立命館大学文学部ゼミナールI・II SA (テーマリサーチゼミ)・心理学専攻の北岡明佳担当
このテーマは2014〜2015年度一回限り(募集終了、名)

2014/4/5より  2014年度前期シラバス2014年度後期シラバス
<月曜3限、前期は清心館545・後期は敬学館254>


目的 「錯覚」をテーマとして、各自自由にテーマを設定し、卒業研究を行います。


参考 2010〜2011年度の北岡担当のテーマリサーチゼミ 「京都のトリックデザインと心理学」


ゼミの記録

 内容 その他 
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(2014年4月7日)
説明・クラス会議等
京都新聞 「おもしろ錯覚図鑑」 2012年6月13日から2012年12月20日まで25回連載 PDF(スキャンコピー)
 第1回(6月13日) 錯視とは
 第2回(6月20日) 蛇の回転
 第3回(6月27日) だまし絵
 第4回(7月4日) アイシャドーの錯視
 第5回(7月18日) プラッドとランダムドット
 第6回(7月25日) 動く錯視と傾き錯視
 第7回(8月1日) ピカピカする錯視
 第8回(8月15日) シルエットが招く複数の立体視
 第9回(8月22日) 色の恒常性
 第10回(8月29日) 鳥居の錯視
 第11回(9月5日) 縞模様の錯視
 第12回(9月12日) さかさ絵
 第13回(9月19日) 錯視と美
 第14回(9月26日) オオウチハジメさん
 第15回(10月3日) 奥行き
 第16回(10月17日) 渦巻き
 第17回(10月24日) クラシックな錯視
 第18回(10月31日) ステレオグラム
 第19回(11月7日) 色の錯視の作り方
 第20回(11月14日) これは錯視ではない?
 第21回(11月21日) トリックアート
 第22回(11月28日) エイムズの部屋
 第23回(12月5日) 坂道の錯視
 第24回(12月20日) 蛇の錯視デザイン

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(4/14)
北岡のトーク
北岡明佳 (2014) 「錯視のお話&体験工作」 (講演・2014年3月29日(土)13:30〜15:00・大阪科学技術センター 地下1階 多目的ホール) 発表に使用したウェブページ

「風景と溶け込んだ写真がすごい【画像集】」 http://www.huffingtonpost.jp/2014/04/10/landscape-and-human-pictures_n_5130155.html#slide=3604257

7月7日(月) 情報教室で実習(尽心館002)
http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/tokushujikken2009k.html
(2008年度の心理学の実験実習用のサイト)


<静止画が動いて見える錯視デザインを京都風の画像にする>



「お抹茶」

ドットの列が動いて見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (August 12)




「傘」

(サッカード直後に)拡大・縮小方向にガクガクして見える。中心を見ながら目を近づけたり遠ざけたりすると、傘が回転して見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2007 (February 27)



「月の運行」

月の列が左右に動いて見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (January 13)


<有名な多義図形に京都風の画像を使う>


「和風の妻と義母」

向こうを向いた若い女性と、こちらを見ている年齢の高い女性という見え方が反転する。「妻と義母」の和風改変版である。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (August 13)

<妻と義母>
(My wife and mother-in-law)

Either of a young girl or an old woman ("wife" and "mother in law") appears.

This image was copied from mathworld.wolfram.com, which shows that this image was drawn by British cartoonist W. E. Hill in 1915 in Puck humor magazine, an American magazine inspired by the British magazine Punch. However, there had been such figures before him. It is said that the original was a post card produced in 1888 in Germany.


<色の恒常性のデモ画像に京都風の画像を入れる>


「青い金閣」

金閣の金箔部分は物理的には青みがかった灰色なのであるが、金色に見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (May 1)




元の写真


<ハイブリッド画像に京都風の画像を入れる>


「高知城と金閣」

この図を近くで見ると高知城が見え、遠くから見ると金閣が見える。視力が低くてメガネで矯正している人は、メガネを取ると、近くでも金閣が見える。このような画像を、ハイブリッド画像(hybrid image)という(Oliva, Torralba and Schyns, 2006)。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (October 25)

Oliva, A., Torralba, A., and Schyns, P. G. (2006) Hybrid Images. ACM Transactions on Graphics, ACM Siggraph, 25(3), 527-532.




図が小さければ、近くで見ても金閣が見える。




 

金閣さんと高知城さん


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「立命館大学と金閣」

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (October 25)

京都の風景「今日の京都」2009
(北岡の撮った風景写真)


<斜塔錯視画像として寺院の塔を使用する>

「仁和寺五重塔」

左の塔がより左に傾いているように見えるが、同じ写真である。

写真は2009年9月20日

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (September 20)

にんなじ、おんなじ

References

Kingdom F A A, Yoonessi A, Gheorghiu E, 2007, "The Leaning Tower illusion: a new illusion of perspective" Perception 36(3) 475-477


「桜の嵐電」

この嵐電は北野白梅町行きなので、後ろから撮影している。左の嵐電は右に比べてより左の方向に向かっているように見えるが、同じ写真である。

写真は2003年4月10日

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (April 30)

References

Kingdom F A A, Yoonessi A, Gheorghiu E, 2007, "The Leaning Tower illusion: a new illusion of perspective" Perception 36(3) 475-477


<視覚トリックを使った京都の寺社の研究>




上賀茂神社バス停側の鳥居(一ノ鳥居)から広場(?)とその向こうの上賀茂神社を見たところ。神社側の鳥居(二ノ鳥居)が遠く見える。

上賀茂神社側から見た2つの鳥居とその間の広場。バス停側の鳥居(一ノ鳥居)が左の写真に比較して、より近くに見える。

上賀茂神社の立砂(たてずな)

紅葉の上賀茂神社

静粛な境内

「上賀茂神社の錯視」

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (May 18)

上賀茂神社のホームページ







立教大学・新座キャンパス(埼玉県)の正門側から見た生垣錯視。向こうの出口が近く見える。

左の生垣通路を反対側から見たところ。正門側が遠く見える。人物(C大学のI先生)が見えるから、仕掛けはわかりやすい。

「立教大学の生垣錯視」

Photo by Akiyoshi Kitaoka 2008 (May 18)

このアイデアは増田知尋研究員によるとのことである。なお、生垣の上にアーチを付けるというアイデアも提案したが、事務方に却下されたとのことである。また、この錯視にとって大いに邪魔である横の建物を撤去するという案は、実現していない。 <2008年5月25日>

立教大学現代心理学部


教員連絡先 akitaoka@lt.ritsumei.ac.jp

教員のオフィス 尽心館1階718号室 内線3718


2010年度の北岡の講義のページ

北岡明佳の錯視のページ