立命館大学 総合心理学部 学部ポータル 人間科学研究科 SPSS入門

被験者内要因が 2つの場合 (1変量)


データ


分析

  1. 一般線形モデルの 1変量を選択します。



  2. data を従属変数ボックスへ,factor_a と factor_b を固定因子ボックスへ,subject を変量因子ボックスへ,それぞれ,挿入します。



  3. モデルボタンをクリックして,ユーザーによるモデルの指定を選択します。factor_a, factor_b, subject の 主効果,factor_a と factor_b, factor_a と subject, factor_b と subject の交互作用を指定します。



  4. その後の検定ボックスに factor_b を挿入し,REGWQ 法を選択する。



  5. 貼り付けをクリックし,シンタックスエディタを開きます。ここで,事後検定の設定 (POSTHOC) を変更する必要があります。



  6. factor_b と subject の交互作用が factor_b の主効果についての誤差項です,facotor_b に関する POSTHOC の誤差項として factor_b*subject を指定します。


出力

  1. 分散分析の結果が示されています。分散分析の結果に 「被験者間効果」 と記述されていますが,実際には,被験者内の効果を検定しています。

    各効果の誤差項が適切に選択されています。factor_a の主効果が F(1, 4) = 8.1, MSE = 2.1,factor_b の主効果が F(3, 12) = 6.0, MSE = 1.1, factor_a と factor_b の交互作用が F(3, 12) = 7.1, MSE = 1.4 です。



  2. その後の検定を設定したので,factor_b に関する多重比較の結果が示されています。

    factor_b の各水準における平均値を比較するときの誤差項は,factor_b*subject です。