立命館大学
総合心理学部
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人間科学研究科
SPSS入門
1要因の分散分析
2通りの方法があります。
「分析 -> 平均の比較 -> 一元配置分散分析」 はグループ間の平均値を比較します。
「分析 -> 一般線形モデル -> 反復測定」 は,対応のあるサンプルについて平均を比較します。
一般線形モデルの反復測定では,平均値間の部分的比較を行う際に,スチューデント化された範囲のように,すべてのデータから計算された誤差 (分散分析の誤差項) を用いた平均値の比較を行ってくれません。
被験者内要因についての分散分析では,平均の差の分散が等しいことを示す分散共分散行列の球面性が前提になっています。そのような前提が満たされない場合,分析結果の信頼性に問題があるため,Howell (2002, p. 493) は,比較されるデータのみを用いて誤差項を計算し,平均値を比較する方法を推奨しています。