波の錯視の説明
波あるいは旗がはためくように見える錯視はどのような構造になっているのか説明してみました。
2015年4月13日開設
下図が波打って見えるのは、最適化型フレーザー・ウィルコックス錯視・タイプIIa と北岡が呼ぶ錯視によります。
「コメの波 2015」
コメの粒が波打って見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (April 13)
それぞれの「コメの粒」の錯視の動きの方向を黄色の矢印で示しました。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (April 13)
グレースケールでも錯視は起こるので、以下はグレースケールの表示としました。ただし、色には錯視を促進する効果があります。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (April 13)
基本的な錯視的動きの方向は、暗い灰色の背景→白い縁取り線→明るい灰色の領域→黒い縁取り線→暗い灰色の背景 の方向です。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (April 13)
この錯視的動きは、2つの部分から成っています。1つは、暗い灰色の背景→白い縁取り線→明るい灰色の領域 の部分(赤い矢印)、もう1つは、明るい灰色の領域→黒い縁取り線→暗い灰色の背景 の部分(黄色の矢印)です。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (April 13)
下図は最適化型フレーザー・ウィルコックス錯視群の基本図形とその解説の一覧図です。このうちタイプIIaの2種類(dark to light type と light to dark type)が上図のそれぞれの矢印の錯視的動きに対応します。赤い矢印は light to dark type、黄色の矢印は dark to light type に対応します。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2013 (August 20)
最適化型フレーザー・ウィルコックス錯視・タイプIIa の回転錯視表現
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (March 28)