動画を使った錯視 16
2023年2月7日開設
警告: このページは本物の動画のページなので、長時間見続けないようにして下さい。ポケモン効果のようなフリッカー刺激は当然避けていますが、未知の危険要因もあるかもしれません。転載厳禁。
知覚速度自由自在
高槻→島本 speedillusion-IMG_6690.mp4
島本→高槻 Takatsuki20230328.mp4
高槻→茨木 SettsuTonda-IMG_1994.mp4
島本→高槻(島本を出たところ) Shimamoto20230329.mp4
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2023 (March 29)
島本→高槻 Takatsuki-IMG_4074.mp4
島本→高槻・快速を追う Takatsuki-IMG_5175.mp4
Ashida, H., & Kitaoka, A. (2023). The zooming-speed illusion: A meta illusion? I-Perception, 14(4). https://doi.org/10.1177/20416695231187800
「チューブの中を進むデモ」
半径対1周期分の間隔は1対5。このGIF動画は20フレームから成る(30 ms/frame)。すなわち、周期 T = 0.6 s / cycle である。振動数(周波数)f は、1 / 0.6 = 1.67 Hz。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2023 (March 19)
上の動画に比較して10倍ズーム(画角(FOV)は10分の1)の動画。上の動画と同様、T = 0.6 s / cycle あるいは f = 1.67
Hz で周期は同じだが、上の動画より遅く感じられる。ということは、速度感は、周期よりは画像上の(網膜像上の)対象の速度に依存するところが大きいと考えられる。
【さらなる考察】
このズーム効果が錯視として認識される第1の理由は、「走行速度は変わらないのに、ズームか広角で速度が違って感じられる」という点であろうが、「観察者の多くは直観的にズームと広角で周期的パターンの間隔が異なって見えるとは思わない(下図のように等比的なものと想像する)」ということもあるかもしれない。
「爆発の時間逆戻し」
赤いものが縮小して見える。このGIF動画は下記16フレームから成る(60 ms/frame)。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2023 (February 7)
2フレーム目の画像。赤から緑への色のグラデーションで、等輝度画像(Y = 0.213)。
赤いバツが拡大して見える。上の動画の1枚目を緑、3~16枚目を赤に入れ替えたもの。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2023 (February 7)
下の動画では、白いバツが縮小して見える。上の動画は、この現象が輝度依存というわけではないということを示すためのデモである。
「爆発の時間逆戻し 2」
赤いものが縮小して見える。このGIF動画は下記16フレームから成る(60 ms/frame)。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2023 (February 7)
「錯視的金色の円盤の錯視的回転」
円盤が回転して見える。このGIF動画は下記6フレームから成る(50 ms/frame)。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2023 (February 7)
「錯視的青色の円盤の錯視的回転」
円盤が回転して見える。このGIF動画は下記6フレームから成る(50 ms/frame)。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2023 (February 7)