錯覚ニュース 6
since May 30, 2007
ついに発売。 <2007年9月19日>
ニュートン編集室(編)・北岡明佳(監修) (2007) Newton別冊 脳はなぜだまされるのか? 錯視 完全図解 ニュートンプレス
「蛇の回転」を含む最近の錯視まで網羅して、わかりやすく図解しています。
(2007年10月1日発行 定価:2,415円(税込) ISBN 978-4-315-51803-0) アマゾンのページ
詳細はこちら。
「蛇の回転」のMEG研究のページが立ち上がりました。→ こちら(金沢工業大学樋口研究室) <2007年9月13日>
日本基礎心理学会公開シンポジウムのお知らせ
平成19年度文部省科学研究費補助金(研究成果公開促進費)の交付を受け、公開シンポジウム 『「こころ」ってなんだろう?-心理学が解き明かす心のしくみ-』 を、来たる10月13日(土)、東京大学本郷キャンパスにおいて、開催致します。高校生向きですが、一般の方もご入場できます。詳細は、ここをクリック。 <2007年9月12日>
北岡明佳(監修) Newton別冊 脳はなぜだまされるのか? 錯視 完全図解 (2007年9月末発売予定) forthcoming!
表紙は「蛇の回転」に決定! <2007年9月4日>
下記が出版された! <2007年8月27日>
北岡明佳 (2007) 錯視デザインと生命 慶應義塾大学教養研究センター(編)「生命を見る・観る・診る ― 生命の教養学 III」 慶應義塾大学出版会, pp. 97-122.
エビングハウスの大きさの錯視はエビングハウスの錯視だった!
<August 25, 2007>
(英語で失礼。シエリーの1896年の論文にエビングハウスの錯視と書いてあった、というエーレンシュタイン先生のご発見です。)
Wundt (1898, Fig. 49) cited this image as Ebbinghaus' figure. Kitaoka (2005), however, inferred that the first scholar who produced this illusion (= Ebbinghaus size illusion, Ebbinghaus areal illusion, Titchener illusion, Titchener circle, etc.) might be in fact Lipps, since the figure is found (without reference) in a monograph by Lipps (1897, p. 222), a year before Wundt's monograph and also earlier than the textbooks by Ebbinghaus (1902) or Titchener (1901). Recently, Walter H. Ehrenstein, University of Dortmund, found that Thiéry showed this image with explicit reference to Ebbinghaus even earlier (Thiéry, 1896, pp. 84-85; Figs. 51A and 51B). Thus, it is strongly suggested that the above figure has indeed originated with Ebbinghaus as had been suggested before by Ehrenstein & Hamada (1995, p. 158), based on Wundt’s (1898) account. Below is Walter's opinion:
So I think, it is Ebbinghaus who first designed it and may have communicated his figure at a congress before 1896 (rather than publish it, although this might be still the case, at that time the scientific world was quite small and people knew the work of each other even without explicit reference).
References
Ebbinghaus, H. (1902) Grundzüge der Psychologie. Leipzig: Veit.
Ehrenstein, W.H. and Hamada, J. (1995) Structural factors of size contrast
in the Ebbinghaus illusion. Japanese Psychological Research, 37, 158-169.
Kitaoka, A. (2005) Geometrical illusions. In Goto, T. and Tanaka, H. (Eds.), Handbook of the Science of Visual Illusion, Tokyo: University of Tokyo Press (pp. 56-77).
Lipps, T. (1897) Raumästhetik und geometrisch-optische Täuschungen. Leipzig: Barth.
Thiéry, A. (1896) Über geometrisch-optische Täuschungen, Schluss. Philosophische Studien, 12, 67-126.
Titchener, E. B. (1901) Experimental Psychology: A Manual of Laboratory Practice, Volume I. New York: Macmillan.
Wundt, W. (1898) Die geometrisch-optischen Tãuschungen. Abhandlungen der Mathematisch-Physischen Classe der Sächsischen Gesellschaft der Wissenschaften, Leipzig, 24, 53-178.
拙著最新刊、トリック・アイズ ブレイン2が発売される。 <2007年8月3日>
「ローラー」が Scientific American 誌に登場! <2007年8月4日>
Martinez-Conde, S. and Macknik, S. L. (2007) Windows on the mind. Scientific American, 297 (2), 56-63. (p.59)
日本視覚学会2008年冬季大会は来年1月に東京で開催予定(大会のページ)。実行委員長は北岡。特別講演は調整中。なお、今のところ、錯視・錯覚のシンポジウムは企画していない。視覚学会は毎年夏と冬の2回開催され(国際学会APCVが開催される年には1回のことがある)、錯視の研究も発表される。 <2007年8月1日>
7月27日にジュンク堂大阪本店で、北岡が錯覚のトークショーを行なった(化学同人主催、「だまされる視覚 錯視の楽しみ方」を始めとするDOJIN選書の販売促進活動の一環)。北岡としては初のサイン会も開催。字が下手に見える錯視を使ってサインした(単に字が下手という可能性もある)。最新の「トリック・アイズ ブレイン2」(カンゼン)も売り場にあった。その他のトリック・アイズ シリーズも平積みされていた。 <2007年7月28日>
だまし絵の解説が出た。 <2007年7月13日>
北岡明佳 (2007) だまし絵のつくり方教室 現代のエスプリ(仁平義明(編)「嘘の臨床・嘘の現場」), 481(2007年8月号), 141-155.
自作だまし絵・錯視作品・錯視写真等を緊急公募!
ニュートンプレス より
●皆さまの自作のだまし絵・錯視作品・錯視写真等を募集いたします。優秀作品につきましては、2007年9月刊行予定のニュートンムック 「錯視 完全図解(仮題)」
(株式会社ニュートンプレス、協力:北岡明佳)に掲載させて頂きます。なお、掲載にあたりましては、掲載料等のお支払いの用意はございませんが、掲載誌を1部謹呈いたします。
●応募作品は、ニュートンプレス・ニュートン編集室の中村真哉さんまで、電子メールに画像ファイルを添付(※)してお送り下さい(あて先はこちら)。作品、作品名、作者名(ペンネーム可)、作品の簡単な説明、連絡先もお送り下さい。〆切は2007年8月22日です。ご応募お待ちしております。
※なお、3MBを超えるファイルの場合は、CD-R等に入れて、以下まで郵送して下さい。
〒163-0207 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル7階 株式会社 ニュートンプレス ニュートン編集室 中村真哉
印刷物や印画紙などの現物もお受け致しますが、返却することができませんのでご注意下さい。
なお、諸事情により、ニュートンの書籍や公式サイトにこの公募情報は載っておりませんが、怪しい情報でないことは、北岡が保証致します(北岡の顔)。
<重要> 応募作品の著作権の取り扱い・・・掲載・不掲載にかかわらず、作品の著作権は作者すなわち応募者が保持します(著作権の譲渡が発生する心配はありません)。掲載に際しては、ニュートンムック「錯視 完全図解(仮題)」への作品の使用許諾を頂きますが、作品応募をもって使用許諾を頂けたものと致します。掲載後、ニュートンプレスあるいは他出版社が他の媒体(ニュートン誌の他の号も含む)に転載を希望する場合は、その都度、著作権者(作者のこと)に対して使用許諾を申請します。ただし、掲載誌と事実上同一のものと認められる媒体(電子版など)の場合は除きます。ニュートンムックへの掲載・不掲載にかかわらず、著作権者は何も拘束されることなく応募作品を自分のホームページや他紙に載せることができます。なお、ニュートンムックへの掲載によって、応募作品が応募者による真に創造的なものであることを保証するわけではありませんので、過失による盗作該当行為には十分お気をつけ下さい。言うまでもないことですが、自作でない作品(インターネットで「拾った」画像や、他者の著作物の改変等)は応募できません。 <2007年7月12日>
Rubber pencil illusion
Thaler, L. and Todd, J. T. (2006) The rubber pencil illusion [Abstract]. Journal of Vision, 6 (6): 634.
Suzuki, K. (2002) The rubber pencil illusion. IAEA proceedings, 105-108.
Pomerantz, J. R. (1983) The rubber pencil illusion. Perception & Psychophysics, 33, 365-368.
Copyright Akiyoshi .Kitaoka 2007 (July 12)
Thanks to Jim <July 12, 2007>
中学生・高校生向き企画の参加者を募集中です。まだまだ参加人数に余裕があります。 <2007年7月9日>
ひらめき☆ときめき サイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI (研究成果の社会還元・普及事業)平成19年度選定プログラム
立命館大学 錯覚とファンタジーを科学する
北岡明佳・佐藤達哉・岡本直子
2007年8月2日(木)・立命館大学にて 詳しい情報
ニュートンのホームページで宣伝して頂きました! インフォーメーションのページ 該当ページ
我々の論文が「まもなく登場」(forthcoming)になっていた。 <2007年7月2日>
バックスクロール錯視はかなりの周辺視でも起こる、という論文が出た。 こちら(Journal of Vision) <2007年7月2日>
Fujimoto, K., & Yagi, A. (2007). Backscroll illusion in far peripheral vision. Journal of Vision, 7(8):16, 1-7.
文字列が傾いて見える錯視を収集したサイトがある、との連絡あり。 こちら(錯覚AAさん) <2007年7月2日>
アスキーアートはおもしろいですね。しかも、アートのレベルが高い。
トリック・アイズ デザイン、好評発売中! <2007年6月21日>
2008年大学案内「学びBOOK」(立命館大学の広報)の文学部心理学専攻のところに、錯視登場。 PDF (17.3MB) <2007年6月19日>
Oxford University Press has sent me ten copies of "Basic Vision", an enjoyable textbook on vision, the cover of which shows "Rotating snakes". Thank you! <June 19, 2007>
中学生・高校生向き企画の参加者を募集中です。 <2007年6月12日>
ひらめき☆ときめき サイエンス~ようこそ大学の研究室へ~KAKENHI (研究成果の社会還元・普及事業)平成19年度選定プログラム
立命館大学 錯覚とファンタジーを科学する
北岡明佳・佐藤達哉・岡本直子
2007年8月2日(木)・立命館大学にて
学術振興会によるページ
(このページからウェブ申し込みができます)
サトウタツヤ先生によるページ
(素敵なウェブページです)
募集要項はこちら → チラシのPDF
7月25日締切です。 お問い合わせは、立命館大学人文社会リサーチオフィスまで → メールを送る
北岡の顔
(見るほどのものではない)
京都の風景
(観光の参考に)
立命館の風景
(受験するなら立命館)
海津市(かいづし・岐阜県)での東大錯覚展の巡回は、7月7日~7月25日です。 <2007年6月11日>
ジュンク堂書店大阪本店で錯視のトークショーあります。 <2007年6月7日>
初めて Visiome に錯視図形を6つ登録した。 <2007年6月3日>
藤田一郎先生(大阪大学教授)が、化学同人から好著を出版! 視覚について知りたければこれ、というべき書。 今までどうしてこのようなすばらしい本がなかったのだろう。 錯視の話題も多く、さらに「蛇の回転」のカラー図版入り(印刷がよくて、錯視量が多い)。 <2007年5月30日>
藤田一郎 (2007) 「見る」とはどういうことか 脳と心の関係をさぐる 化学同人 ISBN978-4-7598-1307-4
右は拙著
錯覚ニュース5 (2007年1月~2007年5月) 日本認知心理学会・独創賞受賞など
錯覚ニュース4 (2006年6月~2006年12月) ロレアル色の科学と芸術賞受賞など
錯覚ニュース3 (2006年1月~2006年5月) トリビアの泉で文字列傾斜錯視など
錯覚ニュース2 (2005年4月~2005年12月) 東大駒場博物館で錯覚展など
錯覚ニュース1 (2002年~2005年3月) 錯視の科学ハンドブック発売など