よる

2004年12月2日より


「ネオン色拡散による針差し格子錯視」1)

一様な白い背景上を縦横に水色の線が走って見える。「クモの巣の糸」(Spinnwebfäden)2)あるいは「色の筋」(colored street)3)と呼ばれたものと同じと考えられる。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2001

1) 北岡明佳 (2001) 錯視のデザイン学(7):工学的にはとらえきれない幻の光知覚 日経サイエンス, 31(8), 66-68.

2) Prandtl, A. (1927). Über gleichsinnege Induktion und die Lichtverteilung in gitterartigen Mustern. Zeitschrift für Sinnesphysiologie, 58, 263-307.

3) Redies, C., Spillmann, L. and Kunz, K. (1984). Colored neon flanks and line gap enhancement. Vision Research, 24, 1301-1309.


「ネオン色拡散の白・赤・水色版」

誘導格子が垂直・水平だと、ネオン色拡散(neon color spreading)のパッチがよく見える。この異方性は斜め効果(oblique effect)1)と呼ばれる。この図でも色の筋は見えないわけではない。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2004 (December 2)

1) Redies, C. and Spillmann, L. (1981). The neon color effect in the Ehrenstein illusion. Perception, 10, 667-681.


「ネオン色拡散による針差し格子錯視・印刷安心版」

一様な白い背景上を縦横に赤色の線が走って見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2004 (December 2)

ネオン色拡散では刺激の明るさの順番が重要であるが、カラー印刷ではモニター上の色の明るさの順番と等しくなるとは限らない。しかし、このバージョンなら大丈夫。


「色光線錯視」1)

一様な白い背景上を赤色の線が斜めに走って見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2001

1) 北岡明佳 (2001) 錯視のデザイン学(7):工学的にはとらえきれない幻の光知覚 日経サイエンス, 31(8), 66-68.


「色光線錯視2」1)

一様な白い背景上を黄色の線が斜めに走って見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2001

1) 北岡明佳 (2001) 錯視のデザイン学(7):工学的にはとらえきれない幻の光知覚 日経サイエンス, 31(8), 66-68.


「色光線錯視3」1)

一様な白い背景上を緑色の線が斜めに走って見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2001

1) 北岡明佳 (2001) 錯視のデザイン学(7):工学的にはとらえきれない幻の光知覚 日経サイエンス, 31(8), 66-68.



「色光線錯視4」

一様な黒い背景上を青色の線が斜めに走って見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2008 (August 30)


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