服部研究室立命館大学 総合心理学部(文学部)

人間の「賢さ」と「愚かさ」の認知心理学

私たちの心や頭脳は,どのようなしくみになっているのでしょうか。

人間は,コンピュータのように速く計算することはできません。しかも,多くの間違いをします。しかし,人間はコンピュータにはない鋭い直感と柔軟性を持ち,優れた創造性を発揮します。さらに,感情は人と人のつながりを強め,社会的な協調が個人の総和以上の力を発揮することもあります。

こうした「賢さ」の反面,私たちは,偏見に囚われ,ジンクスや迷信を信じ,不合理な衝動買いを続け,嫉妬や憎悪によって果てしない負のスパイラルに陥るといった「愚かさ」も持っています。しかし,私たちの認知が,長い進化の過程で形作られてきたことを思えば,「賢さ」と「愚かさ」は,実は同じ特性の表と裏なのかもしれません。

当研究室では,こうした人間の知性の両面性に光を当てながら,推論・判断や問題解決の特性について明らかにすることを目標にしています。

What's New?

2017/11/6
西田勇樹(D2)・服部雅史(教授)・織田涼(助手)の3名で執筆した洞察問題解決のレビューの論文が 『立命館人間科学研究』 誌に掲載されることになりました。
西田勇樹・服部雅史・織田涼 (2018a).「洞察問題解決におけるアイデア生成:抑制メカニズムに関するレビュー」
2017/10/29
西田勇樹(D2)・織田涼(助手)・服部雅史(教授)・Valeria Castoldi(外国人特別研究員)・Laura Macchi(共同研究者)の5名で実施した洞察問題解決における抑制機能に関する研究の論文が 『認知科学』 誌に掲載されることになりました。
西田勇樹・織田涼・服部雅史・V.カストルディ・L.マッキ (2018a).「洞察問題解決におけるアイデア生成と抑制機能」
2017/10/10
第4回ゼミ飲み会@居酒屋トリゴロー河原町店。
2017/9/22
服部雅史(教授)の共同研究者が,研究成果を日本心理学会第81回大会にてポスター発表しました。
服部郁子・G. Politzer・服部雅史・J. Baratgin (2017a). 「条件文の否定をどうとらえるか:日常言語における条件文の否定」
2017/9/21
西田勇樹(D2)が,織田涼(助手)・服部雅史(教授)ほかと共同で行った研究を日本心理学会第81回大会にてポスター発表しました。
西田勇樹・V.カストルディ・織田涼・服部雅史・L.マッキ・M.コペーリ (2017a). 「洞察問題解決における閾下プライミング効果と認知資源」
2017/9/20
織田涼(助手)が,服部雅史(教授)・西田勇樹(D2)と共同で行った研究を日本心理学会第81回大会にてポスター発表しました。
織田涼・服部雅史・西田勇樹 (2017a). 「洞察問題としてのRAT日本語版の作成」
2017/9/13
服部雅史(教授)が,日本認知科学会第34回大会のオーガナイズドセッションにて招待講演をしました。
服部雅史 (2017b). 「合理性と目標多重性:限定合理性と二重合理性を超えて」 icon
2017/8/16
日本学術振興会外国人特別研究員(欧米短期)の Valeria Castoldi 氏 (Univ of Millan-Bicocca) が来日しました。
2017/7/27
西田勇樹(D2)の申請研究が日本学術振興会「若手研究者海外挑戦プログラム」(2018年1月31日–7月31日,イタリア)に採択されました。
「創造的思考における意識コントロールと無意識の相互作用」
2017/7/15–16
三重県名張市赤目四十八滝「滝本屋」にてゼミ合宿を行いました。 icon
2017/6/20
織田涼(助手)と服部雅史(教授)が執筆した対人認知に関する研究の論文が 『実験社会心理学研究』 誌に掲載されることになりました。
織田涼・服部雅史・八木保樹 (2018a).「検索容易性効果のメカニズム:認知負荷と認知欲求の影響」
2017/6/17
織田涼(助手)と服部雅史(教授)が,日本認知科学会 知覚と行動モデリング研究分科会 (SIG P&P) にてポスター発表をしました
織田涼・服部雅史 (2017a). 「感情が洞察問題解決における潜在ヒントの利用に及ぼす効果」 icon
2017/5/30
第2回ゼミ飲み会@星のしずく河原町店。
2017/4/30
宮川法子(M2)と服部雅史(教授)が執筆した文字の非流暢性効果に関する論文が 『認知科学』 誌に掲載されることになりました。
宮川法子・服部雅史 (2017a).「文字の流暢性が単語記憶課題に与える影響:ワーキングメモリの観点から」
2017/4/5
今年もやりました! ゼミ恒例の花見大会@平野神社。
2017/4/3
織田涼(助手)の申請研究が科研費「若手研究(B)」に採択されました。
「外生的ヒントと内生的活動が洞察問題解決に及ぼす逆説的影響とその認知基盤」
2017/4/1
当研究室に新しいメンバー(3回生10人)を迎えました。
2017/3/31
服部雅史(教授)が執筆(共著)した因果推論に関する論文が Thinking & Reasoning 誌に掲載されることになりました。
Hattori, I., Hattori, M., Over, D. E., Takahashi, T., & Baratgin, J. (2017a). “Dual frames for causal induction: The normative and the heuristic.”
2017/3/24
織田涼(助手)と西田勇樹(D1)が,国際学会 ICPS 2017 (2nd International Convention of Psychological Science, Vienna, Austria) にてポスター発表をしました
Orita, R., Nishida, & Hattori, M. (2017a). “Paradoxical relationship between exogenous cues and endogenous activity in insight problem solving: The influence of two types of inhibitory controls.” icon
2017/3/21
卒業式:服部ゼミ第18期卒業生が社会に巣立ちます。icon
2017/3/6–26
西田勇樹(D1)が,Univ of Milan-Bicocca, Italy の Prof. L. Macchi 研究室に滞在し,洞察問題解決の共同研究を実施中。icon
2017/3/3–4
「創造的認知の潜在性と意識的コントロール」研究会(科研費基盤(B) プロジェクト拠点会議)が開催されました(OIC C371,B棟研究会室1)。icon
2017/1/25
卒業論文ポスター発表会(アカデメイア21 中野記念ホール)で,ゼミの卒業生全員が発表しました。icon
2017/1/17
服部雅史(教授)が Frontiers in Psychology, section Cognition の Review Editor に就任しました。
2016/12/20
卒業論文の締切日:無事,ゼミの卒業生全員が卒論を提出しました。
2016/11/25
OIC認知心理学研究会(第17回認知研究会 合同研究会)が開催され(17:00–18:30 OIC C472),財津亘氏(富山県警科学捜査研究所)により「犯罪捜査のための心理学とデータサイエンス」,中田友貴氏(立命館大学院文学研究科D2)により「戦後における科捜研・科警研と心理学的研究」の研究発表がありました。icon
2016/11/14
服部雅史(教授)が分担執筆した思考心理学の専門書が書店で入手可能になりました。
Galbraith, N., Lucas, E., & Over, D. (Eds.), “The thinking mind: A festschrift for Ken Manktelow.”
2016/11/3
西田勇樹(D1)が,関西心理学会第128回大会にて以下の昨年度の発表に対する研究奨励賞を受賞しました。icon
西田勇樹・織田涼・服部雅史 (2015b).「遠隔連想課題における潜在的手がかりと認知抑制」
2016/11/1
西田勇樹(D1)が,2016年(11月度)第16回ライスボールセミナー(衣笠)にて講演しました。icon
「ひらめきの心理学:洞察問題解決における潜在認知プロセスの解明」
2016/10/29
西田勇樹(D1)が,日本基礎心理学会第35回大会にてポスター発表をしました。
西田勇樹・織田涼・服部雅史 (2016b). 「見えない手がかりを意識的努力によって取捨選択できるか:洞察問題解決における閾下プライミングを用いた検討」
2016/10/23
服部雅史(教授)が執筆した認知心理学のテキストが出版されました。
御領謙・菊地正・江草浩幸・伊集院睦雄・服部雅史・井関龍太 (2016a). 最新認知心理学への招待:心の働きとしくみを探る[改訂版] サイエンス社
2016/9/30
服部雅史(教授)が執筆した三段論法推論データに関する論文が Data in Brief 誌に掲載されることになりました。
Hattori, M. (2016d). “Model fitting data from syllogistic reasoning experiments.”
2016/9/10
服部雅史(教授)が,第3177回 立命館土曜講座で講演しました。
「考えることの認知科学:思考の意識性と合理性」(特集:認知科学の挑戦と発見)
2016/9/9
服部雅史(教授)が執筆した三段論法推論の確率的表象に関する論文が Cognition 誌に掲載されることになりました。
Hattori, M. (2016c). “Probabilistic representation in syllogistic reasoning: A theory to integrate mental models and heuristics.”
2016/9/1
英語ページを全面改訂し公開しました。
2016/8/4
服部雅史(教授)が,国際学会 ICT 2016 (8th International Conference on Thinking, Brown Univ., Providence, USA) の招待シンポジウムにて口頭発表しました。icon
Hattori, M., & Hattori, I. (2016a). “Dual frames in causal reasoning and other types of thinking: An emprical test.”
2016/7/27
織田涼(助手)が,国際学会 ICP 2016 (31st International Congress of Psychology, Pacifico Yokohana, Japan) にてポスター発表をしました
Orita, R., & Hattori, M. (2016a). “Malleability and durability of implicit attitude: The influence of approach and avoidance behavior.”
2016/7/26
西田勇樹(D1)が,国際学会 ICP 2016 (31st International Congress of Psychology, Pacifico Yokohana, Japan) にてポスター発表をしました
Nishida, Y., Orita, R., & Hattori, M. (2016a). “A benefit of ‘flagging inhibition’ in insight problem solving.”
2016/7/2–3
高島市白浜荘にてゼミ合宿を行いました。
2016/6/19
宮川法子(M1)が,日本認知心理学会第14回大会にて口頭発表をしました。
宮川法子・服部雅史 (2016a).「文字の非流暢性と記憶成績:個人特性の検討」
2016/6/10
近刊書 The thinking mind の出版情報が公表されていました(「出版の紹介」ページ参照)。
2016/4/16
西田勇樹(D1)が,関西心理学会第127回大会の研究奨励賞を受賞することになりました。
2016/4/2
平野神社にて恒例のゼミ花見大会をしました。
2016/4/1
当研究室に新しいメンバー(3回生11人+院生2人)を迎えました。
西田勇樹(D1)が日本学術振興会特別研究員(DC1)に就任しました。
総合心理学部が大阪いばらきキャンパスにオープンしました。
以上,エイプリルフールの冗談でした。(というのは嘘です。)
2016/3/25
服部研究室(ゼミ)のサイトをリニューアルしました。サイトを作成してくれた広垣友里絵さん(ゼミOG)に感謝します。

サイト更新: 2017年11月6日 (月) 12:19

サイト作成: 広垣友里絵 (2016/3/2)