2009年12月26日より



「アイラインを付けると目が大きく見える効果のデモ」

デルブーフ錯視・内円の過大視の仲間だと思ったのだが、あれってそんなに錯視量は大きくなかったような・・・

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (October 11)

Thanks to Abe sensei




「黒目の上だけにアイラインを付けても目が大きく見える効果のデモ」

黒目の位置がズレるとダメだぞ(右端)。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (October 12)



「阿部の領域誤認効果(パンダの目効果)・人間版」

パンダの目は目の周りの縁取りのせいで大きく見える。この図では、黒目は左右の顔で同じ大きさであるが、右の顔の黒目が大きく見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (October 6)

文献

阿部恒之・佐藤智穂・遠藤光男 (2009) 目の大きさ知覚に及ぼすアイシャドーの効果-まぶたの陰影の位置・範囲・濃さを操作した実験的検討- 日本顔学会誌, 9, 111-118.

阿部の領域誤認効果(パンダの目効果)

パンダの目は目の周りの縁取りのせいで大きく見える。

Copyright Tsuneyuki Aber 2010
from Tsuneyuki Abe, Tohoku University, Sendai, Japan, October 6, 2010

阿部恒之先生


顔の錯視の講演(日本心理学会・2010年9月)です。

Symposium "Multiphasic approaches to elucidate face perception"
Japanese Psychological Association, the 74th Conference
September 20, 2010, 15:30-17:30, Osaka University

Face illusions

Akiyoshi Kitaoka (Ritsumeikan University)

since September 16

Abstract: Visual illusion or optical illusion includes geometrical illusion, color illusion, brightness/lightness illusion, motion illusion, visual completion, trompe l’oeil, etc. Here I introduce a new category "face illusion" and demonstrate a variety of facial phenomena that should be listed in this category.  

Kitaoka, A. (2010) Face illusions. Talk in the symposium "Multiphasic approaches to elucidate face perception", Japanese Psychological Association, the 74th Conference, September 20, 2010, 15:30-17:30, Osaka University. new!

Click Presentation (html)




「顔の正方形」

左図では正方形の顔の輪郭が顔の上下に長く見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (September 18)


「トンプソン先生の『太っちょ顔がやせて見える錯視』の研究・その1(グラフィックスで再現)」

2010年にフロリダで行なわれた第6回国際錯視コンテストにトップ10入りしたピーター・トンプソン先生の新型錯視「太っちょ顔がやせて見える錯視」(fat face thin illuision)を調べてみた。トンプソン先生の図は実際の人物の写真のため日本文化的には肖像はいじりにくいので、グラフィックスで人物を描き起こした(A)。それをさかさまにすると、正立顔のオリジナルよりは少し細面に見える(B)。太っちょでなくてもよろしいようで。Aの人物を太らせてみた(C)。Cでは顔の輪郭のみ拡大して描いており、その他は拡大された輪郭に隠される部分を除きAと同じである。太っちょというより腎臓が悪そうな顔になったが、絵なので気にしないことにする。これをさかさまにするとDとなる。ずいぶん太っちょ感が減ったように見える。以上、「太っちょ顔がやせて見える錯視」をグラフィックスで再現することに成功した。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (July 25)

「トンプソン先生の『太っちょ顔がやせて見える錯視』の研究・その2(陰影の効果)」

トンプソン先生のオリジナル図にならって、「トンプソン先生の太っちょ顔がやせて見える錯視の研究・その1(グラフィックスで再現)」では人物の顔の輪郭に陰影をつけた。陰影がなければどうか。陰影がなくてもDはCよりもやせて見える。ということは、この錯視には陰影が決定的役割を果たしているわけではないということになる。ただし、陰影があるともっとスマートに見える(その1のDとその2のDの比較)から、陰影もある程度この錯視に貢献している。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (July 25)

「トンプソン先生の『太っちょ顔がやせて見える錯視』の研究・その3(顔のパーツの効果)」

顔の錯視なら顔のパーツが重要かもしれない。目と口と鼻を取ってのっぺらほうにしてみた。結果としては、陰影つきでもなしでも、さかさま顔はやせて見えるようだ。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (July 25)

「トンプソン先生の『太っちょ顔がやせて見える錯視』の研究・その4(顔以外の部分の効果)」

この錯視は顔だけでも起こるのか。ということを調べてみたら、顔だけで起こることがわかった。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (July 25)

「トンプソン先生の『太っちょ顔がやせて見える錯視』の研究・その5(さかさ絵)」

この錯視はさかさ絵にして倒立顔が正立顔に見えれば起きないのか。ということを調べてみたら、さかさ絵にしてもDはCよりも細い感じがするから、この錯視が顔特有の錯視であることは怪しい? あるいは、顔の下半分で起こる錯視? 実は、顔の上半分が過小視して見える顔倒立効果??

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (July 28)

「トンプソン先生の『太っちょ顔がやせて見える錯視』の研究・その6(ただの幾何学的錯視?)」

この錯視は顔の下半分の輪郭だけで決まっている幾何学的錯視である可能性もある。ということを調べてみたら、あんまりそんな感じはしない。やっぱり顔特有の錯視?

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (July 25)





「顔の正方形」

正方形の顔の輪郭が顔の上下に長く見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2010 (April 3)


「眉による目の傾き錯視」

下がり眉(AU1)だと吊り目に見え、上がり眉(AU2)だとタレ目に見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (December 28)

そういうのって顔の錯視?


「目と口の回転」

顔のように見える。3つの顔が楽しめる。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (December 28)

そういうのって顔の錯視?


「カサーティ侯爵夫人風顔ガクガク錯視」

こうして見ると、元祖の手法の方が錯視量が多いかもしれない。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2009 (December 26)


顔の錯視6

顔の錯視5

顔の錯視4

顔の錯視3

顔の錯視2

顔の錯視


 北岡明佳の錯視のページ