2025年9月5日(金)10:10~11:00 第9会場(L506)
日本心理学会第89回大会・小講演・東北学院大学
ロトレリーフの展開的研究
(続き)(6ページ目)
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(弾性感のある)ロトレリーフの線形版を作るには、密度の変化をなめらかにした上で、不動点自体を動かせばよい。
上の動画は縦波(粗密波)である。横波を作るとどうか。
縦波と横波を合成すると、より波らしい動きとなる。
市松模様で作った縦波と横波の合成(形状確認用)
(弾性感のある)ロトレリーフとは異なり、(立体感のある)ロトレリーフでは形状は伝播せず(歪みのエンベロープはキャリアを超えて移動しない)、歪みが振動する。下図は、横波の歪みの振動のデモ。縦波と同様、奥行き感が生じる。
cf. ゴッホさん
(mp4)
最後の考察
(立体感のある)ロトレリーフは、伝播せず振動する縦波と横波の合成(それも全方向について)なのではないか。
以上の検討によっていろいろわかったことはあるが、デュシャンのオリジナルのロトレリーフは、オリジナルであるというだけでなく、プログラミングを必要とせず、比較的単純な絵を描いた円盤を回転させるだけで実現できるという点で、今日も色褪せることはない。(弾性感のある)ロトレリーフについては、さらに検討を進めたい。
おしまい