色の錯視 14
2011年4月14日より
色の同化図形 2013
左右の背景の正方形は同じ色であるが、縞模様の色の同化で、それぞれ左の方が鮮やかに見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2013 (September 10)
「色国(しこく)」
各列で四国はどちらも同じパターンなのに、上列では左は赤い四国に見え、右は黄色の四国に見える。下列では左は水色の四国に見え、右は青の四国に見える。色のアンダーソン錯視である。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2013 (July 23)
Anderson, B. L. and Winawer, J. (2005) Image segmentation and lightness perception. Nature, 434, 79-83.
Wollschläger, D. and Anderson, B.L. (2009) The role of layered scene representations in color appearance. Current Biology, 19, 430-435.
北岡明佳 (2012) 色の錯視いろいろ (6) 「図地分離による錯視」 日本色彩学会誌, 36(3), 237-238.
北海道版
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2021 (February 20)
「梶田の錯視的赤の針差し格子錯視」
黒・白・シアンの3色でできているが、格子の交点付近に赤が見え、縦方向に赤い錯視線が見えることがある。おそらく、めがねをかけている人が、レンズの上端あるいは下端を通して観察した時に効果が大きい。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2012 (January 12)
左右方向用(黒・白・シアンの3色でできているが、格子の交点付近に赤が見え、横方向に赤い錯視線が見えることがある。おそらく、めがねをかけている人が、レンズの左端あるいは右端を通して観察した時に効果が大きい。)
あるいは
「錯視的シアンの針差し格子錯視」
黒・白・赤の3色でできているが、格子の交点付近にシアン色(水色)が見え、縦方向にシアン色のい錯視線が見えることがある。おそらく、めがねをかけている人が、レンズの上端あるいは下端を通して観察した時に効果が大きい。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2012 (January 12)
左右方向用(黒・白・赤の3色でできているが、格子の交点付近にシアン色(水色)が見え、横方向にシアン色の赤い錯視線が見えることがある。おそらく、めがねをかけている人が、レンズの左端あるいは右端を通して観察した時に効果が大きい。)
「黄色州と黄雲州(きいしゅうときうしゅう)」
九州部分はどちらも同じパターンなのに、左は黄色い九州に見え、右は青い九州に見える。色のアンダーソン錯視である。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2012 (November 23)
Anderson, B. L. and Winawer, J. (2005) Image segmentation and lightness perception. Nature, 434, 79-83.
Wollschläger, D. and Anderson, B.L. (2009) The role of layered scene representations in color appearance. Current Biology, 19, 430-435.
北岡明佳 (2012) 色の錯視いろいろ (6) 「図地分離による錯視」 日本色彩学会誌, 36(3), 237-238.
「オレンジ色のハートとピンク色のハート」
左のハートはオレンジ色に見え、中のハートはピンク色に見えるが、物理的にはどちらも右のハートと同じ灰色である。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2012 (August 20)
「梶田の色のバーゲン格子錯視」
左上の図形はすべて赤でできているのに、ドットが青味がかって見える。ドットの実際の色は右上に示した。また、右下の図形はすべてマゼンタ(赤紫)でできているのに、ドットが青味がかって見える。ドットの実際の色は左下に示した。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (December 1)
「梶田の色のバーゲン格子錯視 2」
左右の図形とも、白のドットが赤味がかって見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (December 1)
「×群の贈り物」
左上はすべて青色か灰色でできているのに黄色の×が見える。右上はすべて黄色か灰色でできているのに青色の×が見える。左下はすべて赤色か灰色でできているのに暗いシアン色の×が見える。右下はすべて緑色か灰色でできているのにマゼンタ色の×が見える。なお、×に見えるのは色のヴァザルリ錯視である。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (November 21)
「太陽の封じ込め 2」
青と明るい水色のマッハの帯が見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (November 6)
「2本立ての色のマッハの帯」
外側から、黒から青へのグラデーションと、青から白へのグラデーションが接続している。実際の青のリング(図ではRing A)の周囲にやや明るい青のリングが見えるが、北岡の見えとしては実際の青リングの97%から104%(Ring C)の間で幅を持っている。その外縁(Ring C)は青92%であるから、かなり暗いところまで明るい青として知覚されている。このマッハの帯の内側にやや暗い青のリング(中心線はRing B)が見える。暗く見えるが、明るいマッハの帯よりも物理的には明るい。その幅は、北岡の見えとしては実際の青リングの95%から97%くらいのあたりにある(右半分参照)。マッハの帯の輝度の法則から考えると、Ring Cは明るさ次元のマッハの帯に対応するが、Ring Aの周りの明るい青リングは対応するものがない。色特有ということであろう。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (November 7)
「色対比を用いた色のマッハの帯と色のバザルリ錯視」
どちら図にもうっすらと赤い対角線が見えるが、右下の灰色からシアンのグラデーションであるから赤に見えるのは錯視である。上図は色のマッハの帯、下図は色のバザルリ錯視である。上図ではシアン色の+の形のバザルリ錯視を観察することもできる。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (Bovember 5)
色を反対にしたもの
グレースケール版(×型の明るいマッハの帯と+型の暗いバザルリ錯視が観察できる)
「色のバザルリ錯視図形の拡大と縮小」
各正方形の対角線上には色の付いた×が見える(上2つは赤、下2つは青)(色のバザルリ錯視)。左上と右下の正方形は縮小して見え、右上と左下の正方形は拡大して見える。
Copyright Akiyoshi .Kitaoka 2011 (November 6)
References for the Vasarely illusion
Jameson and Hurvich (1975, Leonardo, 8, 125-131, p.129)
Martinez-Conde S and Macknik SL (2001). Society for Neuroscience 31st Annual Meeting, San Diego, CA.
Troncoso, XG, Macknik SL, Martinez-Conde S (2005). Novel visual illusions related to Vasarely’s ‘nested squares’ show that corner salience varies with corner angle. Perception 34: 409-420.
「ピラミッドとトンネル 2」
黄色のバザルリ錯視が見えるとともに、頂上が手前に出っ張ったピラミッドが見えるか、向こうの出口が明るい長いトンネルのどちらかが見える。2つの絵は同一であるが、ピラミッドが見える時、頂上はこちら向きにはどこかで交わる方向に輻輳しているように見え、トンネルが見える時、2つのトンネルは離反する方向に向かっているように見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (November 6)
「ピラミッドとトンネル 3」
水色のバザルリ錯視が見えるとともに、頂上が手前に出っ張ったピラミッドが見えるか、向こうの出口が明るい長いトンネルのどちらかが見える。2つの絵は同一であるが、ピラミッドが見える時、頂上はこちら向きにはどこかで交わる方向に輻輳しているように見え、トンネルが見える時、2つのトンネルは離反する方向に向かっているように見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (November 6)
「ピラミッドとトンネル 4」
明るい赤紫色のバザルリ錯視が見えるとともに、頂上が手前に出っ張ったピラミッドが見えるか、向こうの出口が明るい長いトンネルのどちらかが見える。2つの絵は同一であるが、ピラミッドが見える時、頂上はこちら向きにはどこかで交わる方向に輻輳しているように見え、トンネルが見える時、2つのトンネルは離反する方向に向かっているように見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (November 6)
「地下道の縮小」
青いバザルリ錯視が見えるとともに、地下道を覗き込んだように見える。2つの絵は同一であるが、2つの地下道は離反する方向に向かっているように見える。地下道の入り口が縮小して見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (November 6)
「富士山は活火山」
白と赤のバザルリ錯視が見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (November 6)
「松田の彩度同化」
縦の細い格子は左右同じ色であるが、左の方がより鮮やかに見える。松田博子先生による。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (May 2)
松田先生によると「トーン同化」と言えるかもしれないとのことである。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (May 9)
色が誘導される線は色誘導部分に接触している方が効果が大きいようだ。下左図では効果弱くなる。接触のある下右図では十分な彩度同化がある。 <2011年7月10日>
versus
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (July 10)
完全にくっつくと、逆に彩度対比となる。
「彩度対比あるいは色相対比」
それぞれの色の左右のリングは同じ色であるが、左は灰色に近く見え(色によってはわずかに反対色が見える)、右はより鮮やかに見える。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (May 5)
「黄色発達」
黄色のリングと白色のリングがあるように見えるが、同じ色である。
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2011 (April 14)