北岡のひとりごと
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初のSVGファイルを「てんとう虫の回転」で作成。 (ladybug-t.svg) (1920 x 1920 pixel, 244KB)
「蛇の回転」(5MB)を 1920 x 1396 pixel で表示*。 rotsnakesstrong6b-more-title.svg
*ファイル容量を変えずに任意の大きさにできる。
SVGを使用可能なブラウザは、FireFox、Chrome、Opera などである。Internet Explorer は version 9 以上で使用可能である。
Thanks to Hilano sensei
<2012年4月29日>
原島博先生にくっついて東京女子大学(東京都杉並区)に進入。 <2011年10月29日>
原島先生によると大正時代風の眉はこんな感じ。優雅な感じ?
今風のはこんな感じ。きりっとした感じ?
原島先生によると、今時のマンガは目がでかいという。確かに目がこんな大きさでは脳は少なめ。知性も少なめ。頑張って脳を確保しても、呼吸器系と口腔の大きさが制限されるから生存自体が大変。内耳を収める空間も不足しそうで、耳は聞こえないし、平衡感覚もなし。のはずだが、それでも問題なしなら、きっと目玉おやじのようなものであろう。そのほか、このような人が存在したら、眼球運動の研究の被験者として引っ張りだこ。微小眼球運動が「小眼球運動」程度になるので、熟練していない研究者でも眼球運動の測定ができて便利。
Copyright Akiyoshi.Kitaoka 2011 (October 30)
左耳の中耳の筋を随意に動かすことが子供の頃からできており、耳小骨か鼓膜を動かしてパキパキ言わせることができた(京都府立医大耳鼻科のお医者さんも確認)のだが、2011年10月2日(日)(50歳と1ヶ月半)をもって右耳もできるようになった! <2011年10月4日>
「抵抗しても無駄。あなたは既に術にハマっている。 」というタイトルで、錯視美術館が紹介された。 <2011年9月30日>
2011年4月24日(日)に高松市美術館で講演した。 <2011年4月26日>
「踊るハート達」をさかさまにすると「桃」になる、という指摘を受けた。それもいいですね。
快速マリンランナー・パノラマ席から見た瀬戸大橋
8月のことだが、スイスに行った。フランクフルト空港でジュネーブ行きに置いてけぼりを食った。 <2010年9月16日>
near Kandersteg
Golden Pass Panoramic at Montreux
日本でインターネット予約して、上記の車両の一番前に乗った。時間ができたらどこかで紹介するかも。
レマン湖にて
立命館大学の文学部の本部棟である清心館の耐震工事が始まった。 <2010年7月11日>
「清心館耐震工事筋交い予想図」
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (July 11)
U S A に行った(2010年6月12日)。
その後、立命館大学の大分県父母教育懇談会(大分東洋ホテル)に学部代表として出席した。
<2010年6月14日>
初芝立命館高校(大阪府堺市)で講演をした。帰りに仁徳天皇陵など古墳を見に行った。 <2010年5月29日>
家族とナガシマスパーランド(三重県)に行ったら、ジェットコースターに54歳以下という年齢制限があり、焦りを覚える今日この頃・・・ <2010年5月3日>
「人間研磨機」
Photo Mameko May 2, 2010
河本哲三さんのおくやみはこちらに移動しました。 <2010年5月3日>
中国語版のページもできた。 <2009年11月2日>
錯視カレンダーが立命館生協(至徳館(旧中川会館)地下)で売られていることを発見! 立命館生協はメジャーなものしか置かない(品揃えが悪いともいう)ことに特長があるので、ついに私もメジャー入り!? <2009年10月29日>
ついでにポルトガル語のページも作った。 <2009年10月22日>
日本語では錯視、英語では illusion、セルビア語では iluzija(名詞の語尾が変化するそうなので原形は違うかもしれない)、ポルトガル語では iluso、・・・ あの、それって、英語・セルビア語・ポルトガル語は本当に外国語同士なんですかあ?
ポルトガル語版の文字化けによる字の消失を修復。 <2009年10月29日>
今月セルビア人留学生が私の研究室に来たので、彼女の助けを借りて、というか全部訳してもらって、セルビア語版のページを作った。 Zahvaljujem se Jasmini. 名詞が格変化するとは面白い。もっとも、日本語は動詞が格変化するのだから、変わった言語であることにかけてはいい勝負。 Moj srpski je loš. 気分はすっかりセルビア。MRIではおなじみのテスラの国。 <2009年10月20日>
顔学で超有名な先生から、錯視小話を頂きました。 <2009年10月6日>
(c) Sayako Ueda
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H島です。
「錯視のように見せておいて実は錯視ではない」あるいは
「錯視でないのに錯視のように見える図形」の例として、
次のようなものはいかがでしょうか。
ある大学の講義で、錯視の大家の偉い教授が、インターネット
にある蛇のような図形をみせながら・・・
教授「これは錯視図形の傑作だ。回転しているように見えるだろう
けれども、それは錯視で実は静止画だ」
学生「先生、それはやはり回転していますよ。絶対に」
教授「それが錯視なんだ。蛇は絶対に回っていない」
学生「偉い先生がいくらそうおっしゃっても、ガリレオではない
けれども、それでも蛇は回っています」
教授「君はしつっこいね。どうしてそんなにしつっこいんだ」
学生「だって、この図形は僕が作ったんです。蛇の錯視図形を
アニメーションで実際に回転させたんです」
実際に、その蛇の図形は回転していた。
回転しているのに回転していないように見えて(思えて?)
しまった教授にとって、その図形は一体何だったのだろう。
(錯視ではなく、トップダウン的な高次脳機能が関係している
という意味では別の錯覚?)
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Is this an animation? 弟は答えて言った。「兄め!」
北岡のコメント: 先生の小話を読んで、以下のことを思い出しました。何かを出版する時に、ミュラー・リヤー錯視の図を載せる時は要注意であるということです。いつのまにか、本当に長さの違う図になっていることがあるのです。こちらが渡した図を使わず、「この程度なら自分でも描ける」とデザイナーさんが勝手に絵を作ってしまう場合に起こります。デザイナーさんは見栄えをよくしたいから、本当に長さの違う図を作ってしまうことがあります。昔々、そういう学習心理学の教科書がありまして、妻が指摘して喜んでいました。本当に違う。2ミリも違う。ミュラー・リヤー錯視は錯視量が多くて楽しいのですが、たとえば太い線で描くと「実際に長さが違う」と指摘されやすいなど、デモするには細心の注意が必要な錯視です。
ミネルヴァ書房から出版予定の、「知覚心理学」という本の編集を行なっている。15章からなり、私は第1章「恒常性」と第2章「錯視」の担当である。他の13章は知り合いの有力中堅研究者(というか各分野のスターの皆さん)に執筆をお願いしたところ、原稿の提出は私が一番遅かった。いかんなあ。やっと皆さんからの原稿を拝読し、ミネルヴァ書房に本格的に編集のゴーサインを出したわけですが、教訓を一つ。本の編集者になったら、来た原稿はその日のうちに読みましょう。後で読もう、と思って置いておいたら、これがなかなか読むことにならない。 <2009年9月20日>
第1章 恒常性 第2章 錯視 第3章 色覚 第4章 明るさの知覚 第5章 運動視 第6章 立体視 第7章 顔の知覚 第8章 眼球運動 第9章 聴覚 第10章 味嗅覚 第11章 多感覚相互作用 第12章 バーチャルリアリティ 第13章 時間と注意の知覚 第14章 赤ちゃんの知覚 第15章 美の知覚
FLASH2009年9月15日増刊号にまたまた錯視登場。献本を頂いた。錯視以外のところもとってもおもしろい。でも、もう次の号が出て入手不能か? <2009年8月28日>
2008年度の卒業生で尼崎市で小学校の先生をやっているMさんへ。エッシャーの絵葉書の残暑お見舞いありがとうございました。でも、住所を書いていないから返事を書けないよ。こちらは日本心理学会第73回大会を開催中です。今日でおしまいです。では、また。 <2009年8月28日>
8月19日(水)と20日(木)に、新学術領域研究「学際的研究による顔認知メカニズムの解明」】・平成21年度第1回領域班会議がウェルシティ札幌で開催され、私は「顔の錯視の探索的研究」を発表した。「顔ガクガク錯視」についても紹介したところ、C大学のT先生(女性)からセクハラ的アイデアを伺ったので、早速実践した。結果は下記の通り。 <2009年8月22日>
T先生の仮説通りなら「胸ガクガク錯視」・・・ちっとも揺れて見えへんな~。顔じゃないからぢゃあるまいか。
← 顔にしたら少しいけるような・・・ 揺れているという感じではないようだが。
T先生の仮説通りなら「胸ガクガク錯視」(その2)・・・やっぱり、ガクガクして見えないな~。顔じゃないからですよね、やっぱり。
これも、顔にしたら少しはいけるような、イマイチなような・・・
N女子大学のU先生(女性)からは、顔ガクガク錯視の先行研究を教えてもらった。「眼有引力」だそうです。只今文献取り寄せ中。
K学院大学(関西学院大学ではないよ)のK先生(女性)からは、私の描くおねえさんが今風でないとのご指摘を受けたので、立命館大学のあたりを観察してみたところ、確かにその通りであった(お前の目は節穴かああ! はい、そうです)。あのかぶき方は造形的にかなり難度が高いように思えるし、しかも何だか多様なので、もう少し情報をインプットしてから、今風のおねえさんを描いてみやうと思ふ。
原島先生賞をゲットしたH政大学のIさん(男性)の発表を見て感動したので、男の肌のテクスチャも作らなくては、とも。 (そんなことは、後回しでもいいかな、とも。)
なお、目の画像を貼り付けるのではない「真の胸ガクガク錯視」は錯視量が多くておもしろいので、各自試されたい。「サルの尻ガクガク錯視」もいけそうだ。「パンジーガクガク錯視」もいけるのでは。でも、結局は顔ガクガク錯視ですね。 <2009年8月24日>
ムーニーフェースガクガク錯視も少しはいけそうだ。 <2009年8月24日>
This study was supported by a Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas, "Face perception and recognition", by the Ministry of Education, Science, Sports and Culture, Japan. (本研究は、文部科学省新学術領域研究「学際的研究による顔認知メカニズムの解明」による援助を得た。)
8月7日(土)に、夢のたまご塾 飛騨アカデミー(高校生向き合宿科学セミナー)で講演した。一泊しての帰りは、当然飛騨観光。いくつか紹介。 <2009年8月9日>
不可能図形風可能図形「千鳥格子」。一見すると簡単に作れそうに見えるが、よく考えると切ってつながないと組むのは不可能という感じである。しかし、実際に組めるのである。飛騨の匠文化館にて撮影。朝一番に(9時頃)行ったせいか、お客は私だけで、おもしろいものを独り占め。 |
千鳥格子の説明 |
千鳥格子の分解・組み立て実習用のもの。10本の棒でできている。3×3で6本の棒でできているものも置いてあり、最も簡単に仕掛けがわかる。 |
飛騨の匠文化館。古川の市街地のど真ん中にある上、たいへんよい。写真が傾いているように見えるのは、錯覚であろう。 |
高山もよいが、古川もよい。 |
古川のトイレ。久留米のグルメマップに続く衝撃。古川では、例えば「鮎(あゆ)を召し上がっていますか」を英語で言うと、"Are you eating?" となるのであろう。 |
天生(あもう)峠を越えて(たいへんな山道であった)、白川郷に来た。観光客がいっぱい。高速道路のインターチェンジが近いので便利である。なお、高速道路は対岸のトンネルの中なので見えない。 |
中を公開している建物に入ったが、いろりが入っているため、屋根裏空間は煙いし暑いし・・・ということを実体験できた。 |
風景というものは、郷土愛を支えに人々が自ら創っていくものだとわかったと、ひとりごと。 |
8月2日(日)に福岡県青少年科学館で講演した。科学館は久留米市にある。久留米市のグルメマップの表紙にはグルメマップと書かれているが、ページをめくると KURUME MAP と書かれている。科学館の皆さんと飲んだくれて(酒の強い人多し。飲んだ後は久留米ラーメン)一泊した後、観光列車に乗って九州横断をした(下の写真が証拠)。 <2009年8月4日>
ホロウマスク錯視付き乗車記念写真
クルマで日曜出勤したところ、立命館大学周辺のコイン駐車場はどこも満車で(観光客がどうしてコイン駐車場の位置を知っているのだああ)、結局御室(おむろ)駅前のコイン駐車場に停めて、嵐電(京福電車)で等持院まで戻ることにした。何やってんだか。そうしたら、「化け電」というのが来た。普通のお客さんしか乗っていなかったようだったが、実は全員・・・ <2009年7月26日>
相変わらず、嵐電の車両を撮影すると、前面が拡大して見える(あるいは、車両が接近してくるように見える)。H政大学の吉M先生は「representational momentumの一種に違いない」とおっしゃりそうだが、この写真は後ろから撮ったものである。
7月12日(日)、東北大学脳科学グローバルCOE・第3回脳カフェに呼んで頂き、講演のために仙台に出張した。久々に分子生物学のハードな話(F先生手加減ナシだ!)を聞いて血が騒いだりした(私は学部は生物学だったので)。脳カフェ(コーヒー付き)はざっと見て200人強の参加で、活気に満ちていた(主催者O先生のブログ)。
次の日、東北大学文学部心理学教室の皆さんに秋保観光(初めて)に連れていって頂き、おいしいお蕎麦をG先生(クルマが赤いフォルクスワーゲン・ニュービートルになっていた)にごちそうになった後、仙台万華鏡美術館に入った。万華鏡さえあれば錯視デザインはいらないかもおおお。 <2009年7月14日>
2009年7月12日(日) 「錯視を起こす脳のメカニズムを考える」 東北大学脳科学グローバルCOE・第3回脳カフェ 杜の都で脳を語る・せんだいメディアテーク 発表用のページ
脳カフェ万華鏡
目の色の恒常性万華鏡
蛇の回転万華鏡
赤い円盤の回転万華鏡
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (July 14)
動物心理学の国際ジャーナルから論文査読の依頼が来た。私は大学院生の頃動物心理学の研究をしていて、下記のように結構論文があったからである。光栄なことだなあ。依頼された論文の内容もおもしろそうだ。査読しようかな、無理に決まってるだろ、査読したいなあ、20年近く動物心理学やってないだろ、査読してもいいかな、迷惑かけるよ、査読したいなあ、今更そんなことができると思うのは人生錯覚だ! ・・・ 結局辞退の返事をしました。 なお、私の博士論文はこちらです。 <2009年7月2日>
Fujita, O., Annen, Y., and Kitaoka, A. (1994). Tsukuba High- and Low-Emotional strains of rats (Rattus norvegicus): An overview. Behavior Genetics, 24, 389-415.
Kitaoka, A. (1994). Defensive aspects of burrowing behavior in rats (Rattus norvegicus): A descriptive and correlational study. Behavioural Processes, 31, 13-28.
Kitaoka, A., and Fujita, O. (1991). Behavioral comparisons of the Tsukuba Emotional strains of rats (Rattus norvegicus) in three types of novel situations. Behavior Genetics, 21, 317-325.
Kitaoka, A., and Fujita, O. (1991). A new type of soil material for a burrowing chamber for mice. Behavior Research Methods, Instruments, & Computers, 23, 348-350.
2008年6月20日(土)~21日(日)、第8回産学官連携推進会議というものに立命館大学の研究紹介の一つとして出場。「目の色の恒常性」(ポスターのPPTファイル)などを展示。京都国際会館で開催されたので、近所に住んでいる私は通勤が楽であった。立命館大学からは、理工系(びわこ・くさつキャンパス)から5件、文社系(京都衣笠キャンパス)から1件(北岡)、立命館アジア太平洋大学(別府市)から1件の出展をした。訪れる人は結構多く、全体で4000人参加というのは誇張ではないようだった。来賓の野田聖子議員は素通り。なんで立命館のブースにみっちり滞在せんのや。
学会のポスター発表のノリで出かけたところ、立命館大学の他の研究出展の教員が来ていない(全く来ていないわけではない。研究員が説明しているブースもあった)ことに気づき、尋ねたところ、リサーチオフィスの係員(事務職員)が説明するとのこと。自分の研究くらい自分で発表するもんだろうが、と一人憤慨していたところ、私の展示物についてリサーチオフィスの皆様がいろいろ質問してきたので丁寧に答えたところ、お客さんが来るとリサーチオフィスの皆様が自発的にどんどん説明してくれるので、私は後ろでご隠居していたりして、あっさり理工系の教員の皆様と同じ穴のむじな状態に。2日目に前日の交流会(懇親会)で知り合った方が来てくれて、「私が説明しましょうか」と声をかけたら、「もう説明してもらった」とおっしゃるので、「説明してくれた人は事務職員です」と申したところ、「それはすごい、立命館は優秀だ!」とのことでした。立命館の株上がりまくり。しかしよく考えたら、立命館大学の事務職員は優秀だ、ということ以上のことは言ってませんねー。 <2009年6月22日>
「目の色の恒常性」・・・右目は水色に見えるが、左目の灰色と同じ色である。
「蛇の回転」・・・眺めているだけで円盤が回転して見える。 |
このカードを目が追いつけない程度の速度で振ると、英語で書かれた部分が動いて見える。 |
錯視コンテストの宣伝・・・ピンクのハートとオレンジのハートがあるように見えるが、同じ赤である。 |
2008年4月7日、錯視デザインの公式サイトが、ドコモの携帯にオープンしました(iMENU>メニューリスト>ゲーム>クイズ/学習>北岡教授眼~)が、2009年6月末に終了します。残念無念。 <2009年6月4日>
5月31日(日)に、名古屋市美術館に「視覚の魔術 だまし絵」を見に行ったところ、どえりゃー人出だった。えりゃー目に遭った後、山本屋総本家 本家でみそ煮込みうどんの親子(名古屋コーチンと玉子入り)を食べた。おみやげを買うために丸栄デパートに入ったら、ガラガラだった。みんなだまし絵を見に美術館に行ってしまったためであろう。 <2009年6月1日>
光文社刊の 「FLASH」 5月26日発売号に錯視作品が出たはずなので、北岡は5月27日(水)に北大路駅前にある大垣書店本店(京都市北区)に立ち寄った。なお、大垣書店は北岡のトリックアイズシリーズを置いていないことで有名である(と思っているのは北岡だけである)。買占めして、田舎の親にでも送って孝行でもするかと考えつつ 「FLASH」 を開いてみたところ、フランス語で表現すると 「ナガジュバーン、エロボオーン、トレビアーン」 という感じ(それほどでもないが)だったので、2冊だけ買った。 <2009年5月28日>
「タマチカ」という研究会(山口真美先生・金沢創先生主催)で発表してきました。「タマチカ」とは、「多摩の知覚なヒトたちの会」の略だそうです。すると、ウチ(立命館大学文学部)は衣笠(きぬがさ)というところにあるので、ウチで同様の研究会をすると「キヌチカ」ですね。「タマチカ」のようなかわいい印象がないなあ。私はキヌチュー(世田谷区立砧(きぬた)中学校)出身なので、そっちを思い出しますが。 <2006年2月1日>
北岡明佳 (2006) 静止画が動いて見える錯視・フリッカー版 (タマチカ(多摩の知覚なヒトたちの会)2005年度第9回・中央大学・2006年1月29日)
アメリカの学会(VSS)では何もしなくても動いて見える錯視を発表し、大いにウケました。有名人とも知り合いになれたし、多くの若い人にも見てもらえました。惜しかったのは私の英会話能力の低さで、カタコトでは次の話が咲かない、という当たり前のことに今頃気づきました。まあ、私より若い人は英語ができなきゃ日本でも研究者になれないのでできるんだろうけど、私はこれまで中途半端な思想やってきて、論文は英語で書かなければ何もしていないも同然と考えていながら、英語でしゃべってディスカッションするということはまるで想定していなかったので、一気にツケが来てしまいました。さて、どうしたものか・・・<2005年5月14日>
このところ飛蚊症*に悩まされていたので、昨日帰宅途中眼科に寄り、眼底検査を受けたところ、異常はありませんでした。そこでは眼底検査をする前に、まず瞳孔を開く目薬を差しました。その影響で、数時間左目の瞳孔が開いたままとなり、いろいろおもしろい現象が観察できました。まず、左目は近くのものにピントが合わせられなくなりました。光学系で唯一可動する水晶体に対して目薬の影響がないと仮定すると、水晶体の中心と周辺では屈折率が違い、水晶体の周辺は遠視なのだと思われます。ひょっとすると、眼科の教科書を開けばそんなことを書いてあるかもしれません。次に両眼立体視がおかしくなり、色立体視(進出色・後退色)が少し強くなった以外に、タイル張りの地下鉄の壁の手前を歩いている人が壁の向こうにいるように見えたりしました。電灯が虹の笠をかぶる現象も見えました(もちろん左目に)。内側から青・緑・黄・赤でした。軸上色収差なのでしょうか。視距離が重要で、10メートルくらいがよろしいようでした。というわけで、お月さまはダメ。視野全体としては、瞳孔散大の左目は青白く見え、右目は黄色っぽく見えました。水晶体の周辺部は中心部よりも短波長の光をよく通すということのようです。もちろん、加齢で中心部の変性(白内障)が進行している証拠、という楽しくない可能性もあります。普段は明るさや色の恒常性のおかげで全然気づかないですが。<2004年7月29日>
*視野にごみが見えてうっとうしい症状で、大半は健康上の問題はないが、網膜剥離の可能性もあるので、眼科を受診した方がよい。
私は道を歩くとき、なぜか時々心のスイッチが切れています。視野が狭いということはないのですが、見ても人の顔を認識していないことがあります。決して、通りかかりに会った皆様を無視しているのではありません。付き合いの長い方は「どこ見てんだ」と冗談言って許してくれるのですが、どうか私に「無視」された方、ご勘弁下さい。悪意等ございません。半側無視でもありません。錯視のネタならすぐ気づくのですけどね。<2004年4月8日>