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北岡明佳のクラス・心理学第5実験実習室 → 4月30日より心理学第6実験実習室

2009年4月15日より

注・このページは大学の公式ページではありません。公式ページはオンラインシラバスです。

心理学専攻の学生数は1学年の人数が多いので、学生も教員も木曜3限か4限に固定で割り当てられます。受講者は前期・後期と別の教員の実験実習を受講します。この実験実習とは別に、ゼミはゼミで別に卒業研究としての研究を3回生から実施できますので、各教員と相談して下さい。 


シラバス(2006年度の特殊実験のシラバスを順次改変)

前期
講義タイトル 講義内容・ダウンロード資料
1
特殊実験とは

特殊実験とは
2
一人で目的・方法・結果・考察を備えた論文を作るには


 文献の探し方

  
CiNii (サイニイ)(国立情報学研究所) ・・・日本語の論文や研究抄録を探す。
                              クズ文献を拾う可能性に注意。

  
PsychINFO (心理学専攻が購入) ・・・ 英語論文を探す。英語アブストラクトのある日本語論文も探せる。
                             学外からはアクセスできない(と思う)。

  PubMed (パブメド)(NIH) ・・・知覚心理学や神経生理学の英語論文を探す。研究者には必須。
                          ただし、高次の心理現象を扱う論文は検索に引っかからない。
                          もちろん、日本語論文も検索されない。

  
Find e-Journal (立命館大学) ・・・立命館大学が契約していてダウンロードできる論文を
                               ジャーナル名から探す。日本語ジャーナルもOK。

  心理学関連リンク (心理学専攻) ・・・ いろいろなリンクがあって便利。

  Webcat (ウェブキャット)(国立情報学研究所) ・・・ 全国の図書館のジャーナルや本の所蔵状況がわかる。

  RUNNERS (ランナーズ)(立命館大学図書館) ・・・ 学内の蔵書がわかる。

  
Google (グーグル) ・・・ かなりレベルの高い検索をしてくれる。ただし、クズ文献を拾う可能性も高い。

  Google Scholar ・・・私が使ってみたところでは、まだまだ完成度が低い。Google検索の方がマシ。



 知覚心理学でよく利用するジャーナル

  日本語ジャーナル  心理学研究 (図書館1F雑誌コーナーに冊子体がある)
               心理学評論 (図書館1F雑誌コーナーなどに冊子体がある)
               基礎心理学研究 (文献資料室に冊子体がある)
               認知心理学研究 (文献資料室に冊子体がある)
                (上の4誌は、PDFのダウンロードはできないようである)

               VISION(視覚学会誌)(論文PDFをこのページからダウンロードできる)

  英語ジャーナル  Perception Vision Research Journal of Vision
              (上の3誌は論文を各サイトからダウンロードできる)

              Perception & Psychophysics Nature Science
              (この3誌は論文がわかっていればダウンロードできる)

2 グラフィックスの基礎1
<形の錯視>


幾何学的錯視のカタログ

幾何学的錯視図形の作成の練習

3 グラフィックスの基礎2
<色の錯視>


色の錯視図形の作成 (配布プリント)



色の錯視のカタログ(知覚心理学講義用)

北岡明佳 (2008) 色の錯視いろいろ (京都工芸繊維大学・大学院・講演・2008年7月8日(火)) 発表に使用したウェブページ


進出色・後退色と膨張色・収縮色の説明ページ


JIS 標準色票 (JIS Z 8721)

例: あざやかな赤なら、5R 4/14 と表す。



色彩輝度計


CIE色度図

4 グラフィックスの基礎3
<静止画が動いて見える錯視>


1. 時間遅れによるもの



立命館心理の錯視
(動く錯視)

その発見経緯のページ

その論文
Kitaoka, A. and Ashida, H. (2007) A variant of the anomalous motion illusion based upon contrast and visual latency. Perception, 36, 1019-1035.





2. 錯視的斜線によるもの


ワードで作ってみよう →  そのワードファイル

縞模様コードの錯視

北岡明佳 (2005) 目の冒険・錯視の話D 自分で作って「傾く」「動く」 朝日新聞, 2005年7月31日発行 be on Sunday, p7.


参考 Yジャンクションの錯視
(こちらの方が錯視量が多いが、ベジェ曲線の操作が必要である)



(ベジェ曲線 説明ファイル



3. 動きの方向がパターンによって決まっているもの

ワードで作ってみよう →  そのワードファイル
(左右に動いて見える錯視)


ワードで作ってみよう ↓

(クリックすると拡大する)
(リングが回転して見える錯視)



最適化型フレーザーウィルコックス錯視の分類

5 レポート作成模擬演習
ムンカー錯視の測定を行なって、「論文」を作成する演習


ムンカー錯視・・・上半分では、同じ赤が左はオレンジに右はマゼンタ(明るい赤紫)に見える。下半分では、同じ緑が左は黄緑に右はシアン(明るい青緑)に見える。

ムンカー錯視測定プログラム(調整法)

下記の論文を引用する。
Munker, H. (1970) Farbige Gitter, Abbildung auf der Netzhaut und übertragungstheoretische Beschreibung der Farbwahrnehmung. Habilitationsschrift, Ludwig-Maximilians-Universität, München.


参考

教学の手引き(2008年度版)PDF

心理学基礎実験実習の手引き(2009年度版)(このページからPDFをダウンロード)


ムンカー錯視の説明ページ

6 構想発表
-

7 実験実習1 -
8 実験実習2 -
9 実験実習3 -
10 実験実習4 -
11 実験実習5
Mさん用 ムンカー錯視測定プログラム(調整法)
<2006/6/21>

Hさん用 遠隔色同化(並置混色)と遠隔色対比の境目測定プログラム(恒常法)
<2006/6/27>
new !

Mさん用 エビングハウス大きさ錯視測定プログラム(調整法)
<2006/6/27>
new !

12 実験実習6
Fさん用 ボールドウィン錯視実験プログラム(調整法)
(膨張色とボールドウィン錯視の関係)
<2004/12/9>

Kさん用 ウェイト・マッサロ錯視実験プログラム(調整法)
(膨張色とウェイト・マッサロ錯視の関係)
<2004/12/16>

Aさん卒論用 ウェイト・マッサロ錯視実験プログラム(調整法)
(明るさとウェイト・マッサロ錯視の関係)
<2006/12/11>

Iさん用 色の対比と大きさ錯視(調整法)
<2004/12/16>

Mさん用 ミュラー・リヤー錯視の測定(調整法)
(矢羽を上のみ、下のみができる)
<2004/12/17>

Nさん用 明るさの対比実験プログラム(調整法)
(明るさ対比の測定)
<2004/12/17>

13 実験実習7
Oさん用 ログビネンコ錯視の測定(調整法)
(下記画像ファイルをc:\のフォルダに入れておく。好きなフォルダに入れてもよい。その場合はプログラムでそのフォルダを指定する。logvinenko1.bmpが標準のもの、logvinenko2.bmpが菱形の灰色が25%のもの。自分でファイル名を書き換えて、そのファイルを呼び出して下さい。)
logvinenko1.bmp
logvinenko2.bmp
<2005/1/7>

Izさん用 ポッゲンドルフ錯視の測定(キャンセル法)
<2005/1/7>

14 実験実習8 -
15 実験実習のまとめ -

膨張色・収縮色がミュラーリヤー錯視に及ぼす効果を測定するウインドウズプログラム

2002年度の知覚心理学の講義の立体視のファイル(混色の図の立体視は最後のページ)

マッハの本の視点からのミュラーリヤー錯視研究用ウインドウズプログラム

Nさん用 オボナイ錯視実験プログラム(調整法)

Aさん用 ボールドウィン錯視実験プログラム(調整法)

Yさん用 明るさの対比実験プログラム(調整法) 

グラフィックスは Microsoft Word の図形描画を習得します。ワープロのおまけソフトですが、錯視図形作りには十分です。


参考書

松田隆夫著 知覚心理学の基礎 培風館 2000   正誤表

まずはお薦め。


松田隆夫編 心理学概説 培風館 1997

心理学の概論書ですが、これでもOK。


松田先生の「視知覚」と大山先生の「視覚心理学への招待」

このくらいは読みたい。


北岡の「トリックアイズ」

いきなり応用図形が並ぶので、基礎の勉強には向かないかも。


北岡の「トリック・アイズ グラフィックス」

錯視のカタログが充実していて役に立つ。(写真は色の錯視のカタログ)


錯視の科学ハンドブック

幾何学的錯視に偏っているきらいはあるが便利。


北岡の心理学概説書

心理学の概説書としては異例の錯視だらけの本


今井先生の錯視の本と椎名先生の錯視の本

なぜこのいい本が本屋で手に入らない??


Gregory先生のベストセラーとNinio先生の錯視の本

外国では錯視の好きな人が多く、書物も多いです。


大山先生の色の本と金子先生の色の本

なぜこのいい本が本屋で手に入らない??


下條先生の立体視の本と中溝先生の立体視の本

なんでこんな専門的な本が売れるのだかわからない。


参考 motion line(あるいはspeed line)のある仮現運動

「素振り」

手が左右に動くように見える。speed line(日本語では「オバケ」と言うらしい)付きの仮現運動である。

Copyright Akiyoshi .Kitaoka 2006 (March 2)


北岡の研究発表のダウンロード (英語論文のみ)


2006年度の北岡担当の特殊実験のページ
2004年度の北岡担当の特殊実験のページ
2003年度の北岡担当の特殊実験のページ


北岡の講義のページ