恒常

since December 2014


「二色法による色の錯視の例」

左の旗は白地に赤文字でRとRITSUMEIKANと書かれているように見え、右は赤地に白抜きでそのように書かれているように見えるが、この画像はすべてシアン色(赤の反対色)の画素でできていて、画素としては赤みはない。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (Janyary 16)



「加法的変換による色の錯視の例」

左の旗は白地に赤文字でRとRITSUMEIKANと書かれているように見え、右は赤地に白抜きでそのように書かれているように見えるが、この画像はすべてシアン色(赤の反対色)の画素でできていて、画素としては赤みはない。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (Janyary 16)




原図



「二色法によるカラーチェッカー」

黄色い正方形や色票があるように見えるが、この画像はすべて青の色相でできている。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (Janyary 11)


「二色法によるカラーチェッカー 2」

水色の正方形や色票があるように見えるが、この画像はすべて赤の色相でできている。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (Janyary 11)



元の画像


「三色法によるひまわり」

ひまわりの花びらが黄色に見えるが、この画像のすべてのピクセルのRGBはBがRとGよりも大きいか同じである。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (Janyary 11)


「三色法による四国の特急」

電車と駅名表示版のラインが水色に見えるが、この画像のすべてのピクセルのRGBはRがGとBよりも大きいか同じである。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (Janyary 11)



「二色法による四国の特急」

電車と駅名表示版のラインが水色に見えるが、この画像はすべて赤の色相でできている。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (Janyary 10)



元の画像



「二色法による横浜中華街」

「P」と「中華街」の背景が青く見えるが、この画像はすべて黄の色相でできている。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (Janyary 10)




元の画像



「二色法による蓮の花」

蓮の花がピンクに見えるが、この画像はすべて緑の色相でできている。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (Janyary 10)




元の画像



「二色法によるひまわり」

ひまわりの花びらが黄色に見えるが、この画像はすべて青の色相でできている。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (Janyary 10)




元の画像



「二色法によるテレホンカード式公衆電話とグリーン車のマーク」

電話とグリーン車のマークが緑色に見えるが、この画像はすべてマゼンタ(赤紫)の色相でできている。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (Janyary 10)




元の画像



「二色法によるベオグラードの赤い電車」

電車の車体が赤く見えるが、この画像はすべてシアン(水色・青緑)の色相でできている。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (Janyary 10)




元の画像


「加法的二色法によるセルビアの電車」

電車が青く見えるが、この画像はすべて赤の色相でできている。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (Janyary 5)



つくり方

元の画像

赤とシアンの2色化画像 (メモ redcyan_change.exe)

これにシアン味が消えるまで赤を加える(加法的色変換)。この画像の場合は65%の透明度で処理した。


(参考値)


「ランドの二色法(のRGB版)によるセルビアの電車・改良版」

電車がわずかに青く見えるが、この画像は赤の色相でできている。

(メモ redcyan_change.exe)

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2015 (Janyary 5)


下図に赤65%の乗法的変換をしたものと同じ


「ランドの二色法(のRGB版)によるセルビアの電車」

電車がわずかに青く見えるが、この画像は赤の色相でできている。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 30)


元の画像


加法的色変換(255, 100, 0 の色を60%の透明度で合成)による色の錯視(電車は青く見えるが赤あるいはオレンジの色相である)

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 30)


「ランドの二色法(のRGB版)による色の対比錯視」

ランドの2色法のデモ。Original以外の画像はすべて赤の色相の色と灰色でできているが、青みが感じられる箇所があるというもの。乗法型の色変換とも言えないし、加法型の色変換とも言えないし、折衷タイプの色の対比錯視という感じ。

参考文献
「Land の2色法」のデモ by Ichiro Kuriki on Feb.26, 2002
http://www.vision.riec.tohoku.ac.jp/ikuriki/Land_two_color/Land_two_color-j.html

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 30)


「ランドの二色法(のRGB版)による色の対比錯視 2」

ランドの2色法のデモ。Original以外の画像はすべてシアンの色相の色と灰色でできているが、赤みが感じられる箇所がある



「水色のように見えるところの色相は赤」

下の画像に RGB = 255, 0, 0 の色フィルターを透明度 50% で掛け合わせた画像である。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 29)



(オリジナル画像)

自分用メモ
multiplicative_color_change01.exe (乗法的色変換のプログラム)




「水色のように見えるところの色相はほとんど灰色の赤」

下の画像に RGB = 255, 0, 0 の色フィルターを透明度 50% で掛け合わせた画像である。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 29)



右目は赤みがかって見えるが、左目と同じ青緑色である。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 29)


右目は青みがかって見えるが、左目と同じ灰色である。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 29)


before


after


「加法的色変換の逆変換のプログラムによる立命館大学のツツジの写真の復元」

オリジナルのツツジの写真にかぶらせた色は RGB = 255, 250, 150 で透明度50%だったので、 RGB = 255, 251, 151 で透明度53% の計算結果は精度が高く、また復元された絵も満足するべき出来だと思う。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 21)

自分用メモ
 additive_color_inverse01.exe (加法的変換の逆変換のプログラム)

additive_color_change01.exe (加法的変換のプログラム)



after(改良版プログラム additive_color_inverse01.exe で透明度の正確さがアップ)

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 23)


before


after

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 22)

original

この図と RGB = 220, 220, 150 の色の一様な面を 20% の透明度で合成した図が before の図である。推定された加法色は RGB = 237, 240, 148 で 27% の透明度であった。数値的には近いと言えば近いが、さすがにオリジナルと同程度のクオリティにはならなかった。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (October 25)


 additive_color_inverse01.exe 使用

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 22)




after (2014年12月23日に北岡が制作した additive_color_inverse02.exe を適用)

オリジナルの図と RGB = 220, 220, 150 の色の一様な面を 20% の透明度で合成した図が before の図である。推定された加法色は RGB = 219, 222, 137 で 21% の透明度であった。数値的には version 1 よりは近づいたが、まだ少し不満。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 23)


after (2014年12月23日に北岡が制作した additive_color_inverse02.exe を適用し、maxとminの理論値を打ち込んで計算したもの)

オリジナルの図と RGB = 220, 220, 150 の色の一様な面を 20% の透明度で合成した図が before の図である。推定された加法色と透明度は正しく算出されたが、画像には少し不満。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 24)




●自分用メモ・・・画像復元の目的だけならもっとクオリティの高いアルゴリズムが市販されていた。 <2014年12月23日>

before


after (Adobe Photoshop CS4 「イメージ → 自動トーン補正」を適用)

(オリジナルより若干鮮やかさが弱い程度で、ほぼオリジナル通りに復元)


after (Corel PhotoPaint X4「調整 → 自動調整」を適用)

(オリジナル画像より鮮やかで、記憶像に近い)


after (2014年12月21日に北岡が制作した additive_color_inverse01.exe を適用)

(上記2つの市販ツールに比べて大いに見劣りがする)


after (2014年12月23日に北岡が制作した additive_color_inverse02.exe を適用)

(version 1 よりは改善されたが、まだ市販品に負けている)
Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 21)


(参考)original 再掲

上の画像と RGB = 220, 220, 150 の色の一様な面を 20% の透明度で加法的に合成すると、下の画像となる。

(参考)before 再掲



●自分用メモ・・・変換後のファイルが非圧縮ファイルであれば完全に復元できることを確認 (2014年12月28日)

自分用メモ
 additive_color_inverse01bmp.exe (加法的変換の逆変換のプログラム、BMP版)
additive_color_change02.exe (加法的変換のプログラム、BMP版)


before(bmpファイルを劣化させたもの)

(bmpファイルですが、ホームページビルダーで貼り付けた時点でjpg化しています。BMPファイルが必要な場合はこちら→ http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/hakusan04-D8E_8035-220-220-150-20per.bmp


after (上のBMP画像に 2014年12月21日に北岡が制作した additive_color_inverse01BMP.exe を適用)

(bmpファイルですが、ホームページビルダーで貼り付けた時点でjpg化しています。BMPファイルが必要な場合はこちら→ http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/hakusan04-D8E_8035-220-220-150-20per-after.bmp
満足するべき復元レベルであった。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 28)


(参考)original 再掲(ただしBMPファイル)

(bmp画像です、ホームページビルダーで貼り付けた時点でjpg化しています。BMPファイルが必要な場合はこちら→ http://www.psy.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/hakusan04-D8E_8035.bmp

上の画像と RGB = 220, 220, 150 の色の一様な面を 20% の透明度で加法的に合成すると、テストした劣化の画像となる。


before


after

 additive_color_inverse01.exe 使用

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 21)


before

after

 additive_color_inverse01.exe 使用

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 21)


before


after

 additive_color_inverse01.exe 使用

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2014 (December 22)


北岡明佳 (2011) 色の錯視いろいろ (2) 色の恒常性と2つの色フィルタ 日本色彩学会誌, 35(3), 234-236.


色の恒常性 2

色の恒常性 1


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