最新情報&ひとりごと(私に仕事を頼んでいる人が読むと精神の健康を害するおそれがあります)
December,25,2010
今年もおしまい。今年の更新は5回でした。
秋にはオハイオ大学のラシター教授をお迎えしました。
June, 03, 2010
Prof.Bamberg has come.クラーク大学のバンバーグ先生が来日、2ヶ月にわたってナラティヴ研究について講義してもらう予定です。
April, 17, 2010
このページの更新、一昨年は4回、昨年はなんと2回。★やっと2009年度卒業生の晴れ姿をアップできました。★もう4月も半ばだというのに寒い寒い。今年度は一回生の研究入門クラスを担当することになって、いつもより忙しい年度初めです。
Jan, 19, 2010
年末年始は締め切りと校正で大忙し★心理学史と質的研究(文化心理学)の二足のわらじをはき、その上に一般の人にも届くようなこともしたい。GCOE生存学やR-GIRO「法と心理学」もやっていかねば。卒論・修論もがんばってほしいし。★このごろは英語論文の執筆や査読も増えてきた。★というわけで、今年こそ全ての締め切りをすべてクリアして、新しい仕事を入れないで、締め切り正常化運動に励みたい。★「History
of psychology」誌の英語論文、単著『臨床心理学史』、複線径路等至性モデルの英語本、といったところを着実にこなしたい。あとは新しい執筆依頼がこないように祈るだけ。Jaan
Valsinerがいる限り、こうした願いは無視されること確実ですが。。。
December, 19, 2009
反省している割には更新がされていない・・・。★昨日は卒論提出締め切り日。今年度はインフルエンザ流行の影響で提出が延期になったりした人もいて、まだ格闘中の人もいるのですが、とりあえず出したい人は納得いく論文を書き終えてくれたようです。★今年もまた、おもしろいテーマ・方法・内容の論文が勢揃いしました。TEMについても発生の三層モデルだの何だの、いろいろと新しい展開もありました。★ゼミ生のテーマはこちら。
April, 2, 2009
去年はこの頁の更新がわずかに4回。さらにいえば、卒業式の写真もゼミページにアップしてない。理由は明確で、個別研究室からでないと更新できないようになっているから。どこからでも更新できるシステムを作るのを今年の目標にしたいところです。★今日から一泊二日のゼミ合宿。PDさんや博士課程院生から学部3回生まで、あるいはOPたちも駆けつけて総勢30名弱。ただし、新4回生は就活のための欠席が目立つ。景気がわるい中みなさん奮闘中です。★3月末に『TEMではじめる質的研究』という本を出しました。新しい考え方なので受け入れられるかどうか不明ですが、個人的には非常に満足。
December, 28, 2008
本年も押し詰まってきました。12月に、エストニア国タリン大学に出張。博士論文審査会に出たりしました。そのうちサイトでも紹介したい★ちょっと遡って11月にはパーソナリティ心理学会と質的心理学会があり、それなりに多忙。ダン・マクアダムス先生の講演会もやりました★来年は、締め切りを守る体制を作りたい、そのためには新しく仕事を引き受けない、ということが大事だと思っているので、ここに書いておきます(ついでに、今手持ちの原稿について、締め切りに遅れた日数×10円を積み立て、どこかに寄付するということも計画中。いくつもあるので総額はいくらになるのか・・)★原稿執筆について、このままずるずるしてはいけないと思い始めた今日この頃。2009年の行動指針として書いておきます★2009年は『TEMではじめる心理学』が出版される予定★8月には日本心理学会の大会が立命館大学であるので、その準備も忙しくなってくるでしょう★良い年になりますよう・・。
September, 30, 2008
9月って英語で何て言うんだっけ?というときに必ず思い出すのが、太田裕美の「9月の雨」という歌。セプテンバーレインレイン9月の雨はせつなくて〜♪などという歌詞なので、すぐに「ああセプテンバーだった」と思い出すことができる。今日は雨★2008年7月から9月の3ヶ月間のみ、朝日新聞日曜版(緑be)にて「常識ずらしの心理学」 を連載していたのだが、無事終了。ご愛読ご声援多謝★後期もはじまり、卒論まで3ヶ月間になりました★12月にエストニアに行く予定もあり。今年も来日していたヤーン・ヴァルシナー教授の母国で、博士論文の審査などをする予定。
June, 15, 2008
気づいたらもう6月半ばだというのにゼミの新年度ページが作られていない。。ゼミ生力もうまく生かして更新できるようにせねば。。★6月第一週はカルガリー大学のアーサー・フランク先生が再来日。授業、シンポジウム、観光、と充実した日を送って帰国したようです。語りについての授業のやり方は大変参考になりました。
April, 3, 2008
今年は4月2日から一泊二日のゼミ合宿。PDさんや博士課程院生から学部3回生まで、あるいはOPたちも駆けつけて総勢30名弱。3回生たちの個性豊かな発表と、4回生の成長ぶりが確認できる合宿は、(教師としては)楽しみの一つ。それぞれ、進路を含めてこれからどうなっていくのか。修論、博論も、腰を据えて取りかからねばならない時期にきました。★昨年度はこのページの更新は5回だけでした。反省しつつ飛躍を誓いたい。。
January, 16, 2008
あけおめことよろ。今年の仕事はじめは瓦そばの食べ比べ。瓦そばは山口名物だそうです。
June, 15, 2007
「生きて存るを学ぶ」を旨とする立命館大学生存学創成拠点がグローバルCOEプログラムに採択!私も拠点メンバーとして活動することになりました。心理は遠くなりにけり、ということにならねば良いですが。
June, 1, 2007
ついに「日記は気ままに」を断念。「ある日の出来事」というページに移行することにした。ただし、日記もつけられるときは増やしたい。
April, 30, 2007
新緑のようすがいかにも春らしい。創思館から外を眺めると、都立大の研究室から眺めた八王子の様子や福島大の研究室から眺めた景色がふいに思い出されます。今の尽心館研究室は眺めがわるいのですが、前にいたところはそれぞれ良い天気の時にはかなり眺めがよかった・・・。オチなし。そんなこと言ってる間に仕事しろという苦情にはおこたえできません・・・・。
April, 1, 2007
今年は4月1日からゼミ合宿。PDさんや博士課程院生から学部3回生まで、総勢27名弱。今年はどんな3回生たちか、4回生はこれからどうなっていくのか、修論は?博論は?いろいろと楽しみではあります。
March,31,2007
気づいたら年度が終わる寸前・・・★まずはゼミのHPの卒業式ページを更新しなくては・・。★3月21〜27日の1週間のあいだに3組の海外研究者とシンポジウムをしたり会って話をしたりした。いろいろなところでいろいろな交流が進んでいるのでしょう。。。。2007年3月21日(水・祝)は、私が主催した「心理療法におけるエビデンスとナラティヴ」に英国スコットランド・アバティ大学John McLeod 教授をお迎えした。次いで発達心理学会の最終日3月26日には大宮で、マンチェスター・メトロポリタン大学のIan Parker教授らと会食。翌日は東大で行われたSEQOLの研究会にて、アイルランド・王立外科大学のO'Boyle教授、Anne Hickey上級講師らと初対面。SEQOLとは、新しい形のQuality of Lifeへの接近法。くわしくはこちらを。いずれも、広い意味での構成的アプローチにたち、従来の心理学測定に疑問をもつ方ばかりで、非常に話がはずんだ。
January,7,2006
あけおめ★しかし、私あてのメールやはがきにあけおめと書いてくれる人がいないので、もう廃れたのかとおもってぐぐってみたら「あけおめ の検索結果 約 2,760,000 件」とのことでした。言葉が流れるチャンネルは複数あるのだなぁ、と実感。★修論生の修論締め切り、卒論の口頭試問、新しいゼミ生の選抜、などが主なできごと。★ALSなど難病と心理学、裁判員制度の心理学、複線経路・等至性モデルの洗練、が今年の目標。相変わらず心理学史関連の仕事依頼が多いのでこれをどう絞っていくかが課題か。。
December,20,2006
3期生の卒業論文締めきり。今年も個性的な論文がそろいました。★他のゼミなどは締め切り日の初日に出す人が多いところもあるのに、我がゼミはギリギリな人ばかり。特に今年は学生証を忘れて慌てて走っていたシーンが印象的でした。
May, 5, 2006
まさに五月晴れのよい天気。大学にはほとんど人がいなくて寂しいような気持ちよいような。★科学研究費「萌芽研究」が通った。これはうれしい。ほぼ同じテーマで3度トライしてやっと。そのテーマとは「複線経路等至性モデル」。説明は難しいのでそのうち別ページを作りたいとは思うが、とにかくクラーク大のヴァルシナーと一緒にやってきた文化心理学の方法論が認められつつあるようでうれしい。
Jaan Valsiner and Tatsuya Sato 2006 Historically Structured
Sampling (HSS):How can psychology’s methodology become tuned in
to the reality of the historical nature of cultural psychology?
In Straub, Kolbl, Weidemann and Zielke(Eds.) "Pursuit of
Meaning. Advances in Cultural and Cross-Cultural Psychology",Transcript
Verlag, Pp.215-252.
サトウタツヤ・安田裕子・木戸彩恵・高田沙織・ヤーン=ヴァルシナー 2006 複線経路・等至性モデル 人生径路の多様性を描く質的心理学の新しい方法論を目指して 質的心理学研究、5、255-275.
という論文も公刊されているのですが、このくらいでやっと人からは「萌芽」と認められるのでしょう。ますますがんばらねば。★まずオーストラリアのISSBD。
April, 1, 2006
2006年もすでに1/3が終わってしまった。あっという間だったなぁ。★というわけで今日から新年度。立命生活も6年目に突入。★日本学術振興会 人文・社会科学振興のためのプロジェクト研究事業の委託研究として、「ボトムアップ人間関係論の構築プロジェクト」はあと2年。昨年行ったアーサー・フランクの「病いと語り」講演会・シンポジウムの原稿などが満載の冊子が近くここにアップされる予定です。★この冊子の発行元でもある立命館大学・臨床人間科学オープンリサーチセンターは今年が2年目。あと4年間で新しい学範(ディシプリン)を確立できるか・・。
February, 5, 2006
はっぴーにゅいやーも既に一ヶ月経過。修論生は二人とも無事に提出。★ミツカン「水の文化センター」のサイトである水の文化「人」ネットワークにインタビューが掲載されました。 「人間を支援するための人間関係とは ボトムアップ型人間関係を作る」 というタイトル。リード文を読んでみると「多様な社会関係の中で、「支援」という言葉をキーワードに、強い個人からなる社会に異議申し立てをしているのがサトウタツヤさんです。サトウさんの目には、現代社会に何が欠けていると映るのでしょうか」とのことでした。自分では「強い個人からなる社会に異議申し立てをしている」などと思ったことはないのだが、このように捉えられているわけなのね、と実感。★ついでに『あたらしい教科書 学び』(プチグラパブリッシング、2006年)が出た。池田晶子・金原瑞人・内田 樹といった方々と一緒に「学び」について語っているのだが、この微妙なタイトルは何なのか・・・「あたらしい教科書」って??今頃になって気づくことではないのだが。。。もちろん、政治的歴史的論争とは関係ありません・・。★卒論生が口頭試問に備えている一方で新しいゼミ生を迎える準備もあわただしい。さて、どんな学生さんがゼミに来るのだろうか。★モード性格論、アマゾンでは最高40位になったとか。書評に感謝感謝。
December,25,2005
今年も卒論提出が終わり一安心。卒業したい人は全員が提出しました。★今年は去年よりあせった。去年の反省を生かして早めに取り組むようにしたかったのだが、結果的には・・・。多くの人に支えられ、また、仲間通し支え合い、何とか完成したというのが実状でしょうか。卒論執筆時というのは最もアタマを使う時期なので、これで終わらせることなく、社会に出ても大学院に行っても、この経験を生かしてほしい。★福島大学の昔の仲間が研究会に呼んでくれたので、年末ではあるがひさしぶりに福島へ行く予定。今、山古志村の支援のために研究会をしながら息長い支援活動をしているとのこと。★阪神・淡路大震災のとき、東北地方から何ができるかと考え当時の同僚達と『震災と行政と社会』 という冊子を出して義援金を募っていた時の話(1995年度文部省特定研究経費報告書)をしにいきます。★独立法人化や理系学類設立で、福島大学の組織がどうなってるのかもはや私には分からない・・・・。福島大学行政政策学類のHPはここ。★近著、モード性格論、「NHK週刊ブックレビュー」(NHK BS−2;2006年01月15日)で紹介してもらえることになりました。紹介者の金原瑞人さんとは全く知りあいでもないのに、特にこの本を選んで紹介してくれるわけですから本当にありがたい限りです。なんと、もうHPに予告されていて、まな板の上の鯉の気分。日曜日午前8:00からは無理だから、再放送を見よう(当日深夜=翌・月曜日 午前0:00〜0:54)。★今日はクリスマス。クリスマスと言えば山下達郎の「クリスマス・イブ」。私はこの曲の初演を、コンサート準備バイトをしているときに聴いたことがある。いつかどこかでこの続きを書こう。みなさま(って誰?)よいお年を。
December,13,2005
普段おつきあいのある人以外は、たいてい元気にしているのだと思っているから、人の死の情報は常に突然やってくる。今回はご本人がないみつに?とのご遺志をもっていたそうで、得られた情報を確かめようもなかった。情報というのは不思議で、一端そういう情報をもらうと、違うかもしれないと思うことが難しい。誤報だったら大変なのだが。★都立大(現・首都大)で、助手の方の博士論文の題材の一部となった内容分析を手伝ったことがあった。思えばあれも質的データの扱いだったから、学部3年のときからそんなデータをいじっていたことになる。★都立大の社会心理学には確かに黄金期があったように思う。その社会心理学の研究については結構お叱りを受けたりしていたが、堀梅天(慶応義塾の初期の心理学者のひとり)という心理学者の親族だということをお聞きしてからは親しく連絡する機会も増えた。★当時(今もそうかもしれないが)、助手の人を呼ぶときに「先生」とつけないのが流儀だった。まあ、変な文化といえば変な文化かもしれない(私が助手のときも先生とは呼ばれていない)。マリコさんのご冥福を祈る。
December,1,2005
今年も残すところ1ヶ月。卒論提出まで20日。修論提出まで・・。という時期になりました。文献検索に役立つサイトにリンク切れが目立ったので久方ぶりに更新しました。
October,2,2005
前回の書き込みから既に半年経過。今年は昨年の反省をふまえて9月の学会出席を減らしてみた。とはいえ、ふたつの国際シンポジウムを主催したこともあってやはり忙しかった。★9月4日(日)に、ボトムアップ人間関係論の構築プロジェクトの主催で開催されたアーサー・フランクの「病いと語り」講演会・シンポジウムの当日の様子をここ。★8月24日(水)にボトムアップ人間関係論の構築プロジェクトの主催で行われた「多分野連携における医療人類学の可能性:アーサー・クラインマン先生を招いて〜それぞれのヘルス・ケアをつなぎ、紡ぎ、橋渡しする」はここ。クラインマン先生の直前のキャンセルにも関わらず、200名近い参加者にご来場いただいたことは感謝にたえません。クラインマン先生については、いつか機会を見つけて日本にお呼びしたい。★後期、とある事情から「コミュニケーション心理学」を担当することになった。200人規模の授業は久しぶり。★仕事的には、心理学における方法論の歴史、と、心理学におけるサンプリング方法の歴史、に取り組む予定。もちろん他のもやりますが、とりあえずはこの2つから・・。
April,13,2005
パソコン環境、転送環境が整わずHP更新が滞りがちだった。新学期になったので、環境整備を断行。ゼミメンバーも新しくなったので、サイト構築に心がけたい。最近はブログの方がいいらしいが、移行するかどうかも考えたい。★関係ないけど今日は弟の誕生日だった。
February,15,2005
1期生の卒論の口頭試問もおわり、立命館大学での最初の修論生もどうにか形になってあとは口頭試問、という時、それなりに達成感があってみんな良くやった〜うるうる(誇張表現)と思っていたところ、悲報あり。★福島大学行政社会学部時代のゼミ生のひとり、元マレーシア国費留学生のインタン・マズウィン(愛称・タンウィン)さんが母国にて交通事故で亡くなったとの知らせが。福島大学行政社会学部の社会心理学演習のページを見ると、ターバンを着用している女の子がいるので、すぐに分かるでしょう。明るく理知的な学生でした。スイカ割りもやってたんだよな〜。★この件で、かつての教え子たちと連絡をとるようになり、悲しくもあったが他の学生たちがそれぞれ元気にしていることが分かったのは良かった。タンウィンが最後に私たちに残してくれた絆を確認しつつご冥福をお祈りしよう。
December,23,2004
卒論締め切り日(12/20)に無事13名が提出。1/21にポスター発表会、2月半ばに口頭試問があるのでまだまだ気を抜けないが、とりあえずよかった。
June,10,2004
このごろ、TV番組で血液型と性格の問題を扱うものが増えているようだ。どことは言わないが「ホモ○○ルス」の関係者から取材がきた。相手「先生は血液型と性格についてどういう立場でしょうか?」私「歴史的に否定されたものであり、現在でも科学者コミュニティの中では信頼できる研究が発表されてはいないし、弊害も多いと思います」相手「ではまた、いずれ取材させていただくかもしれません」。って短かすぎるでしょ?!会話が盛り上がらない〜。モチロン番組には反映されていませんでした。
April,21,2004
米国スタンフォード大・ジンバルド教授の監獄実験サイトの日本語版を作らせてもらえることになりました。★ゼミ生が英語勉強をしながら翻訳したものを、私と静岡県立大の西田先生が監修して全世界(といっても日本語だけど・・)に発信ということになります。★ついでに来日交渉をしたところ、ニュージーランドに行ったついでに、来てもらえるかもしれない状況になりつつあります。実現するか??
March,31,2004
「はじめまして、わたくし、フジテレビ「トリビアの泉」という番組を製作している・・」で始まるメールが来た。おーっと思って読んでみると、「メンサ」なる会についての取材。「はい、確かにIQの高い人達で作っているメンサという会があります」というわけで、教えたいこともあったりしたのだが(私は基本的にIQという指標に反対している以上)そんなことをやるわけにはいかない。こういう団体の紹介は(厳しくいえば)百害あって一利なし。★IQに関する取材はかみ合わないことが多くて申し訳ない。概念としてのIQの歴史的研究はやってますが、賛成しているわけではない!ということを分かってください(知能検査自体に反対しているわけではありません)。★ちなみに「4人の食卓」という韓国映画の評論?というか紹介をしてみないか、という依頼が来たのでそれは引き受けてみたのだが、今だに苦しんでいる・・・。罪滅ぼしにリンクをはって宣伝します。チョン・ヒジョン主演です。
March,25,2004
「国際知能ハンドブック」なる本に書いていたものが出版された。欧米のみならず世界各地域の知能研究を一望するための本で、かならず歴史の節が必要だという編者の希望があったため、日本の知能研究紹介をする章について、私にも執筆が回ってきた。しかも、最初の節(歴史)を書いた関係上ファーストオーサーにしてもらえた・・。編者のスターンバーグ、共著の波多野誼余夫、それぞれ世界的に著名なおふたりとは会ったことはないが、そのうち会う機会もあるでしょう。
Tatsuya Sato, Hiroshi Namiki, Juko Ando and Giyoo Hatano 2004 Japanese conception of and research on human intelligence. Sternberg (Ed.) "International Handbook of Intelligence". Chapter 10, (Cambridge University Press), Pp.302-324.
March,10,2004
この1ヶ月半は忙しかった。「日記は気ままに」が2つも増えてることからも、忙しさがわかるでしょう(でも、気ままというより義務化するとつらい)。★日本質的心理学会の設立集会の準備もバタバタ。★とはいえ、教師・研究者としての2003年度はかなり良いことばかりあった気がする。この調子を次年度も維持できるか??あまり調子に乗りすぎないようにしないと。
January,26,2004
ファニーなヤーンが来日して以来、色んな所に足を伸ばしたので今日は珍しく「忙中閑あり」という風情となりました。もっとも私が彼を連れて行っているというだけでなく、彼が来たおかげで私もネットワークが広がったという面もあります。普通だったら行かないところに行けたし、会えない人達にも会えた、ということでまさに「お互い様」ということでしょうか。★日記もそこそこ作成が追いついているので一安心(しかし他の仕事は・・・)★明日からセミナーが始まります。
January,20,2004
クラーク大学・ヴァルシナー先生が来日。飛行機は2時間以上遅れでしたが、お元気でした。これから2週間にわたって滞在の予定。可能な限り速報的日記で追いかけていく予定だが、さてどうなるか。★
January,8,2004
あけちゃって大変です。仕事持ち越してます。★1月8日、京都は雪。文化心理学関連リンク集を作ってみました。
December, 29,2003
立命館大学の演習の第一期生たちが無事卒論提出。ヨカッタよかった。★来年1月にクラーク大学・ヴァルシナー先生が立命館大学の客員教授として講義をしにきてくれます。それはもちろんウレシイのだが、やりとりを英語のメールで書くのが大変。忙しいってわけではないけど時間をとられがち。★来年は演習のフィールドワーカー一期生たちが卒論提出予定。修論生も提出予定。★来年も良い年でありますように。
December, 15,2003
日本学術振興会 人文・社会科学振興のためのプロジェクト研究事業の委託研究として、「ボトムアップ人間関係論」という研究をたちあげることになった(公募)。★長年考えてきたことを発表して、それが人文・社会系学問と大きなつながりがもてたことはとても励みになる。この枠組みの中で医療や科学技術や教育に対する人々の意識を「オルタナティブ・オプション」という視点から切り取る研究も始める予定。
December, 2,2003
この頃、IQはやりだそうで、TV局の問い合わせがたまにある。「IQは登録商標か」という質問にはうけてしまった。
学内の教職員向け雑誌からも取材があったけど、こちらはIQ批判論者なので話がかみあわない・・。脳の働きとIQの関係なんて私には答えられません。記事になるのか不安。★先日、恩師の喜寿のお祝いにいって同門の先輩後輩と歓談。なんていってたら福島大学時代の学生さんから相次いでメールがきた。こういうのをシンクロニシティと言うのか??私のもとで最初に卒論書いたIさんは福島の中学校の先生で、最後の卒論生だったTくんは青森で新聞記者をしているらしい。★ちなみに立命館大学で最初の卒論生になる(かもしれない)2人は提出まで3週間をきって張り切っていることでしょう・・・。★西周シンポ(11/22)はとりあえず成功裏に終わりました。
November, 20,2003
2003 年 11 月 22 日(土)は西周シンポジウム。公開なので、一般の方もいらっしゃるようだし、他の話題提供者は哲学・歴史領域の方々。どんな感じで発表すべきか悩みが多い。会場は津和野町町民センター。津和野は良い街だと聞いているので行くのは楽しみ。
November, 18,2003
日本学術振興会の「人文・社会科学振興のためのプロジェクト研究事業」の一環として、「ボトムアップ人間関係論の構築」という研究チームを立ち上げることに。現場とか、ボトムアップという発想を認めてもらったことは非常にありがたい。
November, 8,2003
今日、明日と人間科学研究所の企画。明日9日は「ナラティブ・ベイスト・メディスン:医学と人間科学のコラボレーション」。
October,19,2003
高砂美樹・東京国際大教授との共著、 「流れを読む心理学史−世界と日本の心理学」 が有斐閣アルマBasicとして発刊されました。日本の心理学史テキストとしては初めて「研究としての心理学史」を打ち出したという意味で画期的(なはず)。心理学史のスタンダードになるか???なお、この本には、本書を読むうえで参考になる「心理学史エピソード集」のWORDデータがダウンロード可能です。授業をする先生、復習をする学生さん、両者に役立つのではないかと思います。有斐閣HPから心理学史エピソード集を読むにはこちらから。
October,1,2003
8月末から9月末まで各種学会・会議で超多忙。学会活動も仕事とはいえ(というか研究者としては主要な仕事の1つ)、スケジュール管理をしないと身がもたない。ざっと振り返っても以下のようなことがありました。
日本教育心理学会第45回総会:2003年8月23日(土)〜25日(月)
立命館大学先端総合学術研究科(生命領域)合宿「争点としての生命」:2003年8月25日(月)〜26日(火)
お小遣い研究inベトナム2003年8月28日(木)〜9月3日(水)
日本心理学会フィールド心理学研究会兼立命館大学人間科学研究所公開研究会:2003年9月5日(金)
学部ゼミ合宿:びわ湖畔(近江今津):2003年9月9日(火)〜11日(木)
日本学術振興会「人文・社会科学振興のためのプロジェクト研究事業ワークショップ」:2003年9月11日(木)、12日(金)
日本心理学会第67回大会:2003年9月13日(土)〜15日(月)
日本社会心理学会第44回大会:2003年9月16日(火)午後〜18日(木)
日本性格心理学会 第12回大会
:2003年9月24日(水)〜25日(木)
August,24,2003
大学の心理学専攻の後輩で現在高校教師をしている人からメールがあった。
「変質者に狙われないように、言動や服装に注意しましょう」って、ばかじゃない?そんなものはジェンダーとかそんなもんじゃないのよ。
ミニスカの女の子を見てむらむらするのは、ふつうのおとこ。
むらむらするのとそれを何らかの行動に移すのとには、天と地との差があるでしょ。
レイプ被害者の服装について調査して、露出度と被害にあう頻度を調べてほしいです。
マジで。
誰か、そういうこと調べてませんか?
とのことで、何があったか知らないが、さらに誰に怒ってるか知らないが、非常にお怒りのご様子。なので、せっかくだから調べてみた。
『アディクションと家族』という雑誌(16-3)の「性犯罪の被害者と加害者」という論文によれば「「挑発的な服装」や「スキが見える」などの被書者側の責任は、ほとんど理由とはなっていない。」ということだそうです。著者は内山絢子(科学警察研究所防犯少年部付主任研究官)氏。
August,23,2003
8/10〜24の2週間を「仕事旬間(?)」と名付けて、たまった仕事をこなしてきた。当初の目的を達したとは言えないが、そこそこ滞貨を一掃できて一安心。しかし、締め切りがあるものを優先した結果、自発的仕事が滞るという結果になった。仕方ないか。★今年も『心理学の新しい表現法に関する論文集』なるものを作りました。★NHK**放送局のアナウンス部から、「万歳三唱の起源をしらないか」という問い合わせが電話できた。私がやってるのは「万歳三唱令を疑え!」であって万歳三唱ではないのだが、話を聞いてみると面白いので電話をつないだままでネットで調べてみた。私は時々報道のおつき合いをすることがあるけれど、それは報道側方の素朴な疑問が、こちらの潜在的問題意識と共鳴することがあって、自分にとってもブレイクスルーになったりするから。今回も色々と想像力をかきたてられました。
http://www.i2igr.jp/sahou/text/bankigen.html
によれば
「明治憲法発布の祝典は、名実ともに新体制が確立したことになる重要な行事。天皇への祝意の表し方についての評議が、約1か月にわたって文部省と帝国大学(東京大学)などの学者の間で行われた。当時の新聞記事や『明治事物起源』などの本を要約すると、「西欧諸国では人民が君主を迎える時は『皇万歳女皇万歳』『共和万歳仏国万歳』などを唱え、声を揃えて国歌を歌う。それなのに日本では小学生以外は声もなくただ黙礼するだけで芸がない」として具体案が検討されることになったのである。」
ということらしい。さらにhttp://kindai.ndl.go.jp/を用いて「万歳 三唱」で検索すると2冊の本がヒット
1. 黒木軍百話/来原慶助(小巒)著,明38.10
2. 明治三十七八年戦役実話精神教育資料/名古屋偕行社編,明42.5
これらに書いてあるのは、瀕死の兵士が天皇陛下万歳を三唱した後で戦死した、というもの。もしホントなら、1889年(明治22年)の明治憲法発布以後15年くらいで、三唱の意味がかなり特殊になったということが言えるのかもしれない(日露戦争は1904-05)。
http://webcatplus.nii.ac.jp/によれば以下の2冊の本が関係ありそう。読んでみよう。
国旗と万歳 : 起源と発達 河原万吉著 -- 清水書房 , 1943 , 213p.
君が代と萬歳 和田信二郎著 -- 新版. -- ミュージアム図書 , 1998 , xxiii, 276p.
July,27,2003
土曜講座での講演(講義)「うわさとパニック」終了。この講座は毎週コンスタントに100名程度の方々がご来場になっているようで話す側からすればありがたい話です。★講演を受けすぎだと反省した舌の根も乾かぬうちに2つも引き受けてしまった(いずれも個人的つながりの関係上断りにくかった)。1つは名古屋芸術大学で「芸術と心理学」、もう一つは、島根県立大学の「北東アジア交流プロジェクト島根シンポジウム(去年の記録はこちら)」。西周(にし・あまね)の業績について討論する会で発表予定。今回、小泉仰(こいずみ・たかし)慶応義塾大学名誉教授など、私があこがれにしていた学者の人達と同じところで話をできるというので非常に感激しているのでありました。学問は夢とロマンが大事。この話が心理学とは関係ないと思う人は西周の業績をチェックしましょう。
July,15,2003
生協食堂に「タコライス」があったので食べた。ハルカリ買った。★ということはともかく、忙しい。時間に比べて仕事が多いからこういうことがおこるわけだが、さすがに対処しきれなくなってきたかも。★今年の前期が忙しかったのは講演を引き受ける機会が多かったからだろう。自分は喋るのが好きだという自己認知があるのだけれども、それはどうやら間違いらしい。というか、準備に時間がとられすぎる。サクッと引き受けてその場の雰囲気で喋る、ということができれば講演も大変ではないのだろうが。。。。★今週末は愛媛大看護学科で「質的研究について」を、来週末は立命館大学の土曜講座で「うわさとパニック」をしゃべることになってる。土曜講座は第2648回とのことです。
June,29,2003
6月中旬は、アメリカ・ニューハンプシャー大学で行われた「第34回国際行動科学史学会」に出席してきました。この学会は「カイロン」というニックネームをもっている。★ところでニューハンプシャーにはポーツマスという街がありますが、これは日露戦争後に両国が条約を結んだところです。あるHPによれば「結論からいうと、[ポーツマス条約]
に関する資料はインターネット上には全くない。市の広報誌・City of Portsmouth のなかの History にもなく、Portsmouth
Historical Sites にも、博物館、 公園、教会、旧州知事公館などが書かれているが、探す目的のものはない。また観光ルートのなかにも含まれていなかった。」とのことです。町並みはイギリス文化の残るアメリカ、的な素敵なところでしたが、確かにポーツマス条約のことは何も案内されていなかったようでした。このHPも見てみましょう。★「精神医学文献事典」が弘文堂から出版された。古今東西、精神医学の理解に役立つ本について解説がのっているので便利なのだが、なんとこの中に『通史 日本の心理学』をとりあげてもらい解説を書かせてもらいました(私が書いたのはあとヴントの「生理心理学綱要」。本当にありがたいことです。
June,13,2003
やっとゼミの集合写真を撮りました。ついでにインデックスページの写真を交換(今まであまりに評判が良くなかったので=これでした)。
May,22,2003
第32回「科学技術社会論研究会」のワークショップ 「トランスディシプリナリティの可能性?:知の融合のゆくえ」(2003年5月31日(土) 9:45-17:30;東京大学先端科学技術研究センター13号館 109号室)なる会合にお誘いを受けたので話題提供をさせていただくことにした。心理学史の中に科学社会学−特にモード論−を取り入れて色々やってきたが、実際にこのジャンルの方々と研究会で討論するのは始めてなのでわりと緊張してます。★しかも、 「モード論から見た心理学:その学範形成と学融志向」などという新ネタに挑戦したものだから久しぶりに苦しかった。叫びたい。★ボーリング流の心理学史ではなく、心理学の成立を哲学と科学の学融として捉え直し、しかも、個人差の測定という社会からの要請とのコラボレーションを行うことで学範としての心理学が成立したのではないか、という筋書き。これまでの内部史対外部史という二項対立を超えることができるか?★意外といったらなんだけど、ボーリング流の心理学史にはアラン・リード(『魂から心へ』の著者)が割と批判的(かつ生産的)だったので参考にさせてもらいました。★しかし、今私がここに書いていることはどれくらいの心理学者や心理学の学生・院生に理解されるのだろうか?何か全然違う方に行ってない?と自分で自分に突っ込みたくもなる昨今でありました。
April,18,2003
4/4から授業が始まってるので既に第3週。やっとペースができてきた。★高砂美樹さんと共著の「流れを読む心理学史」を脱稿。予定より遅れたとはいえできてよかった。後は野となれ山となれ。心理学史にどういう新しさを求めるのかは難しいところだけど、心理学史の研究ができるように配慮した日本人が書いた心理学史の本はおそらく初めてでしょう。★締め切りを大幅にあるいは小幅にすぎている原稿にとりかかるか・・・。
March,25,2003
本日(03/3/25)の文学部教授会で、次年度学部1年生に通称使用(ここでは結婚前の姓)をみとめるという報告がありました。「教務事務取扱規則第19条」において、そもそもそういうことができることになっていたそうです。そういうことはほとんど誰も知らなかった。だからこそ教授会で報告されたのであろう。社会人学生・院生の方々の中には、職場では通称使用なのに入学試験時に本名を用いてしまったばかりに本名を使うことを余儀なくされている方もいると聞いている。入学試験願書に書いておけよ!とつっこみたいところだけど、とにかくこういことが可能だという認識を広めることが第一。★アカデミー授賞式のナントカいうドキュメンタリ監督(名前をわすれた)はいいね。あーゆー人になりたい。★SMAPの新曲「世界に一つだけの花」が好調。普及の王道。これで私の定義によると彼らはアイドルからスタアに変貌したと言えます。ぜひ「レコード大賞」をとってほしい。ついでに作詞・作曲はマッキーこと槇原くん。過去にどのようなことがあろうとも、アーティストは良い楽曲を作ってくれるのが一番。★明日から発達心理学会。
March,15,2003
講談社より連絡があり、一部に好評を博した拙著『知能指数』が品切れ通告を受けました。品切れを記念して先着1名さまに『知能指数』をさしあげます。欲しい方はご連絡を(といっても誰がここをみているのか?)。★立命館大学人間科学研究所のサイトに「えっせい」コーナーを新設。私もたまに書いてます、つーか、これから充実させるのでタマに順番が回ってくる予定。★現在、共著にて心理学史のテキスト作成中。一次稿はできあがったが細かい記述のチェックなどはこれから。どの分野のどんな本でもそうなのだろうけど、記述の厳密性を保つのは神経を使う。
March,04,2003
今日はホントに変な天気。晴れ時々雪。というか、吹雪時々晴れ。という感じ。ほぼ交互に雪と晴天が楽しめてます。びっくりしたのでここに記録しておこうと思ったわけ。★変といえば、ミキティ(って誰よという人は大学生に聞きましょう)が新しいCDを出した。箱表面は履歴表記。2月26日生まれってことは2.26事件なのね、ってことはともかく、Last nameが「Miki」、First nameが「Fujimoto」になっていた。これは何かの罠?それとも本名は三木藤基とかいう名前なのか?真相求ム!★2月中旬、チョムスキー「9.11」なる映画を福島で見た。9.11は「セプテンバーイレブン」と発音することがわかった「ナイン・イレブン」とか「ナイン・ワン・ワン」とかかと思ってた。というわけで、太田裕美の名曲「セプテンバーレイン」で替え歌でも作ってみようかと思ってリスニング開始。まず元歌の歌詞になじまないと替え歌はできない。
February,20,2003
TBSラジオ「サイエンス・サイトーク」1回分放送されたようです。関東圏のみ放送で、自分がしゃべったことがどう編集されているのか分からないのでなんとも言いようがありませんが・・。サイトには以下のような説明がありました。
「血液型性格判断」は私達の生活に根付いています。しかし本当に血液型と性格は関係あるのでしょうか?またそもそも性格というのは4つに分類されるような固定的なものなのでしょうか?同じことは「知能指数」にもいえます。本当に知能は測ることができるのか?「知能指数」は意味があるとしても、固定されて変わらないものなのか?「性格」や「知能」の新しい捉え方を伺います。 」
10年以上同じこと言ってるからな〜。日大名誉教授・大村政男先生に「性格が変わるって言ってるこの人達は全く変わりませんよ」と揶揄されるのも仕方ないか。話はちょっと違うんだけどね。
February,12,2003午後
1日2回の更新は初めてかも。★当たり屋チラシの調査、現在も継続中です。アンケートの自由回答欄に「まだやってるんですか?」という問い合わせがあったので、とりあえず「やってる表明」ということで。しかし、無くなりませんねぇ。大流行ではないけれど、脈々と受け継がれているようです。★本日から次年度「応用社会心理学演習」(3/4回生)のゼミを開始。2,3月に大学の設備を使わないのもったいない。どんなフィールドワークが行われるか、楽しみです。
February,12,2003
先だって、放送大学でこの4月から始まる「心理学研究法」という授業にゲスト出演するため放送大学で収録してきました。東大教育心理の3人の先生方が主任講師を務めてますが、その中の下山さんが私を呼んでくれたわけです。心理学研究法という枠の中に3回分くらい質的研究の方法について取り扱っているのは画期的ではないでしょうか。(私が出たところは見る気がしませんが)見るのが楽しみです。★その後、福島大学時代の院生(その1のサイトはここ)たちに会ったら「HPの更新がおそい〜」と責められた(?)のでこうして書いているワケです。★11日にはTBSラジオ「サイエンス・サイトーク」という番組の収録。ジャーナリスト・日垣隆さんとアナウンサー・有村由香とご一緒しました。関東地方のみですが、毎週日曜日 21:30〜22:00 放送中!だそうです。私の出演分は16と23
になる予定。聞けない人は、内容の一部が番組サイトにアップされるようですので見てみてください。
February,2,2003
あけましておめでとうー。時季はずれですが。★去年の年頭挨拶(?)は1/15にアップしましたが、今年は既に2月。早いなー。★去年の年頭には「今年は「日本における心理学の受容・制度化と展開」みたいな本をだして、心理学史研究にひとくぎりつけたい。その後は、うわさとか性格モード論とか本来の専門に戻りたい・・・。」などと書きました。前半部分は無事達成。心理学史研究には一区切りつきましたが、足抜けできるかどうかは疑問。つまり、後半部は達成できたとは言えず、むしろますます学問史にのめり込みそうな気配あり。★もっとも、今年の4月から大学で「応用社会心理学演習」なるゼミが始まるので、学生のみなさんとの協同作業を通じて社会心理学にもつながっていたいと思う今日この頃。
December,9,2002
心理学史のテキストを作成中で、その中に戦争神経症のことをとりあげようと思って色々探していたところ、ハイアム(綴り不明)という人が「Annals of Internal Medicine」という雑誌に「戦争神経症とその評価」という論文を書いていることがわかった。『精神疾患はつくられる―DSM診断の罠』という本の中。これ自体面白い本でオススメですが、それはともかく、ハイアムなる人をどうやって探そうかと思って色々とやってみた。グーグルで検索したらそのものズバリの頁にヒット。http://www.gulflink.osd.mil/medical/med_syndrome.htmで論文自体も読めた。これは快感。うれぴー(ノリピー語=死語)。
November,16,2002
今日は研究会があるんだけど、パスしちゃいました。★毎週学会があったし、来週は福島大学行政社会学部で講演、さらに週末は日本心理学会75年記念講演会(これは聞くだけ)なんてのもあって、その間には授業するためにもどってきたりして(あたりまえか)、ちょっと忙しい。★来年の演習の募集要項をどうかくか、それが悩みのタネ。もちろんフィールドワークですけど。★心理学史のテキストと心理学史関連英文論文2本執筆中。★うわさ研究も少し観点を変えてやりはじめた。さてどうなるか。
October,1,2002
今週から後期開始。「人間関係の心理」なる授業の受講生はナント300人ほど。さすが私学、と関心している場合ではない。ただ、心理学以外では某専攻の学生が異様に多かったので、その専攻の学生にとって丁度エアポケットのようになっている時間だった可能性あり。いずれにせよ、大人数の前で喋るのはエネルギーがいる。★久々に替え歌を作ってみた。ミキティの歌。それって誰よ?という方は近くの男子学生に聞きましょう。
September, 22,2002
↓心理学を遊ぼうというページへのリンクは切りました。今週は日本心理学会。忙しい。
August, 2,2002
心理学を遊ぼうというページ、今は隠してあるんだけど、探せる人が少ないようなので、期間限定でリンクしました。替え歌ページも意外にみんな見ていてくれてたようです。★今日の午後から佐賀に移動。
August, 1,2002
立命館大学は昨日までテスト期間だったので、今日から晴れて夏休み。★博士論文「日本における心理学の受容と展開」を今年の日心大会までに出版しようと計画してましたが、本日2回目の校正も手を離れました。後は野となれ山となれ、という心境です。何度見直しても小さなミスが見つかる、ということは未だ見つかってないミスもあるはずなんだよな〜。ともあれ、仕事を手伝ってくれた、東京都立大学、福島大学、立命館大学の学生や院生のみなさんには感謝してます。8月3日から佐賀大学で集中講義。★久しぶりに日本社会心理学会で発表することにして、原稿づくりをしていたのも忙しかった原因。すみません(って誰にあやまっているのか・・・)。今年の春・夏の当たり屋チラシ流行をネタに発表します。
July, 18,2002
本日、全国的に木曜ですが、本学は月曜扱い。「ハッピーマンデー」の影響もあって月曜授業日が少ないための措置。★内部的なことではありますが、HP作成の環境がようやく整ったので、これからはストレスなく更新ができるはず。最新情報などはちょくちょく更新したいものです。
July, 11,2002
当たり屋チラシの流行は思ったより広がりそうです。この3ヶ月で私の手元には30枚ほどの情報が寄せられました。最近は四国(徳島)に上陸したという話もあります。当たり屋チラシを見た人に情報提供をしてもらうべく、「当たり屋情報は偽情報!」ページからアンケートページへリンクをはった。アンケートシステムを作ってくれたのはRABBIXという有限会社の藤岡くん。福島大学の大学院をでてベンチャービジネスを興した優れた人物です。
July, 03,2002
国際行動科学史学会に行ってきました。今回の国際行動科学史学会では、発表とワークショップに出る他は、持ってきた仕事をしてました。9月までに出す本の校正と索引づくり。ミスが次々見つかって泣けてくる。たまに、人の発表をちゃんと聞きに行こうと思うと、「飲みに行こう」とか誘われて昼間っからビール飲んでたりして・・。★この学会も3回目となると色々と顔見知りとか飲み友達ができてきました。去年一緒に痛飲した人とは再会を喜び、再び痛飲ということになったりして・・。★ちなみに、こう書くと私が日本語以外でペラペラしゃべれるようにみえますが、そんなことはありません(キッパリ)。準備した専門の話以外はほとんどできないし、質問されると筆談で答えたりしてます。昨日なんて、「17th
century」という単語が伝わらなかった。あとは適当にニコニコしながら話をあわせてます。で、最後にアメリカンジョーク的なオチをつける。自分の研究の話で最近受けるのは「We
import the psychology, export Toyota and Ichiro」というも
ので、これにあわせて、右のアンダーシャツをひっぱるイチローのまねをすると大抵のアメリカ人は笑ってくれます。お試しあれ。
自分の発表(ポスターセッション)では、1960年までの知能研究の歴史、なる話をしましたが、日本の教育心理学の歴史は、もろにアメリカの影響を受けてるので、かえって変なことになりました。研究上は「学問的コロニアリズム」。ようするに知的植民地。★それよりも、戦後の占領国による改革について「やりすぎ」と思うアメリカ人が多かったのにはびっくり。一国の教育システムをそんなに他の国に変えられていいのか?みたいなことです。「いいのか?」と言われてもやったのはアメリカでしょ、みたいな話ですけどね(こちらの話の仕方に問題があるのかもしれません)。
人の発表で面白かったのは、先の飲み友達が行った、「Utopia and neurosis」。これはスウェーデンで、世界にも稀な社会民主的なシステム下で、神経症が増えたということについて色々と論じたもの。日本でも、大正時代に神経症が増えて森田療法が成立したみたいなことがあり、示唆されることが多かった。ちなみに飲み友達氏はフィンランド人。★もう1つ面白かったは、アメリカの臨床心理学資格に関するボウルダーモデルについてのもの。 アメリカで臨床心理学の資格が必要とされるきっかけは第二次世界大戦。200万人がUS選兵サービスから除外された。また、1946年において精神障害を発症した退役軍人は退役軍人病院に入院している者の60%ほどをしめていた。ボウルダーモデルのボウルダーは会議が行われた地名。このモデルにおいて臨床家はresearch scientistとhealth care providersであるべく訓練される。この主張がどのような反論を受けたのか?みたいな話。資格問題は今の日本で色々もめてるので(笑)、歴史をやる価値は高いと思ってます。
June, 23,2002
心理学研究報告会のページや、担当授業のページを作成。後者は研究入門という1年生クラスのものをちょっと作っただけ。いずれも今後の展開に期待しましょう(笑)。★取材に協力した2002年5月29日「中国新聞」の記事も紹介しちゃいます。ついでに英語ページに学会報告のアブストラクトをリンクした。26日から国際行動科学史学会。★「日本における心理学の受容と展開」も初校が出てきたので、アメリカへの往復の飛行機の中などでじっくりチェックする予定。
May, 28, 2002
『中国新聞』から取材を受けました。これは趣味ですか?と聞かれてしまった・・。うーん。★「当たり屋チラシ」は現在広島で流通しているようです。福井にも行ってるらしい。山口あたりにも流通しているのだろうか?たまにはフィールドワークでもしに行くか・・。
May, 10, 2002
「日本における心理学の受容と展開」が出版できることになったので原稿整理にいそしんでましたがこのほどとりあえず終了。一生に一度の本なのでなるべくミスを無くしたいのですが・・・。
April, 11, 2002
最近、北陸・中部で当たり屋チラシが流通し始めたようです。トップページに「当たり屋情報再燃?情報求む!」と書き加えたのでみなさんヨロシク。★立命館大学は4月4日(木)に新学期開始。今日で2週目に突入。
March, 31, 2002
『質的心理学研究』が創刊され、その記念の意味もこめて第13回日本発達心理学会の初日に(2002.03.27.)会員企画シンポジウム「『質的心理学研究』の良さを考える」を開催。160名ほどの方にご参加いただき大盛況でした。その時の様子をHPにしました。★2002年度最終日。立命館大学での生活も1年目が終了。2年目もがんばりましょう。
March, 22, 2002
溜まってる原稿は一向に仕上がる気配がない。でも、目処がついたものはあるし、諸々の締め切りがあってチョコチョコと書くべきものは書いている。★明日から遠征。23日、『心理学ワールド』編集委員会・東京、24日、「日本心理学会心理学史研究会設立準備会」東京、25日学位記授与式・仙台、26日、東大教育学部残存資料整理&日本性格心理学会情報化委員会・東京、27〜29日、日本発達心理学会第13回大会、所沢(27日夜シツコン・所沢、29日夜『質的心理学研究』発刊記念会・東京)。30日帰京。4月2日には学部新入生と顔合わせ。さて、どんな学生がくるのか楽しみ。この仕事はなんだかんだいっても、色々な希望をもった人達と毎年出会えるから、楽しい仕事だと思う。最近は年齢も多様化して自分より年上のかたもいらっしゃるし。★東北大学文学部畑山俊輝先生が「東北大学文学部心理学研究室古典機器展示ページ」を作成されたので数カ所からリンクをはる。★オザケンの新しいCD、佐野元春がニューヨークで出したのを聴くような気持ちになるんだろうな、と思っていたら、やっぱりそうなった。音楽を「創ること・歌うこと」と「売ること」には限りない溝があるってことを改めて実感。
March, 11, 2002
履歴・業績など英語版も含めてバージョンアップ。これに関連してお世話になった東北大学心理学研究室史のページを作成。★2002年3月に新曜社から刊行される『質的心理学研究』の目次をアップ。興味のある方は書店でご予約を。発達心理学会でも販売予定です。★もう3月中旬。あと1ヶ月で新学期。授業の準備しなきゃな〜。溜まってる原稿も仕上げたいな〜(これは結構本気)。
February,17,2002
HPの移築がどうにか終了。多少新しい構成にもしたし・・。★入試採点、卒論口頭試問、大学院入試、という仕事の合間にHP(立命館大学バージョン)を整備してきたが、どうにか完成。やはりこの手の作業には時間がかかる。内部のリンクなどはまだ完全に修正されているわけではないので、お気づきの点はお知らせください。★HPより締め切りすぎてる原稿書けよ!という批判には(残念ながら)お答えできません(苦笑)。
February,12,2002
4日間にわたって断続的に入試の採点。国語。「髑髏」なんて単語を数百枚も見ていると気分が悪くなる。たとえば、ゼミ合宿する人は免除とかにした方が、教員の使い方としてはマトモな気がしてならない。そうすれば学生たちのゼミへの満足度も高くなるだろうし(幻想か?)。★インデックスページなどをようやく作りかえようかという気になってきたので少しレイアウトをいじったりしている。
January,21,2002
センター入試の「現代社会」は性格や適性に関する文章からの出題。血液型性格判断についてデータを読み解く内容で、好感度高し。★朝日新聞社「AERA」2002 1/21 号 の「「タバコ銀紙集め」伝説が消えない理由」という記事に取材協力したので雑誌が送られてきた。ウソだからこういう話が無くなるわけじゃなくて、むしろ都市伝説が都市におけるネットワークづくりやアイディンティティ形成に役立っている面がある、というコメントをした。
January,15,2002
あけましておめでとうー。既に2週間すぎてますが・・。今年こそはHP充実に励む所存です。★ついでに、今年は「日本における心理学の受容・制度化と展開」みたいな本をだして、心理学史研究にひとくぎりつけたい。その後は、うわさとか性格モード論とか本来の専門に戻りたい・・・。★たまってる原稿を一掃したい(自分のせいですが)。やはり断り上手にならないとね。言ってるそばから仕事引き受けてるんじゃ減るわけないか・・。
December,12,2001
ワンギリコールのHP作りは一段落。最近はメールではなくて文書で配られているみたいで、それが少しずつ送られてくる。当たり屋チラシにそっくり。持っている人はぜひとも送ってください。くわしくはここ。
November,26,2001
「携帯電話に関るトラブルの情報」「ワンギリコール注意情報」「spam電話に関する重要情報」についての問い合わせが相次いだのでHPを立ち上げることにした。新しく作ったページはあるけれど、多くは福島大学行政社会学部時代のまま。ご寛恕ください。
October,15,2001
Rits版HPの作成に本格的に着手。とはいっても殆どが福島大学時代のものを使い回す魂胆。それでもマイナーチェンジに結構時間がかかりそう。見切り発車でアップしていきたい。
福島大学行政社会学部時代HPの最新情報&ひとりごと