学的

2005年2月14日からのアクセス数


「火の山のスイッチバック」

各列は全体として水平に描かれているが、上から線路は右下がり、右上がり、右下がり、右上がり、右下がりに見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (October 3)

ずれたエッジの錯視


「マフラー」

マフラーは垂直に描かれているのだが、左のマフラーの内部は右に、右のマフラーの内部は左に傾いて見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (September 26)


「お花畑」

垂直・水平に並んだ青い正方形が傾いて見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (September 21)


「ズレンガ」

レンガの列の間の黒い線は平行であるが、交互に傾いて見える(ラヴァトリー・ウォール錯視あるいはモンタルヴォ錯視)。さらに、レンガの列が左右に動いて見える。

この作品を、眼鏡をかけたまま顔を左右に動かして横目でみると、各「行」の色調が顕著に変化します。顔を右にむけて,目を左に向けて画面を見た場合・・・ 1,3,5列が「灰色」、2,4列が「青」っぽく見えます。その逆の時にはその逆が起こります。おもしろいのは、色調の変化が首の振り方とはリニアに対応しないことで、視野のはずれの方に行ったとき明るさの大きな変化が起こるのです。色調の変化は、眼鏡をはずすとまったく起こりません。ただし,最後に述べた明るさのとつぜんの変化は,眼鏡なしで首を振っても同様に起こります。(2005年10月9日、東京大学新領域創成科学研究科・安形康先生より)

北岡明佳のコメント: 私もそう見えます。「灰色」は黄色っぽく見えますが。凸レンズの眼鏡をかけている方はきっと逆の見え方でしょう。眼鏡ナシでの明るさの突然の変化、というのは今のところ確認できていません。いずれにせよ、色収差、色立体視関係の現象ですね。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (August 12)

Sakane, I. (1980) Shin Asobino Hakubutsushi (A New Museum of Fun Book) Part II .Tokyo: Asahi-bunko (pp. 156-165) (in Japanese). (first showing the Montalvo illusion)

Woodhouse, J. M. and Taylor, S. P. (1987) Further studies of the Cafe Wall and Hollow Squares illusions. Perception, 16, 467-471.(showing the Lavatory Wall illusion or the Montalvo illusion)

Kitaoka, A., Pinna, B., and Brelstaff, G. (2004). Contrast polarities determine the direction of Cafe Wall tilts. Perception, 33, 11-20. (reporting that the Lavatory Wall illusion is the Montalvo illusion)


「駅構内」

5本の縞模様は水平に並んでいるが、交互に傾いて見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (July 12)

1997年〜1999年の作品のリメーク

ずれたエッジの錯視(Illusion of shfted edges)

Kitaoka, A., Pinna, B., and Brelstaff, G. (2001). New variations of spiral illusions. Perception, 30, 637-646


「円潰れ錯視」

円が上下左右の4点で圧迫されているように見える。

by Akiyoshi Kitaoka 2005 (May 18)

Copyright free

古い文献にありそうだ・・・。しかし、ツェルナー錯視などでは説明できないと思います。


「タバコ」

真っ直ぐに描いたタバコが内向きに反って見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (April 23)

この錯視自体はどこかで見た。


「SZ錯視」

SとZの横棒部分は水平でお互い平行であるが、Sのは右下がりに、Zのは右上がりに見える。ツェルナー錯視である。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (April 20)


「宝石とゆでたまご」

上の列では青い楕円が黄色い楕円よりも大きく見える。反対に、下の列では青い楕円が黄色い楕円よりも小さく見える。青い楕円同士を比較すると、上の楕円が大きく見える。黄色い楕円同士の比較では、下の方が大きく見える。楕円はすべて同じ大きさである。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (April 19)


「フルーツ」

水平に配置した果物が傾いて見える。ついでに動いて見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (April 12)


「熨斗」

垂直・水平に配置した正方形が左に傾いて見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (2/14)

先日九州大学(大橋の方)に行ったところ、この幾何学的錯視(「サングラスの男」)を卒業研究のテーマとした学生さんがいて、うれしい限り。ところが、指導教官の言うには、この錯視を引用するのに都合のよい文献がない、とのこと。そこで作ってみました。熨斗(のし)の錯視でどうだ。だめですか。第一、英語に訳せない。それは致命的ですね。なんとか善処します。ところで、今回のは透明視入りです。


クラシックな感じの幾何学錯視の作品集1


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