名)

2009年度心理学特殊実験実習のページ

まずは、グリッド線。次に、線と塗りつぶしの操作。
コピー・ペースト。グループ化。ベジェ曲線。ビットマップ化。
文書への貼り込み等。

Adobe Illustrator ドローソフト(ベクトルファイル)
Adobe Photoshop ペイントソフト(ラスターファイル=ビットマップ)

4
Kさん(さかさ絵)
S君(就活の話題)
Hさん(京都駅もの)


-

3 構想発表を聞く 3
北岡明佳 「錯視の楽しみ」 高松市美術館講演 (2011年4月24日)

2 構想発表を聞く 2
カメラの価格(価格.com)

1 構想発表を聞く 1


12名発表した。


2010年・activeシラバス、というかゼミの記録 → 文学部の2010年度の正式のシラバスはこちら

<水曜2限・清心館542改め敬学館211改め敬学館259・後期は敬学館258>

 内容 その他 
30 (どこかの週の記録忘れ)
(ゼミは30週みっちり行なった)

Ah! Puzzles
パズル作家・三輪みわさんのページです。錯視作品のページができました。レベルが高いです。「すいか」いいなあ。


パズル作家・三輪みわさんの本格的錯視デザインのページです。
<2006/1/10>

http://blog.goo.ne.jp/artricks
三輪みわさんのブログです。 new!!
<2011/1/31>

29 OさんとYさん
ホロウフェース錯視(ホロウマスク錯視)

回文でさかさ絵!

28 YさんとS君
ハイブリッド画像

不可能立体

27 Nさん
京都の風景と錯視


アイシャドーとアイラインによる顔の錯視

26 SさんとYさん
御菓子と錯視

いろいろ

25 YさんとMさん
ステレオグラム

路上だまし絵

24 TさんとKさん
エイムズの部屋

市場の色

23 Kさん
京都のクオリア(町家とほっこりなど)



アルチンボルド(1527 - 1593)
→ だまし絵展(兵庫県立美術館、11月3日まで)

フェルメール(1632-1675)

伊藤若冲(1716-1800)
葛飾北斎(1760-1849)

セザンヌ(1839-1906)(近代絵画の父)とそれ以降の画家達


マグリット(1898-1967)
ダリ(1904-1989)

エッシャー(1898-1972)
エッシャーの宇宙」(この本を講義で紹介)

ロイテルスヴァルト(1915-2002)(不可能図形の父)
不可能金印

<オプアート>
アルバース(1888-1976)

ヴァザルリ(1908-1997)(画集を講義で紹介)

ライリー(1931-)(画集を講義で紹介)

勝井三雄先生(1931-)(画集を講義で紹介)

<錯視のデザイン>
チェッカーシャドー錯視」(Edward H. Adelson)と 「蛇の回転」(Akiyoshi Kitaoka)

だまし絵(trompe l'oeil)と錯視(visual illusion, optical illusion)の違い

22 TさんとHさん
 天龍寺の錯覚など 模型制作あり

 ポップアート
21 Yさん  
京都をイメージした錯視デザイン

20 図書館ガイダンス -
19 M君とYさんが発表
 エイムズの部屋

 マグリットの Le Viol 

18 KさんとIさんが発表
 3D

 Van Tonder先生の龍安寺石庭モノ

17 HさんとT君が合同発表  
 毘沙門堂で実地調査

16(後期第1週)
北岡がガイダンス

Sandro Del Preteのだまし絵の本などを紹介

-
15 Kさんが発表
 斜塔錯視

14 TさんとKさんが発表  
 吉岡幸雄(「染司よしおか」五代目当主。植物染の染色家。歴史に息づく色の文化、日本人が色に託してきた想いを語れる第一人者)

 坂根厳夫著「遊びの博物誌

13 TさんとKさんが発表
 「錯視入門

 「だまされる視覚 錯視の楽しみ方

12 YさんとMさんが発表  

 明るさ・色の対比・同化 → 北岡明佳 (2009) 「錯視の作り方」 (色彩学会イルージョン研究会講演会・女子美術大学・女子美アートミュージアム・ 2009年5月18日(月) 15:00-16:30) 発表に使用したウェブページ

 3Dアート(だまし絵) → 北岡明佳 (2008) だまされる視覚〜錯視の楽しみ方〜 (静岡科学館る・く・る・2008年2月10日(日)) 発表に使用したウェブページ

11 HさんとYさんが発表
 隠し字 L接合部

 不可能図形 よい連続の要因・視覚的補完・形の恒常性

 安野光雅(画家)

10 Yさんが発表
 さかさ絵

 
 パズル作家・三輪みわさんの本格的錯視デザインのページです。


 京大で発表予定のもの
 (「踊るハート達」を配布)

9 HさんとNさんが発表
京都駅ビルの錯視&トリックデザイン

ミニチュア化

8 NさんとTさんが発表
寄せ絵

アナモルフォーシス

北岡明佳 (2007) だまし絵のつくり方教室 現代のエスプリ(仁平義明(編)「嘘の臨床・嘘の現場」), 481(2007年8月号), 141-155. PDF(スキャンコピー)

7 OさんとS君が発表
教室を敬学館259に変更(敬学館211は隣の210のマイクがうるさく感じられたため)。


山口真美先生(中央大学)のHP

新井仁之先生(東京大学)のHP


北岡明佳 (2006) 立命館宇治高等学校 「立命館宇治アカデミック・ウィーク」 (2006年9月15日(金)) 発表に使用したウェブページ

北岡明佳 (2008) 大学模擬講義「立命館で錯覚を研究する」 立命館慶祥中学校1年生の皆様対象 (2008年3月5日(水)) 発表に使用したウェブページ

6 M君とSさんが発表
  ペンローズの三角形
  


 




「まずそうな脳とうまそうな脳」

Sさんの発表から考えて、上がまずそうに、下がうまそうに見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (May 12)


  (配布プリント 杉原先生の作品)

5 KさんとIさんが発表
不可能図形

 不可能図形のページ

ロイテルスヴァルト(1915-2002)(不可能図形の父)
ペンローズ
エッシャー(1898-1972)
杉原厚吉

国際錯視コンテスト(2010)の結果



龍安寺の石庭

Van Tonder先生の論文

4 T君とYさんが発表
教室を敬学館211に変更。きれいで使いやすい教室だが、隣の210のマイクがややうるさい。

T君が、「上賀茂神社の錯視」の北岡説を実証的に否定。新しい仮説を提唱。

錯視のカタログ

本城効果(余呉湖)

大きさの恒常性・形の恒常性のデモ(知覚心理学の講義のページ 第2週)

3 Yさんの発表 と 北岡がデモ
オーストラリアでの国際学会講演(2009)
  講演用のページ

2 北岡が何かをデモ
オーストラリアでの国際学会講演(2009)
 写真のページ
 

 このページのPDF

1 「京都のトリックデザインと心理学」という新しい分野についての創設の意図の解説と意見交換 

このゼミの進め方 

 クラスとして決めること
 1. クラス代表・副代表
 2. 会計係2人
 3. ゼミコンパをやるかどうか
 4. その他
  



<静止画が動いて見える錯視デザインを京都風の画像にする>



「お抹茶」

ドットの列が動いて見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (August 12)




「傘」

(サッカード直後に)拡大・縮小方向にガクガクして見える。中心を見ながら目を近づけたり遠ざけたりすると、傘が回転して見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (February 27)



「月の運行」

月の列が左右に動いて見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (January 13)


<有名な多義図形に京都風の画像を使う>


「和風の妻と義母」

向こうを向いた若い女性と、こちらを見ている年齢の高い女性という見え方が反転する。「妻と義母」の和風改変版である。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (August 13)

<妻と義母>
(My wife and mother-in-law)

Either of a young girl or an old woman ("wife" and "mother in law") appears.

This image was copied from mathworld.wolfram.com, which shows that this image was drawn by British cartoonist W. E. Hill in 1915 in Puck humor magazine, an American magazine inspired by the British magazine Punch. However, there had been such figures before him. It is said that the original was a post card produced in 1888 in Germany.


<色の恒常性のデモ画像に京都風の画像を入れる>


「青い金閣」

金閣の金箔部分は物理的には青みがかった灰色なのであるが、金色に見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (May 1)




元の写真


<ハイブリッド画像に京都風の画像を入れる>


「高知城と金閣」

この図を近くで見ると高知城が見え、遠くから見ると金閣が見える。視力が低くてメガネで矯正している人は、メガネを取ると、近くでも金閣が見える。このような画像を、ハイブリッド画像(hybrid image)という(Oliva, Torralba and Schyns, 2006)。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (October 25)

Oliva, A., Torralba, A., and Schyns, P. G. (2006) Hybrid Images. ACM Transactions on Graphics, ACM Siggraph, 25(3), 527-532.




図が小さければ、近くで見ても金閣が見える。




 

金閣さんと高知城さん


+





「立命館大学と金閣」

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (October 25)

京都の風景「今日の京都」2009
(北岡の撮った風景写真)


<斜塔錯視画像として寺院の塔を使用する>

「仁和寺五重塔」

左の塔がより左に傾いているように見えるが、同じ写真である。

写真は2009年9月20日

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (September 20)

にんなじ、おんなじ

References

Kingdom F A A, Yoonessi A, Gheorghiu E, 2007, "The Leaning Tower illusion: a new illusion of perspective" Perception 36(3) 475-477


「桜の嵐電」

この嵐電は北野白梅町行きなので、後ろから撮影している。左の嵐電は右に比べてより左の方向に向かっているように見えるが、同じ写真である。

写真は2003年4月10日

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (April 30)

References

Kingdom F A A, Yoonessi A, Gheorghiu E, 2007, "The Leaning Tower illusion: a new illusion of perspective" Perception 36(3) 475-477


<視覚トリックを使った京都の寺社の研究>




上賀茂神社バス停側の鳥居(一ノ鳥居)から広場(?)とその向こうの上賀茂神社を見たところ。神社側の鳥居(二ノ鳥居)が遠く見える。

上賀茂神社側から見た2つの鳥居とその間の広場。バス停側の鳥居(一ノ鳥居)が左の写真に比較して、より近くに見える。

上賀茂神社の立砂(たてずな)

紅葉の上賀茂神社

静粛な境内

「上賀茂神社の錯視」

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (May 18)

上賀茂神社のホームページ







立教大学・新座キャンパス(埼玉県)の正門側から見た生垣錯視。向こうの出口が近く見える。

左の生垣通路を反対側から見たところ。正門側が遠く見える。人物(C大学のI先生)が見えるから、仕掛けはわかりやすい。

「立教大学の生垣錯視」

Photo by Akiyoshi Kitaoka 2008 (May 18)

このアイデアは増田知尋研究員によるとのことである。なお、生垣の上にアーチを付けるというアイデアも提案したが、事務方に却下されたとのことである。また、この錯視にとって大いに邪魔である横の建物を撤去するという案は、実現していない。 <2008年5月25日>

立教大学現代心理学部


教員連絡先 akitaoka@lt.ritsumei.ac.jp

教員のオフィス 尽心館1階718号室 内線3718


2010年度の北岡の講義のページ

北岡明佳の錯視のページ