大学院(文学研究科前期課程)の科目・心理学研究法T(演習

2006年度 後期開講・月曜5限・敬263

注・このページは大学の公式ページではありません。公式ページはオンラインシラバスです。

2006年9月30日より


知覚のレベルの心理学の論文を、受講者が順番に発表します。1週に2人が発表します。1人の持ち時間は30分程度とします。北岡は受講生の発表に対して補足・コメント等を致します。

シラバス

講義内容 ダウンロード資料 その他
1 ガイダンス - 10/2
2 北岡が担当 - 10/9(休日ではあるが授業日)・欠席可
3 受講者が発表 - 10/16
4 受講者が発表 - 10/23
5 受講者が発表 - 10/30
6 受講者が発表 - 11/6
7 受講者が発表 - 11/13
8 受講者が発表 - 11/20
9 受講者が発表 - 11/27
10 受講者が発表 - 12/4
11 受講者が発表 - 12/11
12 受講者が発表 - 12/18
13 受講者が発表 - 12/25
14 受講者が発表 - 1/15
15 - - -

 


発表に使う論文の範囲・・・知覚心理学、心理物理学(精神物理学)、神経生理学、動物心理学、認知心理学の一部(注意など知覚に近い内容は可、記憶や思考は原則として不可)、およびそれらの周辺分野  (どうしても別分野の論文をやりたい時は事前に北岡に相談すること)

発表のレジメ・・・レジメを配る場合は、発表者の氏名、論文の著者、タイトル、誌名、発表年、巻、ページを記載すること。レジメには図表のコピーを切り貼りすることが多い。全文を配ってもよい。レジメは少なくとも受講者の人数分を用意すること(不足することはあってはならない)。


本演習に適した論文(原著論文・レビュー論文)が含まれるおもな学術ジャーナル
Perception
Perception & Psychophysics
Vision Research
Journal of Vision

Nature
Science
Nature Neuroscience
他のジャーナルでもよい。ただし、学術性の低いジャーナルは不可。また、国際共通語として英語が通用している現時点においては、日本語で書かれた原著論文は日本人にだけ読んでもらえればよいという意思表示がされたものと解釈されるので、選ばないように。インパクトファクターを気にする必要はない。

心理学専攻の雑誌ダウンロードのページ(星野先生作成?)


欠席の取り扱い・・・原則として欠席は認めない(不当な欠席1回で不合格とする)。欠席が認められるのは常識的な範囲のもので、冠婚葬祭、人助け(災害等の緊急時には人命救助がすべてに優先する)、想定外の交通遅延、病気・体調不良・こころの不調、自分の研究に関連した学会発表・研究会発表や要人の接待などである(それらを証明する診断書等は不要)。正当な欠席をする場合は、講義の事前あるいは事後に電子メールで北岡まで連絡すること。欠席の理由として正当と認められないものに、就職活動がある(研究に密接に関連した活動は除く)。「被験者の都合があって、この時間帯に実験をするので休みたい」、というのもダメである。

合格・不合格の判定・・・発表を通じて判断する。途中で合格が出された受講生は、その後欠席しても評価には影響はない。途中で不合格を宣言された受講生も、そのまま受講することができる。

北岡への連絡方法・・・オフィスは尽心館718号室(1階)、内線は3718、電子メールはakitaoka@lt.ritsumei.ac.jp、アポイントメントなしで訪れてもかまわない。 


参考書・・・松田隆夫著 知覚心理学の基礎 培風館 2000 (ISBN4-563-05643-X) 定価3500円  正誤表


参考書・・・北岡明佳著 現代を読み解く心理学 丸善出版 2005 (ISBN4-621-07544-6) 定価2100円

もっと情報

通読できます。知覚心理学の内容は、知覚心理学(第6章)、感覚心理学(第7章)、心理統計学(第8章)、芸術心理学(第15章)に分かれて書かれています。ですから、この本は、心理学概論の仮面をかぶった知覚心理学の本と言えましょう。

インターネット購入


知覚心理学の辞書

新編 感覚・知覚心理学ハンドブック
編者 大山 正・今井省吾・和氣典二
判型・頁数 菊判・1784頁・挿図1000葉
本体価格 50000円
刊行年月日 1994年1月20日
ISBNコード ISBN4-414-30503-9

図書館で見る


松田先生の「視知覚」と大山先生の「視覚心理学への招待」

このくらいは読みたい。

大山先生のHP


北岡明佳著 トリック・アイズ グラフィックス カンゼン 2005年


北岡明佳著 現代を読み解く心理学 丸善出版 2005


後藤倬男・田中平八編 錯視の科学ハンドブック 東京大学出版会 2005

後藤先生のこの本のHP  田中先生のHP(実物はもっと男前)



 

参考書
著者 タイトル 出版社
北岡明佳 現代を読み解く心理学 丸善出版 2005
後藤倬男・田中平八(編) 錯視の科学ハンドブック 東京大学出版会 2005
北岡明佳 トリック・アイズ グラフィックス カンゼン 2005
北岡明佳 トリック・アイズ2 カンゼン 2003
北岡明佳 トリック・アイズ カンゼン 2002
北岡明佳(監修) 動く!作れる!マジカル・アイ (絶版?) 宝島社 2002
宮本敏夫 図解雑学・脳のはたらき・知覚と錯覚 ナツメ社 2002
リタ・L・アトキンソン、リチャード・C・アトキンソン、エドワード・E・スミス、ダリル・J・べム、スーザン・ノーレン=ホークセマ(著)、内山一成(監訳) ヒルガードの心理学 ブレーン出版 2002
リチャード・L・グレゴリー 脳と視覚・グレゴリーの視覚心理学(近藤倫明・中溝幸夫・三浦佳代訳)(Eye and Brain, the fifth edition) ブレーン出版 2001
松田隆夫 知覚心理学の基礎 培風館 2000
大山正 視覚心理学への招待・見えの世界へのアプローチ サイエンス社 2000
相場覚・鳥居修晃 知覚心理学(放送大学教材) 大蔵省印刷局 1997
Howard, I. P. & Rogers, B. J. Binocular vision and stereopsis Oxford 1995
松田隆夫 視知覚 培風館 1995
椎名健 錯覚の心理学 講談社現代新書 1995
下條信輔 視覚の冒険・イリュージョンから認知科学へ 産業図書 1995
Gilchrist, A. L. (ed.) Lightness, brightness, and transparency Lawrence Erlbaum Associates 1994
大山正 色彩心理学入門 中公新書 1994
乾敏郎 Q&Aでわかる脳と視覚・人間からロボットまで サイエンス社 1993
池田光男・芦澤昌子 どうして色は見えるのか・色彩の科学と異常 平凡社 1992
金子隆芳 色彩の心理学 岩波新書 1990
今井省吾 錯視図形・見え方の心理学 サイエンス社 1984
Robinson, J. O. The psychology of visual illusion Dover 1972, 1998

資料の印刷はエプソンのインクジェットプリンタで最も適正に仕上がります。欲を言いますと、スーパーファイン紙以上の上質の紙(スーパーファイン紙・マット紙・フォト紙・写真用紙等)を使いますと、きれいに印刷できます(紙に合った印刷モードで印刷しましょう)。白黒モードかカラーモードかで仕上がりが異なる場合があります。レーザープリンタはトナーのむらが出ますし、紙が反りますのであまり良くないです(昔はレーザープリンタと言えば最高品質の代名詞でしたのにね)。


北岡のゼミのページ


2006年度の知覚心理学のページ
2005年度の知覚心理学のページ
2004年度の知覚心理学のページ


北岡の講義のページ