立命館大学 総合心理学部 学部ポータル 人間科学研究科 SPSS入門

対応のあるサンプルの t 検定


対応のあるサンプルとは,一人の学生に 2つのテストを行った場合のように,変数間に相関があるデータです。

  1. 国語の得点と数学の得点に差があるかどうかを検定します。



  2. 平均値の比較から対応のあるサンプルの場合を選択します。



  3. 国語と数学を選択し,対応のある変数ボックスに挿入します。



  4. OK ボタンをクリックすると,統計量と検定結果が表示されます。




2変数間の差の検定

  1. 対応のあるサンプルについて,平均値を比較することは,平均値の差が 0 であるかどうかを検定することと同じです。

    国語と数学との差を計算し,1サンプルの t 検定を行います。



  2. 得点差 (国語 - 数学) を検定変数ボックスに挿入します。検定値は 0 です。



  3. 標準誤差,t 値,自由度は対応のあるサンプルの t 検定と同じ結果になります。