I

2009年度 前期・水曜3限・明学館94

この講義のオンラインシラバスは、こちら。 心理学専攻の専門科目のオンラインシラバスは、こちら

立命館大学のサイト  文学部のサイト  心理学専攻のサイト

2009年4月6日より

定期試験のミニ講評 満点あるいはほとんど満点者が20%を超えました。よく勉強しました。えらい! 詳しくは、文学部の期末試験講評(9月28日(月)〜10月30日(金)に掲示、どこに掲示されるのかは不明)をご覧下さい。 <2009年8月4日>

ミニコメント 犯罪心理学を勉強されたい方は、心理学専攻の廣井先生が少年犯罪などについてはお詳しいと伺っております。心理学専攻のサトウタツヤ先生も法心理学のご講義ができる実力があると拝察しております。 <2009年8月1日>

ミニコメント 授業でも言いましたが、スクールカウンセラーについてのご相談は、岡本先生と宇都宮先生がよろしいと思われます。

訂正 2009年4月9日(木)の最初の講義でいきなり私は間違いを喋り、受講生の皆様に教えて頂いて訂正しました(混乱をさせてしまい、すみません)。その後、文学部に確認しまして、ここに私の勘違いを正式に訂正致します。この講義「心理学概論 I」は、文学部の学生は全員受講できます。心理学専攻のみという制限は、心理学基礎実験実習などとは異なり、ございません。これでは私は新米同然で申し訳ありません。 <2009年4月9日>


シラバス(2006年度法学部開講「心理学入門」のシラバスを順次改変)

講義内容 ダウンロード資料 その他
1
心理学(psychology)とは何か



心理学の教科書類いろいろ

(配布プリントA4版1枚)

配布物が不足しましたので、次週増刷してお配り致します。
心理学お薦め本いろいろ
(配布プリントA4版1枚)

配布物が不足しましたので、次週増刷してお配り致します。
2 臨床心理学と精神医学 1 -

DSM-IV-TRの手引き
3
臨床心理学と精神医学 2

-
臨床心理士資格認定協会のホームページ

日本心理学諸学会連合 心理学検定局(編) 心理学検定 公式問題集 実務教育出版 (2009年4月)


教えた内容の訂正(下記が正しい)
(統合失調症の)
陽性症状・・・幻覚・妄想・興奮など
陰性症状・・・感情鈍麻・自閉など
4 パーソナリティーの心理学 -
教科書の訂正(pp. 21, 25, 26, 187)
誤  「オールポート」
正  「オルポート」
訂正の理由: Allport は「オルポート」と日本語表記することが普通であるため。


ある社会心理学的研究を考える

5 非合理性の心理学 -
宗教心理学

マインドコントロールの心理学

奇術と心霊術の心理学

超心理学

6 認知心理学 -
単純反応時間測定プログラム

ストループ効果の簡易実験プログラム


特徴検出課題
(簡単)

結合探索課題
(時間がかかる)

高野陽太郎先生の研究室のホームページ

7 知覚心理学
幾何学的錯視のカタログ
(2008〜2009年一般講演用)

明るさの錯視のカタログ
(2008年度「知覚心理学」講義用)

色の錯視のカタログ
(2008年度「知覚心理学」講義用)

静止画が動いて見える錯視のカタログ
(2009年一般講演用)

立体視のプリント
(2008年度「知覚心理学」講義用)

透明視のプリント
(2009年度「知覚心理学」講義用)

視覚的補完のプリント
(2006年度「情報処理心理学 I」講義用)

恒常性(constancy)

大きさの恒常性

形の恒常性



色の恒常性


明るさの恒常性

明るさの恒常性

 有名な明るさの恒常性の例(Adelson先生のチェッカーシャドー錯視のページ)


図地分離(figure-ground segregation)

ルビンの盃(北岡改変版)


図地分離の例。左右の円内は同じ明暗縞であるが、左は黒い格子を通して白い円が見えるように見え、右は白い格子を通して黒い円が見えるように見える。

主観的輪郭(subjective contour)

カニッツァの正方形


エーレンシュタイン図形


ネオン色拡散


錯視(visual illusion)
錯視のカタログのページ

だまし絵の例(日本心理学会大会 at 立命館 のデザイン作りのページ)


色覚(color perception)

混色の図


運動視(motion perception)

仮現運動のデモ
運動残効のデモ


オオウチ錯視



北岡作「蛇の回転」(2003年制作)
(注! 学生の皆さんの中でも、50人に1人程度の人はこの錯視が起きないことがわかってきています。しかし、それは個人差です。病気などではありませんのでご安心下さい。)


立体視(stereopsis)・空間知覚(space perception)

空気遠近法の例


ステレオグラムの例

8
学習・記憶の心理学

-
タルヴィング

エビングハウスなど


誠信 心理学辞典

(誠信書房)

9 動物心理学 -

北岡の博士論文がPDFになった!! <2009年4月15日>

北岡明佳 (1991) 生態場面と実験室場面におけるラットの情動性の研究 教育学博士号取得論文(筑波大学) PDFをダウンロードできます (筑波大学附属図書館) new!

10 生理心理学 -
 教科書の訂正 

p. 121 中ほど → 「脳の中の神経線維は無髄神経であることが多い」 は間違いです。比についてはわかりませんが、髄鞘染色で見ると、大脳皮質にも有髄神経は少なくありません。また、運動野から出て行く錐体路などは有髄神経が大半を占めると思われます。

11 社会心理学 -
-

12 発達心理学 -
7月22日の日食の観察の注意事項


日食観察用のフィルター等をあらかじめ準備していなければ、日食はテレビで見ること!

13
教育心理学

- -
14
犯罪心理学

-


日本心理学諸学会連合 心理学検定局(編) 心理学検定 基本キーワード 実務教育出版 (2009年7月、2000円 + 税)
new!

北岡の執筆箇所は、pp. 56-63 (p. 60 は除く)

15 最近のトピック - -

心理学の推薦教科書一覧(ワードファイル・4MB)(下記とほぼ同じ)


心理学の教科書・その1

北岡明佳著 現代を読み解く心理学 丸善出版 2005年 (ISBN4-621-07544-6) 定価2100円

もっと情報

通読できます。臨床心理学、性格心理学、認知心理学、教育心理学、・・・といった章立てとなっています。ただし、講義内容を本にしたものなので、毎回出席する人にはなくてもいいかもしれません。著者の専門は知覚心理学のため、錯視図形が豊富に載っています。とりあえず心理学を概観したいという初学者向きです。


心理学の教科書・その2

松田隆夫編 心理学概説 培風館 1997年 (ISBN4-563-05612-X) 定価1900円

良書です。心理学の広い範囲をていねいに網羅しています。概論書としては分量が多いのが難点かもしれませんが、1章1章は平易です。おもに立命館大学の先生方が執筆しています。内容の豊富さに比べて値段がかなり低目に設定されています。


心理学の教科書・その3

鹿取広人・杉本敏夫 (編) 心理学 [第2版] 東京大学出版会 2004年 (ISBN4-13-012041-7) 定価2400円

わかりやすく、分量も適切な良書です。通読も可能かもしれません。構成の美しい、スタンダードな教科書です。伝統ある高木貞二著「心理学」の現代版であるという位置づけも風格があります。5章「感覚・知覚」(下條信輔先生執筆)などすばらしい。買って眺めただけで勉強できたような気にさせてくれるこの美しさが難と言えば難。


心理学の教科書・その4

今田寛・賀集寛・宮田洋(編) 心理学の基礎 [3訂版] 培風館 2003年 (ISBN4-563-05670-7) 定価1700円

しっかりした概論書です。硬派の教科書という感じなので、心理学を文系と誤解している人には向かないかもしれませんが、自然科学としての心理学の使命感がビシビシ伝わってくる教科書です。おもに関西学院大学の先生方が執筆しています。値段が低く設定されています。


心理学の教科書・その5

リタ・L・アトキンソン、リチャード・C・アトキンソン、エドワード・E・スミス、ダリル・J・べム、スーザン・ノーレン=ホークセマ(著)、内山一成(監訳) ヒルガードの心理学 ブレーン出版 2002年 (ISBN4-89242-681-4)  定価19950円

定評あるアメリカの心理学概論書の翻訳です。1500ページもあります。内容は平易で、具体的な実験のことなどもわかりやすく書かれています。分厚いだけに何でも書いてあるわけですが、必要なところを探し出すのは大変です。辞書的に使えます。値段の高さに難があります。


心理学の辞書

中島義明・子安増生・繁桝算男・箱田裕司・安藤清志・坂野雄二・立花政夫 心理学辞典 有斐閣 1999年 (ISBN4-641-00259-2)  定価7140円

最新の用語もしっかり網羅した心理学の辞典の定番です。心理学の辞書・辞典にはいろいろありますが、迷わずこれを選びましょう。できれば購入していつも手にしておくのが望ましいです。7000円を超える値段は決して高くない。パラパラと眺めるだけでも勉強になります。文献まで完備していて、将来専門家になるようなことがあっても使い続けられます。


2006年度前期のこの講義(立命館大学法学部開講)

2005年度後期のこの講義(京都大学)
2004年度後期のこの講義(京都大学)
2004年度前期のこの講義(京都大学)


北岡の講義のページ




北岡明佳の錯視のページ