縁飾りエッジの錯視
Access since 2005年2月15日
基本パターン
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水平のエッジが左に傾いて見える。濃い灰色と薄い灰色の市松模様の交点に、黒と白の星型を交互に配置することで得られる幾何学的錯視である。Kitaoka, Pinna and Brelstaff (2001, 2004)による。論文に出ているのは(a)だけである。
独り言: 名前が悪いなあ、縁飾りエッジの錯視(illusion of fringed edges)、自分で付けたんだけど。・・・<2005/2/15>
以上の引用文献
Kitaoka, A., Pinna, B., and Brelstaff, G. (2001). New variations of spiral illusions. Perception, 30, 637-646.
Kitaoka, A., Pinna, B., and Brelstaff, G. (2004). Contrast polarities determine the direction of Cafe Wall tilts. Perception, 33, 11-20.
Kitaoka, A. (2007) Tilt illusions after Oyama (1960): A review. Japanese Psychological Research, 49, 7-19. PDF
サクラソウバージョン基本図形
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「サングラスの男」
垂直・水平エッジが傾いて見えるとともに、動きも感じられる。
ちょっと前にデザイナーの勝井三雄先生に気に入って頂きまして、このバリエーションを勝井先生退任展(武蔵野美術大学, 2001)や印刷博物館(2002)で展示して頂きました。
Copyright A.Kitaoka 2000
「熨斗」
垂直・水平に配置した正方形が左に傾いて見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (2/14)
先日九州大学(大橋の方)に行ったところ、この幾何学的錯視(「サングラスの男」)を卒業研究のテーマとした学生さんがいて、うれしい限り。ところが、指導教官の言うには、この錯視を引用するのに都合のよい文献がない、とのこと。そこで作ってみました。熨斗(のし)の錯視でどうだ。だめですか。第一、英語に訳せない。それは致命的ですね。なんとか善処します。ところで、今回のは透明視入りです。
「カメ」
垂直・水平のエッジが傾いて見える。
Copyright A.Kitaoka 1999
「カメの養殖」
垂直・水平のエッジが波打って見える。
Copyright A.Kitaoka 2002
「サクラソウの畑」
背景の市松模様はすべて正方形だが、波打って見える。
Copyright
A.Kitaoka 2002
(c)北岡明佳 2002 「トリックアイズ」
(カンゼン刊)