立命館大学 総合心理学部 学部ポータル 人間科学研究科 SPSS入門

交互作用の分析 (分散分析で 1変量の方法を用いた場合)


ここでは,シンタックス・エディタを使って,コマンドを編集していますが,メニュから選択しても実行できます。

factor_a の各水準における factor_b の主効果 (factor_b の単純主効果)

factor_a の水準ごとに 1要因の分散分析を行い,factor_b の主効果について検定します。

  1. 以下のようなコマンドを,データ -> ケースの選択,および,分析 -> 一般線形モデル -> 1変量 からシンタックス・エディタに貼り付けて作成します。

    USE ALL から始まるケース選択の部分では,ラベルに関するコマンドと書式に関するコマンドを削除してあります。

    COMPUTE 文の factor_a = 1 の部分を 2 とすれば,factor_a の 2番目の水準におけるデータについて分析が実行されます。



  2. factor_a の 1番目の水準における factor_b に関する分散分析の結果を示します。分散分析の結果に 「被験者間効果」 と記述されていますが,実際には,被験者内の効果を検定しています。



  3. その後の検定 (POSTHOC) が含まれているので,多重比較の結果が表示されます。


factor_b の各水準における factor_a の主効果 (factor_a の単純主効果)

factor_b の水準ごとに 1要因の分散分析を行い,factor_a の主効果について検定します。

  1. factor_a の場合と同じように,データの選択と,facotor_a に関する分散分析に関するコマンドを作成します。

    USE ALL から始まるケース選択の部分では,ラベルに関するコマンドと書式に関するコマンドを削除してあります。

    COMPUTE 文の factor_b = 1 の部分を 2 あるいは 3 とすれば,factor_a の 2番目,3番目の水準におけるデータについて分析が実行されます。



  2. factor_b の 1番目の水準における factor_a に関する分散分析の結果を以下に示します。分散分析の結果に 「被験者間効果」 と記述されていますが,実際には,被験者内の効果を検定しています。