「携帯電話に関わるトラブル情報」結論
「ワンギリの番号に電話すると10万円程度の請求がくる」はあり得ない。
電話番号の多くはダイアルQ2ではなく、一般回線使用の出会い系ダイアルツーショット
「携帯電話に関わるトラブル情報」はチェーンメール。
JCSA(日本コンピュータセキュリティ協会)のHPに「ウィルスデマ情報 」があり、2001年11月28日付けで最新デマメール情報 として「ワン切り携帯コール」の説明があります。
この電話の真相は悪質な迷惑電話で、電話番号先の正体は「出会い系サイト」や「アダルトサイト」の有料番組です。
仮に間違って電話したとしても、ガイダンスに従って番組を聞いてしまうことなく、すぐに電話を切ってしまえば料金を請求されることはありません。
JCSA(日本コンピュータセキュリティ協会)は、コンピュータプログラム並びにシステム及びデータなどの安全についての調査、研究並びに監査を通じ、コンピュータシステムを保護するとともに、コンピュータセキュリティ思想の普及活動を行うことを目的に活動しています。
日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会の掲示板での分析を見てみよう!
ほとんどの電話番号は、かけたらテープが流れるだけ。それだけで請求がくることはありません。
詳しくはNACSの掲示板をご覧ください。結論だけ言えば、ワンギリにコールバックした上でさらに指示に従って電話をかけなおさなければ大丈夫。
(社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(通称NACS)は昭和63年に通商産業大臣の許可を得て成立した社団法人です。
Q&A
Q1 着信履歴みてかけてしまいました。テープが流れました。
A1 それだけなら何の問題もありません。
Q1-2 どういう場合がアブナイのでしょうか?
A1-2 テープの指示に従って、電話をもう一度かけ直してしまった場合です。特に「001」で始まる電話番号は、海外への電話番号ですから、海外電話使用料に関してはいかなる場合においても支払い義務が生じます。それ以外の場合には警察か各都道府県の消費生活センターなどに相談すれば解決する場合もあります。連絡先はこちら。
Q2 大丈夫と言われても・・もし請求が来たらどうしたらいいですか?
A2 警察か各都道府県の消費生活センターなどにまず相談することをおすすめします。連絡先はこちら。
Q3 この情報は友達などに教えた方がいいでしょうか。
A3 電話番号のような個人情報(かもしれない情報)を無批判・無制限に複製して流すのは避けましょう。
Q4 ワンギリコールが大切な人(商談相手・気になる異性など)からかもしれないと思うとついかけそうになってしまいます。
A4 それほどなら、とりあえず「184」をつけてかけるか公衆電話からかけるかしてみましょう。テープが流れれば大切な人からではないと分かりますね。
まとめ
生活者の観点から
ワンギリコールに電話をかけ直したことによって情報料請求をされた事例が無いとは言えないが、今回の電話番号は全て一般回線であり、かけただけで情報料をとられることはない。電話をかけただけで過大な請求がくるのは、ダイアルQ2や海外の電話につなげられる場合のみ。ただし、かけた電話番号の指示に従って「登録行為」などをしてしまうと料金請求される場合もある。この場合も警察や消費生活センターに相談してみましょう。
社会心理学者の観点から
流れている情報は当たり屋チラシ情報と同じ「文書流言」の一種であると言える。真偽を確かめることなく無批判に流れていっているが、メッセージに普遍性があるために途中で止めにくい。メッセージは「ワンギリコールが来ても相手にかけるな」ということ。