立命館大学
総合心理学部
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人間科学研究科
SPSS入門
被験者内要因が 2つの場合 (1変量)
データ
要因a が 2水準,要因b が 4水準の
データ
(森・吉田, 1990, pp. 116-121) について分析します。
分析
一般線形モデルの 1変量を選択します。
data を従属変数ボックスへ,factor_a と factor_b を固定因子ボックスへ,subject を変量因子ボックスへ,それぞれ,挿入します。
モデルボタンをクリックして,ユーザーによるモデルの指定を選択します。factor_a, factor_b, subject の 主効果,factor_a と factor_b, factor_a と subject, factor_b と subject の交互作用を指定します。
その後の検定ボックスに factor_b を挿入し,REGWQ 法を選択する。
貼り付けをクリックし,シンタックスエディタを開きます。ここで,事後検定の設定 (POSTHOC) を変更する必要があります。
factor_b と subject の交互作用が factor_b の主効果についての誤差項です,facotor_b に関する POSTHOC の誤差項として factor_b*subject を指定します。
出力
分散分析の結果が示されています。分散分析の結果に 「被験者間効果」 と記述されていますが,実際には,被験者内の効果を検定しています。
各効果の誤差項が適切に選択されています。factor_a の主効果が
F
(1, 4) = 8.1,
MSE
= 2.1,factor_b の主効果が
F
(3, 12) = 6.0,
MSE
= 1.1, factor_a と factor_b の交互作用が
F
(3, 12) = 7.1,
MSE
= 1.4 です。
その後の検定を設定したので,factor_b に関する多重比較の結果が示されています。
factor_b の各水準における平均値を比較するときの誤差項は,factor_b*subject です。