--------------------------------------------------------------------- 日本知能情報ファジィ学会 脳と知覚研究部会 第10回 研究講演会 平成20年度 第1回 関西支部例会 開催案内 日本知能情報ファジィ学会「脳と知覚研究部会(BP研究部会)」では,この 度,次のような研究講演会を開催することとなりました. 当研究会の講演会では,研究発表はもちろんのこと,会議報告,論文紹介, 実験紹介なども積極的に行い,課題議論や調査研究,アイディア提言の紹介 などにも研究会の主軸を置いています.したがいまして,研究勉強会の色彩 が濃い研究会となっています. どうぞ,皆様方の積極的なご参加をお待ち申し上げております. ■主 催:日本知能情報ファジィ学会 脳と知覚研究部会(BP研究部会) ■共 催:日本知能情報ファジィ学会 関西支部 ■開催日:2008年7月24日(木) 14:00 〜 18:00 ■会 場:関西大学 千里山キャンパス 先端科学技術推進機構 2F 会議室 http://www.kansai-u.ac.jp/Guide-j/mapsenri.html ■交 通:阪急電鉄千里線「関大前」駅下車,徒歩約5分 http://www.kansai-u.ac.jp/Guide-j/access.html ■参加費:無料 ■講 演:講演1:14:15〜15:30 「fMRI順応を用いたヒト運動視関連領野の研究」 蘆田 宏(京都大学) fMRIは非侵襲的に脳内活動の様子を知ることができる有用な手法で あるが,空間解像度はせいぜい数mmであり,特定領野内に重なるよ うに存在する異なる神経メカニズムを分離するのが困難である. fMRI順応法はその解決法の一つで,BOLD信号の選択的順応を用いて 機能の分化を推測できる.ここでは、演者を含むRoyal Holloway (UK)のグループが行ってきたfMRI順応を用いた運動視に関連する研 究について紹介したい. 講演2:16:00〜17:15 「ファジィ知覚と錯視」 北岡 明佳(立命館大学) 「ファジィ知覚」というものを考えると,真っ先に思いつくのが 「錯視」である.錯視とは,実在する対象の真の性質とは異なる視 知覚のことである.その「誤った知覚」というイメージがファジィ 特性を想像させるのであるが,実は錯視はファジィ知覚と呼ぶには ふさわしくない.なぜなら,錯視は,それが間違いだと知らされて も,その知覚が訂正不可能だからである.つまり,対象と知覚が安 定して対応しているので,錯視はファジィ知覚ではないのである. 実は、ファジィ知覚と呼ぶのにふさわしい現象は,不可能図形と反 転図形というだまし絵の仲間である. ■見学会:関西大学 学術フロンティア・センター設備見学:17:30〜18:00 (学術フロンティア・センター2階,計算機システム工学研究室) ■懇親会:18:30 〜 (関大前駅近辺) ■問合先:脳と知覚研究部会 代表幹事 関西大学 総合情報学部 林 勲 〒569-1095 大阪府高槻市霊仙寺町 2-1-1 tel: 072-690-2448