クラシックな幾何学的錯視の作品集８
2007年11月2日より
「箱入り娘 ３」
左の人は右の人よりもスマートに見えるが、両者はまったく同じ形で同じ大きさの絵である。この錯視は、左の人が描かれている平行四辺形と右の人が描かれている平行四辺形は同じ形で同じ大きさであるという錯視（シェパード錯視）に同化した（キャプチャされた）ものと考えられる。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (April 23)
シェパード錯視（Shepard illusion or table-top illusion）：
Shepard, R. N. (1990) Mind sights: original visual illusions, ambiguities, and other anomalies, with a commentary on the play of mind in perception and art. New York: Freeman. （Ｒ．Ｎ．シェパード著、鈴木光太郎・芳賀康朗訳 （1993） 視覚のトリック：だまし絵が語る「見る」しくみ 東京：新曜社）
「太った人は背が低く見える錯視」
4人とも背の高さは同じであるが、右にいくほど背が低く見える。下図と同じ錯視と考えられる。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (April 20)
「楕円の長軸の過大視」
すべての円と楕円の高さは同じであるが、右にいくほど、つぶれた楕円ほど、長軸が長く見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (December 17)
「立命館慶祥傾き錯視」
「立命館」文字列は右下がりに、「慶祥」文字列は右上がりに見える。それを左右反転させると右下がりに見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (February 22)
この作品は、立命館慶祥中学校1年生ご一行様講演用（2008年3月5日の予定）
「（立命館）慶祥傾き錯視」
「慶祥」文字列は右上がりに見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (February 22)
「めくれ」
左右の絵は同じであるが、左は紙がめくれているように見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (January 14)
「会議室のおねえさん」
５つの人物の大きさは同じであるが、左から大・小・大・小・大に見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (December 23)
「人物でエビングハウス錯視」
左の中央の人物は右の中央の人物より大きく見えるが、同じ大きさである。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (December 23)
「人物でポンゾ錯視とジャストローの台形錯視」
左右の人物の大きさは同じであるが、左の方が大きく見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (December 23)
「人物でポンゾ錯視」
左右の人物の大きさは同じであるが、左の方が若干大きく見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (December 23)
「立命館守山傾き錯視」
「立命館守山」と繰り返し書くと、右に下がって見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (December 13)
「微小管」
中央の円と、12個ある同心円の内側の円は同じ大きさで、その輪郭は同じ太さであるが、後者の円の方が大きく（デルブーフ錯視）、輪郭は太く見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (November 3)
注： 本物の微小管（microtubule）は中空で、外側のチューブリン（tubulin）は13個です。鞭毛は、外側 9本、内側 2本の微小管から成っていて、本作品のタイトルはそれらのイメージのチャンポンです。
「入れ子風のエビングハウス錯視」
左右のそれぞれの内側の「エビングハウス過大視錯視図形」は同じ大きさであるが、より小さい図形に囲まれた左の図形は大きく見え、より大きい図形に囲まれた右の図形は小さく見える。左の図形の線が太く見え、右の図形の線が細く見える錯視も認められる。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (November 2)
「厳密傾き錯視」
「厳密」文字列は右に傾いて見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (November 2)