東京大学「錯覚展」の展示作品候補

2005/6/30


「蛇の回転」

勝手に回転して見える。

Copyright A.Kitaoka 2003 (September 2, 2003)


「キャンデー」

リメーク版

真ん中を見ながら目を近づけたり遠ざけたりすると、リングが回転して見える。

Copyright Akiyoshi .Kitaoka 2005 (June 29)


「ブラウン運動」

うごめいて見える。

Copyright A.Kitaoka 2004 (April 17, 2004)

高校生のみなさんへ: 本当のブラウン運動(Brownian motion)はこんなのではありません。


「サクラの回転」

(リメーク版)

サクラの花びらのリングが回転して見える。外側は反時計回り、内側は時計回りである。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (1/26)


「神経回路」

中心を見ながら目を近づけたり遠ざけたりすると環状の星の配列がお互いの反対方向に回転して見える。

Copyright A.Kitaoka 2000
(c)北岡明佳 2002 「トリックアイズ」 (カンゼン刊)


「卯図巻きメガネ2」

中のリングが回転して見える。

Copyright A.Kitaoka 2004 (6/29)


「回転色タマゴ」

1024 × 768 ピクセル

リングが回転して見える。

Copyright A.Kitaoka 2005 (3/17)


「秋の沼」
(リメイク版)

中の正方形領域が動いて見える。

Copyright A.Kitaoka 2000, 2003
(c)北岡明佳 2002 「トリックアイズ」 (カンゼン刊)


「保護色」

中の領域が動いて見える。

Copyright A.Kitaoka 2004 (7/16)


「さくらんぼの詰め合わせ」

中の領域が動いて見える。

Copyright A.Kitaoka 2002 (July 12, 2002)
(c)北岡明佳 2002 「トリックアイズ」 (カンゼン刊)

このパターンを使った錯視作品


「コンピュータワーム」

虫が動いて見える。

Copyright A.Kitaoka 2005 (April 19)


「ピンボケ」

内側のぼやけた市松模様が動いて見える。

Copyright A.Kitaoka 2001


「サクラソウの畑」

背景の市松模様はすべて正方形だが、波打って見える。

Copyright A.Kitaoka 2002
(c)北岡明佳 2002 「トリックアイズ」 (カンゼン刊)


「コメの波」

波打って見える。

Copyright A.Kitaoka 2004 (5/1)


「どんぐらこっこ」

どんぐりが波打って見える。

Copyright A.Kitaoka 2004 (April 19, 2004)

どんぐりころころとはいかないなあ・・・


「旗」

すべて正方形でできているが、はためいて見える。

Copyright A.Kitaoka 1998
(c)北岡明佳 2002 「トリックアイズ」 (カンゼン刊)


「海底2」

ゆらゆら見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (April 15)


「カーテン」

カーテンが風にゆられているように見える。

Copyright A.Kitaoka 2004 (5/1)


「花火」

花火が開くように見える。

Copyright A.Kitaoka 2005 (April 26)


「エイリアンの卵」

卵が膨らむように見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (May 19)



「クラゲ」

1024 × 768 ピクセル

それぞれのクラゲが拡大して見える。

Copyright A.Kitaoka 2003

BMP file (kurage.bmp / 2.3MB)


「パンジー拡大錯視」

パンジーの花が拡大して見える。

2005年5月21日

比叡山ガーデンミュージアムにて


「ローラー」

ローラーが回転しているように見える。

Copyright A.Kitaoka 2004 (April 20, 2004)


「悟りの窓」

青あるいは緑の格子に描いた黒点がオレンジ色あるいは赤に光って見える。黄色説もあり。

Copyright A.Kitaoka 2005 (April 25)


「光る菊」

菊の花の中心が光って見える。

Copyright Akiyoshi.Kitaoka 2005 (April 5)


「竹の子」

竹の子のリングが拡大して見える。別の錯視として、中心を見ながら図に目を近づけると緑味が増し、目を遠ざけると赤味が増す。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2005 (April 6)


「神経細胞の発火」

濃い灰色の円から×のような光が発するように見える。

Copyright A.Kitaoka 2004 (6/18)


「音楽」

自由に目を動かしていると、白い円の中に黒いドットが現れたり消えたりするように見える(きらめき格子錯視*1)。一方、中心を見つめていると白い円が見えなくなる(ディスク消失錯視*2,*3,*4)。

Copyright A.Kitaoka 2002 (December 28, 2002)
(c)北岡明佳 2003 「トリックアイズ2」 (カンゼン刊)

*1For the scintillation grid illusion, see:

Schrauf, M., Lingelbach, B., Lingelbach, E., Wist, E.R. (1995) The Hermann grid and the scintillation effect. Perception, 24, suppl. 88-89
--- Actually the third author Elke Lingelbach discovered the effect.
Schrauf, M., Lingelbach, B., Wist, E.R. (1997) The scintillating grid illusion. Vision Research, 37, 1033-1038.
Institut fur Augenoptik Aalen --- Click "Taushungen" (illusions).

*2For the vanishing disk illusion, see:

McAnany, J. J., & Levine, M. W. (2002). The vanishing disk; a revealing quirk of the scintillating grid illusion [Abstract]. Journal of Vision, 2(7), 204a, http://journalofvision.org/2/7/204/, DOI 10.1167/2.7.204

*3For the vanishing disk illusion, I think that Ninio and Stevens's paper might be the first report:

Ninio, J. & Stevens, K. A. (2000). Variations on the Hermann grid: an extinction illusion. Perception, 29, 1209-1217.

*4For the vanishing disk illusion, they published the paper in Vision Research, where they called this phenomenon "blanking": new ! <June 16, 2004>

McAnany, J. J., & Levine, M. W. (2004). The blanking phenomenon: a novel form of visual disappearance. Vision Research, 44, 993-1001.

「あさがお」

しばらく見ていると、見ているところ以外の黄色のドットが消失して見える。

Copyright A.Kitaoka 2003


「ワープ」

真ん中を見ていると、星がまたたいて見える。

Copyright A.Kitaoka 2003
(c)北岡明佳 2003 「トリックアイズ2」 (カンゼン刊)


「渦巻きアンパン」

灰色の線は同心円なのだが渦巻きに見える。

Copyright A.Kitaoka 1998
(c)北岡明佳 2002 「トリックアイズ」 (カンゼン刊)


「冬将軍」

ドットは同心円配列なのだが渦巻きに見える。

Copyright A.Kitaoka 1998


「回転渦巻き錯視」

渦巻き錯視図形が回転して見える。この図で渦巻き錯視とは、灰色の同心円が渦巻きのように見えることである。

Copyright A.Kitaoka 2005 (April 15)


「膨らみの錯視」

市松模様の床が膨らんでこちらにせり出しているように見えるが、物理的にはすべて正方形で描かれており、感じられる丸みは錯視である。

Copyright A.Kitaoka 1998


「クッション」

すべて長方形か正方形でできているが、丸みや立体感が感じられる。

Copyright A.Kitaoka 1998
(c)北岡明佳 2002 「トリックアイズ」 (カンゼン刊)


「カメ」

垂直・水平のエッジが傾いて見える。

Copyright A.Kitaoka 1999


「水路」

平行な水路が交互に傾いて見える(上から左・右・左・右)。水も左右に動いて見える。

Copyright A.Kitaoka 2005 (February 15)


「赤の渦巻き」

赤紫がかった赤い螺旋とオレンジ色がっかった赤い螺旋があるように見えるが、どちらも同じ赤である。

Copyright A.Kitaoka 2002
(c)北岡明佳 2002 「トリックアイズ」 (カンゼン刊)


「緑の渦巻き」

黄緑の螺旋と青緑の螺旋があるように見えるが、どちらも同じ緑である。

Copyright A.Kitaoka 2002
(c)北岡明佳 2002 「トリックアイズ」 (カンゼン刊)


「酒井の色の対比」

上の正方形の列は同じ灰色に見えるが、左の5つの正方形と右の5つの正方形を入れ換えて下の列に並べてみると、かなり違っていることがわかる。一番下の2つの正方形は外に出してみたところで、左の緑の正方形は右上の5つの正方形と同じで、右のピンクの正方形は左上の5つの正方形と同じである。誘導背景の色に最大の彩度を用いないことがポイントであった。

酒井香澄(「Landの二色法による色再現とBelseyの仮説検証」立命館大学文学部哲学科心理学専攻2002年度卒業論文)の発見をベースにしている。

Copyright A.Kitaoka 2002

拡大する


「色光線錯視2」1)

一様な白い背景上を黄色の線が斜めに走って見える。

Copyright Akiyoshi Kitaoka 2001

1) 北岡明佳 (2001) 錯視のデザイン学(7):工学的にはとらえきれない幻の光知覚 日経サイエンス, 31(8), 66-68.


「2つの輪」

内側のリングは縮小して見え、外側のリングは拡大して見える(周辺ドリフト錯視)。中心を見ながら図に目を近づけたり遠ざけたりすると、リングがお互いに反対方向に回転して見える(回転オオウチ錯視)。また、中心を見ながら図に目を近づけると内側のリングが赤味を増し、目を遠ざけると外側のリングが赤味を増す。1つの図で3つも錯視が楽しめるおトクな錯視デザイン。

Copyright A.Kitaoka 2005 (April 1)


「ラジオアイソトープ」

透明な感じの黄色と青色の三角形が球の手前にあるように見える。黄色の三角形が見える時は球は青色に見え、青色の三角形が見える時は球は黄色に見える。拡大して見える錯視が少し入っている。

Copyright Akiyoshi .Kitaoka 2005 (June 11)


「階段」

中の領域が動いて見える。

Copyright A.Kitaoka 2002
(c)北岡明佳 2002 「トリックアイズ」 (カンゼン刊)


おしまい