ステレオグラム 3
・3つ並んだ図の場合は左と中の図あるいは中と右の図を両眼融合させて見ることができます。たくさん並んだ図の場合は隣合った図を合わせてください。このようなフリーフューズはできない人が多いですが、練習がモノを言います。それでもできない人もいますが、知能・学力等とは一切関係ありません。
2006年8月22日より
ノニウス付きステレオグラム
平行法なら、おねえさんはタヌキより奥。円盤はタヌキより少し手前。
交差法なら、おねえさんはタヌキより奥。円盤はタヌキより少し手前。
平行法なら、おねえさんはタヌキより手前。この場合、円盤はおねえさんの体が透明になったように見え、タヌキより少し奥に見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (June 19)
「『顔ガクガク錯視』の両眼立体視」
目の一対と口の一つを他の部分とは異なる奥行きに示すと、ガクガク感は減少するとともに、異なる奥行きに示した目と口が動いて見える。ただし、顔全体よりも奥の面に見えるように示した場合は、顔全体の面にある目と口が動いて見えることもあるようだ。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (February 27)
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「顔ガクガク錯視」については、double
vision と呼んでいる充実したサイトがあるという報告がありました(Sさん、ありがとう)。double vision あるいは diplopia
は日本語では複視と訳され、ものが二重に見える病気のことです。
しかし、顔ガクガク錯視は病気ではないので、複視ではありません。複視ではなく、複視的錯視(illusion
of double
vision)とか呼ぶのなら、OKと思います。複視的錯視は、オオウチ錯視や蛇の回転などと同様の静止画が動いて見える錯視の一種です。
いずれにしましても、だれが最初にこの現象を発見したのかを知りたいので、さらに情報を求めます。よろしくお願い致します。
<2008年1月12日>
オオウチ錯視
「蛇の回転」(一部)
「2008年の正月」
雪に視差を付けた。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (December 29)
「交差法の人」
寄り目になるように見える。
動く錯視・・・左の図では内側は右に、右の図では左に動いて見える。
両眼立体視・・・左右の図を融合させると、交差法では内側が外側よりも手前に見える。平行法ならその逆になる1)が、この図の大きさで平行法はしんどいかもしれない。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (March 20)
1)Gregory R L, Heard P F, 1983 “Visual dissociations of movement, position, and stereo depth” Quarterly Journal of Experimental Psychology 35A 217-237
Kitaoka, A. (2006) Anomalous motion illusion and stereopsis. Journal of Three Dimensional Images (Japan), 20, 9-14. PDF (manuscript but the same as the printed one)
Kitaoka, A., Ashida, H., and Murakami, I. (2005) Does the peripheral drift illusion generate illusory motion in depth? Journal of Three Dimensional Images (Tokyo), 19, 6-8. PDF (scanned copy) (poor quality) --- MS-DOS file (manuscript, the same as the paper) (high quality) --- PDF (manuscript, the same as the paper) (lower quality)
「平行法の人」
目が離れていくように見える。
動く錯視・・・左の図では内側は左に、右の図では右に動いて見える。
両眼立体視・・・左右の図を融合させると、平行法では内側が外側よりも手前に見える。交差法ならその逆になる1)。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (March 20)
1)Gregory R L, Heard P F, 1983 “Visual dissociations of movement, position, and stereo depth” Quarterly Journal of Experimental Psychology 35A 217-237
Kitaoka, A. (2006) Anomalous motion illusion and stereopsis. Journal of Three Dimensional Images (Japan), 20, 9-14. PDF (manuscript but the same as the printed one)
Kitaoka, A., Ashida, H., and Murakami, I. (2005) Does the peripheral drift illusion generate illusory motion in depth? Journal of Three Dimensional Images (Tokyo), 19, 6-8. PDF (scanned copy) (poor quality) --- MS-DOS file (manuscript, the same as the paper) (high quality) --- PDF (manuscript, the same as the paper) (lower quality)
「すべるタイル 3D」
動く錯視・・・左の図では内側は右に、右の図では左に動いて見える。
両眼立体視・・・左右の図を融合させると、交差法では内側が外側よりも手前に見える。平行法ならその逆になる1)が、この図の大きさで平行法はしんどいかもしれない。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2006 (September 5)
1)Gregory R L, Heard P F, 1983 “Visual dissociations of movement, position, and stereo depth” Quarterly Journal of Experimental Psychology 35A 217-237
「秋の沼の波3D」
平行法でも交差法でも図が波打って見える。
Copyright Akiyoshi.Kitaoka 2006 (August 22)
「下鴨神社の鳥居」
平行法ではディスクが3枚重なって手前に浮かんで見え、交差法では丸い窓が重なって3つ開いているように見える。
Copyright Akiyoshi.Kitaoka 2006 (August 22)
帽子屋さんのStereoPictを使用
「錯視空間あるいは錯視の屋根」
平行法では奥行きのある錯視模様の空間に見え、交差法では錯視で葺いた屋根のように見える。
Copyright Akiyoshi.Kitaoka 2006 (August 22)
帽子屋さんのStereoPictを使用
「円盤か悟りの窓」
平行法ではディスクが手前に浮かんで見え、交差法では丸い窓が開いているように見える。
Copyright Akiyoshi.Kitaoka 2006 (August 22)
帽子屋さんのStereoPictを使用
このプログラムの仕掛けがよくわかるステレオグラムだなあ・・・
「両眼立体視の説明用の図」
図のような奥行きの位置に物体Aと物体Bがあると、右目に映るAB間の距離は、左目のそれよりも長くなる(両眼視差)。この情報を手がかりにして計算されて作られた知覚が、両眼立体視である。
Copyright Akiyoshi.Kitaoka 2006 (June 30)