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2009年6月26日より



「黄緑の穴と水色の穴とマゼンタの穴とオレンジの穴」

上のドットは物理的に同じ灰色(30%黒)であるが、左は黄緑、右は水色に見える。下のドットは物理的に同じ灰色(20%黒)であるが、左はマゼンタ色、右はオレンジ色に見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (December 14)



「黄色い雪」

ドットは物理的に同じ白色(R=255, G=255, B=255)であるが、左上と左下のパネル内のドットは黄色く見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (November 20)


「ちょっとだけ青いまっくろくろすけ」

ドットは物理的に同じ黒色(R=0, G=0, B=0)であるが、右上と右下のパネル内のドットは少し青く見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (November 20)

上記2つの「作品」で言いたいことは、ヘルマン格子錯視やきらめき格子錯視では、色は格子の色の対比(下図左)で、正方形の色の同化(下図右)となることが知られているが、その例外であるという意味である。「黄色い雪」の左上のパネルでは、赤の対比でシアン、マゼンタの同化でマゼンタ、合成して青となるかというと実際は逆で、赤の同化で赤、マゼンタの対比で緑、合成して黄が誘導されたと説明するしかあるまい。





cf.


「黄色い穴と白い穴」

ドットは物理的に同じ白色(R=255, G=255, B=255)であるが、左上と左下のパネル内のドットは黄色く見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (November 20)



「黒い穴と青い穴」

ドットは物理的に同じ黒色(R=0, G=0, B=0)であるが、右上と右下のパネル内のドットは青く見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (November 20)



「黄緑の穴と水色の穴とオレンジの穴とマゼンタの穴」

上のドットは物理的に同じ青緑色(R=0, G=255, B=150)であるが、左は黄緑、右は水色に見える。下のドットは物理的に同じ赤紫色(R=255, G=0, B=150)であるが、左はオレンジ色、右はマゼンタ色に見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (November 20)


「赤いホールと青いホール」

上下の赤いホールは異なる色に見えるが物理的には同じ赤で、上下の青いホールは異なる色に見えるが物理的には同じ水色(シアン)である。

Copyright Akiyoshi .Kitaoka 2010 (July 9)


「みのむし」

ひし形はすべて同じ色(グラデーション)であるが、上ほど赤く暗く、下ほど黄色く明るく見える。

Copyright Akiyoshi .Kitaoka 2010 (January 6)

Shaded-diamond illusion

Watanabe, I., and Anstis, S. (1997) Contour and shading range affect diamond illusion. ARVO Annual Meeting, Fort Lauderdale, Florida.
Watanabe, I., and Anstis, S. (1996) Shaded diamonds also give an illusion of color. ARVO Annual Meeting, Fort Lauderdale, Florida.
Watanabe, I., Cavanagh, P., Anstis, S., and Shrira, I. (1995) Shaded diamonds give an illusion of brightness. ARVO Annual Meeting, Fort Lauderdale, Florida.

Professsor Isao Watanabe's webpages

Professor Michael Bach's webpages


「顔色がよくなる錯視 2」

顔色がよくなった。

Copyright Akiyoshi .Kitaoka 2009 (August 16)



「ハートのハンカチ」

ピンクとオレンジのハートがあるように見えるが、どちらも同じ赤である。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (July 7)



「色の恒常性による両眼闘争の抑制」

2つの図を両眼融合して見ると、左目はオレンジ色と緑色の間の両眼闘争を起こすが、右目は黄色に見えたままである。しかし、右目は左目と同じく、物理的にはオレンジ色と緑色なのである。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (June 29)

色の恒常性は高次な知覚という先入観が私にはあったが、本図は低次処理の証拠となるかもしれない。




「色の恒常性による両眼闘争」

2つの図を両眼融合して見ると、右目はシアン色(水色)と赤色の間の両眼闘争を起こすことがあるが、左目は灰色に見えたままである。しかし、どちらの右目も左目と同じく、物理的には灰色なのである。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (June 29)


両眼の情報が統合される前に色の恒常性が成立していないと両眼闘争はしないよね・・・その論理でいいのか??



「月と地球」

各図において、左の円盤は黄色に見え、右の円盤は青色に見えるが、物理的には同じ色で同じテクスチャである。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (June 26)

cf.

アンダーソンの錯視

(Anderson and Winawer, 2005)
暗い領域に囲まれた円内領域は明るく見え、明るい領域に囲まれた円内領域は暗く見える。テクスチャが連続していることが重要である。

色の錯視12

色の錯視11

色の錯視10

色の錯視9

色の錯視8

色の錯視7

色の錯視6

色の錯視5

色の錯視4

色の錯視3

色の錯視2

色の錯視


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